fc2ブログ

イタリア徒然

イタリアに暮らしながら、各地のロマネスクを訪ねた記録

ロッシ、続報

今夜もまた、ゴールデンタイムのニュースに出ていました、われらがロッシ。レースでは、優勝したときに5秒くらい映像が流れるくらいなんだけどな~。
インタビューでは、とにかくやる気満々な様子が伝わってきました。歩くときは、まだ松葉杖使っているのに、参戦しちゃうって、大丈夫なんですかねぇ。
彼はやる気ですね。今、ポイント的には7位にまで後退しているから、今年は優勝レースからは外れたね、というある意味失礼なインタビュアーに、まだレースは半分残っているんだからね、と明らかにあきらめていない様子で返していて、おお~、さすが王者です。
さぁぁ、明日のフリー走行で、まずはどんな調子か!もうわくわくします。レジェンド誕生かもしれないんですから~!

  1. 2010/07/16(金) 05:25:16|
  2. モトGP
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

プーリア・ロマネスク、その20

バーリ3
カテドラルに行きます。ここもバーリの旧市街にあり、サン・ニコラ同様、巨大教会です。


そして、外から見る限りでは、正面ファサードのポルタイユなんかもバロックとか入っていて、あ~あ、って感じ。脇の扉なんかは、ガラスの現代的扉になっちゃってますしね。ロマネスク的には、大いに「?」って感じ。
とりあえず、ここにも象さんがいらっしゃいますね。


う~ん、でもちょっとゴシックだよなぁ、と思いつつ、期待してぐるりとみて回ります。
おっ!わたし好みのレリーフが。


うわ、お干菓子、かわいいですね!


これは、現代的なガラス扉になっている脇の扉周囲に残された11世紀の名残ですね。よく、残してくれました。本当にかわいらしいレリーフです。
でも、外観で、これは、と思ったのは、これくらいでした。

次回、中に入ります。
短くて申し訳ないですが、暑くて、パソコンに向かっているのも苦しいのです。この暑さと湿度で、扇風機しかないって、拷問…。今夜もまた眠れそうにありません。
  1. 2010/07/16(金) 05:20:44|
  2. プーリア・ロマネスク
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

ロンバルディアのマイナー・ロマネスク3

トレヴィリオ
1300年代の創設、その後改築、修復、ということだったし、端からどっちでも良かったのですが、とりあえずロベルタ(カーナビ)の先導のおかげで町にはたどりついちゃうし。それなら、せっかくだから行ってみようか、と町外れから旧市街の中心まで、炎天下をせっせと歩いてたどりついたのが、サン・マルティーノ参事会教会。
どひゃ~。


想像以上のバロックぶりでした。
一応中世に出来た教会で、バロックに変えられたものって一杯あるけど、ここまで派手派手に「元からバロックだったんですよ」的に変えられちゃっているところって、そうないと思います。本当に見事。前後左右、すっぽりと覆った感じでバロックになっていました。
わずかに、これだけが中世の名残。


右側の塔が、中世の名残ですね。ゴシック。これも、相当はなれないと見えないし。
内部も完全なバロック。ここまでやられると、いっそ潔い感じで、バロック教会に入って、いつも感じるような居心地の悪さよりは、よくもここまでやったね、という感心の気持ちが先にたったかも。ほんと、それ以前の痕跡を見事に消し去ったバロックの佇まいでした。

ま、こういうこともあります。多々あります。
でも行かない限りは、どの程度、オリジナルが消失しているか分からないので、やはり行ってしまうわけです。勿論この辺に住んでいるからこそできることで。実際、こういう機会でもないと、絶対に行かない土地にアクセスできるのは、ある意味楽しい部分もあります。

ミラノから日帰りでいけるマイナー・ロマネスクは、これからもチョコチョコと行くと思いますが、それこそ、日本からロマネスクを訪ねてこられる方にはまず縁のない場所でもあることですし、サイトにも、いつかきちんとまとめて、紹介してみたいと思います。
  1. 2010/07/15(木) 05:29:30|
  2. ロンバルディア・ロマネスク
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:6

ロッシ、復活!

まさか、本当に?と半信半疑の日を送っていましたが、本当に、この週末のドイツGPで復帰するんです、ロッシ。
今日、ヤマハからオフィシャルな発表があったらしいですねぇ。ひぇ~、マジ驚きです。
あの怪我で。まさか7月中に参戦。ありえない。
ゴールデン・タイムのニュースで話題になったくらいなので、やっぱりこれは誰にとっても奇跡的な話ってことなんでしょう。こういう話って、何十年も昔の、フォルミュラ1のニキ・ラウダ以来、とか。
わたしは来週1週間休暇で出かけるのですが、まずはドイツGPを見てから、と思い、出発を月曜日にしたんですよねえ。まさに英断でした。どういう結果になろうと、ロッシの勇気とやる気に乾杯します。

  1. 2010/07/15(木) 05:27:47|
  2. モトGP
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:7

ロンバルディアのマイナー・ロマネスク2

カプリアーティ・サン・ジェルヴァジオ
さて、ヴァプリオ・ダッタの後に向かったのは、高速道路を挟んだ反対側にあるカプリアーティ。マイナーもいいところで、多分誰も知りませんよね。

カーナビって、使い慣れることが必要ですね。
指示に従って走っていたら、比較的大きな町に入りました。こっちはカプリアーティと思い込んでいますから、ぐるぐるするものの、全くそれらしい姿は見当たりません。教会の場所を道端の人に聞いても、誰も知りません。お年寄りに尋ねると、結構的確な答えが返ってくることが多いんですけどね。
しかしふと、「ここ、カプリアーティですよね?」と聞いたら、「ここはトレッツォだよ」。そういえば、カーナビ・ロベルタ、到着とは言ってないじゃん!でも何で町中をこんなにぐるぐる走らせるんだよ~。
気を取り直してカプリアーティに向かいます。どうやらここがそうらしい、でもやっぱり教会なんか目に付きません。で、また道端の人に尋ねまくり。カーナビがあっても、結局人にきいてんじゃん、とあきれつつ、はっ、としました。教会の名前サン・シーロを入力してみたのです。次々と指示が。町をどんどん離れていくような。完全に住宅地。というところで、サン・シーロ通りに到着、ありました!通りのとっつきにある、住宅のような建物は、インターネットでみた写真のまま。
ロベルタ、やるじゃん!

というわけで、カーナビの威力に感心しつつ、サン・シーロ教会につきました。


ほとんど民家です。建築的にオリジナルの姿が残っているのは、小さな後陣だけ。がんばって走ってきた割には、ご褒美がしょぼかったかな、と思いつつ、ファサード側に回ります。


全然期待できなそうだけど、一応見ないとね。
そしたら、あらまぁ、予期せぬ宝物が。
正面扉のリュネッタに、かわいらしいレリーフがあったんです。


かなり摩滅してしまっていますが、祝福するキリストっぽいです。
これだけなんですけど、何も期待してなかっただけに、妙に満足感を得ました。
この木の扉も、なんかいい感じ。かなり古いんじゃないのかな。


鉄の装飾が、とても好みです。

カプリアーティはとても小さな町で、ほとんど住宅のみ。このサン・シーロは、実際町のどの辺に位置しているのか、全く不明。カーナビだと、こういう具合にとても効率よく目的地にたどりついたりできるけれど、でも道は全然覚えませんね。
それに、途中工事中で迂回路とかあったり、つい最近進入禁止になった道などは、彼女には分からないから、迂回すると、「すぐに戻ってあの道を行け」と執拗に繰り返すのはやめてほしいもんです。ロベルタ、黙っててくれ、と何度つぶやいたことか。
  1. 2010/07/13(火) 04:34:08|
  2. ロンバルディア・ロマネスク
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:6

ロンバルディアのマイナー・ロマネスク1

ヴァプリオ・ダッタ
1.去年からきかなかった車のクーラーをなおした
2.家にいても、とにかく暑くて、寝坊も出来ない
3.洗車をした上に、ワイパーも新しくして、車がピカピカしている
4.新しいカーナビを試したい
等など、多数の理由をもって、今日は半日ドライブしてきました。実際、クーラーの効いた車内ライフは、暑くても扇風機と水風呂しかない自宅よりも、かなり快適。

行き先は、本当はピエモンテの田舎を考えていたのですが、あまりの暑さに、地図を見たりガイドブックを熟読する元気がなくて、近場に適当に、ということで、ミラノ北東部、国道11号線沿いを目指しました。
しかし、ロベルタ(カーナビ)!自宅から国道への道も、なんかよく分からない指示で、え~、カーナビって難しいかも?と、いきなり悩むわたくし。

まずは、お気に入りのヴァプリオ・ダッタを目指して、様子を見ることにしました。ここは数年前に行ったとき、かなり簡単にたどりつくことが出来たので、カーナビがあればさらにさらりといけそうだと思ったのです。
しかし、なぜか余計に間違えるのでした。ロータリーの出口が難しい。慣れるまで時間がかかりそう。カーナビに頼っていると、視覚が麻痺するというのか、表示の何を信じていいのか分からなくなるし、意外と難しいもんです。

さて、そういうわけでヴァプリオ。
びっくりしました。
前回訪ねたときは、草ぼうぼうの空き地状態だった教会前のスペースが、なんと新築アパートと立派な駐車場に変わっていました。あれから四年。さすがにイタリアでも、そりゃこのくらいは出来るってことですね。
で、教会の周りだけが、草ぼうぼう。これも、あと4年位して訪れると、何か変わっているかなぁ。


というわけで、相変わらずしょぼいファサード。そして、草ぼうぼうで、手入れもされていない前庭部分。ちょっとさびしい状況になってしまいましたけれど、しかし、このしょぼいファサードからは想像できないほど、ここのロマネスク装飾はすばらしいです。改めて感心しました。


入り口扉周囲の装飾。全体にかなり傷んではいるのですが、でも十分よく残っているのです。一つ頭の半漁人みたいなフィギュアが結構お好みです。


内部にある柱頭も、背が低くて、目の前というのは、なかなかないことですから、改めて感動してしまいました。細工もなかなかのものですよ。前回来たときは、まだ勉強不足で、柱頭のモチーフ内容までは分からなかったのですが、これは、ダニエル君とライオンかな、と思ったり、わたしも、ちょっとは成長(?)しているかも。
前回全く気付かなかったのが、中央後陣の半円の下部にあるレリーフ帯。4年前はまだチェックが甘かったんですねぇ、多分。動物フィギュアが、2メートルくらいの帯に並んでいてかわいいのですが、実は高い位置にあり、暗いので、肉眼ではあまりよく見えなかったんです。



ファサード側には、両脇に鉄柵があり、教会の裏側に出るには、教会の中から行く必要があります。差し込み式の鍵が4つほどある扉を無理やり開けて、ちょっと出てみることにしました。これが見たかったんです。


かわい~。
後陣の方まで回ると、この他にも好きな彫刻があるのですが、あまりの草ぼうぼうに恐れをなして、ここでやめました。以前来たときも、かなり草ぼうぼうだったけど、もっとすごくなっていたような。
いやいや、それにしても、ここは良いですね。また来ようっと。
さて、このあと、カーナビ・ロベルタとの珍道中です。
  1. 2010/07/12(月) 05:51:24|
  2. ロンバルディア・ロマネスク
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

プーリア・ロマネスク、その19

バーリ2
サン・ニコラの内部は、後代に手が入って、ゴシック状態。で、入るなり、あ…、とちょっと気が抜けてしまいます。


でも、ここの面白さは宝探し、と外観で学習していますので、目を皿のようにして、ロマネスクを追っかけます。
いえいえ、別に目を皿のようにしなくても、クリプタに降りれば、ロマネスクの世界が広がるんです。


ちょっときれいになっていますけれど、ロマネスク時代の空気は十分。なんといっても、ここの柱頭はすばらしいですよ。


大きくて、そして、細工が繊細で美しい!


不死の象徴孔雀、ですね、多分。
このクリプタは、教会で最初に作られた場所だそうです。サン・ニコラのレリックを収める場所が必要で、とりあえず形を作る必要があったようですよ。で、もともとバーリがビザンチン時代に、行政府として使われた部屋がそのまま転用されているんだそうです。円柱と柱頭の一部は、ビザンチン時代のもの。上の動物モチーフは、ロマネスク時代ですが、植物モチーフなどが、ビザンチンのものらしいです。
たとえばこれなんか、きっとそうですね。


ビザンチン。これまた勉強しないとよく分からないんですよねぇ。立派な本は、随分前に買ってあるんですが、例によって積読で。

クリプタの内陣に当たる部分に、この椅子があります。これ、とても興味があったんですよ。この、椅子を支える人々の彫刻。かわいらしいって言うか、なんか面白いですよね。


でも、周囲にかなりの余裕を持ってロープが張られていて、相当離れたところからしかみられないんです。がっかり。

普段のミサは、本堂ではなく、このこじんまりとしたクリプタで行われているようでした。巨大教会ながら、何かファミリアーな雰囲気があるのは、こういう空間のせいかも。

本堂も、ちょっとだけ、ロマネスクの名残は見られますけど、やっぱり目を皿のようにしないと見つけるのは難しいかも。全く、ゴシックとかバロックとか、やめてほしいですよ。って言っても仕方ないんですけどね~。
  1. 2010/07/11(日) 05:20:14|
  2. プーリア・ロマネスク
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

プーリア・ロマネスク、その18

バーリ1
プーリア・シリーズのとりを飾るのは、州都バーリ。
ここでは、プーリア・ロマネスクを象徴するかのような、サン・ニコラはじめ、無名の教会も含めると、随分なロマネスクに出会うことが出来ます。
今回、電車やバスでの移動の便を考えて、拠点をここに置きましたので、ゆっくりと見学することが出来ました。さすが州都だけあって、重要な二つの教会は、一日中ノン・ストップでオープンしているのも、大変助かりました。

まずは、最も重要な教会、サン・ニコラ。


入り口脇に、いきなり日本語まで入ったこんな垂れ幕があって、びっくりしました。日本人もそれなりにくるんでしょうねぇ。


でかいです。カテドラル並み。でも、バーリの町には、これとは別に、ちゃんとカテドラルもあるんですよね。
なんかでかくて、取り付く島がないというのか、どう対応していいのか、ちょっと戸惑ってしまいました。でも、近寄ると、ディテールにはかわいいものがたくさんあって、宝探し的な楽しみ方をしてきました。


ファサード正面扉を守るのは、牛。北だと、獅子ですけど、なぜか牛。それもでかいんです。そして耳がない。折れちゃったというより、耳の穴が開いているので、もともと差し込む構造だったのでしょうか。不思議。


扉周りの装飾レリーフもすばらしいものです。
そういえば、ここにもいますけれど、象のモチーフ。これがすごく多いですね、プーリアには。バラ窓周囲に飛び出す彫刻でも、大抵象がいるし、ポルタイユ装飾のレリーフにも、必ずどこかに象がいます。北では見たことがありません。アフリカに近いし、象さんここまで連れてこられていた?または情報が伝わっていた?好奇心がそそられます。


脇の扉には、ちゃんとライオンもおりました。相当摩滅していて、らしきものって感じになっちゃってますけど。
それにしてもこの脇の扉周りの装飾はすばらしかったです。


アーキボルトの内側に騎士物語、外側は幻獣シリーズ。どれも非常に細かい職人技で、また修復も相当されているとは思いますが、保存状態が良好なんです。盛りだくさんで、みていて飽きない装飾です。

内部は次回。
  1. 2010/07/09(金) 05:28:07|
  2. プーリア・ロマネスク
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:7

プーリア・ロマネスク、その17

ジョヴィナッツォ
この町、実は今回の旅で最も強烈だったかも。
そもそもミラノから、オープン時間を聞くために教会に電話したときから、怪しい雰囲気だったんです。出たのは、教会守りみたいな人だと思うんです。すごく親切なんだけど、こんなに歯切れの悪い人もいないよ…とムカムカするくらいに要領が悪くて、あいてるんだか、あいてないんだか、日によって違うのかなんだか、わけが分からない。何度聞きなおしても、毎度言い方が違っていて、歯切れは同じく悪い。で、なんとなく分かったのは、わたしが行こうと計画している週は、何かイベントが続いているので、一般に開けているかどうかわからないしい、事前に連絡をした方がよさそうだ、ということでした。
ネットやガイドブック情報を総合すると、教会そのものは、かなり後代の手が入っているので、ロマネスク的にみるべきものはクリプタだけ、ということらしかったので、まぁ時間があれば行きましょう、くらいに考えていました。
で、幸い時間があったので、だめもとで行ってみたんです。

例によって炎天下、駅から旧市街までの遠い道のりを、ひたすら歩くと、だだっ広い広場にたどりつきました。
広場の一角に、観光局のIマークがありましたので、おお、これはいい、と思って、まずは立ち寄ってみることにしました。
ざっとみても、パンフレットの類すら置かれていない、ガラーンとした事務所に、若い男女がカウンターに座っています。二人とも黙っているので、とりあえず「町の地図をもらえますか」と頼むと、二人揃ってアワアワ。「あ、えーと、今地図が切れているんですよね」「は?」「地図、ないんで~。」
キミたち、何のためにここにいるのか?という顔をしたと思います、わたし。男の子があわてて奥の方に引っ込んで探し出し、女の子は、「ではインターネットから印刷してみましょうか」。結局10分ほどかかって、倉庫には何もない、女の子が四苦八苦して印刷したのは、グーグルの超広域地図で、旧市街の道なんか分からない縮尺。そんな地図なら、自分でも印刷してきたんだよ!って言うような代物。
ま、仕方ない。カテドラルに行きたいんだけどもね。といったら、なぁんだ、って顔をして、それなら簡単だから、地図なんかなくても分かるから、そこを言って云々、とうれしげに教えてくれて、さようなら。
そりゃそうだけどもさ。
あの人たちは、基本的に旅行者のためにいるのじゃないのだろうか?
他の町でも、何のために二人も三人もいるの、ということはありましたけれど、ここまで何もなくて、対応もできないのは、初めてでしたねぇ。
いやはや。

で、カテドラル。


旧市街の真ん中の狭い路地の突き当たりに、かなりでかくて立派なのが建ってました。でも、かなり改築激しく、見るからにわたしの好みではないのでしたよ。
中に入ったら、それはそれは見事にバロックで、うへぇ。
それでも、一応全部チェックしないと、とうろうろ。内陣も、ロープも何もなく開放されていたので、ふらふらと入ろうとしたら、いきなりすごい勢いで「シッ!シ~ッ!」と怒られちゃいました。
「静かにしろ」という代わりに「シッ」っていうのは日本人でもやりますけど、こっちの人は、人の注意を引くときに、それを大げさにやるんですよ。まるで犬猫にシッってやるみたいに。
声の方を見たら、信者のオバサンが、すごい形相でわたしを見て怒っているんです。またもや、うへぇ。こわこわ。

内陣はあきらめ、クリプタはどこだ、とめげずに、うろうろ脇の方を覗き込むと、ちょうど地下から少年が上がってきました。クリプタ発見!
でも少年は、結婚式の準備中で、見学はだめ!とすげなく言うんです。でもね、わたしわざわざ来たのよ、ここの教会のために、とか何とかごり押しして、クリプタ見学成功!


こじんまりとして、きれいなクリプタでしたけど、きれいにされすぎちゃっていて、風情には欠けましたね。あまり感動の声も出せず、でもせっかく見せてくれたんだから、「すばらしいですね」、なんて言ってきましたけど。

一応、外観も、ロマネスクの名残を求めて、ぐるりとしました。


おなじみのレリーフとか、


変にかわいらしい彫刻とか、そういうものは、ちょっとだけあります。でも全体的には、もう全然違うものになっちゃってますね。

細かい装飾なんか、それなりのものはあるので、歴史を紐解けば面白いかも、と思っていますけれど、例によって、それは当分先になりそうです。


お天気が良かったので、海がとてもきれいでした。バーリから近いですが、水もきれいそうでした。やはりこういうところはリゾートで来るべき場所ですね。旧市街も小さくてよそよそしくて、オバサンの怒った顔ばかり印象に残ってしまって、ちょっとうんざりした気分で、早々に引き上げました。
  1. 2010/07/06(火) 05:06:43|
  2. プーリア・ロマネスク
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4

モトGP-カタルーニャ

カタルーニャですから、ロレンツォとダニがいいレースをするだろうな、と思っていましたが、やはり。ロレンツォ優勝、ダニは二番。ホームで優勝するのは格別の気分でしょうねぇ。ロレンツォの強さは、不動になってきました。落ち着きが、以前とは違いますよね。ロッシが復帰したら、どうなるのかな。
ダニは、スタート直後のミスがあったのに、よく二番まで盛り返して。ブレーキがうまくかからなくて、やばかったと言っていました。何事もなくレースに戻れたのはかなりラッキーだったみたいです。
ストーナーも、一度コースを外れて、順位を落としましたが、今回は一応表彰台を狙っていてみたいですね。でも、何がなんでも上に行く!というのはなく、ただ表彰台に立てれば上出来、みたいなテンションでした。何周にもわたって、ダニの後ろにぴったりついて、プレッシャーを与え続け、途中何度も余裕で抜けそうだったのに、結局仕掛けることもなく3番。無理はしたくなかったんでしょうけど、なんか不思議。
残念だったのはドヴィツィオーゾ。ロレンツォとトップ争いをして一時はトップに立ち、すばらしいレースだったのに、自爆。間抜けですよね~。シモンチェッリも、自爆。これまた間抜けでした。いいレースしていたのに。
注目はスズキ?二台揃って、これまでにない走りをしたのじゃないでしょうか。

ところで、ロッシ=>Ducatiは、ほぼ確実になったようですね。うわ~、どういう展開になるのか。これは楽しみですね~。相棒はカピロッシになるとかいう話もあるらしいです。おお。
ロッシは、そろそろ始動開始で、7月中にも復帰するとか言ううわさもあるみたいです。本当だったら驚異的。楽しみだけど、無理はしないでほしいもんです。

モト2、高橋、がんばった!ゆうき、優勝!
インタビューを見るのは久しぶりですが、知らないうちに、イタリア語もすっかり堪能になって、びっくりしましたねえ。すばらしい!この調子で、がんばってほしいもんです。モト2でも、イアンノーネでしたっけ?間抜けでしたね。でもユウキには福音だったかも!

それにしてもこの異常な暑さの中、皆様お疲れ様でした。ああ、暑い。
夕べ飲みすぎて、まだ眠いんで、ちょっとお昼寝することにします。おやすみなさい。

  1. 2010/07/04(日) 22:16:32|
  2. モトGP
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
前のページ 次のページ