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イタリア徒然

イタリアに暮らしながら、各地のロマネスクを訪ねた記録

毎年のお客様、シャコバ

今年も咲いてます!




なんだか妙に暖かい日が続いて、実は、暖房を入れたのも、この週末が初めて。と言っても、日本の東京以西に住んでいたら、別に驚くことではないですかね。

イタリアでは、多くの家が集合住宅で、今でもおそらく過半数の集合住宅は、建物全体がセントラル・ヒーティング・システムになっています。どういうことかというと、建物全体で、何時から何時まで暖房を入れるのが決まっているというシステムなんです。これは、(多分)戦後の貧しい時代の名残で、地域ごとに暖房を入れる期間が決まっていて、ミラノを含む北部イタリアの暖房オンは、10月15日。中部イタリアは11月1日、南部は11月15日、となっているはずです。
ちょっと時代錯誤的な感ありですけれど、今でも本当にそうなんですよ。
つまり、ミラノでは、暑さ寒さにかかわらず、そういう集合住宅では、10月15日に暖房オン!となるのです。

でも、最近では、各住居固有の暖房管理システムも増えてきています。
我が家の場合は、実は、建設が1937年と余りに古いために、ストーブ暖房しかない、という、全体管理にすら引っかからない住居。わたしが入居して全面改装した折に、我が家ベースでのセントラル・ヒーティング化をしたのですが、つまり、建物全体の管理はないアパートです。

要は、ミラノでは、標準的に10月15日に暖房が入る=その頃には暖房が必要になるはずなんですが、我が家では、1ヶ月遅れで、初めて暖房オンしたこととなります。まぁ節約もあるのですが、実際、必要なかったんですよね。

で、シャコバさんも、結構遅くまでベランダに出ていました。
今年はあったかいんだなぁ、と思っていましたが、昨年のブログをチェックしたら、やはり同じようなことを書いておりまして、なんだ、去年も同じようなもんだったのか、と思ったところです。

そろそろ屋内に入れないとな、と思いつつ、雨が続いていてびしょぬれ状態、ということが続いたので、取り込みが遅れたのですが、さすがに、と先週末に取り込んだところ、小さい鉢の方で、既に一厘開花していて、びっくりでした。毎年開花を楽しみに、つぼみが大きくなってくると、結構こまめにチェックするので、最初の開花を見逃すことはなかったんですけれど。




最初に取り込んで、バスルームの日がさす場所に設置した小さな方の鉢。すぐに二番手三番手が開花しました。この日のために、夏休み前に蚤の市で購入した古いお鍋が、受け皿にぴったりなサイズで嬉しくなります。

大きい方の鉢も、その後屋内に取り込み、一気に開花。




この子は、置く場所が部屋しかないので、家主(つまりわたし)が不在の場合、日の閉ざされた部屋の中でちょっとかわいそうなんですが、余り気にせず、ぽんぽんと開花しています。
ああ、なんてきれいなんだろう。

去年とか一昨年の写真と比べて気付いたのは、白い部分が、若干減っているかも、と言うこと。なんか、以前の方が白い部分が多い感じがするんですよ。少なくとも写真を見ていると。




そういうのって、植物の年輪で変わってくるのかしらん。確かに明らかにピンクが強くなっている。
しかし、それにしても、毎年同じことを書いてしまうのもなんですが、なんだって、一年に一回しか咲かないのに、間違えずに同じ時期に開花して、そして間違えずに、こんな複雑な構造の同じ花を咲かせてくれるんですかねぇ。自然って奇跡だなぁって思います。毎年思っているよね、オレ?でも、奇跡としか思えないですよ、このシャコバの花は。




奇跡といえば、この子もね、嬉しかったです。奇跡とはいえないんだけど。




ミニ・シクラメン。
去年から同居だったと思いますが、冬を越えて、夏を越えて、復活してくれました。今つぼみ満載状態。シクラメンって、花もかわいらしいですが、つぼみがいいんです。最後の最後まで葉に隠れながらじわじわと成長して、葉の陰から出ていたときには、必要以上にりんとしていて、オレ、行きますよ!というみなぎる気合が結構長くて、花が開いても下向きで、どうやってみるのがベストなのかよくわからなくて…。
斑入りのこの子は、なんとなくそういう控えめシクラメンの王道っていう感ありです。

この子も、ちょっとのっけておきたい。




何度も死に掛けては復活している多肉。他が、死に掛けて本当に死んじゃっているのに、意外とたくましく生き延びている子。そろそろ屋内に入れないとまずいかな、と思いつつ、まだお外。雨が多かったから、やられちゃうかと思っていたら、しぶとく成長して、なんだか雨のためか、根元に杉苔みたいのを貼り付けていて、多肉の貫禄までついてきました。
いつまでも弱々しいところがあるのにね。
写真って面白いな、と思ったのは、葉裏からだと、なんか違う色合いで、葉が見えるんだ、ということがよくわかること。肉眼では、余り見えない細かい緑のあり方が、写真に撮るとよく見えるんです。自然って、やっぱり美しいね。

いつものびわも、アップしておきましょう。




びわエキスを作ろうと思って、既に保存用容器は買ってあるのですが、アルコールを買うのを、いつも忘れてしまいます。実は、びわの葉化粧水は、既に作って利用しているんですが、思ったよりも効果がないので、びわ、期待はずれじゃん、というのもあって、どうも容器でとまっています。これ、びわだよね?なぜ煎じ水は余り効果なかったのかなぁ。
ま、いずれにしても、すくすく育っています。びっくりするくらい。

暖かいので、外に出たままのジャスミンその他も、今のところ緑しげしげ、超元気。早くも防寒対策の不織布を購入済ですが、当分不要な様子です。

いつものロマネスクは、以下でどうぞ。
ロマネスクのおと

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  1. 2013/11/18(月) 07:04:18|
  2. 植物、花
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

No title

ビワの葉は私はお灸で使いましたよ~(≧∇≦)。

義母のシャコバは去年かなり弱りましたが春先に私が植え替えて秋に肥料を足したら凄い勢いでお花を咲かせそうなの。
やっぱり愛情かけると違いますよね~!

義母の家の千両も毎年実をつけなくなったので春先に枝打ちして肥料あげたら今年は沢山実がついてご近所も驚くほど!

シクラメン、可愛いですね~!
  1. 2013/11/18(月) 07:40:00 |
  2. URL |
  3. はなさん #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

No title

ビワの葉のお灸、効きそうですね~。どうやってやるんだろう。肩こりひどいので、なんかそういうのやってみたい。
シャコバ、やっぱり土を換えたり肥料を上げると、ちゃんと復活するんですね。わたしもそろそろ土を換えないとなぁ、と思っているんです。来年の春先にでも…。でも土にいるめめず系が苦手なので、怖いんだよな~。目が悪いことを利用して、めがねをはずして作業したりしてね。見えると怖いから。
ああ、千両か、かわいいですよねぇ。あの実って、鳥が大好物らしいね。
  1. 2013/11/18(月) 22:13:00 |
  2. URL |
  3. corsa #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

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