…。
うーん。こういう展開は予想外でした。
弾丸スタートでいきなりトップに立つダニ。すごい勢いで飛ばす、飛ばす。ロッシ、ロレンツォが必至に追いかけていく。
で、いきなり転倒…。
ええ~、ダニ~、どうしたのよぉお。
そして、いつもの展開で、ロッシ、ロレンツォのヤマハ同士のバトル。おお、今日はどうか?
ロレンツォ、スタートで一瞬遅れを取ったにもかかわらず、すぐに三位につけて、気合が感じられたし、トップを走るロッシにプレッシャーを与えている感じもあり。
そして、いつもロッシの戦略もあったのかどうか、あっさりロレンツォにトップを譲り、その直後、いきなり転倒…。
そんなのあり~?
一応すぐにレースに戻ったものの、いつものように普通な顔して復帰は出来ず、結局リタイヤ。がっかり。
転び方変だったし、どういう原因だったのでしょう。勿論彼のミスはあるのでしょうが。
その後、転倒続出。走っていても、バイクががたがた揺れたり、路面状態が相当悪そうな感じでしたね。
ダニも転倒後レースに戻り最後尾を走っていて、ロッシが復帰したあと、ダニが最後尾で、ロッシがその前で、ダニが、それを抜くというとても珍しいシーンが展開されました。最後尾での王者たちの戦い…。
最終順位は、ロレンツォ、デ・アンジェリス、ニッキー。
デ・アンジェリスは、モトGP初めての表彰台、ニッキーはドカで初めての表彰台、ですよね?よかったよかった。たまには、こういう番狂わせもないとね。
インタビュー、ロレンツォ、不満そうでした。やはりああいう形で勝っても、勝った、と思えないでしょうね。この前も、ロッシとバトルの結果、勝ったことがない、ということは言ってました。気にしてるんですね、それなりに。
さて、来週はミサーノ。ロッシ、地元ですから、めげてる暇なし。がんばれ!インタビューはこれから。何を言うかな。
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- 2009/08/31(月) 05:12:38|
- モトGP
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ルッカを訪ねるのは、ピサ同様、約20年ぶりとなります。フィレンツェからのローカル線、駅名もよく分からず、時間的にそろそろかな?と近くの人に、ここ、どこですか?と聞いたと同時に表示が見えて、あわてて降りました。普通、駅に着くかなり手前から、駅名表示が見えるので、分かるんですけど、ここの路線は、それがなくて、大変分かりにくいです。すごい観光地なんだけど、でもまだ田舎っぽいとこがあるんですね。
駅舎と駅前。全く記憶なし。昔も、鉄道で来ていたはずですが、そして、特に新しくなっている様子もないですが。記憶って、あいまいなものです。
駅を出ると、すぐに、中世からある壁が、右にも左にも続いています。これ、9世紀半ばには、もうこういう感じで、町を取り囲んでいたそうです。それもすごいけど、それが今なお、かなり完全に残っているのがまたすごい。
こんな感じ。
ときどき、出っ張りとかあって、そこは門になってます。
門とかなさそうなのに、人の行き来があるところは、秘密の入り口があります。こういう道を伝って、壁の間に入り込むと、通用門みたいな小さな入り口があって、階段を登って降りて、という面倒な入り方が出来ます。
壁の上は、結構広い道となっていて、車も通れれば、人も馬も通ります。快適なジョギングコースという感じでした。
それにしても、こんなに立派なものが、立派なままのこっているというのは、この町が、中世からあまりいじられないままそこにあるということで、それはまた興味深いことです。ロケーション的には、北から下ってきて、平野が広がる場所であり、フィレンツェの方からは、港に向かう道の途上でもあり、それなりに重要な場所と思うのですが。ピサやフィレンツェなどの強大強力都市国家の中で、なんとなくするすると生き延びたのでしょうか。うう、早くいろいろと資料を読みたい!
次回は、中世の面影バリバリのロマネスク教会写真を連発ですよ。
- 2009/08/28(金) 05:04:28|
- トスカーナ・ロマネスク
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もう一度、奇跡の広場のDuomoに戻ります。
改めてみると、やはり派手派手ですごい。でも、細部の装飾など結構面白いので、周囲をぐるりと回ってみました。
で、多分今まで見たことのなかった扉のレリーフが、目に付きました。
こういうものって、これまでは見過ごしていました。ロマネスクにはまって、あちこちでいろいろな美術を見ることで、見えるようになったものがたくさんあります。これは、有名なヴェローナのサン・ゼノの正面扉のレリーフと、タイプが似ていますよね?ヴェローナの方は、一度たくさん撮った写真を、間違えて削除してしまったし、サン・ゼノで買ったパンフレットも、今のところどこにあるのか不明なので(いまだに引越しのあと、完全に片付いてなくて、特に紙類は、本棚を買うまでは、もうわやわやなもので)、比べようもないのですが、他では見たことのないレリーフ。かわいいですよ。
新約聖書の内容で、ボナンノ・ピサーノの12世紀の作品らしいです。なるほど、やはりロマネスクの香りです。翼廊の後陣側の扉です。
ごちゃごちゃしていますが、だからこそ、装飾の面白さもある感じです。時代もかなりごちゃごちゃしちゃってますしね。
これは多分ファサードの一部。もうゴシックが入ってきちゃっているんですが、モザイクがかわいいんです。そういえば、内部も、コジマ風モザイクとか、モザイクはかなりたくさんあるのですが、今回、入らなかったのは、ちょいと残念でしたね(入場券を買うのが面倒だったので、入らなかった)。
外壁を見上げながら周囲を回ったら、リサイクル石材が一杯あったのが意外でした。
字はうまいし、船のレリーフもすっきり均整が取れていて、これはローマ時代の建築から取ってきた石でしょうか。中世じゃないですよね、どうみても。なんか時代が明らかに逆行しているというか、面白いですよねぇ。ローマ時代の、刻み文字って、ペン習字のお手本みたいですもんねぇ。
ピサ、見れば見るほど、いろいろと探求したくなる素材が一杯です。もっとお勉強をして、早くサイトにまとめたいですね~。
次は、ルッカ様式に行きましょう。
- 2009/08/26(水) 07:36:45|
- トスカーナ・ロマネスク
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ずっとほったらかしていた棚板があり、気にはなっていてものの、手首痛が継続中で手を付けられないでいました。でも、手首痛は、なんとなくよくなっている気もするけど、完治までは時間がかかりそうな気配濃厚です。ならば、左手中心に作業をしよう、と言い訳して、久しぶりに日曜大工の一日となりました。
やすりがけは一応やっていたのですが、作業休止したあと、ホーム・センターで、紙やすり用の道具を見つけていたので、それもちょいと試したかったんですよねぇ。
いやいや、道具はやはり偉大ですね。手への負担が全然違う上に、効率もいいんです。当然か。
しかし、今回は苦労しました~。というのも、組み立てだして分かったのですが、木のサイズがかなり狂っていて、ぴっちりしないのです。木の切断は、棚板を購入したホーム・センターで頼んでいますが、この板のときは、やけに時間がかかったし、信用できない感じがあったんですよねぇ。そしたらやっぱりです。
両脇の板の幅は全然ずれちゃってるし(上下で1センチもの差がある)、各棚板の横幅も、なんかずれてて、全くひどいのです。でも、家には電動鋸もないし、無理やり組み立てるしかないですね。
力技で、何とか完成。
しかし、各所、隙間だらけ。仕方ないので、シリコン注入でごまかしました。
塗装したら、なんとなく、おっ、出来たじゃん、というイメージになりますね。
さて、いよいよ設置。場所は、玄関口にある冷蔵庫の脇の、まさにニッチとしか言いようのないスペース。奥行きはがんばっても15センチなので、こんなところに置ける家具はあるわけもなく、それで日曜大工が必要だったのです。
何のための棚かというと、毎日使うバッグを置いとくための台と、あと、冷蔵庫から物を出したとき、または冷蔵庫に物をしまう際、一時的にそれらを置ける台がほしかったのです。
今までは、他で使う用もない小さな足台(すでに壊れかかったもの)を、当面のかばん置きに置いていたのですが、なんせ奥行きがあって邪魔くさいし、狭いし、で、日々不満が募っていたのです。床に直置きっていうのも、なんかだらしないし。
では、下部に家具用フェルトを装着して、設置します!
サイズが狂っているのと、床面が決してまっ平らではないので、かなりがくがくします。フェルトをたしたり、さらに紙を入れてみたりで、安定確保。おっ!ぴったり!
いいじゃん~。と、自己満足。やはり自分で作るのって、このスペースを生かしきれるというのがいいですよねぇ。
鞄を入れてみました。おお。転がり落ちないように、手すりをつけたのも、廃材利用だったのですが、意外に役立っています!
やはり楽しいですね~、日曜大工。できばえがひどくても、達成感あります。簡単なものはその日のうちに出来ちゃうというスピード感もなかなかよろしいし(最近の塗装は、乾くのが早いです!)。
次は、この冷蔵庫の反対側にあるニッチに、ワインを置く台がほしいと思っていますが、これはちょいと難しそうなので、じっくりと考えないと。でも、余っているペンキやニスが固まらないうちには、何とか作りたいものです。
- 2009/08/24(月) 02:26:08|
- 日曜大工、手芸
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土曜日の午後、珍しく町に出ました。というのも、在外選挙の投票のため、ミラノ領事館へ行ったのです。
領事館は、ミラノの町の中心部に近いことだし、週末に町に出ることがめったのにないので、特に目的もなかったのですが、本屋でも行こうかな、と思って、カテドラル近くへ向かいました。
で、スカラ座前でバスを降りた途端に、目に入ったのが、マリーニ宮の垂れ幕。マリーに宮はスカラ座の向かいにあるミラノ市庁舎で、以前にもカラバッジョの絵を無料公開していた場所です。何だろう、と近づいてみると、なんとなんと、レオナルドのアトランティック・コード、とあるではないですか。
混んでもいませんので、迷いなく入場。
無料と書いてあるので、奥まで突入。無料だっていうのに、案内嬢はにこやかでとても親切。こんなパンフレットまでいただけてしまいました。
ここへ来て、そういえばニュースで言ってたような気もする、って感じでした。
公開していたのは、有名なアトランティック・コードのオリジナル2枚と、あとは電子図書というんですか、画面で見られるものが3,4冊。9月10日から、ミラノの美術館および最後の晩餐のある教会で、多くが公開されるらしく、その宣伝的な意味で、ミラノ市の協力を得て、ここで無料公開が企画されたようです。
電子図書というのは、初めてでしたが、他の人はすいすいやっているページめくりが、なぜかわたしは出来ず、いらいらしてしまいました。でも、原寸大で、詳細まで見られる手段としては、あれはすごいもんですね。
オリジナルは、たった2枚でしたが、間にガラスがあるとは言え至近距離。やはり迫力が違います。
出口で販売していたポスターを、思わず、購入しました(ちょうど最近、家の装飾を考えているところだし、レオナルドの素描は好きなので、ちょうどよかったのです。それに激安)。
やはり町には出てみるものです。
ミラノには、トリブルツィオ・コードというのもあるし、確かそれ以外にも見に行ったことがあるな、と昔の記録をひっくり返してみたところ、記録はしとくもんですね~。9年前に、やはりこのアトランティック・コードの公開があり、しっかり見に行っていました。当時は、ちょっとした展覧会はすべてチェックしていましたしね。
アトランティック・コードは、レオナルドのコードの中で、最もスケールが大きく、紙数も多いものです。トリブルツィオもミラノ市所有で、以前オリジナルをみたことありますが、小さな手帳程度の大きさで、このアトランティックとは、迫力が全然違います
ミラノになぜコードが二つもあるかというと、レオナルドが人生で最も長い期間を過ごした土地だから、だと思います。これも、当時調べるまで、実は知らなかったんですが、彼は、30から50歳近くまで、そして54歳から60過ぎまで、通算して25年間もミラノで過ごしているんですよね。
今回アトランティック・コードが公開されたマリーニ宮前の広場の中心に立っている彫像は、まさにレオナルド。
ミラノに来た当初、そういうレオナルドの人生を知らなかったので、え、なぜここにレオナルド?と思っていたのですけどね。
それにしても、500年以上昔のものと思うと、なんか感激します。そんなすごいものに、なんとなく出会えてしまうミラノ、それはまたそれで、なんかよいですよねぇ。
選挙で義務を果たしたと同時に権利の行使をした満足感を得て、そしてご褒美みたいにレオナルドに出会えて、なんか充実の土曜日でした。
- 2009/08/23(日) 05:53:10|
- アートの旅
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最近、妙に暑いミラノです。普通の夏は、8月も半ばを越えると、すっと空気が変わって秋の気配が漂いだすのですが、今年は、ずーっと秋の気配状態で、湿度がなく、快適な日々が続いていたのです。でもやはりそれだけでは終わらなかったということですね。いきなり湿度がぐんぐんと上がって、熱帯夜状態。
これまでが涼しかっただけに、身体には応えます。
そして、植物も、多分。
そのため、帰宅して、まずすることは、ベランダの鉢の水遣りです。
ところがやっぱり、植物はすごいですね。暑い夏だろうが涼しい夏だろうが、ちゃんと自分の時間で生きてるみたいです。というのも、水遣りの最中に気付いたのが、ニラの花!
いえいえ、花はまだなんですけど、つぼみが立ち上がってきていて、これって、夏の後半からの現象で、秋に咲いて、晩秋に種が取れるというスケジュールなんです。
この、葱坊主のミニみたいのが、つぼみ。こんな状態からは想像できませんが、とてもかわいらしい花をつけます。そして、花がすごく小ぶりなわりには、とても立派な大きな種をつけます。
長年、育てているわりには食用にしていなかったのですが、今年はすでに三度ほど食卓に乗せました。ニラいため、おいしいです。もう一回くらい分くらい育つかも、と思っていたらつぼみ。だから食用はもうお仕舞いかな。
今年も種が取れたら、もう一つプランターを使って、育ててみるつもり。
9月に夏休みで不在がちになるのですが、合間に花をうまく愛でられるといいな。花の時期に写真が撮れたら、またアップします。
- 2009/08/22(土) 06:03:36|
- 植物、花
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ピサ、郊外にも行ってきました。短時間で、簡単にいけるとこ一箇所だけ。車だったら、三つ四つ訪ねたい場所がありますが、それは、いつになるか分からない次回に譲って。
サン・ピエロ・ア・グラード。
ふふ、いきなりロンバルディアに戻ったような眺めです。ピサ様式の原型とも言われているらしい建築です。
凝灰岩と大理石。そうか、ピサの町にある教会の多くも、使われていた砂色の石は凝灰岩ですね。
そしてわたしの大好きな付け柱が、ロンバルディア状態で付けられています。原点回帰、という気持ちになって、ピサの町で見てきたばかりの装飾的ファサードからすっと解放されます。
内部もまた、ああ、よいではないですか。
ここは、大きく三つの様式が混在しています。すごく古い時代に建てられた寺院があって、その上にロマネスクの教会が11,2世紀に建てられて、内部には、古い時代の寺院の名残が残されていて、その上にゴチック時代の祭壇が作られているのです。手前がその姿。
それでいて、全体しっくり。
この太い柱とその基部、いいですよね。こういうの好きです。かなりローマ風というか。
柱頭は植物モチーフです。
そういえば、ほとんど中が見られなかったピサ市内の教会も、柱頭は植物モチーフが主体のような。シンメトリーに表すことが出来て幾何学模様に通じるからでしょうか。普段は、変なフィギュアや顔や獣の姿の彫られた、いかにもロマネスク、という柱頭に惹かれますが、植物系も、じっくりと見ていると面白いものです。ハイ。
側外壁。これがピサ様式、ですかね。北のロマネスクだと、ここはシンプルに付け柱、盲アーチ、だけなんですが、この四角や丸の装飾が、かわいらしい。カタルーニャ、ボイ谷のどっかの後陣に、こんな感じの装飾がありませんでしたっけ?
悪くないでしょ。
全部を整理して、サイトにアップするのがいつになるか分からないけど、いろいろと勉強したら、なんか楽しそうです。だって、ピサ様式って言ったって、やっぱりロンバルディアの石工がかかわってるわけで、そういう職人さんたちのことを考えると、いろいろ物語がふくらむし。
駆け足ピサ一覧。次は、もう一度、奇跡の広場に戻ります。
ちなみに、ここはピサの町からバスで20分くらい、海に向かう幹線道路沿いですから、風情ゼロです。そういう意味では、よくも、これまで長い間、壊されなかったな、と感心します。
道路を挟んだ向かい側に、レストランがあり、安くて感じが良くておいしかったので、お勧めです。お客は、なぜか近所の勤め人風の人ばかりでしたが、一体近所にどれだけ会社があるんだ?というのがなぞでした。
- 2009/08/19(水) 05:13:07|
- トスカーナ・ロマネスク
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ロレンツォ、やっちまいましたね、また。
やはり彼はまだまだ。勢いだけで、戦略も攻略もないって言うか、それじゃやっぱりロッシには勝てないでしょ。
スタートのうまいダニが、PPのロッシをかわしてトップに立ったものの、ぴったりと後ろにつけていたロッシは、すぐに追い抜き、ロッシ、ダニ、ロレンツォ、という、ありがちなパターン。さほど時間をおかずに、ロレンツォがダニを捕まえて、もう何度目になるか分からないヤマハ同士のバトルとなりました。
ロレンツォは、ロッシにぴったりとくっつきながらも、なかなか抜けず。彼なりに、どうやって抜けばうまく行くかを考えてはいたのでしょうが、ねぇ。速さは圧倒的にロレンツォにあり、抜かれたら、ロッシはちょっと厳しいのかな、という感じもありました。実際ロッシも、何とか抜かれないよう持ちこたえていたけど、ヒョイッとやられましたね。でも、やっぱりそのあと、考えてないんだよな~、明らかに。まだ5周くらいあったし、ロッシは冷静そのもの。抜かれることも想定しながら、走っていたでしょうし。またバトルになるなら面白いと思っていたけど、あそこで、転ぶか~?!
転ぶなら、マシンを壊さないように転べ~!
ストーナーもいなくなって、チャンピオン・シップを争うのは事実上ヤマハの二人。ここでポイント・ゼロは、まずいです。
レース後のインタビューでも、なんか、転倒のこと触れず、悔しさもあまり出さず、なんかロレンツォは、すでに来年のことばかり考えているような印象もあります。精神的な強さから、成長を期待していたけど、こうなると、それなりに安定しているダニに比べて、一段落ちるか?
なんか、ピリッとしないですね。最後にカリオがメランドリに突っ込んだのもいやな感じでした。メランドリは冷静でいいやつだな~、なんて思うと同時に、Ducatiのリヴィオ・スッポのコメントは、ちょっとなぁ。レースでは接触はつき物とは言え、なんか、メランドリが無理して追い抜きしたのが悪いみたいな感じで。ええ~?あれ、どう見てもカリオが突っ込んだんじゃないんですか~?
Ducatiは、チームとして、なんかうまく回ってない気がします。
レース後は、夏休み明けでもあり、ストーナーの話題が結構出たけど、奥歯に物の挟まった感じで。なんか大変だな~。
一方で250は、楽しいレースでした。青山Hが4位に終わったのは残念だったけど、上位グループのバトルは楽しく。Pasiniって結構いいですね。わたし的にはSimoncelliより、全然好きだなぁ。
- 2009/08/17(月) 00:48:30|
- モトGP
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今日8月15日を中心にした数日間は、ミラノの人口が一年で最も少ない時期です。日本のお盆のような、宗教的な祝日であること。そして、イタリア人にとってのバカンスはまず海で、そしてやはり8月にお休みを取る人が集中していること。で、ミラノ人に残っているのは、お年寄りとか、外国人ばかりということになります。
どこに行っても混んでいて、お値段も高いこの時期にお出かけするのはいやなので、わたしは大抵ミラノに残ります。車も少ないし、バスやメトロもがらがらだし、会社もほとんど開店休業状態だし、のんびりできるんですよねぇ。
そんなミラノで、今日はのんびりだらだらと過ごしていました。やはりミラノに残っている友人と、明け方まで呑んでしまって、どうにもやる気が出なかったせいもありますが。
で、せめて少しは何か、と思って、手をつけたのが、玄関のドア。
これは、もともとあった鉄棒入りのドアが、まだまだしっかりしていたので、改装時かえずに、そのまま使っています。
気になっていたのは、表札。というか、名札。ドアに、以前の住人の名前のプレートをつけたままにしていたのですが、それを何とかしないと、と入居以来考えていました。
自分の名札をつける気は毛頭ないし、でももともとある名札プレートを取ると、取り付けの穴があるし…、ということで、安物の額縁をかけることにしました。改めて釘打ちなどをする必要もなく、ぴったりと収まりました。
そして、売るほど持っているたくさんの絵葉書の中から、北斎の富嶽の一枚を入れてみました。海が夏っぽいかと思ったのですが、ちょっと月並みですかね。季節ごとに変えていきたいと思います。
まだ不足している家具もありますが、そろそろ壁に飾るものなどを考えている今日この頃。昨日は郊外のホームセンターやイケアで、大きなポスター用の額縁を物色してきました。今は、壁がまだ真っ白ののっぺらぼうで、さびしい室内。絵を飾ったら、きっと、より落ち着けるお家になることでしょう。
こうして少しずつ手をかけていくのは、楽しいものです。
- 2009/08/16(日) 06:27:34|
- インテリア、小物
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ピサの町って、かなり大きいですが、今まで、カテドラルや斜塔のある「奇跡の広場」以外の場所って、ほとんど行ったことありませんでした。今回は、地図にチェックを入れて、ロマネスクしらみつぶし、で、確実に5キロ以上歩いたと思います。炎天下、厳しかったですが、がんばって道をたどっていくと、他の建物にくっついたり、狭い見通しの聞かない道端だったり、場合によっては小さな広場に面していたり、といろいろなロケーションに、ひっそりとロマネスクがありまして、宝探し?オリエンテーリング?スタンプ・ラリー?みたいな楽しさは覚えました。
ピサ様式といっても、基本は共通するものの、すべてが、わたしのイメージする白と緑のしましまの装飾的なもの、でもなく、あ、基本はこういうものなんだ、ということが、数を見ていると見えてきて、なんだかとても面白い散策でした。
ずらずら並べます。
まずは、アルノ川近く、王宮博物館の裏にひっそりと建つサン・ニコラ教会。ひっそりといっても、塔は結構派手で自己主張してるかも。
自己主張している塔も、以外にも12世紀のものだそうです。灯台みたいな。
そしてこれがファサード。
オリジナル部分のディテールです。ここからしてすでに、あれ、派手派手じゃないし。適当にかわいいし。幾何学的装飾が、シンメトリーの建築の中でアシンメトリー。という事実に、興味を覚えてきました。
次は、観光ガイドの中でも比較的大きく取り上げられているサン・パオロ・ア・リーパ・ダルノ教会。
ここは、広場の中にあり、ピサには珍しくぐるりと後陣まで見ることの出来る教会(多くは建物に埋もれて、全体を見られない状況でした)。
オリジナルのディテールは、しましま、装飾ですが、派手派手ではないです。そして、やはり、装飾はすべてアシンメトリー。盲アーチの下の幾何学模様のモザイクは、すべて異なっているのです。
次。サン・ピエリーノ教会。
ここは、周囲が割りとお店のあるゾーンで、感じのよさそうなレストランや居酒屋に囲まれた地域。ファサードと脇の壁は見えますが、後陣は他の建物に囲まれて埋もれてしまっています。
白と緑でなく、砂岩っぽい素材が、素朴な感じで、これもあり?と驚きます。装飾もやはりアシンメトリーで、なんかだんだんなじんできます。
そして、すぐ近くにあるサン・パオロ・アッロルト教会。これはファサード以外は完全に町並みに埋もれています。
でも紛れもないピサ様式の教会。ファサードの下部ね。
そしてまた町の中心部に近づいて、サン・フレディアーノ教会。
ほとんど、通常はオープンしていないのですが、ここは完全に現役。教会前もちょっとした広場になっていて、感じの良いロケーションです。ファサードは、やはり大理石じゃなくて、あれ?ピサ?って感じですが、要は、これはピサなんですね。多分。
幾何学模様よりも、ヘタウマ彫刻に魅かれるわたくしですが、ピサに関しては、このファサードのモザイクや幾何学模様のモチーフ、結構良いと思いました。砂色だったりすると、妙に味もあったりしてね。
最後に、サン・シスト教会。ここはガイド/ブックにも出てないのですが、歩いている途中でぶち当たりました。ピサ様式のファサードじゃないロマネスク様式で、妙に目立っていました(わたしの目には、ですけどね)。実はちょっとほっとしたりして。
これらは、整理してからサイトにアップしますが、どうでしょう。ピサ様式。いろいろでしょう。
これだけまとめてみることもなかなかないと思いますが、まとめて見ると、見えるもの、ありませんでしょうか。
続きます。
- 2009/08/14(金) 06:04:22|
- トスカーナ・ロマネスク
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