fc2ブログ

イタリア徒然

イタリアに暮らしながら、各地のロマネスクを訪ねた記録

いきなり、ももも、のショークッキング

フオリサローネ2018 その7

ここは、やっぱり行っとかないとね~、ということで、仕事を早々に切り上げた金曜日の午後に、行ってきました、トルトーナ。




意外と地味なのは、にぎわっているポルタ・ジェノバとは、まったく反対側からアクセスしているからです。この道を進んで、ポルタ・ジェノバに近づくとともに、人混みが増えていきます。
勤務先から向かうこの道も、おなじみになりましたが、実はつい最近、勤務先が引っ越したので、次回からは、違うアクセスになるなぁと思っています。




フオリサローネのキャラクター的なものたちにも、いつもこの辺で会えますね~。ゴリラ、そして、ウサギたち。




このウサギ、今日たまたま立ち寄ったギャラリーで展示販売していましたが、最安の白うさぎちゃんが100ユーロでした。
灯りが入っているタイプなら、ちょっとほしいですが、100ユーロは置物だけのお値段。これが、メタル系になると、ぐぐーん、と価格がアップします。それにしてもかわいんだよね~。

ここは、展示が目白押しなので、選んでおかないととんでもないことになります。というか、わざわざ脇道に入って見学しても、すごくつまらなかったりして、がっかりすることも多いわけです。

月曜日から、毎日会社帰りに歩き回って、その金曜日ですから、肉体的には相当疲れていて、開始前からへろへろ状態。でも、雰囲気のありそうな看板を見ると、ふらふらと入り込むのが人情ってもんです。




これは、Venity Fair – Green Houseという看板を見て、ついふらふらと奥まった場所まで入り込んだのですが、くつろぎスペースがあるくらいで、展示としては、商売無関係の人には全く面白くなくて、舌打ちしながら、本道のトルトーナ通りに戻りました。
で、目的以外には入り込まないこと!と心して、進んでいきます。

とか言いながら、ここは、ターゲットにはしてなかったけど、でも、ちょっとチェックしてたよなぁ、という気がしたうえに、この入り口にそそられて、つい入り込んでしまいました。




Miele c/o Padiglione Visconti
Creating New Dimensions




これは、ちょっとそそられちゃうでしょう~。
そして、入り込んだのが、実にちょうど良いタイミングだったんです。

天井も高い、大型のテレビスタジオのようなスペースで、私が入り込んだちょうどその時、中央にしつらえられたキューブから、ももももも…というような効果音とともに、何かが降りてくるところだったんです。




え~!何が起こっているの?これはイベントじゃ~ん!と周囲もざわめいています。
降りてきたのは、いかにも今どきのキッチンシステムでした。




これから何が始まるんだろう?という期待感を盛り上げる演出、すごかったです。
あ、ちなみにMieleは、白物家電とかで、こちらでは著名なブランドです。

「未知との遭遇」ばりの派手な演出で、上から降りてきたシステム、四面それぞれにシェフが登場して、なんと、いわゆるショークッキングが始まりました。
氷の器に、フレッシュなお魚を入れて、器に影響なく、中のお魚だけを調理できる、ハイテク調理器の紹介、ってことだったんだと思います。




マスターシェフ的な演出で、結構な時間を、うまく持たせて、調理済みまで持って行きました。
オーブンから出てきたお魚は見事に調理されていて、でも、氷の器は溶けることもなく、というのがショーです。




調理済みのお魚は、見学者にもふるまわれていましたが、なんだろう?氷の器の中で調理する必要もないし、新鮮な切り身、オーブンで5分も調理したらだめだろう、という気がしちゃって、苦笑いしながら、会場を後にしましたが、運よく、料理をゲットした見学者たちは、嬉しそうに食べていました。

その先にあるMudecにも、一瞬立ち寄りましたが、特段、協賛企画に面白いものがあるわけでもなく。




とはいえ、ここのアトリウムは、いつ来ても、印象的ではあります。いわゆる、インスタ映えする場所かもね。笑。

トルトーナ地域では、いくつか展示が集積している場所がありますが、これはその一つ。




Via Tortona 31

さらさらっと見ていきます。




Energy Zone by Hyundai

韓国車に、特段の興味があったわけではないですが、ここに展示されていた近未来的な車、やはりすでにAI体現した車になっていましたよ。




このスペースには、小ぶりな展示が複数ありましたが、ちょっと興味を持っていたのは、こちら。




Geidai Factory Lab & Wow! Lab
Resonance Mterials Project

東京芸大のブースです。

芸大生のアイディアを企業が形にして、というような内容だったようです。場所がいいから、それなりに人も入ってきていましたが、どうも、今一つ覇気がないというか。
私は、企業からの人と、ちょっとお話しましたけれど、学生さんの姿は少ないし、一つ一つが独立した作品で、つながりがわかりにくいし、若干唯我独尊な作品が多かったような気がしました。




昨年、同じトルトーナで展示していた慶大の展示の方が、統一感があって、展示スペース全体のコンセプトがあって、よかった気がします。
気持ちとしては、同胞の若者を応援したい!なんですが、芸大がこれじゃダメじゃん、という印象だったかな、残念ながら。

この辺りで、身も心も、ヘロヘロなんですが、トルトーナを訪ねた目的であるスーパーストゥディオ、見ないわけにはいかず。
続きます。

おなじみのロマネスクは、こちらへどうぞ。
ロマネスクのおと

ブログ・ランキングに参加してます。よろしかったら、ポチッとお願いします。


にほんブログ村 美術ブログへ(文字をクリック)
ブログ村美術ブログ


にほんブログ村 海外生活ブログへ(文字をクリック)

最近はまっている写真サイト。ロマネスク写真を徐々にアップしています。
インスタグラム
スポンサーサイト



  1. 2018/05/05(土) 06:04:08|
  2. ミラノ・フオリサローネ
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<今を時めくNendoでしたが…。 | ホーム | マニュアル車が歴史となる日>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
https://notaromanica.blog.fc2.com/tb.php/1903-fddc0f14
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)