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イタリア徒然

イタリアに暮らしながら、各地のロマネスクを訪ねた記録

海馬がどんどんダメになってる~!(オロリス)

2015.07.スペインの旅、ナヴァラNavarra編、その16

このあたり、かなり平原なんですが、うろうろと、かなり苦労しながらの道程になりました。まずは、またもやのアイン攻めで、エリスタインを目指したものの、ナビがおかしくなって、何もないところで、「着きました」の繰り返し。30分弱の範囲で相当うろうろした挙句、気持ちを切り替えて、次の目的地に方向転換。

到着したのは、オロリスOlorizです。


 

サン・バルトロメ教会Iglesia Parroquial de San Bartolome'。
なんだか、たった2年前のことなのに、こういった小さい教会については、周囲の状況とか、様子とか、たたずまいとか、ほとんど忘れちゃってます。情けないなぁ。
そういうことがあるから、教会本体のみならず、なるべく周囲の様子も撮影しておこう、と思うのですが、その場だと、どうしても教会に集中しちゃって、うっかりしてしまいます。で、後からこうやって写真を見直しては、はぁぁ、とため息をつく始末です。

海馬の働きが悪いので、本でも、読んだ端から忘れちゃって、二度も三度も楽しめたりしますが、教会巡りについても、最近はどうもその傾向が強くて、まったく困ったものです。頼みの綱のブログすら、こうやって2年もたってやっとアップできるようなスケジュールになってきたので、お手上げです。

その忘却の彼方の教会ですが、地味だけど、ちょっとしたディテールが楽しめるところでした。

美しく手入れされた、幸せな田舎の教会です。


 

建築としての楽しみはほとんどありませんが、扉口に装飾が残されています。


 

ここでも、タンパンには、相当浅彫りのクリスモンがあります。この地域では、このスタイルが流行ったんですね。または、クリスモン大好きな石工さんがいたんでしょうか。スタイリッシュな彫りを見ると、時代は、若干下るのかもしれないな~。


 

柱頭は、植物モチーフです。一部しか残っていませんが、残っているものは、シンプルながら、かわいい。


 

松ぼっくりか、パイナップルに見えるものは、おそらくブドウだと思うんです。ここのは、松ぼっくり臭がとても強いですが。


 

扉に向いたところ、前回の教会では、お団子が並べられていた場所ですが、ここでは、ペアの葉っぱが、仲良く並んでいます。向かい側も同じモチーフ。


 

直物専門の石工さんだったようですね。

ファサード側と違って、あまりケアされている様子のない後陣側。


 

軒持ち送りはありますが、ちょっとダメになっちゃっていて、単純な鉋屑と、これだけ。


 

なんか、愛らしいお顔がのぞいています。

この後も、なんだか混乱の道程が続きます。

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  1. 2017/05/10(水) 05:21:10|
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