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イタリア徒然

イタリアに暮らしながら、各地のロマネスクを訪ねた記録

植物にこだわりありの石工さん活躍中(マテラ7)

2017.04.プーリアの洞窟教会巡り、その14

サン・ジョバンニ・バッティスタ教会Chiesa di San Giovanni Battista続きです。




到着した夜、夕食の後で、もう21時を過ぎていたと思うのですが、なんと、この教会、オープンしていました。イースター期間だったので、イースター関係のミサがあったのかもしれません。
というわけで、昼間の写真と夜の写真が混ざっています。
外観は、前回ご紹介しましたが、このファサード、オリジナルは一部ではありますが、夜間のライトアップの効果、なかなかでした。




浮彫の陰影がくっきり、印象的ですよね。
この扉口は、カテドラルと違って、かなりオリジナルに近い、朽ちた状態で残されているので、昼間だと朽ちた感が強いのですが、こうやってライトアップされると、朽ちた様子も含めて、浮彫の仕事の細かさが、際立ちます。
いずれにしても、非常によく研究された照明だと思います。

前回も書きましたが、全体が、後代に変えられてしまっているのですが、内部には、往時を髣髴とさせるアイテムがちゃんとあるんです。




植物モチーフへのこだわりがある石工さんがいたように、感じられます。アーカンサスのバリエが、動物とも混ざって、たくさん。




これなんて、ちょっとおいしそうです。




でも、ライオン君は、やっぱり鳥に行きますよね。

わかめのようなやつも。




それにしても、上からにょっきり、「どうもすいません」みたいな人たちは何だろう。

こちらは、ダニエルさんバリエに見えないこともない。




なんか、動物的な植物。




暗い色で、重厚感半端ない天井。こういう中なんで、全体に重たい雰囲気です。




時代が下るせいか、ちょっとフランスの教会的な雰囲気です。




ビザンチンテイストの強い洞窟教会ばかり巡ってきた後で、本来おなじみの中世的な教会。まぁ、ゴシック入っているわけですが、それでもおなじみ感強いです。

この後は、そういうおなじみ的な教会に立ち寄りながら南下して、またビザンチン世界へも戻ります。
というわけで、やっとこさ、マテラ終了です。

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  1. 2018/04/23(月) 05:14:38|
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