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イタリア徒然

イタリアに暮らしながら、各地のロマネスクを訪ねた記録

はしょりまくりの人生図?

カタルーニャ・ロマネスクめぐり、その8

ムーラMura、サン・マルティ教会Iglesia de S. Marti'続きです。
美しい後陣を含む外観を堪能し、いざ、正面に。




後陣に比べると、かなり地味なファサードです。どうやら、こちら側は、後代に相当手が入ったと考えられます。
近づきます。




扉はしっかりと閉ざされていますが、上部がガラスになっていて中が見えます。張り紙には、1ユーロのコインで明かりがつくと書いてあります。カタラン語オンリー。
どうやら、ミサのときしか開けないパターン。人も少ない村だし、教会前に常に人が集まるようなスペースもないし、もしかすると、過去に、狼藉者の被害にあったのかもしれません。
でも、内部を見えるようにしてくれているのは、とても良心的。というか、わざわざ見学の人が来るということなのかな。それはそれで不思議。

脇にある箱にコインを入れても、明かりはつかなかったと記憶しています。でも、午後の日差しが差し込み、意外とよく見ることが出来ました。




彫り物など、凝った装飾はなさそうですが、後陣部分は、古そうで、とても雰囲気があります。近くから見てみたかったものです。
実は、ここに来るまでに通りかかったバールの店先で話し込んでいるおじさんたちに、教会の鍵は、同じ広場の家が預かっているよ、と教えられたのですが、これで満足してしまい、あえて探しませんでした。
とりあえず満足して、本来の目的である扉周り装飾に集中します。




素朴な装飾。リュネッタの浅浮き彫りと、左右側柱の柱頭と、そして、入り口軒下の彫り物。でも、どれもすっごくチャーミングなんです。

まずリュネッタは、中央に、どっしりとした肝っ玉母さん系の聖母子。




左側にはマギが見えて、お誕生のシーンも兼ねているっていうことなのかな。上部左右に、香炉を振り回している天使がいて、翼がスペースぎりぎりに彫られているのが、とっても好み。

右側柱頭。




エルサレム入場?でも、ロバに乗っているのは、余りキリストには見えないんですよねぇ。上部にお城の形をうまく組み込んであるのが、珍しいです。

左側柱頭。




これも、物語ですよね。左側の人が十字架を持っているので、もしかしてキリストの降架とか?とすると、正面リュネッタが、キリスト誕生で、左右柱頭が最後ということにもなり、全体のつじつまが合いますが、さて、どうでしょうか。
もしそうだとすると、こういう組み合わせって、珍しいように思います。

一方、もしそうだとすると、これらはいったい…。




これが左側で、下は右側。




思いっきりかわいい仔ライオンって感じです。尻尾が、くりくりって身体に巻きついてます。分かりませんが、多分、図像学的意味あり、です。
なんかね~、意味はともあれ、彫り物全体として、超ロマネスク。好みでした。

というわけで、閉ざされていたにもかかわらず、満足度は大。大急ぎで宿泊地に向かいました。
なんせ、この日は、冬季オリンピック、フィギュア男子決勝。
懐かしいですねぇ。

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  1. 2015/03/16(月) 01:49:18|
  2. カタルーニャ・ロマネスク
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ロマネスクのおと、更新のお知らせ

いやはや、ほぼ一年ぶりの更新となってしまい、われながらあきれています。
4年前(2010.12)に訪ねたシチリアの中世特集です。




シチリアは、地中海の真ん中に位置しているために、古代から様々な人々が乗り込んで、民族と文化が交錯して、結果、中世の遺構も、他とは違うスタイルで残されている面白い土地です。




数日の週末旅行だったので、中世の遺構が最も残されているパレルモ中心で、加えて、列車でアクセスできるチェファルー。
そして、パレルモ郊外にあり、市内バスでアクセスできるモンレアーレです。




この地域、モザイク好きなら、訪問必至のサイトが、たくさんありますが、特にこの、チェファルーおよびモンレアーレの黄金のモザイクは、必見と思います。




モンレアーレの方は、モザイクにくわえて、とても美しい回廊も必見。柱に施されたモザイクや、繊細な柱頭の浮き彫り。全体に、イスラム芸術の影響も感じられるのです。




ただし、モザイクが大好きなわたしとしては、今回出会ったシチリアでのモザイクよりは、ローマの方が好みです(ラベンナは別格)。モチーフと表現が類型的というか、オリジナリティがあまりないというか。
そういう中で、唯一の例外は、ノルマン宮のルッジェーロ王の部屋のモザイクだったのですが、そこは撮影禁止。部屋にすら入室禁止。うーむ。




シチリア第二段として、パレルモ市内の教会を、鋭意編集中です。今年こそ、サイト更新のスピードアップを目指しておりますので、お楽しみに(昨年も同じことを同じような時期に書いたような…)。

もうひとつお知らせですが、最近、インスタグラムInstagramという写真アプリにはまっています。
フェースブックもツィッターも、性に合わずフェードアウト、今はひたすらインスタグラム。
わたしのアドレスは、@notaitaliaとなります。ロマネスクに特化して、昔の写真を少しずつアップしています。日本の方の訪問がほとんどないため、英語とイタリア語のみで、ちょっと苦しい状態ですが、よろしかったら、是非訪問してみてくださいね~!

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  1. 2015/03/15(日) 01:23:51|
  2. ロマネスク全般
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ワンちゃんに導かれて

カタルーニャ・ロマネスクめぐり、その7

スペイン時間の遅いランチを手早く済ませた後は、宿泊地に向かう前に、もうひとがんばりです。目指したのは、ムーラMuraという村。駄洒落ではありませんが…。

しかし、例によって、走り出してから後悔しました。
思いっきり山道で、途中からナビもおかしくなってきました。対向車が来たらアウト、というような細道です。そういう状態になったら、後戻りも出来ないので、どこかにたどり着くまで進むしかないわけです。辛かった~!
幸い、対向車にも後続車にも遭遇することなく、村の入り口らしい場所に到着。
入り込むと、ほっとする、平地(ここ、重要ポイント)の駐車場です。




不安だったので、通りすがりの若者たちに尋ね、確かに目的地ムーラであることが確かめられました。それにしても、改めてスペイン語の衰えに唖然。「外国語を話す」というインプットがあるせいか、とりあえず日本語でもイタリア語でもだめ、と脳は理解しているようなのですが、どうしても英語しか出てこない…。いやはや。

とりあえず、こっちが村、と教えられた方向へ。




とても狭いスペースに、石の建物がぎっしり。それも、山の地形そのままという感じで、相当激しいアップダウンです。かなり狭いはずですが、見通しが利かないため、どちらに行けばいいのやら。
そんな時、先達さんを買って出てくれたのが、この方。




本来、犬は苦手なわたくしですが、この方、一人お散歩の帰りに道連れが欲しかったのか、わたしの行き先は知らないはずなのですが、確信を持って、わたしの先導をするのです。先に進むも、ちょっと立ち止まってわたしを待ち、また先に進むという感じ。面白いので、導かれるままについて行きました。

かなりの急坂、二股道でも、確信に満ちて、とことこと坂を降りていきます。ついて行くしかありません。




その先がさらに二股になっていて、ワンちゃんは、まっすぐ進み、教会らしき姿を発見したわたしは、左手に進むしかなく、そこがお別れでした。ワンちゃんは、ちょっと立ち止まったものの、さばさばと走っていきました。不思議な方~!

さて、本来の目的地、サン・マルティ教会Iglesia de S. Marti'に向かい、さらに坂を下ります。




すぐに、素敵な後陣に出会います。




小さな土地に、肩を寄せ合っている村。教会すら、十分なスペースをとれずに、後陣は半分坂の一部になっているような。
ひとつだけの大きな後陣。南側から見ると、ちゃんと下から上まで半円で、普通の形になっていますけれど。




北の方へ、つまりわたしがアクセスした側に回りこむと。




ね、無理やり本堂のスペースだけは平らにしたけど、外までは無理、っていう状態で、階段になっているんです。つまり、教会のある場所も、相当でこぼこしていたのを、そこだけは平らにしたということだと思うので、建設はさぞや大変なことだったのでしょうねぇ。そもそも、山奥だし。坂道を石を運ぶだけでもねぇ。

そういう大変な工事だっただろうに、装飾は、シンプルながらかわいいです。




無骨なアーチだけでも驚かないのに、ちゃんと柱頭に彫り物があって、渦巻き文様は、とっても繊細。
ファサードに回って、またびっくり。引っ張って、ごめんなさい。

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  1. 2015/03/14(土) 03:02:21|
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冬季限定、カタルーニャ名物

カタルーニャ・ロマネスクめぐり、その6

骨折後、まだ本調子ではありませんが、そろそろ日常に戻る準備を始めないといけませんし、ブログも再開します。

前回、一大集客施設に変わり果てたサン・ベネSan Benetにげんなりした後に楽しんだ、珍しいランチの話。
冬季限定のカタルーニャの名物、何度か耳にしていましたが、これまでいただくチャンスがありませんでした。これまで何度も訪ねている地域ですが、考えたら、冬季に行ったことはほとんどないようで、だから気付きもしなかったのだと思います。

サン・ベネを後にしたとき、既に15時過ぎていましたが、スペイン時間だと、まだランチに間に合うので、走り出してすぐ目に付いた道沿いのレストランに飛び込みました。




地味な店です。走りながら、よくも気付いたものです。いかにも大衆的なお店でした。
入りながら、薪ストーブに気付き、もしや、と思いました。そして、通り過ぎたテーブルの人たちが食しているのを見て、やった!と思いました。
それがこれ。




皆さんはご存知でしょうか。カルソッツcalcotsというもの。
ねぎなんですよ、炭火で焼いただけのねぎ。それを、いろいろスパイスの効いたソースにつけていただくんです。
冬季のカタルーニャでは、田舎レストランの定番だし、炭火焼、要はバーベキューできるお家では、みんなで集まってねぎパーティをやったりもするそうです。

食べ方にコツがありまして、利き手で、焼かれていない緑の、真ん中3本くらいの部分を持ち、反対の手で、真っ黒にこげた部分を、下の方をつまんで、するすると脱がすようにするんだったと思います。戸惑うわたしに、お店の人が親切に教えてくれました。
静々と姿を現した、おこげの下に隠されていた真っ白な部分、そこにソースをつけて、緑の部分を持ち上げて、上を向いていただくような感じ。お行儀は、余りよくないです。
ねぎが柔らかく、とろけるようになっていて、つるつると食べられてしまいます。発想としては、イタリア・ピエモンテのバーニャカウダなのかな。野菜しかない、この場合、ねぎのみ、というのもすごいですが、それをおいしく、それもそれだけでお腹を満たすというもの。緑の部分を、ただ、手でつかむためにしか使わないのが、若干納得できないですが。

下仁田ネギ風の、とろみと甘さ。確かにおいしいです。
ある知人が、「アレは、一度食べると病みつきになるし、食べだしたら止まらないおいしさですよ。」と言っていたのですが、これだけを延々と食べ続けたいかというと、わたしはそこまでは…。
とは言え、かなりの本数ありましたが、ペロリと片付けてしまえたのは、確か。
このお皿の位置づけは前菜ということらしく、地元の人たちは、この後、メインの肉などを食べていましたが、わたしは、食べるのに疲れたこともあり、また、時間も遅いし、この後デザートとエスプレッソをいただいて、おしまいにしました。そのときは満腹感もあったのですが、さすがにすぐお腹がすきましたけどね。
前菜にしては、お値段はちょっと高めでしたが、季節ものだからそういうものなのだと思います。

一息ついてから、気付いた、お皿のお供。




焼肉用みたいな紙のエプロンと、ビニールの手袋。これはどこでも供されるものらしいですが、地元の人たちはつけてなかったし、それで気付きませんでした。エプロンはともかく、手袋は、つけといたらよかったです。指先、土仕事をしたように真っ黒になって、爪の中のおこげは取れませんでしたから。

エプロンの図柄は、袋にも付いていました。




カフェ=カフェテリアみたいな感じで、「カルソット屋さんcalcotada」みたいな感じの名称が入っています。この、タコみたいなのは、いわゆる、カルソットのゆるキャラ?センスが、いまいちですが~!

ま、そんなわけで、いきなり限定品に出会えて、ますます充実の旅となってきたわけです。
次回から、修行に戻りますよ~。

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  1. 2015/03/13(金) 02:31:55|
  2. カタルーニャ・ロマネスク
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2015年2月に読んだ本、備忘録

相変わらず、肋骨痛。骨がくっつくには、約一ヶ月かかるということですが、痛みは、早晩消えるものと期待したいものです。

「密林」鳥飼否宇(角川文庫)ミステリー、なのかな。読んだけど、途中でやめてもいいくらいでした。自分で購入したものじゃないからいいけど、寂しいよね、そういうの。
「アフリカの蹄」箒木蓬生(講談社文庫)なんか作り込み全開なんだけど、読ませる。
「なでしこ御用帖」宇江佐真理(集英社文庫)この人の時代物、意外と幅広いのね。これは文体からなんから、苦手でした。
「心に吹く風-髪結い伊三次捕物余話」 宇江佐真理(文春文庫)おなじみシリーズ。これは安定感あり。
「不屈」ディック・フランシス(ハヤカワ文庫)これ、同じものを二冊購入してしまったらしい。この人の日本語訳タイトルは、全部二字熟語なので、重ならない方が不思議なくらい。いつもちょっぴりレトロなテイストで、読めばやっぱり楽しい。
「夜の橋」藤沢周平(文春文庫)味わいあるねぇ。
「続、白い巨塔」山崎豊子(新潮文庫)いやはや、やめられない面白さ。
「楽しい写楽」 宇江佐真理(小学館文庫)実在の人物がたくさん出てくるのが、面白い。

今月は家にいるので、そこそこ読んでいるのですが、どうも集中力に欠けて、簡単な本しか読めない。病気や怪我は、いいことないですね。

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  1. 2015/03/10(火) 02:36:57|
  2. 読書、備忘録
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肋骨3本、骨折…!

ちょいとご無沙汰してしまっています。カタルーニャ・ロマネスクの続きをお待ちの向きには、大変申し訳ないです。というか、わたしも、既にして一年越しのカタルーニャ、さくさく行きたいのに…。

先週、出張続きで、もともと家にほとんどいなかったのですが、それはともかく、出張初日の夜中、予期せぬ不幸に見舞われてしまったのです。
夕食接待を終え、いい加減遅かったので、ほとんどの場合睡眠優先のわたしは、顔だけ洗ってベッドに直行するのに、なぜかちょっとシャワーを浴びようと思ってしまったんです。で、シャワージェルに滑ってしりもちをつく感じで、思いっきりバスタブに身体をたたきつけてしまいました。
一瞬何が起こったのか?と呆然。
何とかバスタブの縁につかまり、起き上がったものの、右わき腹に激痛です。
でも、夜中のことだし、何も出来ませんから、痛さに耐えて、そのまま眠りました。

翌朝、かなり激痛でしたが、一度起きてしまったら、何とかなったので、何事もない感じでチェックアウト。最寄の鉄道駅まで、10分程度歩くのも、痛いものの、余り問題はありませんでした。
いったん会社に戻り、最低限の仕事をして、さすがに定時より早めに退社。
家ではやはり痛みがあるものの、まぁ大丈夫だろう、と早めに眠りにつき、翌朝は予定通りロンドンへ。

午後の会議と、夜のお付き合いをして、ホテルでまた激痛。翌日も朝の予定をこなして、ゆったり接待ランチに応じ、夕方ちょっとだけ散歩をして、ミラノに戻ってきました。
でも、この辺りから、痛みが激しくなってきて、帰りのフライトでは、とても軽い荷物なのに、上に持ち上げることが出来ませんでした。
ミラノの空港からタクシーに乗ったら、ドアを閉めるのが大変でした。

転んだ夜に、ネットで調べたのですが、「骨を折ると、呼吸すら苦痛」などとあったため、わたしはそこまではないよな、と思い、打ち身程度だろうと軽く考えていたのですが、これはどうやら…。

で、週末に、近所の救急病院に行ったところ、なんと肋骨が三本も折れていた、というわけです。それなのに、今日、食料がないし、と車で出かけようとして、縦列駐車から後進して抜け出したのはいいのですが、一速に入れることが出来ず、愕然としました。わたしの車、一速に入れるのが、かなり固いんですよね。
斜めで駐車しておくわけにもいかないので、やっとの思いで一速に入れて、元の位置に戻したのですが、おそらくこの動きが、状態を悪化させたように思います。大失敗。
大体、救急病院でも、朝10時に受付をして、全部終わったのが、夜中の12時という事態。帰りはトラムもなかなか来ないので、20分ほど歩く羽目になりました。この疲れも、状況を悪化させたのは確実…。
ただ、イタリアの病院の名誉のために言えば、触診、一部エコー、レントゲン、血液検査、心臓検査、腹部エコー、最後に外科医の診断、とトータルでやってくれたので、時間がかかるのは仕方のないところもあったんです。打ち付け方によっては、内臓にダメージが及ぶケースもあるということで、手厚い検査となったわけです(救急病院なので、無料)。でも、現実に、具合の悪い人を14時間拘束するというのは、疑問が残りますけれど。

というわけで、辛いです。集中力もやる気もなく、ご飯もエサ状態で、二晩続けてカップラーメンのみという寂しさ。今夜も、パスタをゆでて、インスタントのソースで済ませました。はぁぁ。

というわけで、せっかくのロンドンの午後も無残なこととなってしまったし、とにかく痛い。肋骨は、痛みに耐えて、骨がくっつくのを待つしかないので、安静しか治療法がない。
それに、外から見ても分からないので、のろのろした動作に、同情もしてもらえなかったりして、それも辛いです。わが身に降りかかって初めて分かることって、一杯ありますね。ひとつよかったことがあるとすれば、他人の身になってみる、ということを改めて感じることですかね。ポジティブ・シンキング。

今週は、おそらくお休みすると思うので、せめて少しはパソコンに触れるといいと思っています。皆様も、是非日々の生活を侮らず、気をつけてくださいね。

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  1. 2015/03/02(月) 05:41:38|
  2. ミラノ徒然
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