現役にしてすでに伝説。全くすごい男です。
たまたまテレビを見ていて、Sfida(挑戦)という見たこともない番組で、ロッシ特集でした。2時間にわたって、これまでのロッシの戦いぶりを、ロッシのインタビューをベースに検証する内容で、濃かった~!何も出来ずに、思いっきり集中してみちゃいました。
レーサーだったお父さんの英才教育で、2歳から車に親しみ、途中、四輪は金持ちにしかまっとうできない、というお父さんの判断で二輪に変更。ミニバイクから、レースに出るまで。
レースにでる前、自分のアイドルが、アベ・ノリフミという日本人選手だったこと。マシンも選手も欧米とは違う漫画チックなことに、すごくあこがれていたとか。今ではロッシの存在が漫画チックですけど、おお、ルーツはアベ・ノリフミ!当時、ロッシフミと名乗っていたそうですね。アベ・ノリフミ、映像で見ると、長髪で切れ長の目で(まさに、イタリア人が、東洋人の目を表現するのに使う”アーモンド状の目”)、とてもかわいらしい若者ですが、すごいレーサーだったんでしょうねぇ。
14歳で両親が離婚したり、125から250へとクラスが変わった際の苦労、期待が大きかったのに、うまく行かなかった時代の話。ロッシ本人と、彼の腹心の友ウッチョの証言。歴代ライバルとの戦い、コメント。
カピロッシは、彼が王者であった時代でも、本当によくしてくれて、一方で、マックス・ビアジは、テレビでレースを見ている時代から嫌いだったと。ロッシは、あまり好き嫌いを前面に出すタイプじゃないので、ビアジとは、心底馬が合わないのでしょうね。ま、ビアジと心底馬が会う人という方が珍しいかと思いますが。あそこまでヒール・タイプの王者は、なかなかいないですね。
まさにビアジとやりあっているときにヤマハに移籍して、その、ヤマハへ移ったときの話は、とても劇的。最初のシーズンの映像は、感動しました。ブリビオ監督の人柄もしのばれます。
セテ・ジベルナウの話も。彼、一時は、そうか、がんばっていたよねって感じですが、基本的に影薄いですね。そういえば、お金の問題で、今シーズン、途中降板らしいですね。
それにしても、過去の名レースの数々。改めて感動しました。最近では、やはり昨年のラグナセカ、そして今年のカタルーニャですか。ああ、やはり過去レースのDVDを買うべきかも!
普段、あまりテレビを見ないのですが、これはラッキーでした。でも、なぜ今?多分ロッシ100勝を記念すべく作っといて、どっかで流そうという感じだったのかな。タイミング変だし。この辺やはりイタリア。夏休みで、定番番組もお休みだし、ちょっと穴埋め的な。ま、いいけど。
今週末はザクセンリングですね。
応援にも、力入ります。日曜日、どこにもいけないな~。
Author:Notaromanica
ミラノ在住で、ロマネスクが大好きで、主にイタリア、フランス、スペインを回っています。