カスティーリャ・エ・レオン、セゴビア編、その27(2016年夏の旅)
本当は、余裕で、ミラノのクリスマス風景などをアップしたいところですが、余裕ないんで、一気にセプルヴェダSepulveda、続き、行きます。なんか、日本人。急ぐ必要ないのに、急ぐ…。
前回見学中の教会、ヌエストラ・セニョーラ・デ・ラ・ペーニャ教会、扉周りからです。
柱頭も、すごくちゃんと彫ってあるし、細かい。黄金のレタブロの時代も金があったんだろうし、創建当時も、かなりお金あったんだね。この前に紹介した、今は博物館みたいになっているサンチャゴ教会は、10世紀創建だけど、ここは、12世紀。その頃から、栄えるようになったのかな、村が。
全体のバランスとか、芸術的にどうかと言えばどうだけど、でもこれだけの仕事、たいしたもんだと思います。
ちなみに、これ。
現地では、細かいところまで確認できないから、とにかく写真をバシャバシャとるのが優先してしまうんですが、今改めて見て、これは、誰?と思いました。なんか、一見鎧をまとっているようにも見えるけれど、さらに見ると、もしや、洗礼者ヨハネ?例のラクダの皮衣?とか思ってしまったんですが、どう思われますか?
もし、ラクダの皮衣だったら、彫り物としてあらわされたのを見たのは、初めて!と思うんですけれど。
でも、教われてるし、キリストの試練的な感じかな。
これもちょっと面白いと思います。
スペイン大好きなケンタウロスですよね?弓を取り合ってる?なんだろう?ケンタウロスのエピソードなんて知らんわぁ。
ポルティカーダは、構造としてはオリジナルなんでしょうが、作りは、全体として修復されちゃっているのが残念。
相当面白い柱頭があったと考えられるだけに、なおさら残念です。
ポルティカーダの扉や、アーチ部分は、縁取り的な浅浮彫は残っていますが、それも、ちょっとアラブ的な雰囲気も感じられつつ、なんかユニークなんですよね。
そして、目ざとい人は、もう注目していると思いますが、軒持ち送り!
ずらずらに並んでいますよ。
軒持ち送りファンに、大放出!
奈良美智系というか、現代アートのようなフィギュアが…。
置かれている場所によって、制作年代に差がるようには思います。
でも、いずれもユニークで面白いですよね~!
この人たちは、楽師のようなんですが、テニスをしている人たちにしか見えません!
相当溶けちゃっているものも多いですが、いや、楽しいですよ。
この、取れちゃっているところにも、きっと面白いものがあったんだろうなぁ。
鐘楼。
シンプルながら、窓の大きさに工夫が見られますね。
一番下にある一連窓だけには、側柱で装飾的にされています。左に、長い首を絡ませた鶴のような鳥モチーフ、右は角っこで頭一つの身体二つの猫状動物です。
しかし、一連窓だと、どうしても薄目、というのが決まりなんですかね。
まるで、普通の建物みたいで、期待できない様子だったのに、堪能でした。ディテールが面白いというのもありですよね。
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- 2017/12/27(水) 02:33:58|
- カスティーリャ・エ・レオン
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