東京の正月休み その7
お酒編。
今回、量的には、そんなにとんでもなく飲んでいないと思います。ランチ・デートも多かったので。ランチだと、グラス・ワイン一杯とか、中生一杯とか、そういうので済んじゃうし。そういう軽い感じも、気楽なホリディ気分になって、結構いいものだと思いました。
さて、そうは言っても、やっぱり日本酒はおいしいよね。
まずは正月の日本酒。
どん!ともちろん一升瓶。元旦に姉が下げてきたのが、農口という純米酒。かなり純米強くて、おっ、と思うのですが、軽く一杯流し込むと、口が慣れてきて、するすると飲めてしまいます。元旦当日、気付くと、姉と二人でほとんど一升が終わりそうな勢いでした。
元旦昼前に成田着だったので、ほとんど寝ていない状態だったのですが、時差ぼけも加わり、わけのわからないまま、なんだか飲んじゃっていましたね~。
そして、翌日仕入れたのが、おなじみ八海山の、純米吟醸。
いつも利用している実家近所のお酒屋さんで、一年寝かしたという2013年蔵出し物。
酒屋さんでは、試飲用の在庫があると、店で味見をさせてくれるのですが、同じお酒の2014年物に比べると、まろやかで、びっくりするくらい水のように飲めてしまいます。
日本酒って、蔵では寝かせることなく、その年のお酒はその年に放出してしまうって言うのにも、びっくりです。酒屋さんの好み次第で、いろいろなテイストが味わえるので、よい酒屋さんに出会うことが重要ですね~。
焼酎も、ちょっといただきました。赤霧島。
調布の小料理屋でボトルを入れましたが、ちょっと余り。二度と行くことはなさそうな店だったので、余った分はもらってきて、実家でちびちびやっていました。そうしたら、台所に、やはりわずか残っている、同じ赤霧島が転がっていたのでびっくり。数年前まで弟が焼酎にはまっていた名残らしい。ラベルの色が若干後退していたけれど、味の変化なし。
さすが蒸留酒。そっちもあわせて、お湯割でちびちび。半端に残しても仕方ないしね。とか何とか、言い訳しながら。
気軽な串揚げ屋さんでは、もっぱらハイボール。
昔はウィスキーの水割りが宴会の定番で、わたしもよく飲んだものですが、それとはまったく別物なんですねぇ。ハイボールは、いわゆるチューハイ状態で、ほとんどウィスキーの味もしないくらい薄くて、いくらでも飲めてしまうって言う。まじめなウィスキーには、とても失礼な飲み方だぜ。まぁ、こういうのには、まじめなウィスキーは使ってないでしょうが。
有楽町の老舗焼き鳥屋さんの、利き酒セット。
三つのグラスで一合分という、まさに味見用のセットですが、味の違いが分かるので、面白かったです。どれがなんだか忘れてしまいましたが、真澄の純米がおいしかったな。
女子会で消費したお酒ずらり。
ちなみに少量瓶も混じっていますから…。それにしても、よく飲んだな。
たれ口は、年末に京都旅行をする友人がいつも京都から持ってくるもの。すごくお酒っぽいまったりとした口当たり。
すず音は、まるでサイダーのようなラムネのような、発泡日本酒。アルコール度も低くて、ごくごく飲めちゃうような。瓶もかわいくて、女性を意識していますよね。
真ん中辺にあるのも発泡酒なんですが、ラベルが完全に変です。
ちゃんとまじめな濁りの発泡酒でしたけれど、一体なんなんだろう、このラベル?
お座敷てんぷらのお供は、こちらの純米吟醸、手取川。
石川県のお酒で、なかなか手に入れにくい逸品だそうです。するする系で、とってもおいしかったので、人の家だというのに、遠慮することもなく、がんがんいただいてしまいました。この、遠慮のなさ、わたしはいつからこうなってしまったんだろう、とあきれます。
それにしても、おいしいお酒はあとも残ることがないので、びっくりします。時差ぼけもひどいし、朝のゴミ出しもあったので、いつも寝不足状態だったのですが、それでも二日酔いは一回もなかったな。びっくり。お酒の質、本当によくなったんだと思います。
ついでに、ちょっとスィーツなど。
日本のケーキの美しさとおいしさと言ったら。びっくりします。フランス風で、美しさではフランスも相当なものですが、でも甘みと、お値段から、絶対日本の勝ち。甘さ控えめで、安い!そして、お洒落度低い実家の近くにすら、雑誌に取り上げられるようなケーキ屋さんが、さり気にあったりするのもすごいです。
創作好き、というのもすごい。和洋折衷系。
この、桜のジェラート、すっごくおいしかった。桜の塩漬け風味。イタリアに持ってきても売れそうだ~。抹茶ジェラートは既に市民権得ていますからね~。抹茶といえば、いつもお土産で人にあげてしまう抹茶キットカットを、自分でいただいたら、おいしかった~!そういえば、キットカットにも桜風味、あったはず。今度はちゃんと自分用に買ってみよう。
ああ、やっぱりよく食べてる。っていうか、よく飲んでる~。
実は、昨日、仕事関係の新年会で、日本食の店に行き、一升瓶で日本酒をいただいてしまいました。結構種類をおいている店で、お料理にも合うし、それなりだったんだけど、なんだろう?やはり日本で飲むのとは違うって言うか。イタリアで日本酒飲まなくてもいいかな、と思ってしまいました。不思議なものです。
というわけで、日本酒は、また一年封印。寂しいけれど、でも我慢した分、来年が楽しみですからね。イタリアでは、せいぜいワインとグラッパに精を出します!
今回の日本滞在日記も、これでおしまい!
次回からは、またスペインの旅に戻りますので、ロマネスクお待ちの皆様、お楽しみに。
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- 2015/01/30(金) 07:01:38|
- 日本徒然
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