ミンモ・パラディーノOverture Bresciaその7
サンタ・ジュリア美術館Museo Santa Giulia、続きです。
サン・サルバトーレ教会Chiesa di San Salvatoreの、クリプタに入ります。
美しい!ここは、本堂に比べると、かなり往時の雰囲気を残しています。
それにしても、やはり近年、照明技術が向上していて、インパクトのある見せ方のクリプタが増えているように感じます。ただ、本来クリプタが持つべき暗さや陰影がなおざりにされ、若干明るすぎるきらいはあります。ただし、今回は、ミンモがいるせいもあるのかどうか、そこはわかりませんが。
いた!
小鳥に説教するサン・フランチェスコではなく、小鳥についばまれるどなたか。ちょっとチクチク痛い…。
それにしても、なんというロケーション。
クリプタそのものを見に行ったとすると、ちょっと、なにこれ~、となるかもしれませんが、なんせ、他に誰もいませんし、もしかするとこの展示のおかげで超明るいので、それはそれでありだったかな。
実際に、見学に行った教会が、現代アートの展示会場になっていたことは何度かあり、いくら現代アート好きでも、教会が主目的だと、げんなりしますよ。特に、暗闇にされていたりすると、もう泣きたくなりますね。
これは、どちらにとっても幸せな結婚状態の展示と思いました。邪魔にならず、逆に、何かアクセントになっている。ミンモが好きだからなんでしょうけどね。
それにしても、やっぱり痛そう…。
修復、やはり進行中だと思いました。端っこの方とか、以前はかなりごたごた部分があったのですが、その辺が、すっきりきれいになっていたように思います。
本来は、これで順路終了なんですが、実は、ローマ時代のドムスを見逃していました。というわけで、後戻り。
オルタリアの家々Le Domus dell'Ortaglia
ローマ時代の家のいくつかが、そのままの形で発掘展示されているスペースです。
そこに、ミンモが点在。
すごい会場です。アーティストにとっては、やはり挑戦的な企画だろうなぁ、と思いました。あるものだけですごい中に、自分の作品をはめ込んで、お互い殺しあってはいけないわけで。
ここの展示、とてもうまくいっていたと思います。
改めて、あるものを見る目ができるっていうか。
黒と。
そして、白。
男性と女性。対称。非対称。対比。
いろいろ。
この、床面モザイクのモダンさに、改めて、驚かされました。ローマですよ。2千年以上前のデザインですよ。
サンタ・ジュリア、最後は、そういうローマのモザイク。このモダンさは、ある意味、古代と現代をつなげるデザインだと思います。
次は、考古学博物館に向かいます。ちょっと飛ばしますね。
最近はまっている写真サイト。ロマネスク写真を徐々にアップしています。
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- 2017/11/12(日) 21:15:32|
- アートの旅
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