師走に入ってしまいました。
なんだか忙しくて、全然ブログも更新できないでおり、もはやご心配をおかけするペースとなっておりますが、忙しいだけで、元気にしております。
来週は、とうとうサンタンブロージョの連休にもなってしまって、さらに更新が滞りそうです…。

忙しい原因の一つが、実はクリスマスカード作成だったりします。
金にもならないのに、笑、なんだか毎年変な気合が入ってしまい、とにかく時間を取られます。手仕事好きって、DNAに何か入っているらしいですよね。私の場合は、おそらく母から受け継いだものだと思うのですが、面白いもので、姉はボタン付けもろくにできないような手仕事音痴だったりするんですよね。
ま、それは置いといて、今回は、普段よりも早くから準備を始めたのですけれども、想定以上に手間がかかること、最終段階で気付きまして、大わらわになっているところです。というのも、発送は郵便局に行く必要があるので、その時間的な手間もあって、焦りまくっています。
でね、どうせ忙しいのは同じなので、いつも拙ブログを訪問くださる数少ない読者様にも、御礼ということで送らせていただこうかと思いつきました。
中世テーマの手作りカードにご興味ある方、どうぞコメント欄にてご連絡ください。ご連絡くださる方はほとんどいない、と思っておりますが、万が一想定外の反響がある場合は、抽選など考えますが…、まぁないでしょう。
手に取ってみていただければ、忙しい理由も分かってもらえるかも、と思う次第で…。
では、どうぞよろしく。
頑張って更新もしていきたいと思います。
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日々の生活をつづる別ブログです。最近のミラノでの展覧会や秋の味覚をつづっています。
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- 2022/12/03(土) 16:45:28|
- ミラノ徒然
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大変ご無沙汰しております。
ちょいと予期せぬ出来事がありまして、昨年11月半ば以降、ブログの更新ができなくなってしまいました。リアルで交流のある方々には、ご連絡することができたのですが、そうでない方には、いらぬご心配をおかけしたかもしれず、または、もういない人、と認定されたかもしれず、笑、いずれにしても、失礼しました。
実は、歩いていて、車にひかれてしまったのです。まさか、自分にそういうことが起こるとは、人生って、本当にわかりませんよね。
ボカンとぶつけられ、ドカンと投げ飛ばされ、そのまま救急病院に運ばれ、その後リハビリ病院に転院となり、通算2か月と3週間ですかね、入院。昨日、自宅に戻りました。
骨盤骨折という、結構深刻な状態で、当初は寝たきり。その後、徐々に車いすから歩行器、松葉杖、という流れで、自宅には、松葉杖一本をお供に戻ってきました。
コロナのため面会禁止でもあり、入院中の暇な時間が長くて、退屈を紛らわせる目的で、別ブログを立ち上げて、そちらの方で、日々の徒然を書いておりましたので、ご興味あれば、見てみてください。ま、くだらない内容です。
イタリアぼっち日記三か月近く、病院の中の、病室という極小世界で、上げ膳据え膳及び移動は最小、という生活をしてきた身には、退院、スーパーでの買い物、家庭医訪問などの一連の移動や行動は、友人のサポートがあっても結構な負担で、本日は、足全体が筋肉痛となっております。また、松葉杖の助けもあり、歩くことは階段の昇降も含めて、問題ないレベルまでリハビリしてもらったのですが、一人暮らしの家事が、意外に大変であることは、実際にやってみなければ、分からないことでした。
ま、少しずつ、やっていくことにします。
というわけで、せっかく調子よくアップしていたアブルッツォ、停止してしまったのですが、気を取り直して、再開したいと思います。入院中は、ロマネスクのことはあまり考えられなかったのですが、退院が具体化したころから、なんとなく、夏はあそこがいいかなぁ、などと考え出すようになりました。身と心はつながっているんですね、きっと。
では、どうぞこれからも、再びよろしくお願いします。
新年のあいさつもなく、いきなり2022年と年が改まっているのも、なんだか違和感ですが、仕方なし。
あとね、しばらく放置していたことにもよるのか、パソコンが異常に遅い…。すべて仕方なし。
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- 2022/02/10(木) 12:49:56|
- ミラノ徒然
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唐突ですが、数日前に、ワクチン接種してきました。
当日問診を受けるまでは、どのメーカーのワクチンになるか分からないため、ドキドキでした。イタリアでは、ファイザー、アストラゼネカ、モデルナ、そしてつい最近ジョンソンエンドジョンソンも使用開始されています。
結果的にはファイザーとなり、正直、できればアストラゼネカは避けたいと思っていたので、良かったです。
それにしても問診では、「僕はね、感染が専門でね、このCovidの前にはAIDSの時も大忙しでね」「お、日本人ですか。実は僕の息子は日本が大好きで和食が大好きで、とうとう和食レストランをオープンしちゃったんですよ」「え?レストランの名前ですが。でもここで言うと、宣伝になっちゃうし、それは勘弁してください」「あ、乾杯というんですけどね(なんだかんだ言って、告白)。いや宣伝になっちゃうんで、聞かなかったことにしてくださいね」の挙句に、「あなたは息子と同じ40歳ですね」という流れからのファイザーアサイン。
違います、私40歳じゃないです(もっとずっと年寄りです、笑)、といったときには、すでに問診票に、ファイザーと書かれていました。
いや、その前に、医師の自分語りの合間に、いくつか質問を受けて、原因不明のアレルギーがまれに起こる、という話はしていたので、そっちがファイザーアサインの要因かもしれないんですが、どっちかというと、息子と同年代、という流れだったように感じました。イタリアでは、私の年は、アストラゼネカの確率が結構高いはずなのです。
そんな感じで、問診は、非常にイタリア的だったのですが、会場のオーガナイズは、ある意味、イタリア的な印象からはかけ離れた完璧さで、とても感心してしまいました。
予約についても、よくできたオンラインアプリで、あっという間にできたのですが、もともとオンライン化が進んでいる国なので、そこはあまり驚かなかったのですが、窓口系の業務については、必ずしもうまく回る国ではないので、どうかと思っていましたが…。
アポは9時でしたが、用心して30分ほど前に到着したところ、サクサク流れて、8時50分過ぎには、すべて終了して、接種後の休憩時間に入っていたのです。待ち時間は、最初に呼ばれるまでの3分ほど、その後問診に移るまでの1、2分程度でした。
その上、現場にいたスタッフが、誘導の人も注射する人も、全員がすごく優しくて感じがよくて、一体ここはどこ?と思ってしまうような和やかな雰囲気に満ち満ちていたことにも、感心しました。
ちなみにですが、これはイタリアだけではないと思いますが、ワクチン接種についての是非はありません。接種しないと、夏休みの旅に支障が出る可能性が高いため(接種証明がないと、ホテル宿泊不可や各種施設入場不可があり得る)、老若男女、積極的に摂取しているのが現状です。
接種後ですが、半日ほどたったころから、接種した腕が筋肉痛の症状があり、夜にはわずかに発熱がありました。でも、平熱36度のところ36.7度ですから、微熱も微熱。筋肉痛は、夜には結構激しいレベルの筋肉痛になりましたが、あくまで筋肉痛の域は出ていないので、特段のこともなく。翌日も、筋肉痛の症状は続きましたが、午後にはほぼ消えていた状態です。
二回目の方が、副反応は強く出るケースが多いようですが、個人差が大きいようなので、あまり心配はしていません。実際、自分の周囲では、各メーカー接種者がいますが、これまでのところ、副反応が辛かったというのは、一人だけです。
正直、解放感を感じます。海外への移動も視野に入ってきましたし、国レベルでも制限が、徐々に緩和されていて。
ただ一方で、在宅勤務の意味がなくなるので、遅くとも夏休み明けの9月には、通勤に戻るという方向性が見えてきて、これは、恐怖です。今更通勤とか無理…、勘弁して…、という気持ちでいっぱいです。
在宅でも回ることはわかったのですから、将来的には、通勤と在宅、半々みたいになるといいなぁと思うのですけれどもね。
ということで、夏休みの計画、本格的に始めないと。
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- 2021/06/05(土) 10:24:52|
- ミラノ徒然
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久しぶりの寄り道です。
ミラノは、今週月曜日から、オレンジになりました。
なんのこっちゃ、ですよね。折に触れ、当地のコロナの状況は書いていると思うのですが、それだけの記事は、おそらく一年前に書いたっきりみたいですね。
そう、つまり、コロナ禍の生活も、もはや一周年ということ。

実は、今回オレンジになる直前、市外に出ることができる最後の黄色の週末に、あまりお天気が良かったので、日帰りドライブに出かけたのです。目的地は、毎度の教会ですから、デジカメの充電をしようとして、昨年秋以来、カメラに手を触れていないことに気付きました。
二度目の外出禁止となる直前の10月に、出かけたときの写真、パソコンに取り込むこともなくそのままだったのです。
それで、その時の写真を、季節外れだけどアップしようかな、と思った次第なんです。
でも、せっかくなので、イタリアの現状を、ちょっと説明しておきますね。
オレンジとか黄色とかは、州の色分け。イタリアは、州を色分けして、州ごとの規制をしているのです。ざっくり言うと、赤が、いわゆるロックダウン、オレンジが居住市内移動可、黄色が居住州内移動可という行動規制となっています。いずれも、仕事や健康上の理由などで、規制を超えた移動が必要な場合は、証明書の携行が必要であり、また夜間は、いずれにしても5時から22時だったかな、それ以外の夜間外出には証明書が必要ということになっています。
イタリアの州は、日本で言うと、地方という単位に似ていると思います。関東地方とか甲信越地方とか、そういうくくりのイメージに近いです。かなり大きなくくりなので、全国が20州くらいとなるのかな。
その州の中は、市に分割されていて、かなり細かい単位となります。日本でいうところの県というくくりもあるのですが、現在のコロナ関連規制での単位は、州と市になっています。
ミラノは市としては大きい方ですから、市内でほとんどの用事は済みます。でも、例えば大きなショッピングセンターなどは、車でアクセスする市外に位置しているので、オレンジになると、そういう場所には行けなくなります。私など、結構市内のはずれなので、お隣の市までは、歩いても30分くらいで行けてしまって、実際長距離ウォーキングの時は、二つの市にまたがるようにある公園に行くことも多いのです。でも、オレンジだと行けない。
第一波の時は最悪だったイタリアですが、第二波は、フランスやドイツなどの近隣諸国に比べれば、マシな数字で乗り切ったと思います。しかし、イギリス型が出てきて、一気に数字が悪化してきています。
それで、しばらくは全国的に黄色となっていたのが、今週入って、あちこち色味が強くなってきて、一部は赤に、そして、ミラノも、オレンジの濃いやつに…。
オレンジの濃いやつって、なんだよ?
と、私も突っ込みました、笑。
これはね、かなり政治も絡んできていて、つまり経済を回す、という観点です、と思います。ロンバルディアはイタリア一番の商業圏なので、赤になった際の経済的打撃を最も受けるわけです。それで、ほんのわずか緩みのある濃いオレンジ、なんていうわけのわからないカテゴリーができてきたのだと思います。
先日、アメリカ西海岸に住む友人から、マスクしてない人多数、ということを聞きましたが、ミラノでは、基本的にマスクはしています。最近は、ちょっと緩んでいるので、顎マスクの人もいますけれど、基本はしています。でも、以前ほど、ソーシャルディスタンスに神経質にはなっていません。スーパーの入場規制はなくなりましたが、それでも小売店には、規模に応じて、最高二人までとか、そういう規制は厳しく守られています。
とはいえ、やはり若者中心に、夜の繁華街の密は問題になっていて、結局それで規制をかけざるを得ない、という現実は、どこも似たようなものかと思います。
幸い、在宅勤務可能な会社は、在宅を継続しているので、地下鉄などの混雑もないようですし、私自身、在宅勤務も、そろそろ一周年となります。
大企業などは、この一年で、在宅のネット接続などの改善をしてきており、おそらく、もう全員出社という日は戻ってこないだろう、というのが大方の見方だと思います。事務所のダウンサイズやフリーアドレスの導入なども激しいようです。
生活が厳しい層というのは、もちろん増えているはずですが、これも政策ですかね。あまりニュースでも取り上げられないような気がします。もともと自助努力で生きてきている傾向は強い国だと思うので、ある程度は打たれ強い部分もあるのかとは思いますが、飲食店や旅行代理店などが、どうやって生き延びているのか、実際のところは見えないです。もちろん、ある程度の補償金などは出ていると思いますが、知る限りでは、ほとんどのケースで、通常の状態をキープできるほどの額ではないと思うんですけれどね。
長くなっちゃたんで、アップしようと思っていた件は、次にします。
ちなみに、冒頭の写真は、日曜日に出かけたガルダ湖です。実に何でもない風景でしたが、この水色のグラデーションに、目が釘付けになりました。私はそれほど情緒的でもないので、こんな何でもない風景に感動して見入る、ということはないんですが、なんというんでしょうか、心にしみるって、こういうことか、と思いました。身体が、目が、五感が、何でもないような自然の美しさに心底癒され、目が離せませんでした。風景がしみわたるほど、引きこもり生活には、何かが決定的に足りないということかもしれません。
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- 2021/03/06(土) 02:23:52|
- ミラノ徒然
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やられてしまいました…。30年近くミラノに暮らして、スリや盗難は、結構日常茶飯事的にあったのですが、ここまでのは初めて…、というレベルの盗難に合ってしまいました。
例年に比べて短いながらも、楽しいイタリア中部の旅から帰還中の出来事でした。それも、我が家の前が舞台です…。
車で帰宅する途中に、後方から近寄ってきたスクーターに乗った男性が、走行中にも関わらず、信号待ちの際に、私の注意を引こうと二度ほど窓をたたいて何か言っている様子でしたが、うさん臭さがあったので、振り切りたいと思ったのですが、できないでいました。
あと、50メートルほどで我が家に到着するころ、変な感触と同時に音があり、車のダッシュボードに、「タイヤに異変」サインが出ました。その時は非常に素直に、あ、さっきの人は、パンクを教えてくれた親切な人だったのか、と思ってしまいました。
今の車は、まだ7000キロ弱しか走っていませんし、昨夜走った道は、パンクするような道ではなく、本来なら、パンクそのものをおかしいと思うはずなのですが、実は、旅の初日に、同行者の車だったのですが、鋲のようなものを踏んで、見事にパンクしたということもあったために、「まさか私まで?でも、ありえる」、と思ってしまったこともあります。
それでも、自宅前まで走って停車して、まずは車のカギだけ持って下車。スクーターの人が示していた後部右側のタイヤ、つまり運転席から対角にあるタイヤを確認したところ、見事にぺしゃんこ。えええ、まじかよ~、としばし呆然としつつ、まずは旅の同行者に電話をしようとカバンを取ろうとドアを開けた途端、先ほどのスクーター野郎が登場したのです。
開口一番、「僕が異変を教えてあげたのに、なぜ停車しないんだ!」と、いきなり切れて、バイクのエンジンはつけっぱで、タイヤの方によります。その時もまだ、彼を疑っていなかったのですが、コンプレッサーがあれば、僕が手伝ってあげるの何のと、空気入れのキャップを勝手に外してもてあそびだします。
この人、気持ち悪い、と思いつつ、でも、この人が仕組んだとは思っておらず、彼が示す場所を見ようと、タイヤに近づいた時、彼は、バイクを急発進して去りました。
その時初めて、やられた!と気付き、バックを探したところ、もちろん影も形もなく、呆然です。
バッグには、家のカギはもちろん、スマホ二台、うち一つは職場の支給品、デジタルカメラ、お金をおろしたばかりの財布…。ただ茫然として、車のカギだけ持って、近所を徘徊しました。
というのも、こちらでは、ひったくりは現金が目的で、現金を抜き取った後のかばんは、そこらのごみ箱に放り込むことが多いからなんです。
道端のごみ箱を確認しながら、半時間も歩いていたでしょうか。
ハッとして、鍵もないし、今夜どうしたらいいんだっけ?と現実に引き戻されました。ただ茫然としていたので、悔しさや悲しさや情けなさとかはあまりなくて、ただかなり困った状態にいることはわかりました。
一生懸命冷静になって、どうしたらよいのかを考えて、幸い近所に住んでいる友人がいるので、まずはそこに行こう、と決めました。その友人は、もうお休みを終えて、ミラノで仕事していることは知っていましたが、外出していたらアウトですが、他に手段は思い浮かびませんでしたので、歩いて向かいました。
幸い在宅で、すぐに、旅の同行者にも連絡をしてくれて、同時に、鍵を開ける専門家をネットで探してくれました。
実は、先週今週は、ミラノ市内のほとんどのお店がお休みという時期で、そういった人たちも、24時間営業を売りにする人しかいないため、選り好みすることもできないのが現実です。
幸い、その人が9時半ごろ来てくれて、それから1時間近くかかったでしょうか。何とか二つのカギを壊して、家に入ることができました。一つのカギは付け替えてくれたので、とりあえず寝ることはできましたが、なんせすべてのカード類と、スマホのSIMをブロックしなければならなかったため、ベッドに入れたのは1時過ぎだったと思います。
今日はまずは警察に届け出のため、早起きしたところ、7時半過ぎに、会社の同僚が家の固定電話に連絡をくれました。狐につままれたような気持ちで話を聞くと、なんと、盗まれたバッグは、昨夜のうちに、親切な人が回収してくれていて、私がメモ帳に記していた電話に、片っ端から電話をしてくれていたそうなんです。
ひどい人もいれば、素敵な人もいるってことで、救われる気持ちでした。
すぐその方に連絡して、無事、バッグは戻ってきました。
幸い、会社の携帯は無事、旅の記録メモやメモ帳、アドレス帳、そして、イタリアの滞在許可証や身分証明書も無事で、それはありがたかったですが、当たり前のように、新品の自分の携帯や、旅の記録が入ったデジカメは、予備のバッテリーともども、なくなっていました。もちろん現金は、きれいさっぱり。
昨夜は絶食状態で寝てしまい、今朝も段取りを考えるとあまり食欲がわかず、24時間、ほとんどまともに食べていない状態で、どうも元気も出ないのですが、不幸中の幸いがたくさんあって、感謝の気持ちもたくさんあります。
予備のカギを誰かに預けなければ、とこの数年、ずっと考えていたのに、また、家の総合保険を買おうと思いつつ、実行しなかった自分の馬鹿さ加減を呪うしかありません。
身分証明書が戻ってきたのは、本当にありがたいことですが、今回の旅の記録が、まったくなくなってしまったことは、ここだけは心底悔しいです。カメラなど、取られていいのですが、SDカードだけ、返してほしい…。
おそらく、また行けよ、ということだとは思うんですけれどもね。Covidのせいで、いろいろな制約があり、思うような訪問ができない教会も複数ありましたので。それにしても、めったに入ることのできない教会の写真は、本当に悔しいです。
というわけで、今回の旅は、写真がほとんどないのですが、そのために自分の記憶の劣化が激しいはずなので、写真なしで、一応記録は残したいと思います。
お楽しみに、というのもおこがましいですが、写真がないじゃん!と思ったら、これが理由です
イタリアって、本当にね。以前は、悔しいよりも悲しくなったものですが、長く生活していると、こういう国だということは身にしみているので、己を馬鹿だと思うばかり。ある種の悟りがありますな。
傷心で警察に行っても、誰一人親身になんかなっちゃくれない上に、最後にちょっと呼ばれたら、「こいつ、同僚なんだけど、日本が大好きなんだ!ちょっと話してもいい?」と、こっちの傷心思いっきり無視の能天気さだったり、SIMの再発行が無料だったり、なんか、想定の斜め上みたいなことがたくさんあって、結局、仕方ないよね、無料?ありがたいよね、みたいな、小さな幸せに喜びを見出すみたいなことになります。そういう国です。日本とは、方向性が違いますよね。自分、打たれ強いと思います、笑。
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- 2020/08/19(水) 02:56:52|
- ミラノ徒然
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