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イタリア徒然

イタリアに暮らしながら、各地のロマネスクを訪ねた記録

たまには観光情報。ホテルの話(ソリア1)

カスティーリャ・エ・レオン、その19

わざわざ足を延ばしたブルゴス県で、大変満足のいく教会巡りをした後、半端な田舎をうろうろしていても、おそらく、ランチにはありつけまい、と思い、時間的には若干厳しいものの、一気に、その日宿泊予定のソリアへ向かうこととしました。




ソリアは、さして大きくはありませんが、小さな町村ばかりのこの地域では、相対的には、かなり大きな町と言える規模です。そして、一つの町に、見学目的としている教会が、6カ所もあるというのは、ちょっと他に類を見ないロマネスク集積地と言えますね。
しかしこの町、宿泊もすることだし、事前に地図をチェックしていたのですが、どうも、町のつくりを把握しかねました。

というのも、宿泊することにしたホテルは町の外れ、谷を挟んで、パラドールもありますが、そこも、はずれ。旧市街までは徒歩でも行けるとあるけれど、地図を見る限りでは、結構遠そうだし…。
いずれにしても、6つもの教会を、限られた時間で、すべて回れるのかどうか、まったく覚束ないまま、到着です。

トップの写真が、ホテルの裏側に広がる谷底。
ホテルは、町の北東部のはずれにありました。駐車が自由にできることが気に入って、二泊滞在しました。
パラドールも考えたのですが、ここよりもさらに旧市街には距離がありそうだったので、断念したのですが、谷を挟んで、ほぼ真向いだったので、同じようなものだったのかもしれません。

ホテルへの、ちょっとこじゃれた並木道。




両側は、芝生が植えられて、テーブルなども置かれていて、町の人々の憩いの場所となっています。年配の方々がカードに興じていたり、親子連れがピクニックをしていたり、と、和やかなムード。
その突き当り左側に、私の目的からは外れる時代の教会があります。




教会にはまったく興味を持てませんでしたが、教会前も芝生になっていて、誰でもアクセスできるのが、開放的でとてもよかったです。
そして、その向かいに、ホテルがありました。




Hotel Leonor Miron
Paseo del Miron s/n, Soria

結構老舗のホテルらしかったです。
クルマで移動している場合、駐車の問題がないし、駐車無料なのはお勧め。ただし、レセプションの人々は、妙に他人行儀というか、よそよそしいというか、人が変わっても、一様に、暖かみに欠ける傾向を感じました。
レストランも併設なので、私のように、常にへとへとになって宿にたどり着く向きには、便利。旧市街まで歩いて10分程度とはいえ、坂道でもあることなので、夜わざわざ出かける気にはならない場所でもあり、結局、ここで済ますことになるケースが多いのではないかと思います。

でも、ホテルのレベルにしては、レストランは、ちょっと…。
昼食も夕食もメニューがあって、確かワインも込みで20ユーロだったかと思うのですが、作り置きしたもので、まずいとは言いませんが、もうちょっと高くてもいいから、もうちょっとおいしいものがいただきたいなぁ、と思うような代物でした。

到着した日の遅いランチと、翌日の夕食、二回メニューをいただきましたが、満足したのは、大好物のクアハーダくらいでしょうか。




夕食をいただいた日など、飲み放題のはずのワインのボトルを持っていかれてしまい、さらに不満が高まった次第。

ちょっぴり面白かったのは、どうやらオーナー家族らしい人たちが、毎回大テーブルについて、ごはんを食べていたこと。かなり高齢の女性と、現オーナーっぽい派手な中年女性とその連れ合い風の男性、そして若いご夫婦と幼い子供。四世代家族。
勝手に飲み物を取ったり、ウェイトレスさんに指示を出したりしていたので、オーナーだろうと思ったのですが、それにしても、自分たちで食べているなら、レベルもわかるはず。もうちょっと改良しようとは思わないのか、とますます不思議になりました。
まぁ確かに家庭料理的ではあるから、それでいいと思っているのか。
しかし、毎回オーナー家族が来るレストランなんて、働いている人たちは嫌だろうなぁ。

ホテルの先は、展望台となっていて、そこからの眺めは、実に気持ちよかったです。
きっと、昔は雑木林にでもなっていたところを、切り開いたんだろうな、と思わせる、林間の小道。




そこをちょっと行ってから振り返ると、ホテルの全貌が見えます。




こういう場所に、あえてホテルを作るのが流行った時代があったのではないか、と思いました。こういう立地のホテルって、たまにありますよね。で、そういうホテルって、一様に古びている感じがします。
テラスからの眺めもなかなかなんですが、今はほとんど喫煙所としてしか使ってない状態で、燕のフンで汚れまくっていたのが残念でした。
後ろの方に見えるのが、旧市街です。

行き止まりになっている突端まで行くと、ドゥエロ川が見え、どこかに、目的地の一つであるサン・ファン・デ・ドゥエロ修道院Monasterio de San Juan de Dueroが見えるはず、という風景が広がります。




かなり古ぼけた昔の写真が置かれていたので、それで検討を付けようとしたのですが、修道院、まったく見えません。




この古い写真の時代は、ずいぶんと緑がやせていたんですね、どうやら。
後日修道院を訪ねてわかりましたが、今は、修道院の周りの樹木はうっそうとしているし、川辺にも素敵な遊歩道ができていて、湿地の緑を楽しめるようになっています。おそらく、さほど遠くない時代に、そういう整備をしたのだと思われます。昔の写真では、川辺は砂があるだけの、しけたわびしい場所にしか見えませんね。

そういえば、この町では、燕がすごくて、ちょっとびっくりしました。
というのも、ミラノだと、燕の子育ては、もっと早いからです。

夕食後、部屋の窓のカーテンを全開にしたら、軒下に巣があるのでしょうね。多くの燕がすごい勢いで、窓に向かってくる感じで、びっくりでした。
まるで、水の中で、魚の泳ぎを眺めているような気分。




あんまり感動したんで、何枚も写真を撮ったのですが、反射神経が悪いもんで、燕が近づいた瞬間を撮ることはできませんでした。
一番近いので、このくらい。




燕は、飛んでいるというより、空を泳いでいる鳥ですね~!

ソリアの教会群、じっくりと紹介していきますので、お楽しみに。

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  1. 2016/09/19(月) 06:11:16|
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  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4
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コメント

No title

食事がイマイチって、あれ、結構残念ですよね。
ツバメ、可愛いですよね。巣の下に糞がてんこ盛りになる以外は可愛い(≧∇≦)。
オーナー一族、想像できちゃう(≧∇≦)。
  1. 2016/09/18(日) 23:14:00 |
  2. URL |
  3. まーたん #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

No title

素敵な風景写真ですね!

写真を拝見して旅行気分を味わいましたよ!
  1. 2016/09/19(月) 03:39:00 |
  2. URL |
  3. 古代遺跡めぐり<山下亭> #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

No title

> まーたんさん
そう、残念でした。予約したBooking,comに書き込みましたけど、改善されるといいですが。
つばめ、かわいいし、あのシャープな飛び方が好きで、つい見入ってしまうんですが、糞、臭いですよね。笑。
  1. 2016/09/19(月) 22:15:00 |
  2. URL |
  3. corsa #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

No title

山下さん
スペインの、こういう乾いた感じの大地の風景、好きなんです。本当に乾いていて、暑いと厳しいんですけどね。
  1. 2016/09/19(月) 22:16:00 |
  2. URL |
  3. corsa #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

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