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イタリア徒然

イタリアに暮らしながら、各地のロマネスクを訪ねた記録

夏のイタリア

秋に、母が日本から遊びに来るので、最近、あちこちのホテルを予約したりしていました。それで、いまさらながら知るところとなり、驚いたこと。夏のイタリアはホテルが安い!

わたしの住むミラノは、ビジネスの街なので、もともと夏がシーズン・オフ。多くのホテルはクローズしてしまうし、開いているホテルは超ディスカウントする、ということは、勿論知っていたのですが、まさかベネチアとかフィレンツェとか、いわゆる観光地の王道というような町でも8月はホテルが安くなるということは、全く知らなかったのですよねぇ。
イタリア人は、バカンスというとまず海。せいぜい山。もともと夏のバカンスというのは、町から人がいなくなるシーズンだったのですよね。会社もしまる、お店も閉まる、公共の交通機関のサービスは激減する、と町の生活はとても暮らしにくくなったものです。
でも今では、夏でもスーパーはいつでも開いているし、公共の交通機関は一応動いているし、お店も、結構開いているし、実際8月のど真ん中でもミラノに残っているヒトの数はかなり増えているというように、この国も少しは変わってきているのです。
でも、なんだかんだいっても、やはり出かけるヒトの行き先は海であり、山。町ではないわけで、それで、観光地でもホテルは、シーズンオフとなるわけですね。そして観光地だと、ミラノほど潔く、クローズすることも出来ない、という事情もあるようで、結果、ディスカウントで集客、となるのかな。

母のための予約は秋のことなので、残念ながらすでにハイ・シーズン。この夏特典は利用できず。
でも、来週1週間お休みを取り、トスカーナに行こうと思っているので、一応ホテルを取ってみました。小さい町だし、予約なしでも大丈夫だろうけど、短い旅だと行き先が決まっている方が楽だし。
電話をしてみたら、やはり相当暇そうで、来週?大丈夫大丈夫、と楽勝でした。田舎町の小さいホテルでも、今ではインターネットでサイトを持っていたりしますけど、イタリアの場合、インターネット経由だと安くなるホテルというのは、相当ハイ・レベルのホテルくらいで、多分いまだに電話が主流だったりします。
で、ネット予約すると安くなったりする?とか聞いてみたら、いやいや、それはないよ。それじゃ、現金だったら、60じゃなくて55ユーロにするけど、どう?
あらま、さっきネットで見た金額は60ユーロよりもうちょっと高かったような。
もう一つのホテルも、ネットより安いし。
ふふ、とてもアナログ。

ということなので、今ではホテル予約サイトを利用する人が多いと思うけれども、夏、特に8月のイタリアの町へ出かける場合は、是非、直接ホテルにコンタクトして、予約なさるのがよろしいかと。サイトでも、ホテル予約のサイトでなく、ホテルのサイトであれば、Last minutesとかもあったり、ま、電話が一番手っ取り早いですかね。本当にこの人たちって直接おしゃべりが好きなんですね。
そういえば、どちらのホテルも、カード番号どころか、こっちの電話番号すら確認せず。名前だけ。ああ、こういういい加減な感じは、とても好きですね。

うわー、来週楽しみ。また旅のあと、ご報告します。

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  1. 2009/07/30(木) 05:11:57|
  2. 旅歩き
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モトGP-ドニントン

変なレースでした。現在トップ争いの面々がことごとく脱落して、いつもとは全く異なる面子が表彰台に上がりました。
1位ドヴィツィオーゾ、2位エドワーズ、3位ド・プニエ。

ストーナーは、最初からレイン・タイヤを履いて大失敗。結局雨は強く降らなかったために、何の役にも立たないどころか、ニッキーともども周回遅れという散々の結果。Ducatiのスッポ監督は、ライダーがどうしても、と強く主張したため、レインタイヤとなったが、彼らを説得できなかった僕らの問題だ、というようなことを言ってました。レインをはいたのは、ストーナーとニッキーの二人だけ。一体何が二人をそこまでこだわらせたのでしょう。雨が怖かったのかな。とにかくストーナーはスタートからすでにぐんぐん落ちてて、存在感ゼロでした。

ロレンツォは、最初の混戦をすいっと抜け出してトップに。このままぐいぐいレースを引っ張って、ロッシとの一騎打ちになるのか、と思う間もなく転倒!久しぶり~。残念ながらマシンが壊れて、そのままリタイヤとなりました。

ロッシは、ロレンツォ亡き後、レースを引っ張り、あとをぴったりとくっついてくるドヴィと、3位以下を思いっきり離すトップ争いをしていたのに、なんと、あと10週というところで転倒。驚きです。サルも木から落ちる、弘法も筆の誤り。幸い転び方がうまくて、マシンは無事で、すぐにレースに復帰できましたが、すでに第二集団にも抜かれてしまって、トップには戻れない状態でした。

ダニは、最初なかなか調子よく、トップについていってましたけど、ド・プニエとの3位争いに敗れてからは、どうもゼエゼエしちゃいました。
いやいや、全く、こういうこともあるんですね、という驚きのレースでした。
ドヴィはモトGP初優勝だし、このところがんばっても転倒、とかがんばっても最後に抜かれちゃうとか、そういうレースが続いていたので、まぁ、優勝の資格はあったかなと思ったりします。うれしそうだったな~。

そういう変な展開の中、例によってロッシの執念は際立ちました。
彼が転倒してからあと、カメラが全然ロッシを追ってくれなかったのが残念。いつの間にか6位まで浮上してきて、最後にトーズランドを抜いて5位、と、転倒後のレースは、いかにもロッシらしい挽回劇だったのに、全然見られなかったんです。トップ争いも、最後まで激しかったので仕方ないんですけど、ふつーはもうちょっとロッシ様、撮るんですけどね~。
転倒は、完全に自分のエラー、でも、ゆっくりとソフトに転んで、マシンを壊さなかったからね、とりあえず、うまく挽回したよ、みたいな事を状態ぽく言ってました。ロレンツォは、雨でぬれやすくなっていた白線上でスリップしたようで、これも、注意力不足ということでした。でも運も悪い。壊れたのはマシンだけでよかったです。
レース後のインタビューで、ストーナーがなんかとってもリラックスした状態だったのが、不思議でした。レインを選んじゃったんだから、仕方ないし~、みたいな。悔しそうだったり、調子が悪そうな様子、一切なし。うーん、なんなんだ?

これで、来月半ばのブルノまでお休み。ロッシはトップを維持して、折り返し。

  1. 2009/07/27(月) 01:40:16|
  2. モトGP
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やっと来ました~、ソファベッド!

待ちに待ったソファベッド、やっと届きました。
オーダーしたのが4月半ば。最長で80日、ということだったのですが、同時にオーダーした食卓と椅子は比較的早い時期に届いたので(椅子は一脚足りませんでしたが)、ソファも80日はかかるまい、と思っていたのですが、すっとこどっこい、80日どころか、90日超でしたね。それも、こっちから毎週のように電話して、毎週のように、来週には、と紺屋の白袴(多分死語)のようなことを言われ続けて、やっとです。もしこっちから連絡しなかったら、夏休み突入で、秋まで届かなかった気がします。
最後に電話したときは、やっと日時をはっきりさせてくれて、ほっとしました。それで、先週末は、置くべき場所を清めていたのですが、ふと、待てよ、サイズはこれで、ドアとか入るのか?とかなり疑問が。我が家の居間のドアは、まぁまぁ標準サイズだし、標準サイズを通り抜け出来ないなら、買った時点で言うよなぁ、と思いつつも、イタリアのことだから、ちょっと不安が。
ま、何とかなるでしょ。

で、到着。ばらばらで届いて、その場で、三人がかりで組み立てでした。だからドアの通り抜けはらくらく。ただ暑い時期なので、エレベーターなしの2階(日本の3階)を運ぶので、運送業者はぜいぜいしていました。2階でよかった!確か2階までは配達も通常料金で、それ以上高いと、余計にお金が取られることになっていました。2階と3階の違いは、1階と2階の違いとは大いに違いますから、超過料金は当然でしょうけど。



しかし、実際に部屋においてみると、やはり店で見たときよりは、よほど大きいです。なるべく小さめ、と思って、二人掛けにしたんですが、実は最後まで三人掛けがいいかどうかと悩んでいました。よかったよ~二人掛けにして!三人掛けなんかだったら、いらんスペース食って、どうしようもなかった。これでも、かなり居間のスペースが侵食されています。
最初はどうなることかと思ったけど、二日目にして、目が慣れてきて、色も好きだし、サイズも許容範囲。すでにわたしの中ではしっくりと落ち着いています。

ミラノに遊びに来るわが友人たちのベッド確保。皆さん、せっかく高い買い物したので、是非泊まりに来てくださいね~!

さて、いよいよ、本棚購入に走るか!
  1. 2009/07/24(金) 05:19:51|
  2. インテリア、小物
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久しぶりのペンキ塗り

腱鞘炎は、あまりよくなってないんですが、だましだまし付き合っていくしかなさそうです。バカンス・シーズンに入ってしまったので、いまさら医者にもいけないことだし。って、これは日本では考えられないことですが、7月に入った途端に、もう病院は機能しなくなります。たとえば秋に、いろいろな検査の予約をしないといけなかったのですが、ちょっと遅れを取ったら、予約受付はもう閉まったので、9月になってからやってください、とか言われちゃうし、薬の処方箋をもらおうと家庭医のところに行ったら、もうお休み入っているし。勿論緊急・救急は何とかなるんですけどね。ま、そういう国ですから、あきらめ。

で、ちょっとだけやっちゃうか、日曜大工、と久しぶりにペンキ塗りしました。
台所においてある、調味料とかコーヒーを入れておく引き出しです。


もう何年も前にイケアで買って、買ったときのまま、白木で使っていましたが、今の白ベースの台所では、ちょっと浮いちゃうので、早くペンキ塗りをしたかったのです。

もう出来上がっているものだし、何年も使っているものだし、何と言っても腱鞘炎の原因は、やすりがけにありそうな気がするので、表面をきれいに洗っただけで、早速ペンキ塗りです。だから、ペンキののりはあまりよくなかったのですが、ま、仕方なし。
完成。


それで気付いたのは、ペンキの色。白だし、白、とあまり深く考えないで買っていたのですが、今の台所にしても、寝室の箪笥にしても、実は真っ白ではなくて、若干クリーム色なんですよね。でも白にこだわって、白を買っていたんですけど、先日下着を買ったときに、このタイプだと、白っぽいのは、真っ白と絹色(Seta)があるけど、どっちがいい?といわれて始めて、あ、絹色っていうんですか、と目からうろこ。
そういえば、ホームセンターでも、Setaという色、ありました。日本語だと、クリーム色になるのかな。あまりに違うので、結びついてなかったのですよねぇ。
多分、日曜大工で作った棚も、この引き出しもSetaで塗っていた方が、圧倒的にしっくりしたはず。我が家の壁は真っ白ですが、家具は全部Setaなんですもん。がっくし。その上、まだ一缶丸々あるんで、白、使わないわけにはいかないし。ま、そういうこともありますね。

仕上げは、先日棚用に買ったスプレー式のニスがちょっと余っていたので、それで完了。スプレー式、使い勝手は悪いのですが、速乾性はすごい効果で、あっという間に乾きます。ペンキも相当速乾性なのですが、ペンキだけだと、いつまでもべたべたするんです。ニスを塗ると、つやつやする上に、そのべたべたがなくなります。でもスプレー式は、いずれにしても、使いかって悪すぎ。

ま、そんなこんなで、ペンキ塗り、無事終了。
ごちゃごちゃと使っていた引き出しの内部もきれいに整頓したら、収納力アップで、存在感増しました。
今度、この引き出しを設置した台所、ご紹介します。
  1. 2009/07/23(木) 05:37:33|
  2. 日曜大工、手芸
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モトGP-ザクセンリング

雨がぱらついた程度で、最後は青空も見えてきて、レース日和となりました。
最近は、250から見ることも増えてきて、今日も、青山Hの動向も気になるところだし、しっかり見てました。
その青山、バウティスタ、バルベラ、パジーニの四つ巴バトル、すごかったです。トップはシモンチェッリとデボンがかなり先に行ってしまっていて3位争いだったのに、バトルが続くうちに、なんとトップにも追いついて。あと2周くらいあったら、もっと面白かったでしょうに、残念でした。そして青山、最後四位に落ちちゃったのも、すごく残念。それにしても、250は、実力とマシンが拮抗しているのか、最近魅せますね。やはり僅差の争いという場面がないと盛り上がりませんから、こういうレースは大歓迎。
基本的に青山を応援しているのですが、まださほど強い思い入れがないから、見ていて気持ちが楽っていうのも助かります。

で、モトGP。はじめは淡々としたレースだなぁ、このままロッシ逃げ切りで終わるのかなぁ、とこっちも淡々と見ていたのですが、淡々の中に緊張感が漂ってきて、これまた四つ巴(ロッシ、ストーナー、ペドロザ、ロレンツォ)バトル、それがロッシとロレンツォといういつものペアと、ストーナーとペドロザというペアの二つに分かれて、いやいや、終盤は面白いレース展開でした。
ストーナーはロッシとのバトルに負けて後退した途端に、なんかガッツを失った感じでしたね。一方でダニが、なんかすごいやる気を見せて、一時かなり後方に下がっていたのが、ひたひたと追いついてきて、結局ストーナーを抑えて三位。
ロッシとロレンツォとのバトルは、今日のロレンツォはスピードも出ているし、安定しているし、スタートがあまりよくなかったのに、すぐにトップ集団に追いついてきたことからも、一度抜かれたら、ちょっと難しいのでは、と思っていましたが、結局ロッシが抜かれました。うむ、どうだろうか?でもロッシのことだから、抜かれた時点で、戦略を考えているに違いなくて、最初ストーナーにぴったりと追いついていったように、ロレンツォにもぴったりとついていって、おそらく追い抜きポイントを決めているはず!この辺も、ロレンツォは熱くなっている感じですが、ロッシは、淡々なんですよね、イメージが。
そして、やはり!すぅっと、それまで追いついていけるけど、本当に抜けるのかなぁ、と思い出した頃に、すぅ。うまいですよねぇ。ただそのあと2周、ひやひやでした。ロレンツォは力技でぐいぐいと追い抜きを仕掛けようとするし、ロッシは意外とスピードが出ずに、何度も抜かれそうな危うい感じで。最後も、ほんのわずかでしたもんね。
ほとんどの人が、勿論戦略は考えているのでしょうが、結局思うようにはいかないことがほとんどで、感情にも左右されたり、力技だけで攻めていくパターンになってしまうことが多いと思うのです。ロレンツォなんかは典型ですね。ロッシが光るのは、ベースに絶対クールな部分があって、冷静に状況を判断して、戦略を失わずにレースを構築していくことではないでしょうかね。こういう人は、いないですね。彼は天才であり、同時にお勉強家の秀才でもあるんですね、多分。
勿論、年齢や経験に負うところも大きいのでしょうけど、でも力だけで終わってしまう人が多分ほとんどでしょ。セテとか?
面白かった!来週はドニントン。ダニの復活も、レースを盛り上げてくれて、また楽しみが増えました。

レース後の番組では、ロレンツォの来シーズンの話で持ちきり。なんだかね。

  1. 2009/07/19(日) 23:31:24|
  2. モトGP
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ロレンツォってやつは…!

ザクセンリンク、雨でしたね。明日は晴れるらしいですけど、どうなんでしょう。ミラノも、嵐の一夜が明けて、昨日までのうだる暑さが嘘のようなさわやかな日となりました。

タイム・トライアルは、多くのライダーが同じ場所で滑って転倒して放り出されて、ドキドキでした。ニッキーとカネパの接触なんか、うへぇ、こわい!って感じでしたよね。アスファルトの状態が違っていて、あそこだけ水はけも相当悪い場所みたいです。明日、晴れるといいです。雨のレースは、ライダー本来の実力とは別の部分が多く働くし、レース本来と別の部分でドキドキしないといけなくて、楽しみがそがれますんで。
そんな雨の中、朝のフリー走行では今ひとつだったロッシが、最後の最後に、絶好調のロレンツォ、もうPPは俺だもんね、と思い込んでいたに違いないロレンツォから、PPを掠め取ったのは、ちょっと胸がすっとしました。
というのも、ロレンツォ、ホンダからオファーを受けているらしいけど、「ヤマハは確かにいいチームで、家庭的な雰囲気もすばらしいけど、でも、俺の実力を正当に評価してくれてないんだ。俺はこんなもんじゃないもんね。」みたいな発言を堂々とインタビューでしていて、は?何、この子って感じでした。
やっぱり天狗になってる?いや、なってもいいんですけど、言いすぎでしょ。本当のところがどこにあるのかは分からないけど、まるで、お金だけにこだわっているみたいに聞こえちゃうこういう発言は、とても不穏。若いだけに。多分金じゃないと思うんだけども。
つい先日、ロッシのテレビ番組で、ヤマハのブリビオ監督に声をかけられて、ヤマハに移籍する話をするのに、周囲にかぎつけられないように会うために、どれだけ苦労したかという話を聞いたばかりだからかもだけど、なんか、ロレンツォ、何も考えてないのでびっくり。ホンダもどういう話を持っていったのか知りませんが、こういう形で公表していいのかよ?
いいマネージメントというか、取り巻きがいないんでしょうね。ロッシの幸運は、親友がチームにいることかもね。というか、そういう大切な人を大切にできる人だから、やはり万人に好かれるのかも。
ロレンツォ、実力は、すごいし、怪我しててもやりぬくガッツもすごいものがあるけど、若いだけに、周りによい人間がいないと、成長できないかもね。
ペドロサがんばれ、と思います。がんばれ。
そうだ、いつもの面子、ロッシ、ロレンツォ、ストーナーのあとに、なんとニッキーが来ました。がんばってほしい!

  1. 2009/07/19(日) 06:21:19|
  2. モトGP
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近所のロマネスク

家のすぐ側に、教会があります。まぁ、こちらでは、どの地域にも教会があって、それなりに求心力を持っていますが、その教会は、特に活動が盛んで、バザーなどの催しも定期的にやっているし、ミサにも、結構人が集まっている様子があります。老若男女、人々が集まっています。一度春先にガラクタ市のようなものがあって、行ってみたのですが、大盛況。活動的なオバサンに、日本人なの?このあたりに住んでるんだったら、いついつにこういう催しがあるから、是非また来て頂戴ね、とかナンパ(?)されたりしました。
で、この教会、新しい建物なんですが、ロマネスク様式なんです。


日本だと、ロマネスク様式は、近現代に建てられた教会とか建築物で見ることしか出来ないわけですが、新しいロマネスク建築というものを、意識してみたことがないので、どういうものか、と不思議な気がしていたんですが、毎日のように教会の前を通っていて、あ、そうか、こういうことなんだ、と気付いたわけです。

新しくても、やはり自分の好きな様式ですから、かわいらしく感じ、好ましいです。以前住んでいた家の近所にも教会がありましたが、それは全くの現代建築で、何というか、とてもダサくて、嫌いでした。勿論近現代様式の建物でも、好きなものはたくさんありますけれど、教会となると、変な様式を持ち込もうとして、なかなか品のいい荘厳な建物、というのは難しいのかもしれません。
それならいっそ、過去の模倣であっても、ロマネスク様式なんかをきっちりと使うのも、かえっていいのではないか、と思うのです。

一度、中に入ってみましたが、柱頭なんかもしっかり装飾してあって、薄暗くて、教会らしいいい雰囲気でした。この、薄暗い感じが、わたしは好きなのかも。これ以降の様式は、開口部が大きくなるし、レンガ壁や柱がむき出しということもなくなるし、教会内部が全体に明るく、色もすっきりくっきりしてきますが、それよりも、じんわりとほの暗い感じが、好きみたいですね、わたし。

別に通うつもりもないですが、どうせあるなら、こういう教会でよかった、と思っています。
  1. 2009/07/18(土) 05:22:14|
  2. ロマネスク全般
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ヴァレンティーノ・ロッシのこと

現役にしてすでに伝説。全くすごい男です。
たまたまテレビを見ていて、Sfida(挑戦)という見たこともない番組で、ロッシ特集でした。2時間にわたって、これまでのロッシの戦いぶりを、ロッシのインタビューをベースに検証する内容で、濃かった~!何も出来ずに、思いっきり集中してみちゃいました。
レーサーだったお父さんの英才教育で、2歳から車に親しみ、途中、四輪は金持ちにしかまっとうできない、というお父さんの判断で二輪に変更。ミニバイクから、レースに出るまで。
レースにでる前、自分のアイドルが、アベ・ノリフミという日本人選手だったこと。マシンも選手も欧米とは違う漫画チックなことに、すごくあこがれていたとか。今ではロッシの存在が漫画チックですけど、おお、ルーツはアベ・ノリフミ!当時、ロッシフミと名乗っていたそうですね。アベ・ノリフミ、映像で見ると、長髪で切れ長の目で(まさに、イタリア人が、東洋人の目を表現するのに使う”アーモンド状の目”)、とてもかわいらしい若者ですが、すごいレーサーだったんでしょうねぇ。
14歳で両親が離婚したり、125から250へとクラスが変わった際の苦労、期待が大きかったのに、うまく行かなかった時代の話。ロッシ本人と、彼の腹心の友ウッチョの証言。歴代ライバルとの戦い、コメント。
カピロッシは、彼が王者であった時代でも、本当によくしてくれて、一方で、マックス・ビアジは、テレビでレースを見ている時代から嫌いだったと。ロッシは、あまり好き嫌いを前面に出すタイプじゃないので、ビアジとは、心底馬が合わないのでしょうね。ま、ビアジと心底馬が会う人という方が珍しいかと思いますが。あそこまでヒール・タイプの王者は、なかなかいないですね。
まさにビアジとやりあっているときにヤマハに移籍して、その、ヤマハへ移ったときの話は、とても劇的。最初のシーズンの映像は、感動しました。ブリビオ監督の人柄もしのばれます。
セテ・ジベルナウの話も。彼、一時は、そうか、がんばっていたよねって感じですが、基本的に影薄いですね。そういえば、お金の問題で、今シーズン、途中降板らしいですね。
それにしても、過去の名レースの数々。改めて感動しました。最近では、やはり昨年のラグナセカ、そして今年のカタルーニャですか。ああ、やはり過去レースのDVDを買うべきかも!
普段、あまりテレビを見ないのですが、これはラッキーでした。でも、なぜ今?多分ロッシ100勝を記念すべく作っといて、どっかで流そうという感じだったのかな。タイミング変だし。この辺やはりイタリア。夏休みで、定番番組もお休みだし、ちょっと穴埋め的な。ま、いいけど。
今週末はザクセンリングですね。
応援にも、力入ります。日曜日、どこにもいけないな~。

  1. 2009/07/17(金) 04:47:58|
  2. モトGP
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テレビ台

テレビ台も、ずっと探しているアイテム。が、これというものはないし、大体どういうものがほしいのかも、よく分かってないので、探しようもないって感じもあり。とりあえず、以前の家でしていたように、木の台に乗っけたりして、適当な状態でした。
でも、本棚の整理とか始めて、そして、今手持ちの本棚は、新しい本棚を買うと同時にいらなくなることに気付きました。安物だけど、とりあえず捨てるよりは、使い道がないのかな、と思い、もしかしてテレビ回りにどうだ?と考えました。
で、これです。



ビフォーの状態の写真を撮り忘れたので、あまり分かってもらえないと思うのですが、圧倒的にすっきりと片付き、それだけでもいいのに、結構本物のテレビ台みたいに、テレビのサイズとぴったりで、無駄がない感じに収まったではありませんですか。感激。こういうのを自画自賛というのでしょうか。
今まで散々重い本を支えてきているので、多分テレビの重量くらいは支えてくれることでしょう。
白というのは、アンティーク系胡桃材と、鋳鉄がベースの部屋には合わないのですが、当面、あまり贅沢ばかりは言ってられません。
イタリアもテレビ放送のデジタル化が進んでいて、数年後には、どうせ新しいテレビを買わないといけないと思うので、それまでがんばってもらいたいと思います。っていうか、白が気に入らないだけで、結構全体の収まり具合は気に入ってます。
(ただ、コード類の収まりは悪いですね。もうちょっとうまい具合に片付けたいものです。)

狭い部屋で、一度決めてしまうと、あまり動かしたり出来なくてつまらないかも~、と思っていたけど、実際は結構いろいろ出来ます。まぁ、これも家具がなかなかそろわないからなんですが、結構楽しみ。もともと模様替え大好き人間だし。大物家具はいじりようもないので、ある程度は、自分でいじれる家具を残しておくのも、楽しみとしてはいいのかもしれません。

ソファベッドと本棚がそろったら、今の全体紹介しま~す。
  1. 2009/07/14(火) 05:14:08|
  2. インテリア、小物
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本のこと

そろそろ、待ちに待ったソファベッドと、積み残しの椅子一脚が届きそうな気配なので、今日は、本棚の整理をしていました。ソファベッドが届いたら、次は本棚を買うつもりなので、早めにやっておかないと、という準備作業です。
で、前々から思っていたことを一つ。
日本の文庫本ってすばらしい!ということです。
日本の友人が送ってくれたり、またミラノでは年に二回、イタリア在住日本人の会で、古本販売を主催しているので、そこで購入したり、で、イタリア生活が長くなっても、というか、長くなればなるほど、わたしの本棚の日本語本は増える一方なのです。そして、スペースの問題もあるので、やはり文庫本が主体なのですね。
日本にも、出版社は星の数。わたしの蔵書も、新潮、角川、講談社等々、様々な出版社の本が交じっているのですが、なんと、どの出版社でも、ほぼ同サイズなんですね。たまに、ほんの若干違うのもあるみたいですけど、あくまでほんの少しなので、並べておいたときにも、大体まっすぐ。


多分文庫本の企画があるんでしょうね。
そんなの当たり前じゃん!と思われるかもしれませんが、いえいえ、そんなことないんです。イタリアでは、日本の文庫に当たるのは、いわゆるペーパーバック版と思うのですが、出版社ごとに、かなりサイズが違うのです。


同じ出版社でも、シリーズが違うと違ったり、本棚泣かせですよ~。絶対きれいに並べられないんですから。数も多く詰め込めないし、限られたスペースでは、本当にうっとうしいことなんですよね、サイズが揃ってないって。

それにしても自分、ほとんどイタリア語の本なんか読まないくせに、なぜこんなに持っているんだ、と改めてびっくりしました。最近は自重しているのですが、そういえば、以前は本屋に行くたびに、日本の本屋での癖か、つい買ってしまって、積読ばかりを増やしていたのですよねぇ。ということで、たくさん並んでいても、ちゃんと最後まで読んだ本は、ほとんどありません!自慢することでもないですが。
だから、いつまでたってもイタリア語がうまくならないんですねぇ。きっと。
  1. 2009/07/12(日) 23:43:10|
  2. インテリア、小物
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