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イタリア徒然

イタリアに暮らしながら、各地のロマネスクを訪ねた記録

鉄製の壺がツボにはまりまくり!

ミンモ・パラディーノOverture Bresciaその5

サンタ・ジュリア美術館Museo Santa Giulia、続きです。




この美術館の目玉、ローマ時代、1世紀のブロンズ製、有翼のヴィットリア像です。
とってもはかなくて美しい姿。でも、割とさりげなく展示されているから、さらりと通り過ぎちゃう感もあり。

この先、ローマのモザイクがずらりと美しく展示されています。




こういう白黒の、デザイン的な床モザイクは、大好きです。今は、趣味の消しゴムハンコの素材としても、大変興味深くて、やたらと撮影してしまいました。
消しゴムハンコについても、一度記事にしたいなぁ、と思うのですが、ロマネスクがたまりにたまってしまって、なかなかそこまではカバーできない今日この頃ですねぇ。




単純にして独創的。ローマのモザイクは、やっぱりすごいです。具象よりも、こういったタイプの方が好きかな。
これなんて、現代にもしっかり通じるデザインですよね。




これは、先日消しゴムハンコで作ってみたデザインです。




自分でデザインをうつして、ハンコを彫ると、ますます、すごいなぁ、と感心します。
さて、モザイクに夢中になって、忘れたころに、ふと目に留まるミンモさん。




小さなエスプレッソサイズのコーヒーカップも、どうやらお気に入りのアイテムらしいです。いろいろな作品に、くっついていました。

それにしても、危ない危ない、これでは、ローマに混じって、通り過ぎてしまうぞ、と注意した途端、まさに見逃しました。




この、真ん中の。友人が気付かなかったら、私は正面にある彫り物に目が行ってしまって、完全に無視状態でした。




木箱の上に、牛と、骸骨が混ざったフィギュア。やはり、お棺をイメージしているんでしょうかね。なんだかいかにも埋葬品的な雰囲気があって、展示の中に溶け込んじゃっていますよ。




だって、このあたり、なんだかどかどかと並んじゃっているんです。展示しようもないよ、こんなにあっちゃ、と言わんばかりの無造作な展示。




ローマの石棺が続きます。
それらの彫り物も、面白かったり愛らしかったりで、本当に目移りする数です。
でも、これはさすがに、目についた!




なんだろう。黒い家。でも、怪しい様子ではなく、人形の家的な、愛らしいものなんです。コーヒーカップや、金平糖のせいもあるのかしら。
きっと、内部へのイメージを喚起する、入り口のせいだと思うんです。




これ、結構大きい細部なんですが、手乗りサイズだったら、ほしい作品だなぁ。

この後は、またガラスケースに入った小物の展示が続くのですが、ロンゴバルドの金細工の十字架のケースに、ずらりと並んだこれもまた、一見は、確実に古代の品物の展示でした。




一つ一つ、デザインが違うツボ状のオブジェなんですが、どの一つをとっても、異常にかわいくて、ほしい~!




ミンモさんの作品は、これまで大物しか見たことがないのですが、こういう小物、大変惹かれます。

現代アートではありますが、ロマネスク・ファンであれば、おそらく好きだと感じる人、多いのではないかと思うんですが、どうでしょうか。




これ、どう見ても、テラコッタでしょう。でも、なんと鉄製。手に取ってみたいものです。




すぐわきに、本当のローマのものがあるから、なんだか笑えるっていうか、面白い展示です。




お、終わらないぞ、これは…。

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  1. 2017/11/09(木) 06:51:40|
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