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イタリア徒然

イタリアに暮らしながら、各地のロマネスクを訪ねた記録

モトGP-ムジェッロ!

さすが、多くのライダーやエンジニアたちにとってホームとなるムジェッロ、タイム・トライアルでも、盛り上がりと気合が、他とは違う気がしますが、どうでしょうか。いつもは、流して見てしまうのですが、今日は、目が離せなかったですね、特に後半の盛り上がり!
ロレンツォが飛ばしまくっていたら、お約束どおりにロッシが来て、暫定ポール。そのあと、少しずつ自己タイムを更新します。あれ?ストーナーはどしたのかな、と思っていたら、やはり後半になって、いきなりビュン!とポールに飛び出すとこなんざ、さすがストーナー、面目躍如といったところですね。
ロレンツォも、延々と走り続けて、粘りのPP狙い。
ダークホースはカピロッシ。ロッシ、インタビューで、完全に見くびっていたよ~、ロリスとムジェッロは、絶対見くびっちゃいけなかったのにね~、と、インタビュアーともども、苦笑いしてましたねぇ。まさに。カピロッシが滑り込んだおかげで、ロッシはセコンド・ロウ発進になってしまいましたから、大きな誤算です。他のサーキットなら、セコンド・ロウでも、あまり関係ないんだけど、このムジェッロだけは、フロント・ロウから出たいコースなんだよねぇ、と言ってましたから。
なんせ、ロッシ、ムジェッロは7連勝してるらしいですね?わたしがモトGPにはまってからは日が浅いので、3年前ですかね?ロッシとカピロッシとメランドリが抜き抜かれつしたレースが、ムジェッロじゃなかったかと思うのですが、そんなのをはさんで、いつも優勝をもぎ取ってきたんですねぇ。ホームだから絶対に勝ちたいのは、誰でも同じ。それに加えて、連勝したい気持ちがあるというのは、ロッシには、誰よりもプレッシャーがあると同時に、誰よりも、勝ちに行く気持ちが強いかも。うう、楽しみです。

そうそう、毎年意匠を凝らすロッシのヘルメット。今年は手のモチーフで、よく分からなかったです。なんせ去年の顔があまりに強烈なので、あれを超えるものはなかなか難しいのでは。

お出かけしてもいいな、と思っていた週末ですが、モトGPを優先するわたし。ちょっとオタクはいってますねぇ。

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  1. 2009/05/30(土) 23:20:37|
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新居紹介-その4 寝室-2。

寝室をしつこく紹介します。前回お部屋は紹介したので、今回は収納場所。これが結構気に入っているのですよ。

ミラノでは、大抵どこのアパートでも、地下または屋根裏スペースに物置を設置するのがスタンダードです。物置といっても、アパートの数だけ仕切りとドアをつけただけで、壁などむき出しで何の処理もしてない、言ってみたらはるか昔の監獄はこうだったかも、みたいな、そういう空間に過ぎませんが、それでも、日常不要だけど捨てられないものをしまうにはもってこいのスペースとなるわけです。
以前の賃貸アパートにも、まさにそういう監獄系の物置がありましたが、大家が使っていたのか、わたしは使えませんでした。だから、物置(CantinaまたはSolaio)というものには、実はちょっとだけあこがれていたんですよね。

でも、このお家は、エレベーターもなけりゃ物置もなしという大変すっきりした潔さ。では家の中はどうかというと、厚みのある壁をくりぬいた、奥行き30センチ程度の一間間口のもの入れがあるだけです。これは困ったなぁ、と思いましたが、大きな箪笥を買えば何とかなる、と納得しました。

で、まずは、前回紹介したイケアの背高箪笥。一部は、引き出しとかごの隠れチェスト状態にしました。3.5メートルの幅ですから、結構な量、収納できます。


上部は、ただの棚ですが、正直今も一部はスカスカ。脚立を使わないと届かないので、ちょいと面倒ではあるのですが、でも季節物の洋服や、布団、クリスマスやひな祭りセットをしまうには最適の場所です。

それから、もともとあった奥行き30センチ程度の壁の物入れ。元は、作り付けの棚が3,4段付けられていたのですが、板も汚らしいし、全部はずして、改めて、イケアでIVARという白木の組み立て棚を購入しました。




もともとは、半分を靴入れにして、半分は仕切りを最低限にして、掃除用具(長い箒やモップ、場所をとるバケツ)や、物干し台、アイロン台を入れればちょうどいいな、と思っていたのですが、わたし、どうしようもない靴好きで、靴が収まらないんですよねぇ。それで、どんどんと棚板を買い足してしまって、結局ほとんど靴入れになってしまった次第。結局、箒と、アイロン台の収まるスペースがなくて、ちょっと困っています。
でもこの靴入れは、とてもきれいに収まって、とても気に入りました。IVARってかなりの重量に耐える棚なので、ちょっともったいない気もしますが。そうそう、棚板を買い足しているうちに、最終的には、結構お金もかかってしまったような。

話を戻しまして。内装の棟梁が、家を見に来たときに、真っ先に提案してくれたのが、玄関スペースの天井を思いっきり下げて、全体を天袋にしてしまうというもの。高い天井が気に入っていたので、一抹残念な気持ちはありましたが、収納場所は絶対に必要なので、すぐに合意したわけです。


寝室側にある入り口。


ずいぶん昔、脚立は必要だし、と買いに行って、ちょうどいい高さがなくって、大は小を兼ねるだろう、と買ったはいいけど、正直これまではちょっともてあましていた脚立君、新居で面目躍如。実は、これでも高さが足りないのですけど。
実際、高所恐怖症の人は、この天袋に入ることは出来なさそうです。というのも、最後は背伸びしてやっとだし、降りるときは、相当の勢いで足を突っ張らせて、トン、とちょっと飛び降りる感じなのです。脚立って、一番上の段には乗っちゃいけないらしいですよね。そういうどうでもいい知識なんかあるもんで、降りるとき、体重をかけないようにしたりして、結構怖いです。
年取ったら、とても無理。そのときは、さらに高い脚立を買うしかないと思うのですが、一体どこで見つけて、どうやって運んでくるんでしょうねぇ。



それにしても広い!完成して最初に見たときは、すごくびっくりしました。広さが想像できなかったので。考えたら、玄関スペースは、1.5メートルx2メートルちょいかな、結構な広さで、そのまま天袋の広さなわけですから、当然なんですけども。
高さも、かなりしっかりあります。左奥にある黒いのは、旅行用の大型スーツケースですが、しっかり縦で置けて、さらに高さに余裕があるので、分かっていただけるかと。まだまだ余裕です。今は、本棚が足りない分、将来的に本棚に並べたい本なども詰め込んでますので、それがなければ、かなりスカスカ状態。
そうだ、そろそろ扇風機を出さないと。
そう、問題はやはり高さですね。持ち上げられない重いものは、つまりしまえないわけで。スーツケース、軽いソフト・タイプで、つくづくよかったです~。

というわけで、物置のないことに危惧していたことが嘘のように、収納力、抜群の家となりました。地下や屋根裏に物置があるより、家の中にある方が、間違いなく便利なので、これはこれでよかったなと満足しています。家の前の公園の地下は、ガレージ・タイプの駐車場なので、将来的に余裕が出来たら、そこを買ってもいいですしね。余裕…。できるんですかね?

さてと、新居紹介シリーズ、残りは台所と居間ですねぇ。ちょっとごちゃごちゃしてるんで、撮影可能になるまでは、しばらく時間がかかりそう。ペンキ塗りも早くしたいけどねぇ。
  1. 2009/05/29(金) 05:07:07|
  2. ミラノ-不動産の話
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夏の味覚

新居に住みだして、小さな幸せはいっぱいあるんですが、本当に本当に小さな幸せの一つは、すぐ近所のメルカートが、土曜日にあること。
ミラノでは、というかヨーロッパでは、青空市場は今でも日常で、ミラノでも、各地域で、異なる曜日に開かれています。前に住んでいた地域では、水曜日だったので、めったに行けませんでした。
メルカートのメインは、やはり生鮮野菜。あとは安い洋服や靴。でもわたしは、過去に何度か野菜や果物を買って、傷んだものをつかまされたいやな経験があるので、生鮮品はほとんど買ったことがありませんでした。
でも、もともとメルカートで安いものをあさるのが大好きだし、こうも近所にあると、つい足しげく通ってしまうし、その挙句、ついつい、野菜や果物にも手を出してしまったのですね。
そしたら、傷んだものを売られることもなかったというわけで、最近は、何もない土曜日の早朝はメルカート、と決まっています。
値段は、正直言って、スーパーと変わらないか、物によってはちょっと高めだったりするのですが、何度か買って分かったのは、鮮度が違う、持ちが違うということです。野菜でも果物でも、いつまでも新鮮さが長持ちする感じです。
それに、りんご二個とか、きゅうり二本とか、そういうお一人様用の買い方が出来るのも、結構ありがたい。

で、今日は久しぶりにラタトゥイユ(西洋風野菜のごった煮)を作りました。化け物のような大きなナスと、黄色のパプリカ、アスパラガス、たまねぎ、にんじん、つやつやのおいしそうなトマト。塩とカレー粉と白ワイン。隠し味にちょっとだけお醤油(醤油好きです)。


夏の味覚。自己流の味付けですが、結構おいしく出来ました。はっ!バジリコを入れるのを忘れた!と食べ終わってから気付きました。

イタリアの野菜は、本当においしい。果物は、絶対日本の方がおいしいですけどね。こんな化け物みたいに大きいナスや、ズッキーネや、ピーマンがおいしいわけない!と思うのですが、おいしいんですよね。
野菜好きなので、なべにいっぱい作って、あらかた食べてしまいました。夏の栄養いっぱい、身体に詰まってます。
  1. 2009/05/27(水) 06:03:44|
  2. ミラノ徒然
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祝!食卓と椅子、到着!

やっとです~。
胃の調子は悪くなるし(テレビを見るには超らくちんだけど、ご飯を食べるには全く向いてないイケアのPoangという安楽椅子と、背の低いサイドテーブルでご飯を食べていたので、常に胃腸が圧迫感を受けている状態がわるかったのではないか)、右手首が痛くなるし(ちゃぶ台の狭い場所で、マウスをいじっているのがよくないのではないか)、だから、ソファはともかく、テーブルだけは、早くほしいと切実に思っていた今日この頃。
購入時に、20日後くらいに、配達のお知らせの連絡が行くから、といわれていたのに、購入から1ヶ月以上過ぎても何の音沙汰もありません。仕方なく、先週、問い合わせをしたところ、「食卓と椅子は準備できてるけど、ソファがあと1ヶ月はかかるので、待機させてる。」だから!食卓の方を先に配達してくれるってことになってたじゃん!「あ、そうなんですか、では来週にでも」ということで、おそらくもう少し前に連絡していたら、もう少し前に届いてたんですね。ちくしょ~。
ま、ともかく!
実は、どんなタイプだったか、あまりよく覚えてなかったし、色は、展示されていたものとは違うものを、小さな色見本を見て注文したので、具体的にどうだろうというのは分かってなかったんですよね。長年、家具付き賃貸の安物を使っていて嫌気がさしていて、テーブルだけはこだわりたい!とアンティーク・ショップも見ていたりした割には、最後はさっさと決断しちゃって。
あ、お値段は、結構しました。特に椅子は高いですからねぇ。

これです。


テーブルのサイズは、1メートル四方ですが、一辺が2メートルにまでひろがります。そんな広い机はいらないですけどね。大体一度広げたら、物を積み出して、一生元に戻せなくなる畏れもあるし。

アンティーク風胡桃材というタイプだったのですが、ちょっと傷のある部分とか、木の風合いをそのまま生かしてあって、仕上げも本当にアンティークっぽくなっていました。って言うか、椅子のつくりなんかは、結構雑…。背の鋳鉄(結局鋳鉄。なんかこだわっていたわけではないんですけどね。たまたま気に入ったテーブルとおそろいの椅子がこういうタイプで)の付け方なんて、すごく雑。デザイン?いや、違うでしょ、雑なんでしょ、という感じですよ。

アンティークのテーブルは、いくつか見たのですが、どうも足がごてごてしたタイプが多くて、それが気に入らず。この足、シンプルで優美で、気に入ったんですよね。サーベル型というらしいです。椅子も勿論おそろいのサーベル。





天板のかたっぽに、ちょうつがいがついていて、ここが、2メートルにひろがります。

うれしいです。早速きれいに拭いて、書き物をしました。これから、パソコン用の机、本棚、と物入りが続きます。そして、広い部屋のスペースがどんどん小さくなってしまうので、よくよく考えてものを探さないと!でも一つ決まると、次が決めやすくなるので、楽しいです。結局そこまでこだわったわけではないのですが、今のところ、照明とカーテンレールとテーブルは、タイプとしては一貫性があるような。で、困ったのがPoangの椅子。思いっきり合わないし!まぁ、合わないのは予想しつつ、快適さを優先して買ったわけですが。どうしよっかな。
ところで、お気づきでしょうか。椅子が3脚しかないことに。まさか、三脚しか買わないってことはないですよ。大体セット販売で、ペアでしか売れないって言われたし。なのに、なぜか配達されたのは、三脚…。あえて二脚が入るような箱入りなのに、なぜか一つの箱には一脚しか入ってなくて、配送人も、首をひねってましたね。
何か落ちがつきますねぇ。この国の人たちのやることは。
それにしても、配達に関しては、絶対イケアよりよかったです。イケアは、配送料がすごく安いので、やはり安い業者を使っていて、質が落ちるってことなんでしょうね。
もう一脚椅子が届いたら、配達記念で、友人を招いて、ちゃんとしたご飯会の予定。いつとどくかなっ!
  1. 2009/05/26(火) 05:15:32|
  2. インテリア、小物
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バルコニーの花たち



開花しました!
先日書いた、何年ぶりかでつぼみを付けてくれた観葉植物系ですが、少しずつ開き始めているのです。たくさんつきすぎたせいか、ちょいと小ぶりですが、かわいらしいです。そうだそうだ、こういう花だったよねぇ、と思わず遠い目をしてしまいました。だって、本当に久しぶりのご対面なんですから。
つぼみ全部の開花はしないでしょうけどね、でもしばらくの間、楽しませてもらえそうですね。

こちらは、先日、近所の市場で仕入れたもの。引越しのドサクサで、愛用の植物図鑑が見つからないんですが、確かベル何とか言う、桜草系の花で、以前はピンク色を育てていました。今回は趣向を変えて、紫。育てば、花が垂れ下がるようになるよ、と花屋の兄ちゃんは言ってましたけど、そうでしたかね?





そしてラベンダー。今年は、他の植物に植木鉢を侵食されてしまって、ちょっと旗色が悪く、花のつきもあまりよくなかったのです。もう何年も同じ鉢で、土もだめになっているのかも。
他の植物って言うのが、やはりサボテン系の、よく見かけるやつなんですが、鳥の糞とかで、何か運ばれるんですかね?気がつくと、あちこちの植木鉢に育っていて、なんかちょっといやなやつって感じ。勝手に運ばれて勝手に根付くくらいですから、生命力が相当強いんでしょうねぇ。ラベンダーも、よく交通量の激しいロータリーなんかでもしげしげと花をつけているくらいなので、かなりの生命力があるはずですが、我が家ではちょっと負けています。
去年収穫した種をまいといたら、ちょっとずつ育ってきたので、来年は、そちらが花を付けてくれるかもしれません。ラベンダー、花をつけるまで、相当時間かかりました。



花より団子。勿論食べるためのものもあるんです。イタリアには一家に一つ、のバジリコ、パセリ、それから、左端にあるのはにらです。先日炒め物にして食してしまったので、今は、新たに育つのを待っているところ。これも種から育てているのですが、水を上げるくらいでも、よく育つのです。それも一年草じゃなくて、ほっとくと、いつまででも育っています。そしてまた、花がとてもかわいらしいのですよ。
ずいぶん前に、友人から種をもらって育てて、先日その友人が、にらがだめになったというので、種をお返ししました。彼女も、もともと友人にもらったということなので、孫の種となります。育つと楽しいですね。
  1. 2009/05/25(月) 06:55:54|
  2. 植物、花
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新居紹介-その4 寝室-1。

住みだすと、どうしてもどんどん乱雑になってきて、写真を撮りにくい状況となります。で、新居紹介も、ちょっと停滞してしまったのですが、やっと寝室です。
引越し後、最初の1週間弱、この寝室家具が届かなかったために、床に寝ることとなりました。台所の後で、イケアで購入したのですが、台所よりも時間はかからない、うまく行けば2週間、場合によって3週間、といわれていたので、もしかしたら、早くつきすぎちゃうかもしれないなぁ、と実は逆の心配をしていたのですよね。ところが、待てど暮らせど連絡なし。何度もコールセンターに電話した挙句、引越し後1週間してやっと、という運びでした。
比較的入れ替えが簡単そうなベッドはともかく、箪笥は一生もん、という気がしていたので、よいもの(=高いもの)を買う気でおりました。で、家具屋二軒から見積もりも取っていたのですが、結局、せっかくの天井高さをうまく利用できる高さのものはなく、そうしたい場合、完全オーダー家具しかなかろうということで、それなら一応イケアでも聞いてみようかな、と、そこで初めてイケアで見積もりをしてみたのでした。
さすが、合理性機能性に優れたイケア。天井高さ312センチをほぼカバーする高さの組み合わせ家具が出来ました。カタログでも実物でも、これならば、もともとほしかった、クラシック・ラインのタイプに近いものです。その上、値段は想定の半額以下!この時点では、もう資金はそこをついてますので、これはありがたかったです(へへ、結局これも、情けないことにローンを組んじまいました)。


幅は3.5メートル。一方の壁面全部で4メートル、とも思ったのですが、壁面全部を覆ってしまうと、閉塞感を感じそうな気がしたので、あえて、横は50センチくらいあけておきました。窓側は15センチくらいのスペースを作って、そこに脚立を収納するようにしました。
トップに置いた棚は、脚立を使わないと届かないので、普段使わない季節物(布団とか、ひな祭りセットとか)を収納しています。でも実は、まだスカスカ。

ベッドは、鋳鉄製のベッド枠がほしかったのですが、イケアでは、狙っていたモデルが、いきなり製造中止になったようで、えええ!でした。他の店で、ほしいタイプはあったのですが、サイズ的にはイケアのものがベストだったので、結局この白いタイプにしました。部屋全体が白いので、結果的には、よい選択だったと思います。




(上が工事中、下が、現在の同じ場所。)
マットレスもイケアで買いました。わたしは固めが好きなので、流行のテンピュール・タイプではなく、伝統的なスプリング・タイプ。実は数日間、あまりの固さによく眠れなくて、交換してもらおうかどうしようかと迷いました(イケアでは、1ヶ月ほどのうちだったら、自己都合でも交換可能なのです)。でも人に相談したりすると、いやいや、固い方が長持ちするし、身体にもいいですよ、という意見が多く、私自身もそう思っていたので、様子を見ることにしてみたら、結局数日後からは、身体も慣れて、熟睡できるようになりました。厚さが20センチくらいもあり、ちょっとやそっとではへたりそうにありません。これこそ一生もんなのかも。

変なこだわりで、カーテン・レールにも凝ってみました。クリーム色に金が飛び散っていて、停め具はマーガレットの花モチーフ。


そして以前にも紹介した照明は、やはりお花モチーフで、フェミニン三昧です。



これが寝室の扉。


今では、こういったガラス入りの扉は、使わないように思いますが、古い時代は大抵これですね。ガラスが入ると重たいし、扱いも面倒だし。コスト的にはどうなんでしょ。思い切って全部新しいものにするという選択もあったのですが、基本的にレトロ・テイストは好きなので、あえてそのまま残しました。ペンキはきれいに塗ってもらいましたけどね。ノブも変えて。
でも、立て付けが悪くて、ちゃんとぴったりしまるドアはなく、ここもすかすかのしまり方です。ガラスが入っている方が、軽快感がある気がしますけど、どうでしょうか。

狭い部屋ではありますが、思っていた以上に収納力をつけることも出来て、また意外とスペースもあるので、とても気に入っています。西日が入りますので、これからの季節は、気をつけていないと、夜寝苦しい、ということにもなりかねませんが、窓を開けると、午後に日がさんさんと降り注ぎ、そのまま布団干し状態になるので、ときどきあえてそうしています。早くカーテンを付けたいものですが、なかなか、これといった生地が見つかりません。

寝室はもう一回、収納場所を紹介するつもりで~す。
  1. 2009/05/24(日) 06:07:58|
  2. ミラノ-不動産の話
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夏時間の幸せ

新居に引っ越して、もう少しで、2ヶ月。もう二ヶ月かぁ、とびっくりすると同時に、なんだかもう長い間、ずっとここに住んでいるかのようなしっくり感もあり、不思議な感じです。
そうこうするうちに、夏時間が身体にも生活にもなじんできました。
1時間、時間が早まるので、当初は時差ぼけみたいになって、体調が思わしくなかったり、夕方が遅くずれるので、生活感覚が変になったりするんですが、しばらくたつと慣れてきます。今は、会社を出たときは、まだ真っ盛りの昼間という感じで、夜9時くらいはまだ明るい状態です。
今週、ジョギングをして、シャワーを終えて、夕飯の支度に取り掛かる前に、窓を開け放して一服していたら、空の色に吸い込まれました。ああ、そうだった、夏になると、この色なんだよなぁ、としばらくぼんやりと空を眺めて、越し方などに思いを馳せてしまいました。



イメージとしては、夜明けの色に近いかな。昼間の青と夜になる前の群青のあいのこのような淡い、それでいてしっかりとした青。これ、すごくヨーロッパの色なんじゃないかと思います。日本は、たそがれ時が短いので、この色になる前に暮れて、一気に群青になってしまうような印象です。

きれいだなぁ、と思いながら、大きな窓から、いっぱいにこの青を見ることの出来る幸せ、新居の幸せを、改めて感じるのでした。

そう、すでに長年住んだかのような錯覚をおかすほどになじんでいるのですが、同時に、毎日、些細なことで幸せを感じでいるのも事実。きれいなバスタブでシャワーを浴びる度、かわいい洗面台で顔を洗う度、中庭の、美しいツタの這う屋根があるゴミ捨て場にごみを捨てに行く度、バルコニーで緑の公園を眺めるたび、そして、夜ベッドに入る度、ああ、わたしってなんて幸せなんだろう、と思ってしまいます。自分の城効果ってすごいもんですね。
ああ、幸せ。光接続も、そういえば幸せ、かも。
今週も何とか終わりに向かっています。週末。ああ、これまた幸せ。
  1. 2009/05/22(金) 05:41:26|
  2. ミラノ-不動産の話
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アスティ周辺のロマネスク その5 Montiglio

実は、Vezzolanoのあと、そのまま国道で、ミラノに向かおうとしていました。教会を訪ね歩いているうちに、結構北の方まで来たので、来た道とは違う高速に乗ってもいいし、たまたまであった国道で、Casale Monferratoまで、のんびりドライブを楽しみつつ、高速代を節約するのもいいなぁ、と思いながら、走っておりました。

田舎の国道は、結構きれいだったりするし、休日だと渋滞もないし、高速よりも圧倒的に景色が美しいことも多いので、また、高速代を節約できるので、特に急ぎでない場合、わりと国道ドライブはやってます。オルトレポに向かう道とか、ピアチェンツァやボローニャの先までずっと続くエミリア街道なんかはお得意。そういう道は、ネズミ捕りも結構あるので、80キロくらいしか出せませんが、緑も多く、かなり気持ちよい道です。

と、話がそれました。そんなドライブをしていたら、モンティーリオの表示が。あ、ここ、さっき通り過ぎちゃったところだけど、どうしようかな、と思いつつ、ついハンドルをその方向に切りました。せっかくだし(もったいない病)。
そして、もっと遠いかと思っていたら、意外とすいすいと近くて、あっという間に町にたどりついたのでした(ここも、すばらしく美しい風景が続きました)。
というより、通り過ぎそうになって、いや、これ、町だろう、と、折りよく駐車場が目に付いたので、あわててストップ。ちょうど反対側から入ってきた車があったので、墓地はどこでしょうかね、と今回何度使ったか分からない質問を繰り返しました(そして相手の反応は、いつもとても冷静で、ここでも、あの道を行ってどうの、とフツーに冷静に、指示してくれました)。
そこからは車で2分。町外れの高台に墓地はありました。ロマネスクのサン・ロレンツォ教会は、ここにあるはず。



(これじゃ、とてもロマネスクと思えないですよね。でもすばらしいロケーションです。)
メインの道の先に、建物がありますが、どうみてもロマネスクとは縁もゆかりもなさそうな建物なので、無視して、墓地に侵入。かなり立派な墓地です。しかし、ぎっしりと立て込んでいて、こんなところに教会の建つ余地があるのか?と歩いていくと、あ、後姿が。あらま、さっき無視した建物の後ろじゃん!ちっ!と思いつつ、階段を登って、後陣にたどりつきました。



例によって、レンガと礫のツートンカラーで、かわいらしい外壁です。ちょっとわくわくしつつ、ファサードに回り、ロマネスクとは全く信じられないのっぺらぼうのファサードを無視して、教会に入ります。



うっそ~!
息をのみました。ここにも、まさにわたし好みのロマネスクがあった~!
この石積みの感じ、柔らかい外光、そして、太い柱と、すばらしい彫刻の施された柱頭。来てよかった~!そして、あいててくれてありがとう!期待していなかっただけに、今回一番の収穫だったかもしれません。

数々の不思議な柱頭。意味などは、サイトでまとめるときに譲るとして、それにしても楽しくないでしょうか。





組紐模様はともかくとして、ときどき、オリエンタルな雰囲気を持つ装飾ってありますね。この上の、唐草模様的なリボンに、人物のフィギュアが絡んでいる図からは、わたしにはパヴィアのサン・ミケーレにある、金太郎のようなかわいらしいフィギュアのあるレリーフが思い出されたのですが、キーワードは、オリエンタルなんです。装飾文様を学ぶと、こういう文様的なものの起源とかが気になったり、分かったりするんでしょうね。とよく思うのですが、まだ関連書籍も持ってないですし、これもこれからの課題と思います。
いろいろと見るたびに、新しい発見があったり、気付くことがあったり、他との関連を考えてみたり、行動から入るアプローチもなかなかよいですね。って言うか、お勉強が苦手なわたしにはそれしか出来ないって言うところがありますし、せっかく、日帰りで多くを訪ねられる場所に住まっている利点を利用しない手はありませんし。
あ、自分の理解度を深めるためにも、やっぱりサイトにまとめたいですね。がんばろお。

さて、今回のアスティはこれで終了。次回は、もうちょっとマイナーなところと、Chivassoの近くにある修道院(S Fede)を狙っています。
  1. 2009/05/20(水) 04:31:42|
  2. ピエモンテ・ロマネスク
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モトGP-ルマン

ま、まさか!
ロッシおよびロッシ・ファンにとっては、悪夢のようなレースでした!
弘法も筆のあやまり、サルも木から落ちる…。全く、こんなことってあるんですね。

トライアルでは、あまり調子が出ず、へ、この前までは、ウェットの方が調子いいようなこと言ってなかったっけ?って感じでしたが、とりあえず四番手。ストーナーが前にいるのは気になりますが、とりあえずのストッパーになりえるダニもいることだし、ロッシの場合、どうせスタートに難ありなので、PPでもあまり意味ないし、かえって楽しいレース展開になるかも!と思っていました。なんといっても、今日勝って、次のムジェッロで100勝祝い!と誰もが思っているわけで。
しかし、半端な天候が災いしました。
皆レイン・タイヤなので、途中でマシンを換えるのは必至。調子も上がってきたところで、なんとロッシがいきなり一番でピット・レーンに。おお、やる気が見えます!
で、戻ったところで、なんといきなり転倒…!
ありえないですよねぇ。弘法も…って、つい繰り返したくなります。これだけの経験と才能をもってしても、こういうことが起こるのですねぇ。勿論あきらめるロッシではないですから、必死にバイクを立て直して、復帰。しかしこの時点で、もうロレンツォが逃げに入ってます。あああ。
バイクが一部破損のため、またピットへ戻りバイクの交換。はぁあ。
その上、ルール違反。なんとピットからレースに戻るまでの徐行部分で、徐行走行用の何かを入れ忘れたとか…。弘法も(しつこい)…。やはり相当あせったのでしょうねぇ。見ていて辛かったな。
それにしてもストーナーも全く調子でず、不思議なレース展開でした。いつも必ず画面を独占するライダーがさっぱり写らない、みたいな。

調子に乗っているロレンツォをこのまま勝たしてはいかん!誰かとめろ~!と思っていましたが、まさかダニがここまでやるとはね!いつもなら、これロッシがやってることですよ。四番手から、3位につけて悠々と走っていたドヴィに、最後数周でぐんぐんと追いつき、結局最終周で追い越して。すごいドラマでした。ダニがこんなドラマ、できるとは、思ってもみませんでした。あれがドヴィじゃなくて、ロッシだったら、多分出来なかったはず。何か心理的なものがあるような。それに、ロレンツォへの意地は絶対にありましたね。

今日の殊勲賞は、そういうわけで3位のダニにあげたいところですが、忘れちゃならないのがメランドリ!
すばらしいですね、表彰台ゲット!何レースぶりですか?よかったねぇ、マルコ!カワサキが、レース参加をやめなくて、本当によかったよ!Ducatiで嫌な思いばかりした後、彼の行き場がなかったら、かわいそう過ぎたし。
今日はでかけなければならず、ロッシがゴールしたと同時に、家を飛び出したんですが、メランドリのヒーロー・インタビューは見たかったな~。ロッシの話もちょっと聞いてみたい気もしたし。

最近は、すっかりシンパシーを感じているロレンツォですが、でもいい気にならせてはいけません。ダニ、今しばらく、こんな調子で、ガッツリがんばってほしい。
ある意味、ムジェッロがかなり楽しみになってきました。メランドリ復活の勢いをこのままに、得意のムジェッロ、またがんばってほしいですね。そしてロッシは、何とか意地を見せてほしい!

  1. 2009/05/18(月) 00:56:00|
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いきなり日曜大工-電話台

ペンキ塗りを異常に楽しんだのは、つい先日のこと。そして、ペンキ塗りの先にあるのは、もうちょっとそれらしい日曜大工です。
そうか、自分で作るというのもありなんだなぁ、と先日より、構想(?)を練り始めました。ネットで木工関係のブログなんかを拾い読みしたりして。
というのも、ワインラックもそうだったのですが、玄関の電話台。ここもスペースが極小で、なかなかぴったりする家具がないのです。
単に段々がついているだけの棚なら、もしかしてわたしにもできるんじゃないか?と、工作は思いっきり苦手だった過去の記憶を拭い去ったような発想で、見取り図、サイズ、などをスケッチして、いざホーム・センターへ。いやいや、ペンキを買うついでに、木と電動ドライバーなどを見てこよう、と実はとても消極的に、出かけました。

木は、何種類かの木材が、いろいろなサイズの板で売られています。裁断は、頼めば無料でやってくれます。物色していると、ちょっと切ればちょうどよいサイズの針葉樹系の板がありました。イケアの組み立て家具と同じ木材っぽい。
わたしが必要なのは、横35~38センチ、奥行き27センチ、高さ90センチ。その板は80x30だったので、かなりマッチします。立て板2枚の幅を3センチカット、棚板は一枚から二段分。ばっちりです。


しかし!
一体どういう頭してんでしょ、棚板は4枚必要なのに、2枚しか買ってないし!なんかうまい具合に切れたのを見て、すっかり満足してしまったようです。はぁぁ。また買い足しに行かねばなりません。

テレビで、モトGPのタイム・トライアルを観戦しながら、壁の羽目板部分をカットしたり、上の方を丸みをつけようと思ってカットしたり。切れない糸鋸で、ウンショウンショと。なんかそういう作業も、楽しんですよねぇ。
そのあとは、紙やすりで、丸みをつけたりして、細かい木屑にまみれました。すべすべになるから気持ちいい!
この、削るというか滑らかにする作業というのは、材料が何でも大好きみたいです。以前銅版画をやってたとき、最初の作業が、銅版の端をやすりで滑らかにするというものだったのですが、それも大好きでした、そういえば。必要ないくらい、何枚もやすって(?)いました。



上の方は、うまく切れなかったので、すごく不ぞろい。何とか紙やすりで格好をつけようとしています。どうせ棚板が2枚足りないので、急いでも仕方ないし、来週末まで、滑らか作業をすることになりそう。こすりすぎて、木がなくならないといいけど!

そうそう、本来買おうと思っていたペンキ。ちょうど白の大き目の缶が安売りになっていて、おお、うれしや、とゲットしたのですが、店を出て、車にたどりつくまでのがたがた道で、落としてしまいました(カートに積んであった)。車に積み込むときに、ペンキがない!と気付き、あわてて戻ったら、途中で、駐車場を出て行く車が、ぐわしゃ!(という擬音が聞こえそうな感じだった)と、まさにわたしのペンキ缶を、わたしの目の前で踏み潰す光景を目撃。あああ。
結構大きい缶ですよ。普通、気がつくし、踏みつぶさんだろう、パンクするで…。
今のペンキは水溶性なので、車のお掃除は楽でしょうけど、でも、あの人、帰宅して車見て、結構びっくりするだろうなぁ。白が飛び散ってて、目立つし。
それにしても、もう一度同じものを買いに戻る気にもならず、安売りで得した~、と思ったのもつかの間、結局8ユーロ、どぶに捨てた結果に。はぁぁ。ま、そう言うこともありますね。ペンキ塗りの前に、まずきれいに洗浄する必要もあるし、そういうことをしなさいってことかも。
それにしても、足りない棚板といい、ぐわしゃ!のペンキといい、なんか間抜けです。日曜大工には、所詮向かない女なのかも。
  1. 2009/05/17(日) 01:15:32|
  2. 日曜大工、手芸
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