ついてない日ってあるもんです…!
あと1週間強でイケアのシステム・キッチンが届いてしまうので、今日こそは流し台をゲットしなくては!と、週末だというのにいつもと同じ時間におき、開店時間前に、カストラマというホームセンター前に到着するという気合の入りようです。流し台は、スペースの関係でシステムに組み込めず、やむなく独立したシンクつきの家具を購入する必要があります。サイズは幅90センチ奥行き50センチ。まず蛇口をゲット。正直言って、蛇口にはこだわりがなく、バーゲンで買えたので、お徳感があってよかったな、という程度の感慨。そして、担当者に頼み、シンク下の家具を積んでもらいます。しかし、ここで思わぬ誤算。なんと、シンクが品切れ。左側にシンクがあるタイプはたくさんあったのに、右側シンクのタイプは一個もなく。
次の入荷は月末になるから、急ぐなら、他の店に行ったほうがよい、ということですが、別に他の店に品があるかどうか、問い合わせてくれるわけでもなく、所詮イタリアのサービスです。その上、すべてのサービスが遅い、トロイ。つくづく、イケアはすばらしいと、また思っちゃいました。よく教育されているんです、イケアで働く人たちは。明るいし。
相当重い家具なので、店の人に車に積み込んでもらい、新居に直行です。土曜日でも職人さんが働いているので、家に運び入れるのを手伝ってもらい、いったん帰宅し、手早くランチを済まして、今度は別のカストラマに出かけました。
運転も下手だし、極度の方向音痴のわたしは、未知の場所に行くのがとても苦手で、嫌いなんですが、そんなこと言ってられません。少なくとも途中の道までは知っている場所にある店を選び、いざ出発。
これが意外と首尾よく、一度も迷うことなく到着。早速シンクを見ますが、サイズがありません。そこで係員が相手にしてくれるまで、待つこと30分。全くカストラマはどこもひどい!やっと対応してくれたので、サイズを聞くと、それならこれで、と幅86センチのを取ってきました。で、でも、幅90センチの家具を買ったので、これは合わないでしょう、といっても、いや、大丈夫、と繰り返します。そんな問答を3度ほどしたのですが、店員がそこまで言うのだから、大丈夫なのだろうと思って購入、すぐ新居に戻ります。
心配だったので、すぐに箱を開けて、家具にシンクをあてがってみると、や、やっぱり、だめじゃん~!思いっきり合いません。がっくりしました。
その上なんと、デモさ、あの場所に、この幅90センチって本当に入るの?と、常々疑問に思っていたので、86センチのシンクを置いてみると、なんと86センチでぎりぎりじゃん~!とても90センチなんて入らないじゃん~!という現実があったのでした。
完全に脱力です。でもここで怒っても仕方ないし、家具については職人さんたちの責任でもないのですから、切れないうちに新居退出。
サイズがあるかどうか気になるので、疲れた身体に鞭打って、最初のカストラマに直行です。
幅86センチの家具は、そもそも品がない。では、幅80センチ、奥行き50センチは、というと、売り切れで、入荷は月末。トホホ…、私にどうしろと…。
でも、80センチなら、以前ブリコ・センターというところに、もう少し安いものがあったはず。ああ、でもそれなら最初から、それを買っていたら、今日はもっと有意義に使えたのでは。その上、返品のために、二つの全然場所の異なるお店に、再び行かねばならないのです、それも、家具の方は、一人ではもてない重さなので、職人さんに手伝ってもらったり、店の人に手伝ってもらったりしないとならず、またわたしも時間がないのです~。ああ、がっくり。
そのあと、多分8時まではやっているブリコ・センターに、行こうかとも思ったのですが、さすがに疲労が濃く、無理はしないことにしました。それで、同じ場所にあるイケアによって、先週目を付けといた安楽椅子をゲット。今20ユーロも安くなっているので、どうしても早めに買っておきたかったのです。その外いくつか小物をゲット。
(小さな台所にほしかった折りたたみの小さな椅子。すごくコンパクトで開閉スムーズ。カストラマで。)
(これはイケアのカタログから。こういう浴室を想定しているのですが、この家具に合う小物が、このところ品切れ状態で、困っています。)
(イケアで、かなり売れ筋の安楽椅子Poang。わたしのは生成りのクッションです。)
あわただしい中、新居は、タイルの始末が終わっていて、漆喰を塗りこんでありました。とてもきれいです。バスルームは、本当にいい感じの水色。台所も、漆喰塗りこみのあとは、よい感じになりました。フローリングの方も、表面の処理が出来たら、多分よくなるんでしょう。今は汚れ放題で、大丈夫~?という感じです。
(台所の壁。漆喰が塗られただけで、印象がかなり変わりました。)
なんか内装のことばかり気にして、家具を買ったりとか、引越しの準備をおろそかにしていたので、いきなりあわてています。今日は、さすがにどこにも行きたくなかったので、書籍一部、箱詰めしました。それだけで疲れて、もう何もやりたくないです。
- 2009/03/09(月) 00:47:15|
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日系企業に勤めていますので、3月の年度末を前に、今週が多分忙しさのピークで、わたしにしては珍しく残業続きで、昨晩など、帰宅は9時過ぎという有様(日本では、ほぼ当たり前の時間ですが、イタリアでは、"有り得ない”時間です。特にサービス残業ということを考察すると…)。
でも、タイル張りが完成したかな、フローリングはどうなっているかな、と思うと、いても立ってもいられず、今日はがんばって早起きして、いつものように、出勤前に新居に立ち寄りました。
そしたら、いつもより時間が早かったのに職人さんが働いていて、そして、なんと、すでに木が敷き詰めてありました~!
まだしいただけで、このあと削ったり、表面加工したり、という工程が続きます(紙テープがついたままだったりするので、変な横線が入ってます)。最終的な色は、多分、フラッシュをたいて撮った、こっちの写真の感じに近くなるかも。なるだけ白っぽい感じになるといいな、と思っていますけど。
なんか隙間だらけだし、え、ださ、というのが第一印象でした。
加工で相当印象が変わるはずなので、職人さんの仕事のあと、どういう風になるのか、楽しみです。
それにしても、床が統一されただけで、かなり印象が変わります(元の家は、寝室と居間のタイルが違う色、模様だった)。それに、タイル時代より、この木は明るい色なので、広々感がありました。職人さんは、これは、本当にいい家になるよ!と満足げで、わたしもうれしくなってきました。
浴室と台所のタイル張りも、ほぼ完了。これも隙間が少々気になりますが、多分最終的には、きれいになっていることと、思います。というか、期待したい。というか、そうじゃなきゃ困る。
浴室の水色系の二色使いは、自分で選んだので自画自賛ですが、すごく満足。台所は、ま、こんなもんかな。というところです。もっと細かいタイルにしてもよかったかなぁ、とちょっと思いました。
(浴室。壁のタイルは、もうちょっと白が強いと思っていましたが、結構水色でした。)
(台所。ベージュ基調です。真っ白よりはよかったと思うけど、実はあまりぴんと来ない。でも他の色がぴんと来るかというと、どうもそうでもなくて。)
棟梁は、わたしの資金状況もかんがみて、無理しない範囲で、それなりのものを薦めてくれてありがたいのですが、多少無理してもいいのよ、って気持ちも本当はあるんですよね。
ともかく、どんどん進んできています。
10日後くらいに、台所家具が入ることになりました。多分寝室も、そのあたりになるのではないでしょうか。もう、本当に着々。
でも、実は、引越し準備、何も出来てません。
身も心も、相当疲れていますが、この週末も早朝から、車で駆けずり回る必要があります。買うべき小物がたっくさん!浴室の鏡類とか、カーテン下げる棒とか、電気のかさとか…。
うれしい反面、辛い…。せめてお天気がよいといいのだけれど!
- 2009/03/07(土) 07:11:41|
- ミラノ-不動産の話
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日曜日に見に行ったとき、タイルが積まれていたので、いよいよだな!とわくわくしていたのです。そしていくつか頼みたいこと、聞きたいこともあったので、月曜日には棟梁に電話しないと!と思っていたのが、帰宅してジョギングを終わって帰ってきたら、ちょうど仕事帰りの棟梁とばったり。向こうも、「おお!ちょうどいいところで会った!」。
彼は、フローリングの床材を持ってきてくれたのです。
いよいよ今週あたりから始めるので、なじみの店に見に行ったところ、こんなのがあったんだけど、どうかな、これ、というのです。
(大きさ比較のために、タバコの箱を置いてみました。)
もともと説明してくれていたのは、木材の種類は同じながら、幅5センチくらいの板で、それを斜めに張るということだったのですが、これは最近出たばかりの品で、値段が安いけれど丈夫だし(厚みは1センチ以上)、品質的に遜色がないので、絶対お勧めなんだけど、と。確かに、お値段は本来考えていたものの半分くらいだし、色は決めていた色だし、まぁいいのかな、と、一応一晩置いてから合意しました。削ったり処理したあとは、もうちょっと濃い色になるみたいです。
そして、タイル張りの様子を見に行かないと、と思い、今朝はまた出勤前に車で新居へ。このパターンも、すでに何度繰り返していることか。新居からの方が会社への交通は便利なので、時間的には余裕があります(今の家からだと8時10分に最寄バス停にいる必要があるけれど、新居だと、8時25分くらいに出れば、同じくらいの時間に会社に着けます)。おっと、横道にそれました。
さて、タイルです。昨日棟梁がいっていたように、台所と、浴室の床と、壁の一番下の部分が、出来上がっていました。
(浴室の床。)
こういう感じ、と思っていた水色。張ってみると、ますますいい感じです。選ぶとき、ほんの数分で決めたとは思えないです。壁は、遠めには白、でも淡い水色が墨流しになっているタイプなので、二色コントラストです。鏡やタオル掛けを鋳鉄っぽいものにしようと思っているんですが、水色と黒の鋳鉄って、わたしの中ではそれしかないって組み合わせイメージが固まっていて。もしかすると、アパートの共有階段の手すりと壁の色に影響されているのかもしれません。
(台所。)
こちらは大き目のタイルで、ベージュ、というかイメージとしてはテラコッタの色。でも全体に白というイメージを崩したくなかったので、こういう白っぽい色にしました。こちらは、壁の方が、もう少しベージュっぽい、そして小さめのタイルで、壁を張ると、印象がまた変わるかもしれません。
夕方、またよってみたところ、浴室は、壁の一部も貼ってありましたので、週末には、全部完成しているかと思われます。土曜日に見に行くのが楽しみです!
- 2009/03/04(水) 06:21:45|
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アンコナから、ひとやま超えた海辺のリゾートがポルトノーヴォです。
コネロという地方で、このあたりは、ワイン産地でもあるようです。丘の連なる様子が、いかにも葡萄の栽培に適している感じです。
アンコナ駅前から、普通の市バスに乗り、1時間弱。町はなく、ただ海辺に海の家が並んでいる、リゾートだけの土地で、わたしの訪れた夏の終りには、パラソルなどはそのまま並んでいましたが、もう海の家はしまっていて、誰もいない海辺でした。
(小さい石の浜辺。色とりどりで、楽しい形をした石がたくさんあり、しばらく石集めをしてしまいました。)
さて、アンコナからのバスの終点は、バールが一軒あるだけのロータリーです。海辺の方に向かう道で、教会を目指します。そんな土地なのに、サンタ・マリア教会という小さいながらもしっかりロマネスクの教会があるのです。ロケーションは海辺で、写真で見る限り、とても美しい佇まいです。ただ、今では個人所有の土地にあるということで、オープンは夏季以外はほとんどあいていない、とアンコナの観光案内所で言われていました。でも外からだけでも、と思っていったわけですが、がーん。閉まっています。そして閉ざされている入り口の門から相当奥まったところに教会はあるようで、そこからでは影も形も見えません。
そしてわたしが最も自分をのろったのは、入り口脇に、しっかりと、オープンは17時~19時と記されていたことです。がーん。そのときになって、そういえば旅の前にネットでチェックしたとき、この時間を記しているサイトがあったのじゃないか?確かにあった!と思い出したからです。ああ、どうしてこう、準備が悪いうえに物忘れがひどくて、重要なことに限って忘れるのか!?と自己嫌悪200%。
それにしても、ありがちなことですから、いまさら驚きもむかつきもしなかったりするのですが、観光案内所のこの情報欠如というのは、全く理解不能ですね。
で、クヨクヨしていても仕方ありません。
せっかくここまで来たのだから、せめて遠目にでも見なければ、と塀に沿っていくと、砂浜に出ました。
教会は緑の中にあります。正面からは全く見えないので、裏の方ならどうかと思い、海岸を進みます。あ、あれか?
そのまま進んでいけば遠ざかるばかり。ちょうど教会の後陣が、木の間にちらちらと見えます。と、そこに獣道のような、道なき道を発見。ほんの3メートルくらいの高さですが、思いっきり急な砂がざらざらと滑り落ちる斜面を、何とか登ってみると、まさに後陣でした。残念ながら、針金の塀を越えることは出来ません。
とても美しい姿ですが、わがままを言えば、掃除しすぎ、ですか。何というかきれい過ぎて、きっと完成直後はこういう感じなのかな、と思うけれども、千年から建っているものを、何も完成直後の姿に戻さなくてもいいですよね?と思ってしまいました。写真で見た限りは、内部は、後代にきれいにされちゃっているような感じでしたね。でもフォルムの美しさは確かにすばらしく、またロケーションもすばらしいものです。この土地を所有する個人がどういう人が知りませんが、せっかくならも少し、外からでも拝めるような、廻りの緑を刈るとか、なんかしてくれたら、よりすばらしい眺めになるのになぁ、と思います。鉄条網で、囲うというのも、相当無粋ですしね。まぁ、こういう、真夏以外は寂れた場所だし、それなりに守らないと、あらされたりという現実があるのだとは想像しますが。
さて、これで今回の短いマルケの旅はお仕舞い。ウンブリア同様、いつかサイトにまとめてアップする予定です。いつか…。そして、マルケは、絶対にまた、ゆっくりと訪ねる予定です。
- 2009/03/02(月) 03:02:36|
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台所と寝室の家具は、イケアで、トータルで取り揃えて、あとは内装工事の終了を待って、配達および組み立てをするという手配をしています。一方で、そろそろ小物も、少しずつ買い集めています。
まずは、結構あっちこっちへ行き、散々悩んだ挙句に、買った、浴室洗面台の鏡の上につける灯り。浴室は、狭いので家具らしい家具はなし。鏡や壁面に取り付ける棚は、鋳鉄っぽい造りになっているイケアのシリーズを考えていますので、灯りも、そういう路線のものを探したのですが、浴室向けだと、ガラス製や銀色系が主流で、なかなか鋳鉄っぽいイメージのものがなかったのです。で、ある日、もう仕方ないから、これでいいや、と何度か見ていたタイプが、安くなっていたのもあり、決めようとしたのですが、そのときに、ふと目に付いたのが、これ。
ハロゲン・ランプは、なんか暑苦しくていやだなというイメージがあったのですが、でもこれ、笠が陶器製で、ハロゲンの強い明かりがつくと、陶器がいい具合にほんのりしてとても感じがよく、また支えがちょっと鋳鉄っぽいし、その上、バーゲンですごく安くなっていたのでした。ナイス!
そして台所の電気の笠。
新居は天井画高いので、将来的に電球の交換等考えると、絶対吊り下げ式のもので、脚立で気軽に交換できる高さまでおりてきてもらえないと困ります。また台所はあまり高いところに灯りがあると、明るさが足りなくなる可能性もあります。なので、吊り下げの部分が比較的長いものを探していました。これが、意外と選択肢ないんですよね。大体吊り下げ部分の長さなんて、ほとんど明記もされておらず、店の人に聞いても、個別に計るしかないわね、ということで、かなり軽視されているのです。結局、イケアの定番になりました。
これは、トイレット・ペーパー・ホルダーです。
このシリーズで、浴室一式そろえるつもりなのですが、今日は、これ以外のもの(タオル・ハンガーとか、小さな物置棚とか)は、品切れなのか見当たらず。シンプルでかわいいですよね。
今日は大物(寝室家具)の配達手配のために、イケアに行ってきたのですが、上記以外にも細々としたものを買ったり、配達と組み立ての手配、一部自分で運ぶ必要のあるものなどもあり、びっくりするくらいに手間取り、また重いものを運ぶ羽目になり、疲れながらも、帰りに新居に立ち寄り、状況をチェックしました。
そして、タイル発見!
いよいよ来週からタイル張りが始まる模様です。仕事が忙しい週ですが、何とかやりくりして、見に行かなければ!タイルが終われば、今度はフローリングです。いよいよ、完成も近いって感じです。
そして、写真では分からないのと思うのですが、壁、すごくきれいになっています。つるつる。これだけでも十分きれいだけど、勿論最終的な仕上げ漆喰まで、あと数回薄く塗り重ねるんだとか。さすがプロの仕事ですね。
引越しまであとちょうど1ヶ月。ない相関性はあと2週間の予定で(ほんとかな?ちょっと心配になりますけど)、その後五月雨式に引越し、1ヵ月後には、生活を始めているはず。ウワ~、全く信じられないことです。
- 2009/03/02(月) 02:57:46|
- インテリア、小物
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