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イタリア徒然

イタリアに暮らしながら、各地のロマネスクを訪ねた記録

ミラノ、秘密の花園

ミラノ、フオリサローネ2015 その4

ブレラの植物園Orto Botanico di Brera。
フオリサローネのイベントで行ったのですが、イベント以上に楽しかったのは、様々なお花。先の記事にも書いたのですが、二年前にも、同じような時期に、やはりフオリサローネのイベントで、この植物園を訪ねていますが、これほど花にあふれていた記憶はないのです。




建物の壁を覆う藤の花、まさに満開で、眼福でした。
しかし、藤って、においがありませんでしたっけ?
我が家のゴミ捨て場を覆う場所にも、藤棚があって、今、一番美しいところなんですが、手に取ってかいでみたところ、やはり無臭。そうでしたっけ?

藤のお隣では、やさしい黄色のつるバラが、こちらも満開。




ちょっと前に、「青いバラ」というとても面白いノンフィクションを読んだばかりだったので、名前まで確かめてしまいました。この、いかにも生命力のありそうな蔓バラ、オリジンは中国や日本にあるのかもしれない、と思ったら、まさに、中国産でした。いつも、何でもすぐに忘れてしまうわたしですが、バラの起源の話なんて初めて読んだので、印象が強かったんですね。
つるバラ系は、プラント・ハンターと呼ばれる人々が、東洋から持ち帰ったらしいですよ。

菖蒲とかアヤメとかの類のヤツ。




花びらの縁がぴらぴらしているし、色のつき方がとても凝っているので、これも品種改良で生まれた花に決まっていますが、でも、群生がすごいし、花は小さいので、原種の雰囲気をとどめているって言うか。
ほら、遠目でみると、かなり雑草的な勢いで茂っています。




すぐそばで、やはりわさわさと茂っていたお花たち。




全体で見ると、大振りのシロツメクサみたいですが、小さな花がたくさん固まっていて、塊は握りこぶしくらいあります。一つ一つの花やつぼみが、なんとも可憐。




山道をお散歩していたら、そこらへんにありそうなお花。





リンドウの小さいみたいな。
花の名前が分かったら、どんなに楽しいだろう、と思います。
これはスミレ系。




スカスカだけど、色が派手なので、寂しさがない花。花火みたい。




こちらの白も、野道にありそうな普通のお花。でも白さがまぶしいほどで、美しいです。





バルベナ系っぽい小さな花、白やピンクはよくみますが、こういう色もいいですねぇ。








小さい花がまとまって、というタイプが多いです。そして、白や紫系が多いな、と思っていたら、いきなり全然違う鮮やかなタイプが。





そして、植物園らしく、派手なお花も。




すっかり堪能しました。これだけたくさんの種類のお花を一堂に見たのは、いつ以来かしら。野の花のような地味な花でも、一緒になっていると力を発揮しますねぇ。いいなぁ、お庭のある家。

そういえば、我が家の猫額のベランダでも、シクラメンが冬を乗り切って、復活して咲き誇っているし、ジャスミンのつぼみも膨らんできました。思い切って枝を切り込んだラベンダーからも、新しい葉が出て来ています。
花の季節は、立派な植物園でも、小さなベランダでも、同じように楽しめるってこと、かな。

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  1. 2015/04/25(土) 06:15:09|
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