2015.07.スペインの旅、アラゴン編、その1
いやはや~!時のすぎる速さに茫然、というか、自分の怠惰一直線に茫然としております。
実は、先週末、来る7月の夏休み第一弾のため、やっとレンタカーの予約などをしたところなんですけれど、そのタイミングで開始するシリーズが、2015年7月のスペイン修行旅、とは…。
もちろん、この一年、いろんな場所へ出かけていましたけれど、一年前の旅のレポートもアップできないほど出かけているわけもなく…。
誰のためでもなく、自分の記憶流出を食い止めるよすがとしてのブログですが、もはや、その役にも立たない状態になり下がりつつあります。とはいえ、最近は、自分の過去ブログで、各情報を得ることも多く、やはり記録というのは、何らかの役に立つものよ、と覆っているので、せいぜい記憶が残っているうちに、やっぱりまとめていきたいものよ、ということで、一年前の旅を、振り返ります。ちょっと情けないな。一年前に、ブログの書庫にも、アラゴンとか作ったのに、ずっとカラのままでね。
この旅では、ミラノからサラゴザZaragoza空港に入ったので、必然的に、アラゴンから開始です。というのも、到着は夕方で、初日は、さほど遠くへは移動できないスケジュールだったので、とにかく時間逆算状態で、行程を決めざるを得なかったのです。
どうしても訪ねたい場所を翌日にすると、選択肢は、ウエスカまたはロアーレ泊まり。ここは結構悩んだのですが、以前はちょっと端折り気味のガイド・ツアーでしか訪ねていないロアーレ城に惹かれるものがあり、そちらを優先しました。
しかし!
飛行機を一番に出たのに、レンタカー会社がどこにあるかわからない。バウチャーに指示された駐車場に行っても、何もないのです。また空港ロビーに戻ったりなんだりしたものの、やはりそこで待つしかない、つまり、空港にオフィスのないレンタカー会社らしい、ということがやっとわかり、仕方なく駐車場に戻り、しばらくすると、他の人たちもやってきました。
待つ人が10人近くになったところで、やっとレンタカー会社のミニバスがピックアップにやってきました。
飛行機の到着が15時50分。ロアーレ城までは、順調に行って1時間40分。城のオープン時間は20時まで。という制約があったので、本当に焦っていました。見学に1時間はほしいから、遅くとも19時にはたどり着きたい。そのためには、自分の運転を考えると、どんなに遅くても、16時半過ぎには出たいと思っていたのに、端から躓き。
それでも、幸い一番に受付ができたので、何とか17時ピッタリに、レンタカーオフィスを出発することができました。
おそらく、10年ぶり。最初に訪ねた時は、無計画行き当たりばったりだったし、今ほどきちんとロマネスクを追っているわけではなかったのですが、圧倒された記憶があります。それはお城と、場内にあるロマネスクの教会もそうなんですが、特に、ロケーションが印象的でした。
そんなことを考えながら、順調にドライブをしていたら、目の前の丘の中腹に、お城が見えました。感慨深いです。
10年前は、ふもとにあるAyerの町経由で、アクセスしたのですが、今回はウエスカ寄り、手前の道から起伏のある土地に入り込んでいるので、若干違う道となりました。
それにしても、10年、やはり変わるものです。
当時も道はきれいだったのですが、結構な坂道なのに、ガードレールも何もないぐるぐる道で、相当怖かったのをよく覚えています。そして、お城周辺には、海の家のようなバールが立っているだけで、駐車場なども整備されていなかったように記憶しています。
今では、立派な駐車場が完備。
今回のレンタカー、フィアット500。かわいいし、運転はしやすいし、一人旅にはピッタリのコンパクトさで、気に入りの車種です。
かつて、掘立小屋状態だったバールは、立派なビジターセンターになっており、ここでチケットを購入するシステムでした。
ドキドキしながら、お城に向かいます。
ロアーレ城Castillo de Loarre
こういうときのドキドキって、建物を訪ねるというより、人と会うような、そういうドキドキと同じ。そして、再訪というのは、初回とはまた違うドキドキです。がっかりして、来ちゃいけなかったんだ、と思うことも多いですからね。
幸いなことに、そういう心配、ここでは全くの杞憂でした。
一歩一歩お城に近づきつつ、そういえば、パノラマすごかったよな、今もすごいな、なんて、立ち止まったり。
なんか一気に近づくのがもったいないような気もして、どうしても、踏みしめるようになっちゃうんですよね。
とはいえ、見学にどのくらいかかるかわからないし、時間的にすごく余裕があるわけではないのですから、そうそうゆっくりもしてられない。意を決して、近づきます。
この後陣、すごい迫力。ただでさえも背高なのに、岩山の上ですから、見上げるのも大変な高さとなっています。つい、細部を観察したくなる気持ちを抑え、入り口へと向かいます。
すべて、壮大な縮尺なのですが、離れて全体を眺めることのできるスペースがないんですよね。特にこの入り口前は、言ってみたら、岩山に張り出すテラスのような作りで、扉口の前2メートルくらいから先は崖。
こういうロケーションって、トリノの西にあるサン・ミケーレに似ているかもしれません。
早く中へ、と思うのですが、すべてを看過することは無理。だって、地味ながら、かわいい装飾がたくさんあるんです。
大好きなチェッカー模様も、大小組み合わせが面白い。
上の方にある窓の装飾も、結構細かくて、凝っているんです。
きりがないです。
このあたりは、万が一お城がクローズしても、ちゃんと見ることができるんだから、と言い聞かせるようにして、入場です。
扉をくぐると、いきなり、ワクワク感が押し寄せる階段です。
以前訪ねた時は、ガイドツアーで、端折った急ぎ足の見学だったように記憶しているのですが、記録しておくもんですね。
古い記事を、貼ってみます。
続きます。
最近はまっている写真サイト。ロマネスク写真を徐々にアップしています。
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- 2016/06/24(金) 06:16:36|
- アラゴン・ロマネスク
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| コメント:2
こんにちは
昔行ったときまとめたサイト・・・にはたどりつけませんでした
素敵なものがいっぱいですねーーー
彫刻かわいいです
- 2016/07/05(火) 01:26:00 |
- URL |
- poetryfish9 #79D/WHSg
- [ 編集 ]
> poetryfish9さん
うまく、貼り付けられなかったようですが、まぁ、たいしたことは書いてないので、ご放念くださいませ。
と言いつつ、本当の目的は、きちんと体系的にサイトにまとめることなんですけどね~。どうして、こんなに怠惰になっちゃったかな。
- 2016/07/08(金) 22:10:00 |
- URL |
- corsa #79D/WHSg
- [ 編集 ]