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イタリア徒然

イタリアに暮らしながら、各地のロマネスクを訪ねた記録

9月に読んだ本、備忘録

わたしの読書時間は、通勤の地下鉄と、寝る前のベッドが中心なのですが、そういう状態だと、とても細切れになってしまったり、集中力に欠けて、読んだ部分が全然頭に入らないことも多くて、元に戻ることばかり。嫌になります。やはり読書は、まとまった時間に一気に読んだ方が、楽しめますね。

「天地明察 上・下」沖方丁(角川文庫)=いまどきの小説って感じ?テーマは面白いし、読ませるんだけど、なんかすべてが浅くて、上滑りする感じで、普段本を読まない人向けって言うか。大体、たいした枚数じゃないのに上下にしているところが、とっても気に入らない。この辺、角川臭?

「夜のフロスト」R D ウィングフィールド(創元推理文庫)=「夜のフロスト」を読んでからずいぶんと間が開いてしまいましたが、やっと、入手できました。やっぱりフロストは面白い~!面白いお話は、長くても、細切れで読んでも、後戻りすることもなく、ずっと楽しめますねぇ、やっぱり。素敵。ディテールが楽しめるこういうタイプの小説は、性に合うみたい。エド・マクベイン的な。

「西ゴート王国の遺産」鈴木康久(中公新書)
「ヨーロッパの中世美術」浅野和生(中公新書)
「大聖堂」パトリック・ドウムイ(白水社、文庫クセジュ)
この3冊は、ずいぶん長い間積読で、時折手に取ってぱらぱらしていたのを、今回ざっくりと斜め読み。だから、あまり頭に入っていません。西ゴートは、夏休みの旅行記のために、年代とか王様の名前を調べるために、一部抜粋読みなので、ますます頭に入らず。だめですねぇ。でも、どの本も、楽しめる部分があるので、これからも手元に置いて、なんとなくぱらぱらしていくんだと思います。要は、いつまでも積読のカテゴリーにある本。

「近代日本の異色建築家」近江栄、藤森照信(朝日選書、朝日新聞社)=面白いです。ベネチアの建築ビエンナーレのあとに、やはり積読だったこの本に手が出ました。夢見る十代の頃愛読していた詩人、立原道造が、建築をやっていたとは露知らず。いろんな分野に手を出すもんですね。

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  1. 2014/10/21(火) 01:46:57|
  2. 読書、備忘録
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
<<こういう石工さんの仕事を、眺めたい。 | ホーム | 18禁軒送り、最初の遭遇>>

コメント

No title

大聖堂は面白く読ませて頂きましたよ!

読書の秋!
日本は深まっています。

「夜のフロスト」読んでみたいと思います。
  1. 2014/10/20(月) 21:50:00 |
  2. URL |
  3. 古代遺跡めぐり<山下亭> #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

No title

山下さん
フロスト・シリーズは、クリスマスのフロストと、フロスト日和と、この夜のフロストがあります。もっとあるのかな。お勧め。
そうですよね、読書の秋ですよね。
最近は、吉川英治です。漫画みたいに面白いですよね、この人。でも流しすぎちゃって、やっぱり後戻りばかりしています。笑。
  1. 2014/10/21(火) 20:31:00 |
  2. URL |
  3. corsa #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

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