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イタリア徒然

イタリアに暮らしながら、各地のロマネスクを訪ねた記録

アート・オン・アイス2015イン・チューリヒ

チューリヒ、週末旅行その2

そうなんです。実は、今回のチューリヒ行き、フィギュア・スケートの高橋大輔選手の追っかけでした。




フィギュア・スケートは、昔から、冬季観戦スポーツとしては一番好き。とは言え、すごく時々だけども、実際にライブに行くようになったのは、トリノで冬季オリンピックが開催された以降のこと。それまで、こういう競技を実際に見に行く、という発想がなかったんです。
トリノのオリンピックは2006年だから、その辺りから本気ではまれば、ナマ大ちゃんに接する機会もかなり多かったはずで、後悔していますが、今更仕方のない話。

昨年競技生活を引退された高橋選手。ああ、がっかりだな、せめてヨーロッパのアイスショーにでも出演してくれないかね、とミーハー仲間と話していたところ、このアート・オン・アイス出演の朗報をキャッチ!既に昨年10月頃、チケットをゲットし、今回いよいよ、ナマ大ちゃんにご対面(ちょっと違うか…)、という運びになったのです。

実は、ミーハー仲間共々、アート・オン・アイスというイベントについても、まったく知りませんでしたが、10月以降、どうやらアイスショーの中では相当レベルが高いものであるらしい、などということも分かってきて、ますます盛り上がり。




といいながら、つい観光にも力が入ってしまい、開場が18時だというのに、結局会場であるHallenstadionに到着したのは、19時をずいぶんと回った時間。リキが入っているんだかいないんだか。でも、舞台であるリンクはまだ整備中だし、席もガラガラ。あ、こんなもんなんだ。
それにしても、結構な入場料なんだから、出演者名を書いた紙くらいくれてもいいのに、有料プロブラムを売っているだけ(10フランは妥当な値段とは思いますが、実は、スイス・フランを一銭も持っていなかった我々…。買えるわけがない)。さすが金融大国スイス、しっかりしています。

ロビーは人でごった返していて、また、レストランやバーがあちこちにあり、皆さんショーの前の腹ごしらえに余念がなかったようです。




出演者は、われらが大ちゃん以外は、以下の面々。

スケーター
Tiziana Volosozhar & Maxim Trankov
Tessa Virtue & Scott Moir
Ksenia Stolbova & Fedor Klimov
カロリーナ・コストナー
ステファン・ランビエール
サラ・マイヤー
ジョアンナ・ロシェット
Florent Amodio
Gabriella Papadakis & Guillaum Cizeron
Fiona Gabrielle Zaldua & Dmitri Sukharov

歌手
Nelly Furtado
Tom Odell
Marc Sway




席は、リンク際から7番目か8番目ですから、かなりよい場所で、近くに来れば、肉眼で表情まで見えます。よっしゃ!
開幕間近になったら、客席は見事に埋まり、限りなく満席のようでした。




そして、ドイツ語のプレゼンテーション、始まる!あ、そうか、ここドイツ語圏だったんだ!とそのときになって思い出しました。皆さんクスクス笑っていたので、なんか面白いことを言っていたようです。ドイツ語は、見事に何も分からないからな~。





そして、照明が入り、開幕です。

長方形のリンクの、辺の短いほうの一辺がステージになっていて、いきなり生演奏がどかどかと始まり、んん?ちょっと場末のディスコ感が…。
そして、まだ、全然心の準備が出来ていないのっけに、カロリーナが登場しました。

カロリーナ、大好きなんですよね。
今回、彼女が出演することも、とても嬉しかったです。昨年、元彼のドーピング問題で、彼女も偽証罪に問われて、今シーズンは競技生活できなくなってしまっただけに…。関係ないのに、かわいそうで…。
でも、なんとなくアワアワしているうちに、演技が終わってしまいました。




しかし、演技後の観客の反応が、びっくりするくらいクール…。カロリーナは、トリノの世界選手権で見たのですが、そのときの観客の熱さ、一緒になって泣いてしまった自分、という経験があるだけに、狐につままれたような気分になりました。

いずれにしても、一応オペラグラスも抱えているし、気持ちがのめりこむに従い、写真どころではなくなってしまいました。
(大ちゃんファンの方々が、素晴らしい写真や動画をたくさんアップされていますので、ご興味のある方は、是非アート・オン・アイスで検索してみてくださいね。)





そして、いよいよ大ちゃん登場…!
あ、本当に本物の大ちゃんだ~!と呆けたような気持ちになったかと思うと、一方では心臓バクバク。わたしったら、結構はまってるのねぇ、と自分でもびっくりしてしまいました。最後まで、え~、本物だよ~、マジ、滑ってるよ~、と固唾を呑んで凝視。
素敵でした!やっぱりライブは、テレビと全然違うですよ。当たり前だけど、びっくりしちゃいます。柔らかいです。きめきめでも、切れ切れでも、同時に、とってもふわり感があるのが不思議。
叫びましたよ~、「ブラーヴォ~!!!」

ふと思ったんですが、こういうとき、日本語って不自由ですね。適切な言葉がない。歌舞伎だったら、成田屋っ!とか決まりがありますけれど、それ以外は、やはりブラーヴォ/ブラーヴァ、はたまたブラーヴィになるんでしょうかね。うーん、違和感。
といいながら、ブラーヴォ!大ちゃんイエーイ!
確かにうるさい、オレ。

我々の前に座っていた青年が、あきれた顔で、何度も振り向くのが鬱陶しかったです。そりゃ確かにうるさいが、これはそういうイベントだろう?!と思っていたもんで。

間に休憩が入って、二部でもスケーターそれぞれがすべり、最後はみんなで、おそろいのスタジャンを着て、ぐるぐる何度もご挨拶。そのときは、観客もみんなスタンディングで、拍手は盛り上がりました。叫んでいる人は少ないけれど、もちろん、叫びまくりのオレ。最後の頃は、ダイスケ~!それもどうよの呼び捨て。ま、はまったオバサンはこんなもんでしょ。

10時40分頃終了でしたかね。
ホテルは会場の目の前ですから、慌てる必要もなく、ちょっと出待ちでもしますか、と夜中12時までうろうろしていたのですが、結局誰一人出てくる気配がないので、あきらめました。
あとから知った情報では、毎晩11時ごろから、関係者や招待客で打ち上げがあり、選手の皆さんも参加されるため、会場を後にするのは、早くても深夜1時を過ぎるとか。うひゃ~、そういう情報、皆さんどこで仕入れるのか。ファンのネットワークはすごいですね。
そう、今回、多くの大ちゃんファンが、ツアーや個人手配で、このショーのために、スイスにやってきていました。この、フランが以上に高騰しているスイスに!その熱心さには、本当に頭が下がる気持ち。それも、皆さん、ルンルン気分満載、幸福絶頂の機嫌よさですから、とっても感じがよくて、あちこちで楽しい交流をしました。

それにしても、このアート・オン・アイスに対しては、正直がっかり感も大きいのが本音です。次回、がっかりをつづります。
きっと、いつも来てくださる人たちには、ほとんど興味がないだろうなぁ、と思うんですが、結局自分のメモなんで、やっぱり書こうかな。我慢してくださいね~。

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  1. 2015/02/11(水) 07:02:05|
  2. 海外旅行
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4
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コメント

No title

アイスショーお疲れ様でした。高橋選手、生で観られてよかったですね!キメキメのふわり、感じてみたい!です。私もン十年前、たまたま手に入った招待券でマイケル・ジャクソンのコンサートに行ったことがありまして。アリーナ席だったのですが、なんというか周りのみなさまとってもお上品で歓声なんて一言もお上げにならない中、私ひとり大騒ぎしてけっこう白い目で見られた記憶がありますwでもまあPOPアーティストのコンサート、盛り上げてなんぼでしょうし、感動して叫んで悪いことはないよねと知らん顔しておりました。高橋選手も観客を意識してパフォーマンスしておられるのでしょうし、ブラーヴォは大アリだと思いますです♪
  1. 2015/02/11(水) 02:49:00 |
  2. URL |
  3. yuka #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

No title

> yukaちゃん
どーも。相変わらずミーハーで~。
ね~、騒ぐべき環境では、ちゃんと騒ぎたいよね。お約束だもんね。なんか、写真や動画を取っている人も多くて、「その場の感動は、ちゃんと肉眼で見ようよ!」と言いたくなったり。
いずれにしても、スイスには絶対住めないわ~。
昔だったら、違和感なかったのかな~。声もこんな大きくなかったはずだし…。笑。
  1. 2015/02/11(水) 22:28:00 |
  2. URL |
  3. corsa #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

No title

スイス人ってクールなんですかね?でもでも、イタリアって熱い暑苦しいイメージがあるかもしれませんが、あれって南部だけで北部は至ってシャイで寡黙で日本人よりはるかに丁寧に人生送っているように思うのは私だけ?

私もアイススケート大好きでチビタと盛り上がるんですよ~チビタ、羽生君に良く似てるんです、顔が。

ミーハー結構!幸せじゃないですか!アタシだってフラメンコ見て日本でドカ泣きして会場の品川プリンスホテルでビックリされましたから。

やっぱりこういうのは感動がメインですもの。いいんです!
  1. 2015/02/12(木) 04:40:00 |
  2. URL |
  3. はなさん #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

No title

> 洋吉ちゃん
クールって言うとちょっとかっこいいけど、なんとなく情がない、とか、感情表現がつたない、とか、どっちかと言うとそういう感じ。親切な人たちだけどね。
イタリア人は、確かに南部に比べれば、北部の人たちはかなりシャイだけど、それでも、ヨーロッパ北部の人たちに比べたら、全然熱いです。イタリア南部、というよりもナポリ辺りの人たちは、正直、気質的に異常じゃないか、というとこ、ありますからね。あそこだけだよ、ほんと。シチリアまで行くと、また暗さが出てきます。スペインのアンダルシアのような。

ところで、チビタくん、羽生君ですか!かわいいじゃないですか~!将来楽しみだね。
  1. 2015/02/12(木) 22:36:00 |
  2. URL |
  3. corsa #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

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