ベネチア、建築ビエンナーレ2014、その5
アルセナーレ、入り口への戻りの道で、まだ立ち寄る場所がありました。
この辺も、前回ビエンナーレくらいから整備された場所で、昔は、近寄ることもできないような廃屋だったはず。
そういう場所に、メキシコとかペルー等、これまでマイナーだった国のパヴィリオンができていました。
それぞれの展示では、特に興味を引かれるものがなかったのですが、その隙間にあった、こういうものに、ちょっとぐっと来ました。
撮影が悪いんですけどね、全体を捉えられてない。
鉄道好きの人にはわかると思うんですけれど、おそらく、このアルセナーレがアルセナーレ、つまり造船所として機能していた時代の名残、鉄道なのか、トロッコなのか、とにかく、線路、そして、それがクロスして、方向転換する場所の名残が、今、一休みするためのベンチに変身。
線路の一部は、今も機能するようで、ベンチの位置は、移動できるみたいです。
様々なポイントを楽しみながら、アルセナーレを後にして、各国パヴィリオンの並ぶ、ジャルディーニに向かう道へ。
ベネチアではおなじみの、猫ちゃんに出会ったり。
いつも通り過ぎて、そのたびに、ベネチアもなかなかイタリアだよなぁ、と思わせられる、洗濯物満載の小路を通ったり(ちなみに、左下に伸びているのが、上の猫ちゃん)。
この道は、いまやビエンナーレ詣での人にはおなじみ。多くの人が、イメージとしてはまるでナポリのような洗濯物満載風景に感心して、撮影しておりました。
わたくしは、既にこの道そのものは既知ですが、これには初めて気付きました。
小路の入り口というか、出口に当たる部分、このような鉄扉が、壁に沿って置かれておりました。鍵もあるし、うーん、どういう風に役立っているのか、正直分からず。
そして、ジャルディーニ会場に入る前に、本物の公園になって、その池に、このように美しい花が。
蓮って、夏の花だったんですね。
ビエンナーレに来るのは、いつも10月以降なので、いつもこの同じ場所を歩いているのに、ここで出会う池で、蓮の花に出会ったことはなかったんです。そもそも日々の生活で、蓮の花に出会うことなんてないので、これはすっごく感動しました。きれいですよ~、蓮。
そのあと、いよいよ、ジャルディーニです。
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- 2014/09/23(火) 05:23:31|
- アートの旅
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