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イタリア徒然

イタリアに暮らしながら、各地のロマネスクを訪ねた記録

ベネチア・ビエンナーレ2009-その2

各国のパビリオンが並ぶメイン会場、ジャルディーニでの鑑賞が続きます。
セルビア館。ありがちな作品で、面白さは今ひとつ。斬新さにもかけますねぇ。



ブラジル館。珍しく絵画でした。おお、そりゃあ現代物だって絵画はありだよな、なんですけれど、このごろまっとうに絵画で勝負ってありえない、みたいなトレンドもあるような。でもこの絵画は、結構インパクトがあり、個人的には意外と好きでした。





ギリシャ館でも、鏡を外面に貼り付けた箱のようなものがでんと置いてあって、ふーん。ここは会場の最奥部なので、すでにおんなじ様な作品をたくさん見ていて、感動がどんどん薄れるだけに、難しいところです。


ただ、このパビリオンは、建物がかっこいいんです。さすがに歴史のあるギリシャだから、かな。堂々。

イスラエル館も絵画。これは古いオルガンのふたをキャンバスにしたもの。このかわいらしい彩り豊かな絵画とはちょっと結びつかない、すごいデブのおじさんが作家で、製作過程のビデオをちょっとだけ興味深く見ました。すべて、とても正当な現代絵画で、新しさはないかな。でも一枚くらい家にあってもいいかな。そういう絵です(図々しい発想ですが)。



アメリカ。さすがアメリカ。生意気ですよ。
このビエンナーレの楽しさは、写真撮り放題、フラッシュ焚き放題、という環境にもあると思うのですが、思いっきり撮影禁止ですから。全くなんていやらしい(←アメリカ嫌い)。実際、作品はたいしたものじゃなかったし、どうでもいいし。プンプン。



ハンガリー館には、小品がいくつか並んでいたような記憶が。これは椅子が斜めっていて面白いし、小人さん用みたいな小さなサイズがかわいらしい模擬劇場でした。ちょっと暗すぎ。



これで、各国パビリオンはおおよそ回った感じ。一部はしょっています。
次は、同じ会場にある特別展のパビリオン。会場内で一番大きくて、今回特別賞をもらったヨーコ・オノの作品もあるようで、楽しみですね。では次回。
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  1. 2009/09/23(水) 05:34:06|
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