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イタリア徒然

イタリアに暮らしながら、各地のロマネスクを訪ねた記録

イタリア人のスマホ好き、改めて実感(フオリサローネ8)

Superstudio近くのトルトーナ通り31番地にある会場。昔は、修理工場とかが並ぶ一角だったのかな。ここも、展示に使われるスペースが、年々広がっています。今回は、スペース内にある建物、ほぼすべてが使用されていたように思います。




でも、なんだろ。あまり面白いものはなかったな~。あ、私の感想は、あくまで素人の目から見てのものなので、関係者の目は、きっと違うと思いますけれど。




シトロエンCitroen - C4 Cactus
クルマって、実物を見て、いいなとかほしいな、という印象で、売れ行きが変わる商品だから、せっかくの機会、もうちょっと何か工夫ができないのか?と思てしまいました。カクタス。変な色だし、インパクトまったくないし。
そういえば、イースター休暇でのレンタカーが、シトロエンのC3という、初代には大変あこがれた車だったのですが、今のモデルは全然つまらなくて、このカクタスはその流れだと思いますが、とにかく私の好みではない流れ。時代の好みがこういう角型の武骨系らしいけれど、フランス車って、こうじゃないだろう、といいたくなります。
とにかく展示として、まったく面白みがないので、バッテン!

すぐお隣。




Stellar Works Launches New Collection
ずいぶんと並んでいたので、これは、と期待してしまったのですが、ここはまさに家具の会社で、真面目に新作を展示しているだけでした。




中が見えなくて、行列があると、つい並んでしまうというのは、人の心理をうまくついているというか。単に、中が狭いので、一度に大勢は入れないという理由だと思うのですが、入って、なんだ、と思った素人訪問者、おそらく多数と思います。

以前は、こんなスペース、使っていたかな、というような場所。




Iqos Pathfinder Project - Jardins d'Ete by Quayola
暗闇の中、大きなプロジェクターに映し出された色彩豊かな夏の庭をイメージした映像が、大変美しい空間になっていました。あれ?ビエンナーレだって?とか、一瞬思っちゃいました。

正月の一時帰国で、久しぶりにデジカメを新調しました。今回が、初めての実働です。
印刷することのない私には無駄な高解像度なので、画像の大きさの設定が今一つピンと来なかったりするのですが、これまでの20倍ズームが25倍となり、今後に期待できるものがあります。

実は、動画って活用したことないのですが、一時帰国中で、スマホで撮影した動画が結構よくて、チャンスがあったら、また撮影してみようと思っていました。今回、スマホでは、失敗の連続。で、ふと、カメラにもあったのでは?と思いつき、試してみました。ふふ、前のカメラにも、もちろんついていたのですが、そういえば、使ったことなかった。

というわけで、以下、映像となりますが、うまく動くでしょうか。結構大きな音も入っているはずなので、ご注意ください。




他にもごちゃごちゃとたくさんの展示がありましたが、サクサクと流して、トルトーナ通りに戻ります。




Corian Cabana Club - Cabana
Christoph Radl, Martina Mondadori
c/o Padiglione Visconti, Via Tortona 58

冊子を見ても、メーカー名なのか、ブランド名なのか、ずらずら並ぶタイトルを解読できません、笑。
ここは、元何かの工場らしき建物が続いているゾーンで、このスペースも、天井が高くて、大型アートなどの展示にピッタリな素敵な場所です。

何か、そそられるエントランス。




南の島がイメージされたような掘立小屋に、それぞれ、いろんなタイプのお部屋が展示されています。




南の島のイメージに近いものもあれば、全然関係ないスタイルの部屋もあって、面白い。




メキシカン・ベッドルーム、とタイトルがあったお部屋。
説明を見ると、どうやらファブリックを作っているメーカーがCorianという会社らしい。

たくさん積み上げられたマットレスで、私が思い出したのは、そういうお布団に横たわっても、一番下にある一粒の豆が気になってしまったお姫様?あれは、どういうお話でしたっけ?
なんか、どんどんいろんなこと、忘れる~。昔のことばかり思い出したり覚えていたりするよりいいのかな~、アルツハイマー的には?

このすぐ先にあるMudec(現代美術館)は、会場になってなくて残念。




でも、大学でも一部見たオブジェが、面白く置かれていました。




その先に、いつもかなり代替的な展示を行うサムスンがありました。この数年は、メイン会場にSuperStudioを使っていましたが、今年は、ちょっと地味なスペース。




Samsung
Unconfined - The New Galaxy Design
created by Zaha Hadid Architects with Universal Everything
c/o Base, Via Tortona 54

お、ここでもザハさんですね。
ここも、一度にどっと入らないように、ちょっとした行列ができていました。爆発してもなんでも、欧州では、スマホといえば、サムスンかアップルだからね。そして、イタリア人は、スマホ・ラブな人たちなので。

ちなみにですが、世界で唯一、サムソンが売れていないのが日本なのじゃないでしょうか。そのせいか、欧州で販売されているサムスンのスマホには、世界中の言語設定ができるようになっているのにも関わらず、なんと日本語が入っていません。一言語だけ入れない方が、面倒な気がするんだけど…。

展示は、最新のスマホで、自分のアバターを作って、不思議な形にしたプロジェクターに映し出すという遊び。




ちょっと面白かったけど、イタリア人は、スマホそのものの展示、要は、お店のような展示のところに張り付いて、そっちに夢中で、こちらは、人もまばら。




ほんっとに電話がすきなんだな、と改めて感心してしまいました。

主な展示はこんな感じ。
後は、地下鉄の駅に向かって、路上観察しながら、ぶらぶら。




こういう変な人たちがたくさんうろうろしているから、面白いんですよ、ただぶらぶらしてても。

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  1. 2017/04/26(水) 00:04:28|
  2. ミラノ・フオリサローネ
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:1
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コメント

No title

ごめんなさい、この記事、動画は投稿できないんですね。どうやってやるのかわからないし、直すの面倒なので、分はそのままで、写真だけ同じの入れちゃってます、ごめんなさい。
  1. 2017/04/25(火) 16:06:00 |
  2. URL |
  3. corsa #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

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