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イタリア徒然

イタリアに暮らしながら、各地のロマネスクを訪ねた記録

2015年12月および2016年1月に読んだ本、備忘録

今年こそは、せめてブログはさくさく、サイトの更新はもうちょっとまめに、が、目標だったというのに、既にして挫折状態ですね~。

日本での休暇明け早々に、バルセロナ出張がありまして、別になんということもない仕事だったにもかかわらず、なんでしょうねぇ、やけに疲れちゃって、いきなり風邪っぴき。というわけで、さくさくとは程遠い状態になっています。はぁ。

そんなことを理由に、こんな記事でお茶を濁して、何とかロマネスク復帰のイントロとしようかとかそういうことです。

「ふしぎなキリスト教」橋爪大三郎、大澤真幸(講談社現代新書)
「鎖 上下」乃南アサ(新潮文庫)
「疾走 上下」重松清(角川文庫)
「悪人 上下」吉田修一(朝日文庫)
「クリスマス・キャロル」ディケンズ(岩波少年文庫)
「殺人の門」東野圭吾(角川文庫)
「行きずりの町」志水辰夫(新潮文庫)
「一茶」藤沢周平(文春文庫)
「おそろし」宮部みゆき(角川文庫)
「中庭の出来事」恩田陸(新潮文庫)
漫画
「チェーザレ11」惣領冬美(講談社)

今回は、1月前半、東京滞在中、一切読書をしていませんので、量は少ないです。
そういう中で印象深かったのは、なんといっても、「ふしぎなキリスト教」。
ロマネスクをやっていますが、別にキリスト教に傾倒しているわけではなく、単に美術的側面だけから教会めぐりをしているわけですが、それでもロマネスク美術とキリスト教は切り離せないために、どうしても、キリスト教への興味というのは、ベースにあるわけです。だからと言って、理解しようとか、僭越なことを考えているわけでもない、ただのミーハー的なアプローチで済ましているわけなんですが、この本は、そういう層のわたしにとっても、目からうろこ的なプリミティブな疑問に答えてくれる内容で、面白かったですねぇ。
といいながら、かなり斜め読みしているので、何度も読んで、理解を深めたいと思っています。
もう一冊は、「一茶」。彼が、これほど屈折した人生を送った人だとは、つゆほども知らなかったという意味での面白さ。そして、盛り上がることもなく人生を終わったというのに、同時代の誰よりも後世に残ってしまった皮肉っていうのか、なんか面白いです。
「チェーザレ」は、ルクレツィアがイメージで、うむうむって感じです。

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  1. 2016/02/01(月) 06:27:19|
  2. 読書、備忘録
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

No title

デケインズの英国の中世のロンドンの市中の描写が大好きです。

クリスマス・キャロルは英国のクリスマス時期には必ずテレビ放送されます。

本で読むのとは多少印象が違うのは仕方の無い所ですが・・・・
デケインズが住んでいた家の近くに、住んでいた事があるんですよ。
  1. 2016/02/01(月) 02:40:00 |
  2. URL |
  3. 古代遺跡めぐり<山下亭> #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

No title

> 山下亭さん
返信遅れてすみません~!
ディケンズ、いいですよね。時々読んでは、当時のロンドンの雰囲気にうっとりしてしまいます。
山下さんは、それにしてもあちこち、肌でご存知ですよねぇ。
  1. 2016/02/07(日) 13:52:00 |
  2. URL |
  3. corsa #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

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