わたしの読書時間は、通勤の地下鉄と、寝る前のベッドが中心なのですが、そういう状態だと、とても細切れになってしまったり、集中力に欠けて、読んだ部分が全然頭に入らないことも多くて、元に戻ることばかり。嫌になります。やはり読書は、まとまった時間に一気に読んだ方が、楽しめますね。
「天地明察 上・下」沖方丁(角川文庫)=いまどきの小説って感じ?テーマは面白いし、読ませるんだけど、なんかすべてが浅くて、上滑りする感じで、普段本を読まない人向けって言うか。大体、たいした枚数じゃないのに上下にしているところが、とっても気に入らない。この辺、角川臭?
「夜のフロスト」R D ウィングフィールド(創元推理文庫)=「夜のフロスト」を読んでからずいぶんと間が開いてしまいましたが、やっと、入手できました。やっぱりフロストは面白い~!面白いお話は、長くても、細切れで読んでも、後戻りすることもなく、ずっと楽しめますねぇ、やっぱり。素敵。ディテールが楽しめるこういうタイプの小説は、性に合うみたい。エド・マクベイン的な。
「西ゴート王国の遺産」鈴木康久(中公新書) 「ヨーロッパの中世美術」浅野和生(中公新書) 「大聖堂」パトリック・ドウムイ(白水社、文庫クセジュ) この3冊は、ずいぶん長い間積読で、時折手に取ってぱらぱらしていたのを、今回ざっくりと斜め読み。だから、あまり頭に入っていません。西ゴートは、夏休みの旅行記のために、年代とか王様の名前を調べるために、一部抜粋読みなので、ますます頭に入らず。だめですねぇ。でも、どの本も、楽しめる部分があるので、これからも手元に置いて、なんとなくぱらぱらしていくんだと思います。要は、いつまでも積読のカテゴリーにある本。
「近代日本の異色建築家」近江栄、藤森照信(朝日選書、朝日新聞社)=面白いです。ベネチアの建築ビエンナーレのあとに、やはり積読だったこの本に手が出ました。夢見る十代の頃愛読していた詩人、立原道造が、建築をやっていたとは露知らず。いろんな分野に手を出すもんですね。
スポンサーサイト
2014/10/21(火) 01:46:57 |
読書、備忘録
| トラックバック:0
| コメント:2
山下さん
フロスト・シリーズは、クリスマスのフロストと、フロスト日和と、この夜のフロストがあります。もっとあるのかな。お勧め。
そうですよね、読書の秋ですよね。
最近は、吉川英治です。漫画みたいに面白いですよね、この人。でも流しすぎちゃって、やっぱり後戻りばかりしています。笑。
2014/10/21(火) 20:31:00 |
URL |
corsa #79D/WHSg
[ 編集 ]