カスティーリャ・エ・レオン、セゴビア編、その21(2016年夏の旅)
ケリャーCuellarのムデハル教会、続きです。
行ったり来たりしましたが、あとはもう、かすかな遺構を想像するだけの教会です。
サン・ペドロ教会Iglesia de San Pedro。
ここはもう、教会としての機能はなくなっているようで、南側の門は、カフェの扉となっていました。
後陣側にも門が作られていて、やはりカフェになっていました。
ちょっと無残な感じ。壊すよりはいいのでしょうけれども。
そして、駐車した場所のすぐ近くのこちらも、大きく変容していました。
サン・サルバドール教会Iglesia de San Salvador。
シンプルは後陣でも、そのまま残してくれればいいのに、ゴシック時代に、俺たちも、ちょっと時代についていきたいよなぁ、という感じで、支えを作っちゃったんですかね。
多分、建築的には、いらない支えだと思うんですけれども。
ちなみにこの教会、後陣側が、ちょっとした公園になっていたんですが、かわいらしいものがありました。
木の道に、ニットの洋服が。
虫よけか何か、実用的なものだと思うんですが、それにしてもかわいらしい編み物なんです。
ね。地元のおばちゃんたちが、せっせと編んだのかなぁ。センスありますよね。
ここで、中世修行はおしまいなんですが、このケリャー、実際に訪問できる方は限られると思いますので、ちょっと観光写真なども。
町はずれにお城があるんですが、実は、ここが、ケリャー一の観光地だと思います。このお城の一角に、観光局もありました。教会情報はないも同然で、親切とも言い難い対応ではありましたが、一応、教会は17時から開くことと、地図上で、場所を教えてくれたので、まぁ、こんなもんか、の対応とも言えましょう。
彼らにしてみたら、ケリャーに来る観光客は、このお城を見に来るもの、と思い込んでいて、教会なんで、眼中になさそうでした。
午後のオープン直後に訪ねたので、今からお城のガイドツアーがあると言われたのですが、勿論興味なしの私、ちょっとムッとされたのかもね。
お城、確かになかなか立派です。
お城から、城壁が旧市街をぐるりと取り囲んでいるのですが、お城近くの門のところから、その壁の上に出られるようになっていました。ここは無料だし、フリーで入れます。
バカと何とかで、すぐ高いところには登りたがるわたくし。早速。
たいした高さではありませんが、町全体、高い建物もありませんので、意外と見晴らしはききました。
美しく修復されたお城の姿。
そして、城壁の外、サン・アンドレス教会も認めることができました。
本当によく歩いたな。
セゴビアの町でのんびり過ごすつもりが、坂道も含めて歩き倒して、結局ホテルに戻れたのは19時過ぎで、倒れるようにシャワーを浴びて、眠りそうになりながら、夕食をとった記憶があります。
ホテルのレストランが利用できたので、普通のお店よりも早く夕食ができて、本当に助かりました。早くとも21時オープン、というスペインの夕食時間は厳しいことがあります。
スポンサーサイト
- 2017/12/20(水) 06:34:14|
- カスティーリャ・エ・レオン
-
| トラックバック:0
-
| コメント:2
お城が立派ですね!
昔、、、レマン湖の畔に有る
シオン城のガイドをしていたことがあります。
結構あのころは、日本人の新婚さんのハネムーンの
プログラムに入っていました!
お城の方が目をひきやすいですし、、、
壊れそうな教会や遺構を見て中世に思いを馳せるようになるには
何度も何度も旅をこなさないと、そこまでいきませんね!
とりつかれるようになるまでには、おそらく何年も経過している
ことでしょう!
ナイス・ポチ!
- 2017/12/20(水) 14:12:00 |
- URL |
- Atsuko #79D/WHSg
- [ 編集 ]
> Atsukoさん
シオン城ですか!あの町には、行きたい教会があったはず。しかしスイスは物価が高いんで、なかなか行けません。特に電車賃が…。でも、車で行くのも怖いし…。
ガイドされていたんですか。知られざる過去、みたいな、笑。
そうですよね、まずは城、目を引きますよね。私も、ロマネスク以前は、城の方が興味があったかもしれません。今は、どんなに有名な城のある土地に行っても、目もくれなくなってしまいましたけど。
そうなるのは、そんなに先のことではないですよ、きっと。
- 2017/12/21(木) 22:00:00 |
- URL |
- corsa #79D/WHSg
- [ 編集 ]