グラッパ合宿、フリウリ+ベネト、その1
この春に出かけたフリウリ、グラッパ合宿の記録、今頃開始です。
グラッパ合宿は、2013年秋から、ボローニャ在の友人たちと始めたもの。 友人たちとワイン・ツアーはしていたのですが、彼らがグラッパにはまった影響から、わたしも、長らく口にすることがなかったグラッパに回帰して、それなら、次回はグラッパに特化してみよう、という思いつきで、まずは、ワインでなじみもあったピエモンテで、第一回の合宿を実施しました。 第二回をフリウリにしたのは、2013年夏に、わたしがフリウリの中世を訪ねた際、有名なグラッパ生産者を訪ねたことがきっかけとなり、彼らも同地を訪ね、では、次回はフリウリに行ってみよう、という次第。
待ち合わせは、パドヴァ郊外。その地に暮らす友人宅近くに、わたしの車は売っちゃって、友人たちの車に同乗して、フリウリとベネトを二泊で回りました。 最初に目指したのは、今回の旅のきっかけともなったチヴィダーレ・ディ・フリウリです。
まずは腹ごしらえ。
2013年夏に訪ねたときは、お休みで、お食事する機会がなかったロカンダ・アル・ポモ・ドーロLocanda al Pomo D'oro。ここは、宿にもなっていますが、エアコンがなさそうだったので、宿泊は避けたのでした。 伝統的な内装ながら、お皿はなかなかお洒落な感じ。どっさりがっつり、ではなくて、きれいな盛り付けで、お味も上品なものでした。
プリモ(クレスペッレ)とデザートで軽く。
そして、いよいよグラッパの旅、開始。 まずは、チヴィダーレの町の郊外にある、お気に入りの蒸留所ドメニスDomenisへ。
Distilleria Domenis Srl Via Darnazzacco 30 Cividale di Friuli (UD) www.domenis.it
町から、車で5分強という近さですが、周辺には、ブドウ畑が広がり、ワイン醸造所もひしめいています。アメリカ発の料理リアルティ「マスターシェフ」で有名なジョー・バスティアニチのワイナリーも、ドメニスのすぐ近くにあって、にぎわっています。 でも、われわれは、わき目も振らず、地味なドメニスに直行です。
ここは、地域では、最も愛されている蒸留所です。比較的近くに、全国区で有名なノニーノがありますが、少なくともチヴィダーレでは、誰もがドメニス・ファン、という感じ。ドメニスも、それなりの生産量があるはずですが、ノニーノほど全国展開に重きを置いておらず、あくまで地域で生きるって言うカルチャーが出ているのが、地域での好感度を高めているのかも。 よそ者に取っても、ここの気取らない対応が、とっても居心地がよいのです。
初めて訪ねた2013年夏は、一人でしたが、対応してくださる女性は、きびきびしている上、何も知らなかったわたしに、押し付けがましいことなく、上から目線になることなく、次々と多種のグラッパを、惜しげもなく、試飲させてくださいました。立派なテイスティング・ルームがあるわけでなく、倉庫の片隅にあるカウンターのみ、というのも、気張らない雰囲気で、かえって気楽です。
そして、車で5分なのに、チヴィダーレの街中の酒屋さんに比べると、お値段がかなり安く設定しているし、何より、これは在庫が半端だから、とか、ラベルが新しくなったから、と、半額程度の値段で売ってくれるので、ますます、わざわざ来てよかった!と思わされます。 その時は、まだあまり飲んでない時期だったけれど、思わず4本プラス小瓶を数本も買ってしまい、向こうも驚いたのではないでしょうか。
今回は、友人とあわせて三人ですから、さらに気楽に、勧められるままに試飲。 またバーゲンもあったので、それも含めて、4本購入。
両端の瓶が、確かかなりお安くなっていたもの。Futuraは、今月ずっと飲んでいて、そろそろおしまい。50度のを、今夜ちょっと開けてみようかと思っているところ。ここのは、基本的にアルコール度が高くて、それでもすっきりと飲みやすいのです。 去年購入したStorica Dieci(定番ブランド、ストーリカの10年熟成モノ)は、まだ未開栓。普通のストーリカは、すべて終わってしまったので、次回は、ストーリカを買ってこようかな。って、春の合宿に、既に思いを馳せています。
(夏の写真です。)
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2014/10/31(金) 06:29:25 |
グラッパ
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ガヴィさん
怖いですよ、とめどなく試飲は。それもたいていは、朝食のすぐあとからですからね~。でも、幸せ~!
グラッパ関連は、書いていて、酔っ払ってくる感じです~!
ちなみに50度の、すごくおいしいです。
2014/10/31(金) 23:32:00 |
URL |
corsa #79D/WHSg
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