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イタリア徒然

イタリアに暮らしながら、各地のロマネスクを訪ねた記録

ウルビサリアの小さなロカンダ、と、ちょっと変な日本人

マルケ・ロマネスク、番外2

前回紹介したローマ遺跡Vrbs Salvia(前回、スペルを間違えていました。失礼しました)が、今につながった町が、今回の旅で宿泊したウルビサリアUrbisagliaという町です。この旅まで、聞いたこともない地名だし、響きも不思議だなぁと思っていたのですが、ローマ起源ということで、納得です。




ウルビサリアの町そのものには、目的がなかったのですが、行きたい場所を想定して、おおよそこのあたりがいいだろうという範囲を限定して、今回は、いつも役立てているレストラン・ガイドから情報をピックアップ。レストランが宿泊施設も持っている、ロカンダ、という形態があるのです。車の旅だと、できれば夕食のためにわざわざ車で出かけることは避けたいわたし。今回は、お酒を飲まない相方がいましたけれど、それでも一人で飲んだくれて、挙句相方に運転手させるのもどうかって思いますしね。
で、見つけたのが、このウルビサリアのロカンダだったというわけです。

ウルビサリアは、丘の上にちょこなんと乗っかっている感じの、小さなチャーミングな町。というより、規模的には限りなく村、ですかね。




旧市街は壁に囲まれていて、正面口からメイン・ストリートが1本。そこを進むと、教会と城のある村唯一の広場に出ます。
かなり豊かな様子で、入り口の門も広場も、メイン・ストリートの道も建物も、大変美しく修復されているのです。




広場は人々の憩いの場で、常に老若男女が集っているのですが、田舎の夜は早くて、夕食後にぶらぶらと出かけると、もう夜中状態に、シーンとしていました。




ちょっと裏道に入り込んでも、もう人っ子一人いないし、何の物音もせず、酔いも手伝って、なんだか知らない世界に迷い込んでしまったような。ゆらゆらと散歩しましたが、本当に小さいので、迷いようもなく、元に戻ってしまうのです。

村唯一の旅籠が、今回宿泊したロカンダ・レ・ロッジェ。
Locanda Le Logge
Corso Giannelli 34
Urbisaglia (MC)




メイン・ストリートの中ほどにあり、正面はバールになっています。バールは、広場にもあるけれど、ちゃんとしたお食事ができるレストランとしては村唯一で、お宿は、ツインの部屋が三つあるだけ。




古い建物なんでしょうねぇ。天井の太い梁が素敵で、窓も、木のブラインドに味があります。すべてアンティークっぽいテイストの素敵な調度で、お掃除も行き届いていて、お値段もとっても良心的でした(B&Bツイン60ユーロ。レストランのお食事もアラカルトで20/25ユーロとお手頃)。家族経営で、特に奥様がほとんどを取り仕切っていて、二人の息子さんとそのご家族がお手伝いとしているようでした。ご主人は…、なんか常にワインを抱えて、ワインのサービスだけ熱心だったような。
レストランもなかなかお洒落で、お料理の質も高いのですよ。ミシュランにも掲載されているようです。

面白かったのは、夕食時に、ばったりと日本人の男性にお会いしたこと。もう何十年とローマに住まわれている方で、この地域に仕事で来る際の定宿にしている、ということでした。お一人でいらしたので、ご一緒して、楽しいおしゃべりとなりました。
レストランとしては、ランチがメインで、夜は、基本的に宿泊客プラスアルファ、という程度らしく、三夜とも、宿泊客だけだったような気がします。
そして、翌朝、またびっくりです。
チェックアウトの際に、奥様とおしゃべりをしていたら、「まったくびっくりよねぇ、三部屋しかないのに、三部屋ともに日本人が泊まるなんて、前代未聞よ!」と、言うのです。われわれと、昨夜のローマの方と?そういえば、東洋人っぽい女性とイタリア人のちょい悪オヤジみたいなカップルがいたけど、では、あの女性は日本人だったの~!?と盛り上がってしまいました。

こう言ってはなんですが、およそ日本人とは思えない、国籍不明の変わったお顔立ちの方だったんですよねぇ。それにしても、われわれが日本語で楽しくおしゃべりしているすぐ脇で、彼女も夕食していたのに、まったく無視とは。そういえば、朝食のときも、まったく無視されましたし。日本や日本人が嫌で、日本を出た方なのかも知れませんが、そういう態度って、わたしには理解できないので、どうしても、嫌な感じ、と思ってしまいます。
宿の奥さんたちには、普通におしゃべりされていたようですから、本当に日本人が嫌、って言うことなんでしょうね。

奥さんは、お勘定のあと、あ、ちょっと待ってね!と宿のラベルの着いたワインをお土産にくださいました。散々飲んだので、よほど気に入ったと思ってくれたのか。
最近、裏にある建物も買って、ホテル部分を拡張するつもり、というお話だったので、数年後に訪ねたら、すごく立派なホテルになっているかもしれません。いつか再訪したいものです。

いつものロマネスクは、以下でどうぞ。
ロマネスクのおと

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  1. 2014/02/24(月) 02:25:48|
  2. マルケ・ロマネスク
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

No title

ふーん、あ、でもそういう方何度かお会いしたことあります。
たまたまお相手が荷物を無くされたとかで一緒に探してそれがきっかけでお茶しましたが、嫌いというよりも日本人とわかった瞬間にいろいろ聞かれたりするのが苦手だとかなんか、そんな理由でそっけなくしているような事をおっしゃっていました。それから街中で大学三年生、スペイン語学科の学生が「スペイン語できないから助けて」って男の子二人で話しかけてきて、この子達三年間なにやってきたんだろうと唖然とした事もありました。まあ日本の大学四年間は人生のゴールデンウィークって言われますからね。あんまり勉強しなくても卒業できちゃうんだろうな。
このお宿、素敵ですね~(≧∇≦)。
お値段お手頃だしワインもお土産なんて嬉しくなりますね。
  1. 2014/02/24(月) 22:42:00 |
  2. URL |
  3. はなさん #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

No title

その人なりに、いろいろ事情はあるんでしょうが、海外で、あえて日本人を避ける人を見ると、ちょっと寂しくなりますね。イタリア人は、その場限りでも、大騒ぎして興奮して、そういうのも田舎っぽいけど、自然な気がします。私など、日本人は情報通な方が多いので、積極的に寄ってしまいますので…。
旅は一期一会だし、その場限りのそんな出会いも、面白いと思うんですけどね。
  1. 2014/02/25(火) 21:57:00 |
  2. URL |
  3. corsa #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

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