恒例、東京の冬休み5
お蕎麦以外にも、恒例の女子会とか。
尊敬するご師匠宅での超絶技巧お料理とか。
近所のお魚屋さんで、簡単に出会えちゃう素敵に新鮮なお魚とか。
はたまた、近所の日帰り温泉とか。
東京の休暇は、楽しくてリラックスできて、長旅する甲斐があります。
なーんにもなくても、家で、アニメとか見てるだけでも幸せだったりして~。
今回、弟のアマゾン・プライムのおかげで、いろいろな番組を大人見!
友人宅で教えてもらった「勇者ヨシヒコ」とか、アニメでは、「舟を編む」「Yuri on Ice」「弱虫ペダル」「昭和元禄落語心中」などを一気に見て、病気になりそうでしたが、楽しかった~!
日本のテレビ、普通に見ていてもあまり面白くないと思ったのですが、アニメとか、くだらないお笑い系は、面白いですね~。特に、超ミーハーなフィギュアスケートファンの私にとっては、「ユーリ・オン・アイス」は、むちゃくちゃ受けました。
「舟を編む」なんかも、もしかして原作よりも面白いんでは、とか、失礼なことを思ってしまいました。
東京滞在の余韻は、自分用のお土産で、まだまだ楽しめます。
今回、一番ほしかったものがこれ。
実は、昨年より消しゴムハンコに凝っていて、最近、消しゴムスタンプに特化したインスタグラムのギャラリーもオープンしてしまいました。去年、ハンコを作ろうと思ったとき、たまたま当地のフライング・タイガーで、ゴム版を発見したこともあり、それで始めたのですが、最近、見当たらなくなっていたので、文字通り、普通の消しゴムを使っていたんです。
今回、ダイソーやセリアで、一年分と思い、とりあえず2ダース位購入してきましたが、さて、どうなることやら。消しゴムハンコは、そのうち記事にしたいと思います。
それから、これも、ほしかったもの。
フランス語の教材と、小型辞書。
一応細々と独習は続けているんです。細々で、上達とかないんですけれど。そして、こういう教材とか買って、その時点で変な達成感とか覚えちゃっているレベルなんですけどね。
辞書は、私にとっては、フランス語-イタリア語の方が、実用的なのですが、こちらでは、日本の辞書のように、小型で収録言語数が多い、というのがないんですよね。
日本の辞書の紙って、薄くて丈夫で、すごいと思います。他の国ではどうなのか知りませんが、少なくともイタリア語の辞書の紙は、厚くてごわごわで、すごく質が低いと思います。なんででしょうね?日本の製紙会社、海外には売ってないんですかね?すっごく不思議です。
まずは、教材の付属CDの内容を、ウォークマンに録音しないといけないんですが、すでにそこで停滞していて、いったいいつになったら勉強できるのか!
本屋さんで見つけたこれも、ちょっと嬉しかったもの。
えー、なんで今更、と思ったのですが、内田百さんとの対談に惹かれて買ったところ、10年くらい前の復刻ムックだったです。でも面白い。どしても昔の名人から離れられません。
というわけで、自分へのお土産も充実して、今回の一時帰国も、無事終了です。
貴重なお時間を割いて、お会いしてくださった皆様、ありがとうございました。
また次回を楽しみに、今年も、いろいろ頑張って生活していきたいと思います。
中断のロマネスク、次回より再開します。どこから始めようか、思案中です。
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- 2017/01/30(月) 00:55:51|
- 日本徒然
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恒例、東京の冬休み4
前回からの流れで、蕎麦の話。
この冬休みは、かなりきっちり蕎麦を食べてきました。いや、なんか変だけど、ほんとよく食べたなって思って。
若干怖いもの見たさで立ち寄った渋谷。
いや、岡本太郎とは、毎度あっているんですが、最近は混雑した町に出る勇気がなくて、駅を通過するだけだったんだけど、大型書店に行きたくて、たまたま通過したのが渋谷だったので、町に出てみたんですよ。
それにしても、この岡本太郎はすごいね。好きだな。
すごいごちゃごちゃ感!そして人の渦!渋谷は相変わらずだね~。でも、秩序のあるカオスって、なんか新鮮な感じ。ビルの建ち方も看板も秩序ないけど、でも、人も車も信号守ってるみたいな。そういうのってすっごく日本的な気がします。
しかし、渋谷って、もうずーっと工事してるし、今、大型の本屋さんってどこにあるんだっけ?と、ハチ公前で考えてしまいました。そうしたら、親切にもツーリスト・インフォメーションがあるんですね、ハチ公前に。
東京生まれとはいえ、今の私の立場は、明らかにツーリスト!堂々と情報をいただきに入りました。ハチ公のスタンプなんかも押しちゃったね。
東急本店のジュンク堂が、一番大きいというんでびっくりだった~。東急本店にジュンク。世の中変わったよ。その上、本店の真ん前にドン・キホーテ。いやはや。ブルガリの真ん前にああいう店があるっていうのも、東京だよねぇ。
あ、蕎麦の話だったんですけどね。
まずは、東急本店のレストラン街、永坂更科で、十割蕎麦!
これはすごかった~。普通のおそばを3本束ねたくらいの太さで、ずずーって手繰れない。
普段イタリアですする生活をしてないので、日本滞在の最初の麺は常に戸惑いとためらいが付きまとうので、これはちょうどよい導入になったかも!
別にすかしてるわけでもなく、20年からヨーロッパに住んでたら、すすることが自然にできなくなっちゃう。お蕎麦的には、非常にみっともない食べ方になっちゃうんだよね~。
で、最初はそうやって食べていることがあまりに自然で気付かなかったりする。最近は、ずず~変換が早くなった。
蕎麦屋飲みの機会も、今回結構ありました。
地味なおつまみを食べながら日本酒ちびちび、できればぬる燗、っていうのが、わたし的には最強の日本酒の楽しみ方だと、最近思うんです。蕎麦屋のみは、スーパーかも。なんか、つまみの種類はある程度限定的だけど、どの店も、すごく丁寧に作っているって感じがする。最後に蕎麦でしめるのも、さっぱりしていいんだよね~。
帰ると、いつもおいしいお店に誘ってくる友人と行った、素敵な蕎麦屋さん。
そばたじま
港区西麻布3-8-6
完全な住宅地にあり、すっごい地味な店構えなので、思わずスルーしてしまいそうな感じです。地下鉄の広尾駅からも麻布十番からも、徒歩10分以上。でも、どのお皿もおいしくて、サービスもとっても感じがよくて、わざわざ行く価値のあるお店だと思いました。
おしゃべりに夢中になっちゃって、お蕎麦はもとより、一番最初にいただいたぶりのお刺身しか撮影していませんでした。
私は、麻布十番から、歩いて行ったのですが、まずは、麻布十番に地下鉄ができたという事実、なんか時の流れを感じました。気が遠くなるくらい昔、六本木でアルバイトしていたことがあって、麻布十番は、時々お散歩したんです。坂をぐっと下りて、だらだら歩いてアクセスするしかない土地。古い町並みがとっても好きでした。
今回、ドキドキしながら麻布十番商店街を歩いたんですが、豆源さんとか、昔同様に頑張ってらして、イメージはおんなじで、とっても嬉しかったです。
蕎麦屋のみは、北斎美術館の後、両国でもやりました。
下町住まいの姉が連れて行ってくれました。
穂乃香
墨田区緑1-25-7
これまた、異常に地味な店構えですね~。ほとんど人んち状態。知ってないと、この扉は開けにくい感もあるかもね。
しかし、ここも実によい店でした。
お酒の種類も豊富だし、お料理はとても丁寧。
しめのお蕎麦も、すごい迫力。
これ、一人分なんだけど、二枚載ってるんです!たっぷり。これはすごいな。
でもお蕎麦は、ツルツル入っちゃいますよね。
今回、あちこちでお蕎麦をいただいて、思ったんですが、おつゆの量が、昔より少なめになってますね?よいお蕎麦屋さんは、昔からそうなのかな。いや、でも昔は、全般的に、なみなみってイメージがあるんですけど、どうですか?
あとね、薬味の大根が結構気に入りました。辛味大根とかそういうやつなのかな。わさびより、きゅっと来て、しまった味になるっていうか。
ちなみにこのときは昼のみだったんで、外に出てもまだ昼間。蕎麦屋の昼間のみは、さらにスーパーです。好き。
最後に、深大寺のお蕎麦。
お蕎麦屋さんを撮影してなかったので、本堂の門。
お寺の周囲には、かなりの数のお蕎麦屋さんが並んでおり、どこもそれなりに行けるみたいですが、我が家が行くのは、こちら。
湧水
調布市深大寺元町5-9-1
今はかなりの人気店で、深大寺のイベントがあるときは、行列ができてしまいます。そのため、この二年、初詣では入店できず、でした。
今回は、イタリアに戻る前に、家族で行って来ました。平日の午後遅めだったので、さすがにすぐに入れることができました。
このお店、お安くておいしいです。蕎麦屋につきもののてんぷら、昔はびっくりする山盛りぶりだったのが、最近は普通盛りになりましたけれど。
お酒も結構種類を取り揃えています。燗はないけどね。
たぶん、メニューを増やしたり、お酒を多種取り揃えたり、そういうのは代替わりで変わってきたのかも、と思います。とっても家族経営のお店なんで。
お蕎麦は、湧水蕎麦が九割蕎麦。二八蕎麦もあります。
びっくりの量でした。普段も多めですが、これはない。
母の二八も同様。
真相はわからないのですが、お昼の時間は終わりに向かっている(すでに15時ごろだった)、閉店時間(17時)もそう遠くない、まだお蕎麦がたくさんある、で、一人分が二人分になったのでは、と勝手に推測しました。笑。
2週間弱の滞在にしては、たくさんいただきましたね。
その代わりと言っては何ですが、帰国に際しては、空港で出発前にそばをいただくのが決まりなんですが、今回はいつもの成田ではなく羽田出発便でした。で、羽田の国際線ターミナルって、異常に小さい。レストランも、すっごく少ない。一軒だけある蕎麦屋は、なんと10時まで開かない。
というわけで、仕方なくうどんをいただきました。それも並んで。
しゃきん!と冷たいせいろを食べたいんだよ!
異常にでかいどんぶりで、異常にでかいアゲじゃないんだよ!と心の中で叫びながら、いただきました。
羽田よ、このままじゃ駄目だぜ。
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- 2017/01/28(土) 21:04:23|
- 日本徒然
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恒例、東京の冬休み3
毎年恒例ですが、初詣は、今年も深大寺に行って来ました。
正月二日だったのですが、これまた例年通り、大混雑。それはそれで、お正月らしくて、悪くはないのですが、疲れちゃいますよね~。
おみくじが流行りなのか、おみくじ売り場が増設されていて、その上行列ができていたので、びっくりしました。神社仏閣も、それなりにトレンドを研究して、マーケティングやってるということなんでしょうかね。やはり企業だし、きちんと収益も出していかないといけないんでしょうしね。
それにしても、例によって、近所のお蕎麦屋さんはどこも満員ですから、昨年に引き続き、ごひいきのお蕎麦屋さんはあきらめて、実家近くの居酒屋さんに行きました。
正月二日に開いている店は、他になかったので、入ったんですが…。
お正月価格で、全商品一割増だったかな。まぁ、それは仕方ないのですが、おそらく、お店の側の読み違えで、思った以上にお客さん、来ちゃったみたいなんですよね。だから、なかなか注文取りに来ない。そして、頼んだものがなかなか出てこない。
聞いてみたら、個室スタイルで結構な規模の店なのに、「ホールは一人、厨房は一人、という体制でやっているんです…。すみません」と、泣きそうになって謝られてびっくり。その後、それぞれ一人ずつ増員されたようですが、いかんせん、無理な体制で、かわいそうでした。お正月営業、こっちとしてはありがたかったけど、お店のオーナーさんたちは、きちんと体制を整えたうえで、やってほしいもんですね~。あの日のバイトさんたちには、ほとんどブラックだったと思います。
あ、話が関係ない方に。
深大寺。
実は、今回、ミラノに戻る直前に、もう一度行ったんです。
すっきり~!
これほど人がいないすがすがしい深大寺、久しぶりでした。
お参りも、静謐な気持ちでできるし、とにかく、お寺の本来の姿、のんびりと楽しめました。
とっても古いお寺で、たたずまいも、細部も大変素晴らしいのですが、お正月は混雑のあまり、ゆっくりじっくり楽しむことができませんから、よい機会でした。
軒下の木彫りなど、素晴らしいものです。
こういうものたちのあり方って、ロマネスクの教会にも通じる装飾様式ですよね。それが石か木かの違いで、やはり神様を寿ぐ気持ちには、根底に通じるものがあるのかな。
いつもは、参拝客に埋もれているようなこちら。
軒下、と言っても、ちょうど目の位置になるんですが、この木彫りにはたまげました。
すっごい素敵な狛犬。これは、気付かなかったなぁ。すいててよかった!
本殿の横にある建物も、近寄ったことすらなかった。深大寺そば組合の暖簾に惹かれて、のぞいてみたんです。
いつもは、お祓いだったりイベントスペースとして使われている建物と思いますが、これも、相当古いもので、屋根はかやぶき。すごい迫力です。
ほんの入り口だけ入れるようになっていたので、のぞくと、梁の林みたいな、素晴らしい天井を見ることができました。
入り口に、「本坊旧庫裡」とありました。よく保存されています。いまや、かやぶきの屋根をケアしていくことも、大変なのではないでしょうか。
人っ子一人いない感じの本堂。
人が少ないせいでしょうか。なんと、小さな池に、サギがくつろいでいましたよ。
ちっさすぎるかな。中央のぽっちり白いやつです。
近くの野川から飛んできたんだと思います。きっと餌の魚がいるんでしょうね。この辺りに長く住んでいて、地域を熟知したサギなんだろうな。
二回もお参りしちゃったから、ちょっとはご利益ありますかね?そんなこと考えている時点でダメかな。
そもそも、なぜ二回も行ったかというと、おいしいお蕎麦が食べたかったからなんで、毛局花より団子。やっぱりだめだな。
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- 2017/01/26(木) 06:27:13|
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恒例、東京の冬休み2
北斎美術館見学の後、両国をちょっと散歩したんだけど、びっくりの出会いがありました。
横網町公園。
東京にお住いの皆さん、ご存知でしたか?わたしは、この場所の存在すら、まったく認識していませんでした。
「被服廠跡」「東京都慰霊堂」「東京都復興記念館」とも呼ばれている場所。被服廠跡って、絶対に聞いたことありますよね。震災関連でも、戦争関連でも。
大正11年(1922年)、東京市が、陸軍被服廠の移転に伴い、その跡地を買収して、公園の造成を進めていた最中、翌1923年9月1日に関東大震災が発生。周辺の人々が、造成中の公園に避難しますが、折からの強風により、運び込まれた家財などが燃え広がり、多数の死者が出た場所(約58000人)。
その後、東京大空襲の犠牲者(10万人以上)も含めて、慰霊するために建てられたのが、上の写真の奥に見える慰霊堂。
今の日本史教育がどうなっているのか知りませんが、私の頃は、近現代史はほとんどやる時間がないといったような塩梅で、さらりとしか勉強しなかったんですよね。考えたら、東京大空襲のことだって、あまり知らない。
小学校や中学校で、社会見学とか言って、高層ビルを訪ねたり、ということがあったと記憶していますが、そんなものより、こういう場所に行くべきですよねぇ。なんだか情けない気分になりました。
同じ公園の一角には、東京都復興記念館があります。
こちらでは、震災と東京大空襲関連の展示が半々くらい。入場は、なんと無料です。
当時の写真を中心に、家財や店の看板など、様々な展示がある中で、びっくりしたのが、災害跡を丹念に歩いた、竹久夢二のスケッチ。
新聞に連載されたものだそうです。当時、夢二は、渋谷に住んでいたそうですが、出身はこの辺りですよね?美術館もあったもんね?
震災の翌日には被服廠跡に入ったそうですから、いてもたってもいられない気持ちで駆け付けたのでしょうか。
これもびっくりしたもの。赤十字のポスターなんですが、HELP JAPAN、つまり、日本への義援金を募るものなんです。
なんと、当時、国内はもとより、世界中から義援金が集まったんだそうですよ。内訳は、国内各地から6000万円、皇室からの恩賜金1000万円、海外からは、4000万円。アメリカからが1500万円強でダントツだったそうなんですが、その他、約30もの国から集まったんだそうです。イタリアからも、結構な寄付があったようで、ちょっと誇らしい気持ちになりました。極東の島国のことであっても、同じ地震国として、他人ごとではない、というようなことがあったのかもしれません。
いや~、勉強になりました。下町は、やはりきちんと歩かないといけないな~。
あ、それにしても、ですが、日本は建築に対して、無関心ですね?
北斎美術館についても、入れ物についての解説は一切どこにもなかったのでびっくりしたのですが、この復興記念館にしても、どこにも建物に関する記述がない。一応パンフレットを購入してきたのですけれど。これはこれで、ちょっとびっくりします。近現代の日本の建築家、結構頑張っている人たくさんいるのにねぇ。
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- 2017/01/25(水) 06:53:28|
- 日本徒然
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恒例、東京の冬休み1
先週の土曜日にミラノに戻り、丸一週間がたちましたが、どうも、いまだに時差ボケが治りきっていない感じの日々が続いております。やっぱり年なんでしょうかぁ。
というわけで、恒例の東京滞在振り返りも、なかなかできないまま、時間ばかりが過ぎてしまいました。
今回、旅の一番の発見は、「アリタリアの座席は狭かった!」という事実でしょうか。
この数年、お値段の安さと東京への直行便ということから、アリタリアを利用していたのですが、今回は、久しぶりのJAL。単に、アリタリアが高かった一方で、JALが、いつものアリタリア並みのお値段で買えたからなんですけれど、大正解だったんです。
JALの座席スペース、すごく広くなりましたね?
それに、お料理もいろいろ頑張っていて、特に、このくまモンとのコラボ飯は、すっごくびっくりしました。
熊本のご当地グルメ「太平燕」っていうのが出てきたんですが、なんせ、パッケージがすべてくまモンでかわいい!それに、物珍しいし、おいしかったです。
せっかくここまでやるならば、熊本への寄付金を集めてくれたらいいのに、と思いましたね~。そこだけはアリタリアは偉くて、常に、機内でユニセフ募金をやっていますよ。
というわけで、今回は、飛行機の旅が快適で、行きも帰りもかなり楽に過ごせたんです。アリタリアだと、直行便でもひどく疲れるので、いかに狭いかということなんでしょうね。経由便でも、今後は、アリタリア、避けたいです。
さて、滞在中の東京は、まぁこれは例年同様ですが、大変に暖かい日が続き、まるで避寒に行ったようなものでした。
あちこちで、梅がほころびだして、びっくりです。近所で、つつじが咲いているのも発見しました。でも、これからの方が寒くなりそうですから、また、引っ込んじゃうんでしょうけれども。
それにしても、ミラノでは、零下が続き、ホームレスがなくなったなどというニュースが流れていましたから、実にラッキーな冬休みを過ごしたこととなります。
そんなぽかぽかの東京滞在でしたが、今回は、母親のケアとか、事務的用事とかで忙しく、例年以上に近所の狭い場所で過ごしました。それでも、いつも誘ってくださる方々のおかげで、すき間時間にちょっとした東京散歩もできて、そんなのも、それなりに楽しいものです。
ライトアップの東京タワーを、夜道にふと発見したり。
相変わらず低い街並みの続く下町に、すっくとそびえたつスカイツリーを間近に見たり。
近所の、思わぬ場所から富士山を眺めたり。
東京にいると、富士山って身近なんですよね。江戸の時代のように、どこからでも見えることはないですが、成城学園の駅ビルからなんですけれど、たった2階から見えちゃうんですから、びっくりします。
そして、思わぬ場所で富士山が見えると、なんだか得した気分になるのが不思議。生活の中に、富岳三十六景があるっていうのか。
そうそう、イベントとしては、これが一番それらしかったかな。
昨年11月、両国にオープンしたばかりの、すみだ北斎美術館。
この、妹島和世さんの建築も気になっていたし、今回ぜひ訪ねてみたかったんです。
オープン記念の企画展と、常設展をやっていましたが、スペースの狭さにたまげました。
北斎の生誕地が、まさにこの辺りだったということで、この場所が選ばれたらしいのですが、美術館の前は、公園。公園も大事だけど、でも、どちらも墨田区のものだとすれば、もうちょっと公園スペースを削ることもできたのではないかと思うんですが…。
建物は二つに分かれていて、正面から入ると、右側が美術館で、左側は小さな専門図書館になっていました。そちらも、ミクロな図書館。
1階が受け付け、チケット売り場、ショップ。地下がトイレと数少ないロッカー、自販機とベンチのあるお休みどころ。と言っても、通路程度のスペースしかない。
2階は事務所でアクセス不可で、展示は3階と4階。どの階もスペースはミクロで、その上、アクセスはエレベーターのみという不便さ。
展示場である3階と4階は、らせん階段でつながっているけれど、そこから地上までは、エレベーターを使うしかないんです。
正月明けの三連休に行ったので、かなりの入場者がおり、エレベーターは常に混雑。ショップも大混乱で、うんざりしました。
あとね~、トイレが少ないのと、今どきウォシュレットじゃないのがびっくり。なんか、エコなシステム云々とかそういうことらしいけど、階段なしのエレベーターだけ、という構造で、それはないだろう、と思ってしまいましたね。
大体、妹島さんって高いと思うんだけど、そんな人使う意味があったのかしらん?それで、予算が削られて、こういうちんけなものになってしまった可能性もあり?とかさぁ。
内容は、それなりに考えてあって、悪くなかったんですが、この日はとにかく人が多すぎて、じっくり見るような状況ではなし。スペース的には、本来は、この5分の1程度の入場者しか受け入れ不可、って感じかな。つくりもそうなってる。
まぁ、今は開館して間もないご祝儀入場も多いだろうから、そのうち落ち着くのかな。
浮世絵は、細かいのが多いし、じっくり見ることはできなかったんだけど、でも、クオリティの高い作品が多いようには思いました。昨年10月から、ミラノでも大規模な浮世絵展が行われているので、北斎作品、じっくり見たばかりなもので、比べる面白さもちょっとあったんですよね。
面白かったのは、教則本。
これ、知らなかったけど、たっくさん作っているのね。いろんな素材で、描き方の教本。今でも通じそうな内容だった。教えたがりっていうか、とにかく次々、何でもやってみたかった人なんだろうね。
この辺り、スクリーンで遊べるコーナーになっていて、いろいろ面白かった。ここも、人が少なかったら、かなり楽しめる。
これなんか、真剣に見入ってしまった~!
いろんなシンプルなパターンをリピートすることで、複雑な模様ができるっていうやつ。
消しゴムハンコに応用できそうなので~。それにしても、江戸の文化はすごい。感心する。
展示室の最後に、いきなり蝋人形館。
すっごくリアルな上、北斎の腕が動くから、驚く~。
嫌いじゃないけど、なんか唐突感は否めず。結構なスペース使ってるしね。全体のコンセプト、よくわからん。
展示室外のオープンスペースで、ビデオを流していたけれど、人のざわめきの上に、音声が低すぎて、ほとんど聞き取れず。まぁさ、開館して間もないから、いろいろ改善の余地があるんだろうけれど、ありすぎだろう?っていうのは、あるよね。
初場所も終わったことだし、これからしばらくは、人も少なくなりそうなので、訪問チャンスかも、です。
あ、ちなみに、この日は、初場所初日の前日でしたが、すでに、初場所の華やかさに満ち満ちた両国でした。
ハデハデなのぼりが青空に映えて、美しい。
駅前では、関取も見たよ。隣にいた人が、「あ、〇〇だ」と言っていた。私はもはやわからなかったけれど、幕内力士。一人で、どこに行ったんだろうね。
駅のホームでは、見習い風の若者数人が、着流しでベンチに座っていたり、なんか非日常的な風景で、楽しい。
駅にいたら、呼び出しっていうのかな。そういう人たちがいきなり現れて、パフォーマンスが始まったり。
誰それも出るし、皆さんふるって、見に来てね、みたいな歌を、順番で歌ってました。これは、動画というものを撮影したんですが、残念ながら、どっかに行っちゃったみたいです。
おっと、長くなってしまったので、続きます。
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- 2017/01/24(火) 07:10:33|
- 日本徒然
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先週土曜日に、ミラノに戻ってきました。
しかし、スマホで撮った写真、パソコンに取り込み方がわからなくて、こちらの更新ができないでいます…。
パソコンを使いだしたのは、結構早い方だし、当初はそれなりに進んでいたのに、結局そこから発展がなくて、いつもくだらない問題で躓いていますねぇ。
ご挨拶が遅れてしまいましたが、本年も、どうぞよろしくお願いします。
今年は、絶対に、パキパキアップしていくつもりです。いきなり滞っているとはいえ、笑、気持ちだけは前向き。だって、アップしたいロマネスクが、とにかくたくさんあるし、今年の旅の計画も、徐々に決まりつつあるわけで、忘却との戦いが日々、厳しくなっていますから、アップしないことには…。
ということで、どうぞ、ご期待くださいね。
まずは、写真の取り込み、何とかしないとね。
まずは、インスタグラムから、復帰です。
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- 2017/01/18(水) 06:01:39|
- ミラノ徒然
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