カタルーニャ・ロマネスクめぐり、プロローグ
お久しぶりです。
ここしばらく忙しく、ブログをつづることもままならない日々が続いていました。長期休暇以外で、こんなに休むことはめったにないくらい、間が開いてしまいましたよね。
仕事が忙しい上に、出張続きという状態ではあったのですが、実は、出張に引っ掛けて、遊びもしっかりしていたんです。その準備がまた忙しくて。
そう、タイトルにもあるように、カタルーニャに行っていました。
いつもこの時期は、会議のためにロンドンに行くのですが、今年は会場がバルセロナになりました。集合は日曜夜だったので、週末遊ばないともったいないな~、と思ってはいたのですが、諸事情から、予定を組むのがかなり事前になったために、最後は旅の情報集めでバタバタ。それもブログどころじゃなかった原因です。
金曜日の早朝にミラノを出発して、日曜日の夕方まで、カタルーニャの田舎で、これまで行けていない場所で、かつ地域では比較的メジャーな場所を中心にチョイスして、おおよそ調べた場所は三十箇所くらい、結果的には、半分位行けた感じです。2泊2.5日というスケジュールで、ランチも夕食もゆったりいただいたことを思えば、まぁまぁでした。
カタルーニャ、そしてバルセロナは、どこよりも訪ねている場所と思うのですが、バルセロナ近郊は、意外と行ってないことに、改めて気がつきました。そしてまた、この地域、修道院が本当に多いという事実にも。
今は、教会と回廊だけが残っている場所がほとんどなのですが、回廊があるということは、つまり修道院だったということなのですね。
去年の春先に訪ねたラツィオ北部では、びっくりするくらい多くのクリプタを訪ねることとなりましたが、今回は同様の多さで回廊に出会いました。
規模もタイプも実に様々。それぞれにそれぞれの面白さがあり、そしてどこでも、びっくりするくらい素晴らしい柱頭があります。
起源のずいぶんと古い教会にも出会い、そういえばこの辺りの初期キリスト教というのはどうなっているのか、と考えながら歩きました。
ある場所でガイドをしてくださったおじさんが、当時、いかにイスラム文化が素晴らしかったか、という話をしてくれて、イタリアでロンゴバルドが活躍していた時代、7/8世紀、この辺りはイスラム文化があったことに思い当たりました。
わたしが好きなロンゴバルド風のプリミティブな装飾にも通じる何かがあったり、アラブ風の精緻な幾何学模様だったり、パレルモの教会にも通じる、おそらくアラブ起源の建築スタイルだったり、なるほど、スペインの中世にはまる人がいるのもうなずける気がしました。
面白い柱頭が数多くあったこともあり、撮影した写真は千枚を超えています。整理するのが、また大変…。興味のある方は、気長にお待ちくださいね。
昨年と一昨年はフランスに集中しましたが、今年は久しぶりにスペインと思っており、このカタルーニャを皮切りに、夏休みも、おそらく、の予定です。
で、愕然としたのが、自分のスペイン語…!
こんなにできなくなっているんだ、という事実に、もうがっくりです。相手の言ってることは、まだなんとなく分かるんですが、自分から話すのが相当辛くて、ほとんどイタリア語じゃん、オレ、という状態で…。いやはや。フランス語は全然ものにならないまま、既に何度目かの挫折をしている上に、頼りのスペイン語までこれではね。いかんです。
ということで、また平常営業に戻りますので、よろしくお願いします。
そうそう、バルセロナは、日によっては20度。半そでのTシャツ一枚で歩いている若者多数。いつでも温暖な土地とは言え、ちょっと変。
スポンサーサイト
- 2014/02/19(水) 05:44:48|
- スペイン・ロマネスク
-
| トラックバック:0
-
| コメント:2
viva cataluna!いいなあ、upを楽しみにいつまででも待ちます。
- 2014/02/19(水) 00:23:00 |
- URL |
- otebox #79D/WHSg
- [ 編集 ]
oteboxさんが、割と最近行かれた場所も辿りたかったのですが、やはり二泊では時間がなくて、なかなか。でも、すごくかわいらしい村も発見したり、気候がよくなったら、次回はスケッチもしたいものです。といいながら、ロマネスク修行旅では、どうしてもスケッチする余裕がね~。
こんな時期に行ったのは初めてなので、今回初めて、うわさのねぎを食すことができ、これは大満足でした。では、お楽しみに~。まだマルケも終わってないし、実はフランス・カタランがどっさりありますので。笑
- 2014/02/19(水) 22:07:00 |
- URL |
- corsa #79D/WHSg
- [ 編集 ]