イタリア王道観光旅行16
ご飯シリーズ、その2です。フィレンツェのご飯。
まずは、宿泊ホテルに勧められたこの店。
Trattoria 13 Gobbi
Via del Porcellana 9R, Firenze
こんな時期だけど開いていて、おいしい店はないか聞いたところ、ホテル近所だしここは絶対だから、とその場で電話をしてくれました。フィレンツェの駅側で、外観はかなり地味な感じですが、中は、お皿も含めて雰囲気ありました。でも、わたし的には、ちょっと暗すぎる感じ?
暗いと料理が見えないし、何食べてるかわかんないって言うか、その辺は、食べるためだけのスタンダードなイタリア飯屋が最高で、お洒落系のお店は苦手です。そりゃ、カップルでしっぽり、だったら、ある程度の暗さが必要ですけど、食べるためにはね。
ここはフィレンツェですから、がっつり、肉!
ということで、最低限二人分から、というお肉グリルと、そして、いつものようなハウス・ワインではなく、ちゃんとワイン・リストから選んで、トスカーナ・ワインを注文しました。ところが、飲兵衛の姉が、意外と沈没していて…。
というのも、昼間にシエナで散々振舞われた甘い食後酒、慣れていないだけにやられたらしいんです。で、結局、わたしが、せっせと肉を食べ、せっかくのおいしいワインを無駄にしては、とせっせと飲み、ということになりました。ある意味、大変な夜でした。でも、お肉もワインもおいしくて、ほぼ完食。われながらびっくり。
しかし、せっかく肉のおいしい土地、レストランに来て、米国系観光客のお隣のテーブルでは、パスタで盛り上がっていて、ああ、こいつら、と思ったり。
肉は言わずもがなの量でしたが、パスタもすごい盛がよくてびっくり。このお店、観光的にも有名だし老舗だと思いますが、ウェイターさんもすごく感じよくて、フィレンツェってやっぱり食道楽、がまずあるんかな~と思いました。お値段も納得のレベルです。
もうひとつ、フィレンツェ。
Osteria Pizzeria dei Cento Poveri
Via Palazzuolo 31/R, Firenze
いくつか事前に調べていった店を当たったのですが、予約なしではだめだったり、クローズだったりで、確か地球の歩き方に載ってたかなんかで行ってみた店かと思いますが、意外とよかったんです。
混んでいたけれど、日本のレストランのように、リストに名前を書いてくれて順番待ち。待っている人には、食前酒を振舞ってくれました。イタリアで、行列作って待つ、ということは経験ないのですが、意外と早く入れました。しかし、名前を書くタイミングとかもいい加減で不公平この上なし。後から来た図々しい中国人カップルが、いきなりぐいぐいと先に入りそうになったので、ちょっと待った~!と慌てて割り込んだり。中国人って、やっぱり…。と思ったり、それにめげずに文句を言うわたしも、なかなか日本人じゃないよなと思ったり。
ここ、とっても庶民的な店でしたが、びっくりしたのは海鮮系のメニューが充実していたこと。時代の流れを感じました、ひしひし。トスカーナの内陸部は、昔はお魚食べない地域だったのが、今では、こういう店もあるんですねぇ。
前菜に蛸のマリネ。
わたしは、メインにえび、姉はお肉系、頼みましたが、どちらもボリュームがすごいし、おいしかったです。
ワインは、ハウスものの白をぐびぐびしました。お店の人、みんな感じよかったし、サービスも早くて、お勧め。
そしてもう一軒。
このお店は、もう十年くらい前になるのかな。やはり日本からお友達が来たときに、たまたま入った店。今回、そのときと同じような状況、場所でランチの時間となりましたので、では、あのお店に行ってみたいな、と思って、うろ覚えの道を辿ったところ、方向音痴のわたしにして、なんとたどり着いてしまったんです。
I Ghibellini
Piazza San Pier Maggiore, Firenze
内装も同じ、すべて同じ。なんだか嬉しくなってしまいました。
内臓好きの姉、前菜にトリッパのサラダ。
一皿を二人でシェアして、ちょうどいい量でした。
日本人のくせにいきなりトリッパ、ハウス・ワインを、「半リットル?」といわれたのに、「いや、1リットルお願いします」、というところで、こいつらやるな、って言うか大丈夫か?という感じをお店の人に与えたようですが、期待に沿うように、メインもどーんと頼みました。
わたしが、鶏肉のフライ、要はイタリア風フライド・チキン、姉がスペア・リブ。ついでにミックス・サラダ一皿。
これ、量が半端じゃなくて、お皿も大きいし、お肉もたっぷり。ランチでしたし、ちまちまパスタだけで手早く済ませている他の観光客の人たちみんな、びっくりするくらいのボリューム感。
わたしも「うへぇ」と思ったんですが、食べてみたら、軽く揚がっていて、とても食べやすいフライで、ほぼ完食でした!まさに家庭料理のおいしさ。
とはいえ、余りのボリュームに、食べ終わるのに時間がかかってしまったので、姉には、この後行く予定にしていたミケランジェロ広場は、ごめんなさいということになり、店内にあったフィレンツェ町並みの絶景の絵で、我慢してもらうことになりました。
それにしてもこの店、お皿もお値段も家庭的で、本当にお勧め。サンタ・クローチェ方面に行かれる方は是非お試しください。
こうやって、いつ行っても同じ店に出会える、というのはとっても嬉しいことです。結局よいお客さんをつかんでいるよい店が残るって言うことなんですけれども、それは世界のどこでもそうだと思うんですけれど、食道楽の土地には、そういう店が多いってことなんでしょうね。
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- 2013/09/14(土) 06:24:50|
- イタリアめし
-
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| コメント:2
姉妹揃っての飲み助ですね~どれもこれも美味そう!当たりのリストランテですね。
- 2013/09/14(土) 23:56:00 |
- URL |
- たかし #79D/WHSg
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姉とは、とにかく飲むばかりで、大変です。笑
でも、おいしいものをいただくには、やはりお酒は必要ですから、たまにはいっかね。
トスカーナは、どこもおいしかったので、ローマの失敗が悔やまれました!
- 2013/09/17(火) 22:03:00 |
- URL |
- corsa #79D/WHSg
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