東京の正月休み その6
例年同様、今回も、おいしいものをたくさんいただきました。
まずはかわいらしいお節。
それから、すき焼き。
姉が張り込んで、結構よい肉を持ってきてくれたんですけれど、日本のよい肉って、つまり霜降り。脂肪満載。確かに今では、霜降り肉は海外でも「KOBE」と呼ばれて人気だったりするみたいですけれど、でも、どうなんでしょうね。あんまり油過ぎて、多くは食べられないし、健康にも悪そう~。普通の赤身肉を極薄にすれば、もしかするとその方が好きかも知れない、と思ってしまう罰当たりでした。
串揚げ屋さんにも行きました。
「ソース二度漬け禁止」って言う、関西方面出身のチェーン居酒屋さんらしいですけれど、安くておいしかった。でも、揚げ物は多くは食べられないから、テーブルで、ゴロゴロのジャガイモとゆで卵をお客がすりつぶすポテトサラダが、実は一番おいしかったかも。
ちょっと飲み足りないしね~、と、串揚げ屋さんのあと、調布の小料理屋さんみたいな店に入ってしまいました。カウンターだけで、ママがいるようなお店。
たいして飲んでもないし食べてもないと思うけど、結構な料金でたまげました。最後に、サービスと言って出てきた、栗きんとんをケーキ風にしたお菓子、いったいいくらだったのかね~、と不明朗会計にびっくりです。でも、正月だし、いい気分に酔っ払っていたから、ま、いいか~!ってなもんでした。酒って怖いわ~。
ラーメンとか、ランチのセット・メニューとか。
ランチは相変わらずお得感が高いし、小腹がすいたときの和風ファスト・フードはいいですね。立ち食い蕎麦とかうどん。安いし、おいしいし、早いし、それでいてユーロ換算すると、たったの3、4ユーロくらいで食べられちゃうんだから、いいなぁ。
もちろん蕎麦屋飲みも。
〆のざるそば、きりっと冷えていて、本当においしかった。
今回は、深大寺で、初詣の時には必ず立ち寄るなじみの蕎麦屋さんがあんまり混んでいたので、深大寺蕎麦がいただけませんでした。昨年もいい加減並んで入ったのですが、今年は、行列がさらに延びていて、角を回り込んでいたので、一目見てあきらめたんです。
その反動か、友人と外出した際、リベンジという気分で、遅めのランチを立ち食い蕎麦でいただき、夜は六本木の蕎麦屋で飲むということになってしまいました。蕎麦尽くしの一日。やっぱり蕎麦はうまいよねぇ。
ランチといえば、ちゃんとした和食のお店でいただいた御膳。
素敵な器に素敵な盛り付け。こういうのは、洋食にはない楽しみ。目でも楽しむ、そしていろんなものを少しずつ、同時にいただけるって言うのは、本当に素敵な文化と思います。
姉に連れて行ってもらった上野の鮨屋さん飲みも、新しい体験でした。
鮨屋さんで飲むなんて、高そう~、とひるみますが、さすが庶民の町上野!おいしくて安くて感じのよいお店でした。てんぷらはなんとカニ。足が1本するっと。贅沢です。
友人宅での、毎年恒例の女子会。
鍋を囲んで、同世代の独身女子がわいわい、といういつもの宴。新年早々誕生日を迎えるわたしのために、いつもケーキで祝ってくださいます。しかし、ケーキは覚えているけど、味はもはや覚えていない。午後半ばから飲み始めて、ケーキにたどり着いた時点で、もうかなり夜も更けていたからな~。いや、楽しくておいしかった~。
お家ご飯では、こちらもほぼ恒例になっている、友人宅での素敵な宴。
すべてがお洒落で、手料理はプロ並み。今回は、なんとお座敷てんぷらを企画してくださいました。
お野菜もお魚も、その場で揚げたてをいただくわけですから、おいしくないわけがない。お酒が進み、こちらでもずいぶんと長居をしてしまったものです。
それにしても、昔は、我が家でお座敷てんぷらって普通にやっていましたよね?日本の食生活って、やっぱり豊かなんだなぁ、とつくづく思いました。いや、昔は、外食がそんなに手軽じゃなかった分、豊かだったのかもしれませんねぇ。矛盾するみたいですが。
お手軽な外食といえば、最後にちょっとしょぼいですが、実家近くに数年前に出来たくら寿司に、初めて挑戦しました。
これは、面白かった!回転寿司の世界も、実に進化したものですね。お茶までセルフサービス。お勘定も、お皿を戻すことで自動的に計算。ビールも自分で冷蔵庫から持ってくるセルフなんですが、最終的にビールのお勘定はどこでどうやるのか?と悩んでしまいました。そしたら、最後の部分だけ、ちゃんとテーブルに人が来て、お勘定するんですね。ちょっと人間的。
無駄のない合理的なシステムで、その上めちゃくちゃ安い。こんなお店がミラノにあったら、通っちゃうなぁ。
さすがに超満員。混雑を避けようと、確か夕方5時過ぎに行ったと思うのですが、出る頃には長蛇の列が出来ていました。そりゃそうだ。
正月あとは比較的地味な食生活だったのが、ミラノに戻る直前に、連日豪華なお食事だったので、おそらくそれで胃腸が疲れて、帰りのフライトでおかしくなったんだな、と改めて思いました。やっぱり、よく食べたわ。
お酒編は明日。
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- 2015/01/28(水) 06:48:24|
- 日本徒然
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| コメント:4
私も霜降り肉で体調崩すタイプです\(//∇//)\。
肉全般苦手。鶏肉は大丈夫です。
やっぱ贅沢な食事ってたまにだからいいそうです。脳ってだんだん慣れてくるので、グルメな人達ってどんどん美味しいと感じる範囲が狭くなるんですって。味覚は普段から粗食にしておかないと磨かれないという脳科学者の研究もあるようです。
私も社員旅行から帰宅するとお茶漬け沢庵で夕飯にしますよ~(≧∇≦)!
お疲れ様でした!
- 2015/01/28(水) 01:53:00 |
- URL |
- はなさん #79D/WHSg
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> 洋吉ちゃん
霜降り、苦手っていう人、割といますよね。イタリアでも、和牛をメインにしたレストランが出来るとか出来たとか聞きましたけれど、これ、イタリア人はどうかな?と疑問です。
わたしも、肉は、鶏か豚。お魚の方がすきなんです。それに、いつもはかなり粗食。一人だから、何品も作れないし。で、反動か、たまの外食は気合入ったりしちゃうんですけどね。あ、味覚のためには正しいのか、これ!
- 2015/01/29(木) 23:07:00 |
- URL |
- corsa #79D/WHSg
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> ガビィさん
わたしも、お刺身大好きです。質はいろいろあれど、刺身お持ち帰りもスーパーでたくさん売っている日本、そこは本当にいいなぁ、と思います。回転寿司も。
こちらでも、最近おすしがスーパーで売っていたりするんですが、ご飯がだめなんですよね。
わたし、塩辛も異常に好きで、いつも空港で買ってきて、ちびちびと食べるのが、一時帰国のあと、しばらくの楽しみ…。もう少しちびちび出来そうです。
- 2015/01/29(木) 23:09:00 |
- URL |
- corsa #79D/WHSg
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