fc2ブログ

イタリア徒然

イタリアに暮らしながら、各地のロマネスクを訪ねた記録

貴族の邸宅へも侵入(一部失敗)(フオリサローネ9)

すいません、もうちっと記録させてください。
なんせ、火曜日から金曜日まで、フルに歩き回ったので、そこそこ見てしまってるんですよね。
今回は、町の中心部に散らばった展示です。
まずは再び、大好きな吉岡徳仁さんを目指しました。




Tokujin Yoshioka - Glass_Fountain
collaboration with Glass Itaila
c/o Issey Miyake - Via Bagutta 12, Milano

なんと、ミラノのファッション・ディストリクトの、三宅一生の新しいブティックが会場です。ファッション・ブランドにまったく興味がないので、イッセイさんのお店がこんなところにあるなんて、まったく知りませんでした。新しいらしいですが。

ミラノに住みながら、流行とかファッションとかから限りなく遠くに身を置く私にとって、本屋とか教会とか映画館とか、自分にとって居心地のいい、慣れた場所と正反対の世界が、ブランド・ブティックでして、普段、まず行くことがないし、用事があってさえ敷居が高くて、まごまごしちゃいます。
だから、徳仁さんには会いたいものの、気分的には、なんか引けるなぁ、と思って、恐る恐る行ったのですが、展示は、ありがたいことに、店舗の裏側にある中庭でした。




意外と、普通のインテリアの展示って感じで、何の仕掛けもない、本当に純粋展示。返ってびっくりしました。




器と思うと、実は、器じゃなくて、上が閉ざされています。純粋にオブジェ。この辺が、仕掛けって感じもあり。普通、器にするよね、こういうフォルムだったら。で、花なんかいけられちゃって、ただの花瓶になっちゃったりね。




台もガラスなので、下に映し出されるイメージも、作品の一部として考えられているはず。

ブティックの中にも、いくつか作品が置かれていたので、意を決して、入ってみたんですよね。こういう不思議なオブジェも見えたので、説明など聞いてみたいな、と思って。




ブティックらしく、入り口を守るのは、例によって、ガタイのいい黒人男性。お仕事中済みませんが、作品のお話とか聞けるんですか?とどこまでも恐る恐る尋ねると、今、係員が、ちょっと奥の方にいるんで、彼女が戻ってくれば聞けます、と非常に申し訳なさそうでした。別に大した話を聞きたいわけじゃなく、この変なメタルの物体は何だろう、と思っただけなんだけど、じっと見てたら、単に、作品の金型じゃん、と気付きました。
なので、係員を待たずに、お礼を言って出たんですけれども。なんか、ああいうところの店員さんって、洋服を売ること以外は興味がないんですかね。
せっかくこういうイベントに参加してるなら、いつも来ない人に、商品をアピールする意味も含めて、接客的に、ちょっと説明してみようとか思わないのかな。っていうか、興味持たないのかな、置かれているものに?
自分の本来の興味以外に興味が持てないって、寂しいよね~。それも、なんでも興味津々でいろんなことやってきた、三宅一生さんのブティックと思うとなぁ。

この日は、事前にチェックした場所に絞って、点と点を結ぶように、無駄のない見学を心がけました。毎回見ているとこうなる、多分。
次に向かったのは、いつも行く会場。




Kohler Company - Real Rain
c/o Museo Bagatti Valsecchi
Via Gesu 5, Milano

ファッション・ディストリクトのど真ん中のイケてる場所にある博物館ですが、毎年フオリサローネの会場として場所を提供してくれています。イベント中は、無料で博物館にも入れるので、何度もちゃっかりと、博物館の展示も鑑賞してしまいます。

今回は、数少ない展示だったけど、雰囲気にマッチしていて、気に入りました。




マッチというよりミスマッチなんだけど、面白いよね。18世紀ごろの重厚なちょうどに、訳の分からない現代アート的なインテリアの組み合わせ。
現場で説明を読んだんだけど、忘れちゃったな。確か雨とか水を集める装置がついていて、建物壁を緑と共存とかそういうものだったように思います。
バルコニーの方では、さらに素敵なものが。




私がアクセスしたとき、何か不具合があったとかで、点検してるとこで、試運転中。この、緑に覆われた構造、シャワーなんです。天井部分にある四角いのがシャワーで、水量変更可で、小雨から土砂降りまで調節できるようになってる。




土砂降りは、すごい勢いで、打たれたら、結構マッサージ状態かも。

バルコニーから見下ろす中庭は、素敵な高級レストランなので、金持ちそうな人々が、ゆったりとランチの名残を楽しみ中。




帰りは、やっぱり展示品を、ちょっと愛でずにはおれず。




この、武具コレクションの廊下は、なかなかかっこよくて好きなんです。
もう実用とかじゃなくて、訳の分からないことになっているやりすぎ装飾の剣の鍔とかさ。




ロボット的な兜とか。




これ、たぶん毎回写真に撮ってる気がする。なんせ、見学に行けば必ず通る廊下だし、好きなんで~。

今回は、近所にある、やはり同じようなタイプの博物館も、会場として参加していたので、次は、そこに直行。




Creative Academy - Wood Projects
Natural Talent
c/o Museo Poldi Pezzoli
Via Manzoni 12, Milano

かなりご大層な入り口がしつらえられているので、期待して入ったんだけど。




で、入ると、一瞬期待するんだけど。




この、受付の右から入って左から出るっていうかなり限られたスペースだけで、展示品は、木で作ったちまちました作品のみ。




伝統的な形やオブジェを使って、やはり伝統的なマテリアルである自然の木を使って、現代風なインテリアに仕立てている、みたいなコンセプトだったんだと思うんだけど、これさ、独楽だよね。どう見ても独楽。
それも、縁の付いたお盆に丁寧に置かれていたら、遊べってことじゃんね。
で、回したら、触らないでくださいね~、と言われちったぜ。ごめんよ。
そういう作品ばかりで、若干うざかったかな。

実は、この博物館は、かなり昔に、一度来たことがあるだけだから、あわよくば、見学できたらいいなぁ、とよこしまな気持ちを持っていたんです。
で、素敵ならせん階段を上ってみた。




元貴族の親方だから、こういう豪奢さ。階段に取り囲まれた空間には、池があって、赤い金魚が泳いでいるよ。きっと昔からこんな感じなんだろうな。マチスの金魚を彷彿します。
で、階段の上に、係員がいて、チケットをどうぞ、と、やんわり撃退されちまいました。

でもね、後から考えたら、入り口で、フオリサローネのかいじょうは?と尋ねたら、そこからどうぞ、と指さしつつ、わざわざ無料と書かれたチケットくれたの。いらないのに。ということは、おそらくあのチケットを出せば、入れてくれたんだ!と帰宅して、ポケットから出てきた無料券を見て、むなしく後悔しました。どうでもいいんだけど、損した気分。バカバカ。

続きます。

おなじみのロマネスクは、こちらへどうぞ。
ロマネスクのおと

ブログ・ランキングに参加してます。よろしかったら、ポチッとお願いします。


にほんブログ村 美術ブログへ(文字をクリック)
ブログ村美術ブログ


にほんブログ村 海外生活ブログへ(文字をクリック)

最近はまっている写真サイト。ロマネスク写真を徐々にアップしています。
インスタグラム
スポンサーサイト



  1. 2017/04/28(金) 05:28:01|
  2. ミラノ・フオリサローネ
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
<<ミラノの知られざる空間、こんなにあるんだね~(フオリサローネ10) | ホーム | イタリア人のスマホ好き、改めて実感(フオリサローネ8)>>

コメント

No title

こういう所を見学しながら歩くのは
かなり好きです!
素敵ですね毎日散策できて!
ミラノはやはりデザインの都市ですね!

ナイス・ポチ!
  1. 2017/04/28(金) 07:31:00 |
  2. URL |
  3. Atsuko #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

No title

> Atsukoさん
こんなに町を歩くのは、毎年、このフオリサローネの一週間だけです、笑。だから、変わりようにびっくりしたり、ほとんど浦島です。
たまには、町も歩かないとなぁ、と思うのも、毎年同じ。ま、どこに暮らしてても、そんなもんです、きっと。
  1. 2017/04/29(土) 15:21:00 |
  2. URL |
  3. corsa #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
https://notaromanica.blog.fc2.com/tb.php/1736-6ab73902
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)