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イタリア徒然

イタリアに暮らしながら、各地のロマネスクを訪ねた記録

ロマーニャ・ロマネスク7

クラッセClasseサンタポリナーレ・イン・クラッセ教会S.Apollinare in Classe続きです。
本堂に入場です。昔と違って、今はしっかり入場料を取られますが、これだけのものがあるのですから、維持していくことを考えたら当然でもあります。
ああ、緑のモザイク。


相変わらず美しい。とにかく色彩が印象的。思わず走り寄りそうになったのですが、目を捉える何かが。


これです、これ。古い石棺。その浮き彫り装飾に目が留まりました。
なんと、本堂内部、山ほど置かれている石棺。それぞれに中世初期、というか、初期キリスト教やロンゴバルド時代の浮き彫りがどっさりと展示されているのですね。
これは、本当に驚愕でした。
だって、今まで、気にしたことなかったわけですから。

なんか、大人になってから、哲学ってすごい、と思うことがしばしばあるのですけれどもね、このときも本当にそういうことを思ったりしました。何かというと、認識しない限り、物はないと同然なんだということです。これって哲学的じゃないですか。
これらの石棺、というよりわたしにとってはそこに施されている浅浮き彫り装飾、これまで、少なくとも3回この場所を訪れていて、うち1回は、ロマネスクめぐりを始めてからのことですが、この物に関しては、「認識なし=不在」だったのです。
ここに来ると、どうしてもモザイクに身も心も引っ張られてしまって、それ以外を鑑賞する余裕もなく、また、特に中世に特化しないと、こういう一見地味な浅浮き彫りは、なかなか注目できないものだったりします。だから、当然といえば当然の見逃しなのですが、それにしても、これだけたくさん並んでいるのに、見逃しというのも、ちょっと情けない話です。
今後、サイトも含めてどれだけアップできるかわからないので、とりあえず、ばんばんここでアップしようと思います。

孔雀モチーフは多いですけれど、これは、きつつき系?


よくわからんのですが、逆立っている頭の毛がかわいらしく、また十字架も含めての稚拙さがもう愛らしさ全開!


こちらは、やはり鳥シリーズですが、普通に、多分鳩。クリスモンがしゃれた感じの割には、鳥の姿はやっぱり稚拙、鳥がとまっている植物もシンプルでかわいらしいし、その下に彫られたとっても単純な組紐模様はどうですか。ああ、うっとり。自宅にひとつはほしいアイテムです。持ってないですが。
こちらは孔雀。


典型的なお姿ですね。それにしてもスリムな孔雀。葡萄もなんとなくスリムというのか、実りが悪いというのか、装飾性の薄い浮き彫りです。空白スペースも多いし、時代の古さを感じさせるって言うのか。
これもまた孔雀と思うのですが、石棺全体のバランス感覚が、時代が進んでいる感じ。


スタイリッシュ、というと笑われそうですが、でもすごくヴィジュアル的なバランスが考えられた浮き彫りと思うのですよ。
それにしてもとさか、愛らしいです。

続きます。

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  1. 2012/07/14(土) 05:56:39|
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ロマーニャ・ロマネスク6

次はどこに向かおうかと思った頃、ちょうどランチの時間。回っている場所は、あまりの田舎ぶりでバールもありませんので、ちょっとだけ観光地化しているクラッセClasseに向かうことにしました。ラベンナ郊外で、美しい後陣のモザイクで有名な教会サンタポリナーレ・イン・クラッセS.Apollinare in Classeがあります。


ラベンナは、最初に訪ねた頃から、大体十年に一回、というペースで訪ねている気がします。クラッセは、ラベンナの旧市街からはちょっと距離があり不便なのですが、緑を基調としたモザイクが好きで、必ず訪ねることにしています。
最初に訪ねたのは、もう二十年以上昔で、まだ一般的な認知度も低く、モザイクのあるすべての教会や洗礼堂は、無料でいつでも誰でもアクセスできる状態でしたし、ホテルも少なくて、旅行者にはあまり優しくない町でした。それが、世界遺産に認められた頃から様子が変わってきて、ホテルはどんどんできるし、町はこぎれいになるし、教会入場は有料になるし、もともと何もない草原の中に、ローマの遺跡とともに一人ひっそりと残されていたこのサンタポリナーレ教会の周りにも、ホテルやレストランができて、大いに様変わりして、驚愕したものです。
今回訪ねたら、前回よりもさらに整備されていて、いやはや、という気持ちでした。
それでも、本来訪ねるべきサンタポリナーレのたたずまいはそのままで、それはそれで嬉しいものでした。

この丸い鐘楼。


これは、このラベンナ地域特有のものです。ラベンナの影響のある場所に、時々ありますけれど、完璧な姿で残っているものは、やはりこの発祥地域のみではないかと思います。時々あるように、天辺に三角屋根が乗っけられたりすると、すっかりと全体のバランスが変わってしまいますので、やはり本来のこういう円筒形のみ、すっきり、という姿がよいですね。
遠目ではよくわかりませんが、細部に凝っていますよ。


下の方に入っている市松模様。レンガの色が、様々で、その積み方だけでも美しいのですが、こういうしゃれたモチーフが所々に入っていて、その変化が楽しいのですよ。
上方に向かうにしたがって、ただの穴ぼこから、一連窓、二連窓、三連窓、そしてそれぞれの横並びダブル、と、開口部が広がって、イメージ的な軽快感と、実際の重量の軽量を図る構造は、ロマネスクによくある四角い鐘楼と同じ構造になっています。
窓の部分は、とても地味ながら、ちゃんと装飾もありますよ。


時代が古いだけに、窓も小さいですね。大きい窓を開けてもなおかつ頑丈な構造を保つ技術がなかったのでしょう。
それにしても幅の狭いこのレンガの美しいこと。うっとりと眺めてしまいましたねぇ。
ファサードは、初期キリスト教教会スタイルです。


超地味なのですが、本来初期キリスト教やロンゴバルドが大好きなわたしは、こういうファサードを見ると、どきどきしてしまいます。
本堂に入ります。
いきなり、これまでの旅では一度として注目しなかったものに目を奪われました。そういえば、二十年前はもちろんとして、過去直近に訪ねたときは、ロマネスク探訪を始めて間もない頃で、まだ初期キリスト教とかロンゴバルドに対する思い入れがほとんどなかったはずですので、気にしないのも当然。しかし、今回は、既に何度も見ているモザイクを尻目に、新しい発見に興奮して、そちらばかり注目してしまいました。
次回、紹介しますね。

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  1. 2012/07/13(金) 05:25:33|
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ロマーニャ・ロマネスク5

超マイナーな教会が続きます。こういうのは、住んでいるからこそ訪ねることができる場所ですね。
次は、ロンガーナLonganaのサン・アポリナーレ・イン・ロンガーナ教会Pieve di S Apollinare in Longana。


とても小さな教会です。土手のようになった高台にある幹線道路を下った場所にあり、ロンガーナの村のはずれに当たります。道からのたたずまいは、緑を背景にして、とても美しくかわいらしいものですが、幹線道路は対抗二車線で、そこに停車して撮影することができず、残念でした。
でもここ、鐘楼以外はほとんど再建。


その鐘楼も、多くの部分が再建と見受けられました。天辺の三角屋根は、当然かなり新しいものですしね。
上の方の開口部の二連窓に、ちょっとだけ古い時代の名残が見られました。


いや、どうかな。とてもシンプルな柱頭に、十字架の浮き彫り。十字架のフォルムの雰囲気はとても古いのですが、本当のところは、再建かもしれません。
中は、一身廊で、何も見るべきものはありません。祭壇にこんな哀しいものが。


薄暗い中に遠目で、一瞬「え?」と驚いたのですが、近づいたら、石ではなく樹脂のような素材に表された中世っぽいモチーフでした。こののっぺりとした質感。こんなものを置くなら、ただの石の塊を置いてくれたらいいのになぁ。美意識を疑います。
それにしても、別に内部が見られなくても、特に悔しくないこういう教会ほど、きちんと開いていたりするんですよねぇ。


でも、とてもきれいに保たれていて、清潔で、生きている教会で、いかにも地域で大切にされているというオーラが漂っているのは、ちょっといいものでした。


教会の裏側に広がる何もない土地。なーんにも。
起伏もなくて、ぺったんこで、あらゆる意味で地味な土地です。巡礼も、このあたりを歩くのはさぞや楽だったのでは。でも楽だけど、退屈しそうな土地です。
のんびりと次に向かいます。 

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  1. 2012/07/11(水) 04:17:16|
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ロマーニャ・ロマネスク4

さくさくと進みます。狭い地域に次々とある、というロケーションは結構好き。
次にたどり着いたのは、サン・パンクラツィオという村にある墓地教会Chiesa di San Pancrazioです。


村の入り口の緑の中にあり、とても美しいロケーション。後陣側は墓地になっています。
オリジナルは、ここもロンゴバルドで、7世紀または8世紀という魅力的な年代ですが、残念ながら後代の修復再建が勝ってしまっています。
内部は、漆喰でまさに真っ白。


窓やアーチの部分だけ、若干オリジナルなのか、再建なのか、石積みの雰囲気を残しつつ、でも、ちょっと塗りすぎですよね。


開口部に、アラバスターの薄板をはめ込んでいるのが、ある意味、逆にさびしい感じもあるのですが、おそらく後代の修復時に、建築家がいたたまれなくて、できることをやるぞ、みたいな感じでやったんでしょうねぇ。痛々しいなぁ、なんだか。
身廊を区切る柱も、もう漆喰そのものなんですが、ひとつだけ、創建時の碑文が見えるようになっています。


これはとてもしっかりとした碑文で、1058年のものであることがわかります。残念ですねぇ。


墓地の方に回って、外壁を観察しました。オリジナルに忠実な再建、または修復で、ロンバルディア様式の装飾が見られます。でも、ちょっとさびしいですね。後陣は、残念ながら半円のロンバルディア様式ではなくて、かくかくしていて、これもまたさびしかった。
こういうのって、仕方ないですけども、せっかくの千年からの遺産がね。はぁ。
それにしても、この地域に見られるロンゴバルド、ちょっと調べないといけないです。

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  1. 2012/07/09(月) 06:22:13|
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ロマーニャ・ロマネスク3

美しい花園のあとは、ゴドGodoの、テグリオのサント・ステファノ教会 Pieve di Santo Stefano in Tegurio (o del Godo)です。
到着したときは、教会前の敷地が車でいっぱい。ちょうどミサの終わった時間で、教会から人がわらわらと出てきていました。思いっきり現役教会です。


遠目には、様式はロマネスクながら、かなり修復がされているな、という雰囲気。
それにしても、この車の列は。これがなければ、かなり美しいロケーションでしょうね。鮮やかな緑の芝生の上に容赦なく駐車。私も仕方なく芝生に乗っかりましたけれど、なんかちょっと申し訳ないような気持ちになりました。
ミサの後、すぐに閉められたら困るな、と思い、人々をかき分けて、本堂に突入します。


うわ~、中は思いっきり漆喰の白です。どひゃ~、これはだめだ、とすぐにきびすを返そうと思いましたが、事前調査で、一部古い柱が残されているとあったので、めげずにうろうろしました。
あ。


ありましたね。このアーチの縁部分と柱頭がオリジナル。後から掘り起こされた感じ。


こんな状態ということは、全部、漆喰の中にオリジナルが残されているのでしょうねぇ。それが全部表に出されたら、どれだけ愛らしいか、と思いました。
でも、この教会は今でも現役で、もしかしたら通ってくる信者さんは、漆喰の白が、清潔感があっていいわ、等と思っているかもしれませんしね、それはなんとも。わたし的には、本当に残念ですけれども。だって、見事にオリジナルの柱頭が、そのまま、嫌味なく包み込まれているわけですからね、見たいです、全部。もしかしたら、数十年後には、見ることができるようになっている可能性も無きにしも非ずとは思います。
ミサの余韻の中、あちこちで人をかき分けかき分け、こういう中世の遺構を探す作業も、ずいぶんと慣れてしまった感じ。ある意味、信者の方には、申し訳ないと思いながら。
外に出ても、まだ村の社交が続行中。わたしは一人異質に、カメラを抱えて、教会外観を撮影しまくり。


北側側壁。かなり手が入っていて、全体としては中世の趣のある姿ですが、装飾的ディテールは、違う時代のものとなってしまっていて、さびしいですね。ミサに集う人々の存在が、寂しさを若干和らげてくれたという稀有な例かもしれません。

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  1. 2012/07/07(土) 06:10:20|
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ロマーニャ・ロマネスク2

バーニョ・カバッロBagno Cavalloのサン・ピエトロ・イン・シルヴィス教会Chiesa di San Pietro in Sylvis、続きです。

クリプタを出て、本堂に戻ったら、ガイド付の観光グループがいました。いったいどこから来ているどういう人たちなんでしょう。ガイドは英語だったのでほんとにびっくりしました。
本堂の内陣にも、クリプタのような祭壇がありました。


シンプルだけど、ロンゴバルド風のお干菓子装飾がかわいらしい。

本堂で注目したのは、北側の壁にかけられている多くの浅浮き彫りのある石版。


どうやら、古い説教壇装飾の名残のようですが、いかにもロンゴバルド、わたしの好きなものばかりで、興奮しました。説教壇がそのまま残っていたら、どれだけ素晴らしかったでしょう。
これなど、碑文もしっかり残っていて、素晴らしい状態なんです。


思った以上によい教会でした。一年越しで、入れてよかった~!と超満足でした。
おっと、よく忘れるけれど、外側からの後陣とか側壁もチェックしとかないと、と外観チェックに入ります。
修行ですねぇ、つくづく。
側壁。


きれいにアーチがあります。外壁のほとんどは再建、またはほとんど再建に近い激しい修復と思いますが、オリジナルに忠実に、を基本に細心にされていると思います。
そして、この側壁を眺めながら教会脇に進んでびっくり。
花のじゅうたん。


芝桜?
ピンクの色も鮮やかで、まさに見ごろという状態でした。ちょうど庭を手入れしているおばさんたちがいたので、遠慮しながら写真を撮っていたら、遠慮することないわよ、入りなさいよ、と柵の中に招いてくださったので、花をばしばし撮影。そういえば、芝桜ってよく耳にするけれど、実際に身近で花を見たことがないなぁ、と思いました。クローバーみたいなタイプ、つまり明らかに一年草系の花でしたけれど、何でしょうね?
いや、本当にびっくりするくらい美しかったです。

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  1. 2012/07/04(水) 05:31:38|
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ロマーニャ・ロマネスク1

ブログの入り口ページが、フランス一色になっているので、たまにはイタリアに戻りましょう。イタリア徒然だしね~。
ということで、春に旅したロマーニャの、誰も知らないマイナー・ロマネスクを紹介したいと思います。

このあたりは、昨年もざっと回りましたが、そのときは、ロマネスク巡りというより、ボローニャ在の友人たちとのんびりと一日エクスカージョンという感じだったのです。といいながら、しっかりと地域の資料を入手したこともあり、”修行”志向のわたしとしては、一度きちんと歩きなおしたいと思っていたのです。
で、4月末の連休を利用して、丸一日、走り回ってきたという次第です。

まずは、昨年、中に入ることのできなかったバーニョ・カバッロBagno Cavalloのサン・ピエトロ・イン・シルヴィス教会Chiesa di San Pietro in Sylvis。


町の入り口、というロケーションにあり、ファサードはとてもシンプルだけど、イタリア・ロマネスクの典型的なスタイルで、好感が持てます。オリジナルはなんと7世紀という古さ。どっちかというと初期キリスト教寄りの、わたし好みですよねぇ。

教会の脇が駐車場にもなっていて、とっても便利。教会の扉が開いている様子だったので、慌てて車を停めて、わくわくしながら本堂に入場です。


あ~、いい感じです。写真ではわかりにくいかもしれませんが、白っぽくても、漆喰の白さではなく、ちゃんと石積みですよ。
観光客が結構います。
前回は入れなかっただけに、嬉しさが倍増。お昼にも近かったので、今閉められたら困る!とにかく深奥部に向かいます。内陣がこれだけ高く持ち上がっているわけですから、目指すは、まずは、クリプタ。脇の階段から降ります。


素朴な、装飾のほとんどないクリプタ。でも自然光が入ってきて、とてもいい感じ。
そういえば、この教会、後陣側は外からアクセスできなかったのですが、クリプタにも大きな窓がありました。
クリプタの祭壇は、支柱の柱頭部分が、とてもシンプルながらかわいらしい。もしかして、古い時代のオリジナルかな~。


この、祭壇の支柱柱頭こだわりが、他でも見られましたので、ちょっとアップしときます。


このあたりの教会の基本が、このサン・ピエトロなのかもしれないですねぇ。祭壇は、新しくなっているところも多いし、支柱がこういう小円柱って言うのも、あまりない気がして、今回はとても惹かれました。
地味ですが、続きます。

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  1. 2012/07/03(火) 05:35:11|
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ロマネスクのおと、更新のお知らせ



久しぶりにピエモンテです。プーリアをコンプリートしなければいけないのですが、つい浮気しました。
ピエモンテといっても、ロンバルディアと境を接する南東部で、中世から都市国家時代は、領土的闘争の舞台でした。文化的にも、いろいろと混ざっています。


といっても、ロマネスクを見る上では、とてもマイナーな場所ばかりで、日本語では、ほとんど情報もない場所だと思います。それでも、改めて写真を見ていると、なんだか楽しい。


誰も知らないかもしれない、というのは、きっと自分だけが知っているかも、ということだから、楽しいんですね。そんなわけもないのに。でも、そういう誰も知らない、というレベルなのに、大切にされているものというのは、とてもよいものです。
よろしかったら、ピエモンテ南東部のマイナー・ロマネスク、おなじみのサイトで見てやってください。
ロマネスクのおと

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  1. 2012/07/01(日) 06:57:03|
  2. ピエモンテ・ロマネスク
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