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イタリア徒然

イタリアに暮らしながら、各地のロマネスクを訪ねた記録

五体投地状態のマグダラのマリア、どうぞ忘れずに(サンティラリー・ル・クロワ63)

2018年8月、フランス中部(ブルゴーニュ、オーベルニュ+α)の旅その53

それにしても、たくさん回ったもんですね、この旅もまた。そろそろ終盤、と思っていたのですが、確認したら、まだまだ続々…。改めて確認したところ、85カ所、回ったみたいです。往復も含めて2週間弱の滞在ですから、ランチ抜きの強行軍だけのことはありますね。っていうか、改めて病気の重さにあきれる気持ちです、笑。

時々、こんなところまで来ちゃって、と、クローズだったりすると嫌になっちゃったりもするわけですが、そういう気持ちは決して長続きせず、見れば見るほど、また好きになってしまう教会に出会って、元気が出て、そして、疲れた身体にムチ打って、また次に向かう、の連続で、それが病気たる所以なんでしょうね。

この長い一日も終わりに近づいてきて、撤収のタイミングを計りながら、向かったのはこちら。

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サンティラリー・ル・クロワSaint Hilaire-le-Coixのラック・ロワ修道院教会Eglise du Prieure'-du-Lac-Royです。
村のどん詰まりのようなロケーションで、一帯が公園のように美しく整備されている教会です。確か、比較的清潔なトイレもあったと記憶していますよ。
この教会、見所満載なので、見逃さないように注意深く見学する必要があります。

扉口からして、おお~!という様子です。

2018 france centre 641

こう見ると地味な感じでしょ?でも、ディテール、なかなかのもんですよ。アーキボルトがお気に入りかな。

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聖人的な人物フィギュアが、縦長にずらり。
その真ん中には、でも、こんなやつがいる!

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歯をむき出しにして、ニカッとしてます。誰だろう、これ?

柱頭も立派ですよ。ロマネスクのモチーフ一覧、並べました、という様子になってます。

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緑を吐き出してみたり、角っこでくっついてみたり、くりんくるんとしてみたり。
歯並び自慢?のこんな人も両脇に。

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入場すると、漆喰ぬりぬり系で、一瞬、あちゃーという気持ちになるのですが、いやいや、よく見たら、柱頭が楽しいんです。

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まさか、ダニエルさんじゃないよね?ダニエルさんだとすると、これは人面ライオン…?謎だけど、妙に愛らしいんです。

かなりシンプルな植物系ですが、こういうのって、悶えるくらい好きだったりします。柔らかい中にシャープなエッジが立ってたりするタイプ、ぞくっとします。病気ですから~、笑。

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これは、明らかにダニエルさんですよね~!

2018 france centre 649

でも、ライオンたちのじゃれ具合が、「遊んで遊んで」的ですよね。ダニエルさん、もういい加減にしてくれよ、とちょっと困っている風。

これもまたオリジナリティが高い~。サロメっていうわけでもないと思いますが、イナバウワーしちゃっている踊り子さんに楽師みたいです。完全にイナバウワーポジションですよね。

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どれひとつとっても楽しい柱頭で、ここはじっくりと見る甲斐があります。紹介しきれないです。
なので、あとは実際に訪問して見ていただくとして、もう一つ、絶対に忘れてはならないのが、変な場所にありますよ。

2018 france centre 651

もともと回廊があったのかしら?という位置にある扉のタンパンなんです。上の写真で言うと、本堂の右下の方に、木に隠れるようにしてある扉、わかるでしょうか。これです。

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クローズアップすると、こういう図像です。

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光背を背負っているのは、勿論キリストで、その足元にいるのは、マグダラのマリアとあります。イエスの足にすがるような姿ですが、完全に寝そべり状態なのが、盲目的な感じで、激しくてすごいですね。
あまりの激しい信仰ぶりに、他の人が、ちょっと引いてしまって、見て見ぬふり状態に見えてしまいます。ちょっと不謹慎かな。
何だろう、でもイエスの足のあり方も、なんかすごいな。

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ということで、この教会、大変興味深いです。ロマネスク病の軽重にかかわらず、気に入っていただける教会だと思います。

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  1. 2019/12/02(月) 02:40:02|
  2. オーベルニュ・ロマネスク
  3. | コメント:0

暗い印象と猫額の駐車場ばかりが強烈で(ヴォルヴィック63)

2018年8月、フランス中部(ブルゴーニュ、オーベルニュ+α)の旅その52

あまり何度も書いても、と思って触れてませんが、結局ランチを逃したまま動いておりました。しかし、友人宅に泊まらせてもらっていることもあり、空腹度200%で帰宅する、というのは避けたいところ。ゼイゼイして帰宅して、なんか食わせてくれ~、とは言いにくいですもん。
というわけで、絶対にしたくないけど、一方で、常に「たまには食べたい」と思いつつ、まず食べないジャンクを道路脇に見つけた時は、あ~!この手があったじゃないか、と小躍りしました。ふふ、マクドナルドです。以前は、たまにランチで食べていたので、その時に脳のどっかが汚染されちゃったのかもしれないですね。そうじゃないのはわかっているのに、おいしいもの、というインプットがあるみたいなんですよ。
で、実際に食べるのは、10年ぶりとかだったと思うんですが、おいしくないなぁ、と思いながら、どっかでまた、おいしいもの、というインプットがされた気がします。ファストフードの魔力、恐るべしです。

それにしても、フランスのマックのサービスは、イタリア以上にスローで、びっくりしました。

小腹を満たしたのは、もう次の目的地の目と鼻の先でした。日本人の多くが、その名前だけは結構知っているんじゃないでしょうか。ロマネスクとは関係ない理由で。

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ヴォルヴィックVolvicのサン・プリースト教会Eglise Saint-Priestです。ここは、オープンが8時半から19時と明記されていました。夏季の時間です。

ここもまた丘の斜面に張り付いているような町で、結構な坂を登っていく必要がありますし、駐車場を探すのが大変そうです。教会前の小さな広場が駐車場になっていて、私が着いた時、ちょうど一台が出ていくという幸運に恵まれましたが、駐車の時間制限があるように思い込んで、慌てて見学する羽目になりました。
出る時に、私が駐車した場所には、特に制限がなかったことに気付き、あきれました…。なぜ、きちんと確認せず、意味もなくアワアワを繰り返すんですかね。性分だから仕方ないとはいえ、こういう性分で、色々損しているような気がします。

さて、外壁は、主に黒っぽい石でできています。ファサードの方は、新しい感が強いですが、後陣の方は、往時の雰囲気がよく残された、とてもかわいらしい姿です。

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黒っぽい石と、川石のような石の組み合わせで、オーベルニュ的なはめ込み模様も入っていますね。
軒持ち送りは、ほとんど鉋屑で、正当オーヴェルニュスタイル、という様子です。

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裏側は、もともとこういう崖の上に建っているような立地だったのだと思いますが、温泉を利用しているのかどうか、壁を伝って水が流れるモニュメントになっていて、きれいでした。

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この水の流れる壁の向かいの建物は、すっかり新しいたたずまいになっていましたが、古い小円柱の建てられた窓が残されていたので、おそらく、修道院だった時代の関連建物だったのだと思います(左下にあるのが、その窓)。

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創建当時は、クリュニー派の修道院があったようなんですよ。

それにしても、この教会のイメージは、「暗い」。暗いって、精神性とか表現とかのことじゃないですよ、内部が、実に暗いんです。

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側廊の柱頭のいくつかは、完全に闇の中、という状態で、肉眼でも見えないし、当然撮影なんて、こんな風になっちゃいます。結構訪問者も多いため、フラッシュをたく勇気はなかったです。これだけ暗いと、オペラグラスがあっても、全然判別できないし、かなりストレスでした。
というのも、なかなか面白い柱頭が並んでいるからなんですよ。開口部があれば、外光が入るので、ちゃんと柱頭も見ることができます。
後陣の方は、そのため、楽しめました。

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とはいっても、実際は、もっとずっと暗い感じですよ。
なので、ピントの甘い写真が多いです、残念ながら。

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副柱頭が、外壁にも似た黒い石で、柱頭は白い石ですね。
これなんか、背景が石積みの壁になっていて、細かい仕事がされています。

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黒い石の柱頭もありますが、暗さが辛い~!

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黒いせいか、固そうに思われますが、実際はどうなのでしょう。この辺りはドンピシャ火山地帯なので、これは火山岩系の石だと思われます。とすると、意外と柔らかいのかなぁ。石の性質なども、大いに興味があるのですが、行き当たりばったりのにわか知識しかなくて…。勉強すること多すぎます。
ここの柱頭、四面または三面にフィギュアという規則正しいモチーフになっていますが、非常に細かいですね、どれをとっても。そして、とても几帳面、という印象です。

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壁に、非常に古そうな浮彫がはめ込まれていました。教会の創建は11世紀前半のようですから、往時の古い石棺などにあったものではないかと想像します。

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改めて見ると、実に素晴らしい柱頭の数々。
観光地でもあることから、是非、ライトアップを検討してほしい教会の一つだと思います。暗すぎますよ、せっかくの宝なのに。残念至極。

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  1. 2019/12/02(月) 01:05:23|
  2. オーベルニュ・ロマネスク
  3. | コメント:0

夏の暑さを体現するヤツ、お昼寝中(アルトンヌ63)

2018年8月、フランス中部(ブルゴーニュ、オーベルニュ+α)の旅その51

いつか記事にしよう、と思いながら早三年、たつのかな。
趣味で消しゴムハンコを彫っておりまして、そのハンコを押して、ノートやしおりなどを作るようになりまして、人にあげると、意外と喜ばれるもんですから、いい気になって、昨年より、イベントに出店などもするようになって…。
で、先月末にも、そういうイベントがあったもんですから、準備で大わらわ、終われば終わったで、ぼーっ、みたいな日々を過ごしておりました。
ま、ブログの定期アップが止まっている理由です、スミマセン。

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次の町、というより村なのですかね。ここは、教会の所在を突き止めるのに、結構苦労しました。丘の斜面、または天辺になるんでしょうかね、かなり坂道状態にありまして、塔が見えたようにも思うんですが、適当に車を停めると、もうどこがどこやらわからなくなてしまうというようなことで、なんせ激しい方向音痴ですから、目視できる何かがないと、勘というものがありませんからねぇ。
で、結構うろうろとした挙句に、何とかたどり着きました。

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アルトンヌArtonneのサン・マルタン参事会教会Collegiale Saint Martinです。
暑い盛りに、子供が元気に遊んでおりました。坂の町なので、自転車も大変です。

昼過ぎの半端な時間で、閉まっていても文句は言えないと思っていたのですが、嬉しいことに開いておりました。外観もきれいに保たれているし、村の人々に大切にされている現役教会ですね。

珍しく動画を撮っていたので、まずはそれをアップします。雰囲気がわかると思います。

アルトンヌ、サン・マルタン教会

全体に古びが激しいですが、雰囲気が保たれており、面白い様子のアイテムもたくさん目
につく教会です。

大きな角柱がどかどかと、中央身廊を侵食しているような、バランスがいいんだか悪いんだか、不明な様子のたたずまいだと思います。

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こうやって見ると、近づいた時に目に入る後陣部分の広がりが、想像もできない感じ。

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古い教会特有のごちゃごちゃ感がありますが、ベースに古びがあるので、なんとなく許されちゃうような。立派な周歩廊ですよね。
しかし、あちこちに、アラームがあるので、「近づくこと厳禁」、と書かれていて、正直閉口しました。

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どう見ても、アラームありそうもないですが、万が一本当にシステムがあって、大騒ぎになっても困るので、アクセスできなかった周歩廊。でも、それって、教会本来の意味をなくしていますよねぇ。ちっ!(訪ねる方も、教育なってないです…、笑)。

彩色柱頭が並んでいますが、まぁ、それほどのものはなさそうな様子ではありました。でも、全部がちゃんと見えるわけではないですね。

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これは、何か意味があったかもしれない柱頭。よく覚えてない…。
彩色によって、変に面白いかもしれない、というフィギュアになっているタイプ。

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フランスっぽい、激狭の脇身廊の上の方。

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ところどころ、こんな風にふさがれたようなことになっていたように思うのですが、なぜでしょうね。補強とかを理由に、上部の方をコンクリ詰め状態にした時期があったのを、はがしたとかそういうことかしら?

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これを見ると、そうかもね、と思えますね。

身廊に並ぶ礼拝堂的な位置に、まるでクリプタのような構造のスペースがありました。

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ね。
参事会教会ですから、参事会員のお部屋かな、と思います。美しい柱頭が並んでいます。が、鉄柵で閉ざされていて、中には入れなかったように思います。

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色彩豊かな後陣に対して、こちらは全体に白い。柱頭も、彩色の後は見られませんでしたが、それもアンバランスが感じがするので、もしかすると、こっちも彩色があったのでは?と疑っています。

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外はいろいろとつぎはぎ。

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柱頭は、葉っぱバリエに、間抜け面、というのが基本なんですかね。これは入り口のやつだと思います。

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すごくきっぱりと彫る石工さんですよね。こういうの、割と好きです。彩色、ない方がいいですね。

夏の昼下がりを体現するやつが、行きも帰りもこんなでした、笑。

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  1. 2019/12/02(月) 00:09:43|
  2. オーベルニュ・ロマネスク
  3. | コメント:0

親方と弟子の競演―空腹のせいか、色々妄想中(サン・ミヨン63)

2018年8月、フランス中部(ブルゴーニュ、オーベルニュ+α)の旅その50

空腹を抱えて、20分強のドライブで、次の村に着いたと思ったら、村の入り口にあたる場所に、どう見てもレストラン的なたたずまいの建物が!
大喜びで、急停車したんですが、なんとなんと、クローズでした…。
しばし茫然と佇んでいると、お隣の家から、ぞろぞろと出てきた一族郎党。思わず声をかけたところ、一人のおばさんがとっても親切で、レストランを探しているんだけど、という話を聞いてくださいました。
結局この村には何もないということで、どこそこまでいかないと、とかそういう結論だったように思いますが、しょせんほとんど不自由なフランス語だし、何を話したのかよく覚えていないのですが、すごく親切な女性だったことだけは記憶にあります。
そして、村の名前を見てもピンとこなかったのですが、ノートに書き留めてあったこのエピソードで、あそこだな!と思い出しました。
空腹と結びついているのか何なのかわかりませんが、記憶って、本当に気まぐれ。とはいえ、やはり、周辺的なエピソードだったり、風景だったりは、確実に記憶のよすがになるようです。

仕方ないので、あきらめて、教会へ向かうことにしました。教会の場所も、その方に確認したと思います。
小さい村のはずなのに、車からは見えなくて、確か結構行ったり来たりした記憶があります。

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サン・ミヨンSaint-Myonのサン・メドゥルフ教会Egise Saint-Medulpheです。Medulpheなんて、初めて聞く聖人の名前です。今、聖人辞典(先日、購入したばかり)とか中世辞典とか調べましたが、載っていません。これは、サント・ステファノがサンテティエンヌになってしまうような、フランス特有の名前だったりするんでしょうかね。

これは、わかりにくいです。村の家々の中にすっぽりはまり込んでいる感じで、ひっそり隠れている状態。そのくらい小さくてかわいらしい教会です。

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そして、夏休みのお昼時だというのに、開いているのですから、嬉しくなってしまいます。

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上の方は新しくなっちゃっていますが、小さいのに周歩廊まである、立派な構造です。周歩廊があるということは、聖遺物があったんでしょうか、出自のわからないメドゥルフさん関連の。

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見るからに期待できそうなたたずまいに、こうなると、空腹などは忘れてしまいます。

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うひゃあ、シンプルだけど、愛らしい柱頭。彩色跡まで見えますね。まん丸の眼が、印象的です。
かと思うと、こんな立派な彫りもあるんです。

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ケンタウロス?いや、角があるし、なんだろう。

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これもまた寓話的な。カラス天狗みたいな悪魔っぽいフィギュアがあるから、何か罪を犯した人なのかな、角っこの情けない顔の若者は。

後陣の方は、彩色があります。

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おなじみのアーカンサス柱頭に混じって、こんな楽しいやつらが!

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みんな寓話が盛り込まれているタイプのモチーフですが、いくつか手が違うみたいですね。上の方のが親方作で、この蛇ガジガジは、見習い石工さんとか。
親方作。

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見習い作。

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例によって、勝手なこと言ってますが、いずれも寓話的で、面白いモチーフが多いです。聖書的なものは、一つもないのです。
これなども、意味全然分からないんだけど、何か語っているよな、という面白さを感じます。

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床面、かなり上げられちゃっているようなんですが、修復にしても使われている石の雰囲気がすごく良いです。床面を様子よく仕上げるのって、重要。変に安っぽい床になっていると、がっかりしちゃいます。

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ファサードは、トップの方にアップしていますが、ずいぶんすっきりと修復されちゃっていて、新しくなっちゃっていますが、今入り口として使われている南側扉口の方は、脇の柱頭だけ残っています。しかし、それも、ほとんど溶けてしまっている状態でした。残念です。

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柱頭の一つ、同じような様子で並んでいる三人が、もしかして、マギ?とか思っちゃって。本堂内部にはない聖書モチーフが、外にあったのかも、と妄想。

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実によい教会でした。
空腹でも何でも、やはり先に進まねばいけません。やっぱりこれは修行です。常に、煩悩に捕らわれているとはいっても。

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  1. 2019/11/20(水) 03:28:49|
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パン屋でランチなんて!却下(エギュペルス63)

2018年8月、フランス中部(ブルゴーニュ、オーベルニュ+α)の旅その49

そろそろお昼時なので、さて、どうしよう、と紙の地図を眺めて、この辺りでは比較的大きそうな町に向かうことにしました。これまでうろうろしてきた村の規模では、レストランどころかカフェすらありませんからね。

で、たどり着いたのが、エギュペルスAigueperseという町。

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ノートルダム教会Eglise Notre-Dame。起源はそれなりに古そうで、ロマネスク的アイテムも散見されるのですが、全体はもうばりゴシックで、え~、これ~?みたいな気持ちでした。
それでも、せっかく来たんですから、一応、あちこち見ます。

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軒持ち送り。アイテムとしては、そのまま残したんでしょうけれど、ロマネスクテイストは、かなり薄まっていました。

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ゴシック的な気持ち悪さが先に立つ感じっていうか。こういうの、いまいち。
中に入ると、フレスコ画が結構よい状態のものも含めて、残っています。

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でも、時代的には、14世紀以降くらいの様子です。

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私の好みでは全然なくて。
でも、中世のフレスコ画を研究している人なら、来るべき教会なのかもね。

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他には見るべきものもなく、見学はあっという間に終了。

で、お昼です。
この町、地図であたりを付けたとおり、それなりに町でした。結構大きな道に、建物がずらりと並んでいますが、お店屋さんは、非常に少ない。そして、食べ物屋さんらしい姿は、まったく見えません。
炎天下、寂しい気持ちになりながら、その道をずっと進んでみたのですが、行けども行けども何もなくて、仕方なく教会まで戻る羽目に。

しかし、これほどの規模の町で、何もないわけはなかろう!と思えてならないので、通りすがりの女性に、スミマセンが、この町、または近所に、レストランがないか、尋ねたんです。そうしたら、「今は夏休みで、二軒とも閉まっているはず。近所と言っても…」という厳しい現実でした。
しかし、私が相当空腹状態に見えたのか、憐れむように、「でもね、あそこにパン屋さんがあるから、食べるものあるわよ」と言われたんです。
わたしったら、パン屋~?なにそれ、バカにしてるのかよ、と思ってしまったんですよね、愚かなことに。
他の記事でも書いたかもしれませんが、フランスのパン屋さんは、結構お惣菜を売っていたり、おかずパンみたいのがあったりするみたいなんですが、このとき、知らないから、イタリアのパン屋のイメージしか思い浮かばなくて。ぼそぼそしたパンだけかじれっていうのか、みたいな感じ。
親切に助言してくれた女性にはお礼を言ったもの、フン!と思いながら、また車上の人になり、何か見つけることを期待しつつ、先に進んだ次第です。

親切を素直に受け止めない人、嫌よねぇ、笑。

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  1. 2019/11/20(水) 02:30:22|
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