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イタリア徒然

イタリアに暮らしながら、各地のロマネスクを訪ねた記録

2018年8月と9月に読んだ本、備忘録

夏休み時期がありますので、数が読めない時期でした。
それでも、少ない時間でも、本をまったく読まない日常はありえないのですが、昨今、読書人口というのは、さらに減少しているようですね。特に、若者の読書量が驚くほどに少ないそうで、恐ろしくなります。
最近の研究では、幼い時に、読み聞かせなどで本に親しむかどうかで、成長後の読書ライフに大きな差が出てくるそうですね。幼児に本に親しんでいないと、その傾向が一生続いてしまう確率が高いのだそうです。

「ケルト美術への招待」鶴岡真弓(ちくま新書)
「浮世の画家」カズオ・イシグロ(ハヤカワ文庫)
「ヴァイオレット・アイ」スティーヴン・ウッドワース(SB文庫)
「京都西陣なごみ植物店」仲町六絵(PHP文芸文庫)
「デカメロン上・中・下」ボッカッチョ(ちくま文庫)
アーサー・ランサム全集6「ツバメ号の伝書バト」(岩波書店)
アーサー・ランサム全集7「海へ出るつもりじゃなかった」(岩波書店)

・ ケルト美術の本、これじゃないんですが、同じ著者の別の本を、前回の一時帰国で、同じ本を購入してしまったんです。積読しすぎて、すっかり忘れていて。それで、この新書も発掘しまして、読みだしたら、これは大変面白い招待本でした。素人にもわかりやすく、また、私のようにミーハーなロマネスク美術ファンにもうってつけな、こういうことを書いてほしかった、というような内容が多くあり、ケルト美術にちょっと興味があるけれど、という方には、強力におすすめです。
・ デカメロンは、超有名な、イタリア中世に書かれた本です。上中下の三冊を合わせると、かなりのボリュームでもあり、ずいぶん前に求めた本ですが、これも長らく積読してありました。いざ、読みだしたら…。なんとなくそういう内容だということは知っていたのですが、それにしても、あまりの下世話ぶりに、改めてびっくりしました!おそらく2か月くらいに渡って、就寝前にベッドで少しずつ読んでいましたが、そして、苦痛ということはなかったのですが、それにしても、なんという能天気な内容の連続か。時代背景とか色々あるわけなんですが、いやはや、驚きました。
・ アーサー・ランサム全集は、以前無料で入手したもの。いわゆる児童書に分類されるもので、子供の時分に読んだ記憶があります。でも、こういうタイプのお話は、かなり好物です。大人を「土人」と称して見下して(今ではこういう表現、まずいことになるのかもね)、子供たちだけで、未知の世界への冒険を繰り広げる話ですが、こんなに年をとっても、やっぱりワクワクしました。

うーん。いくら夏休みとはいえ、ちょっと少なかったな。
通勤時間にフランス語学習を再開したせいもありますけどね。

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  1. 2018/10/06(土) 04:27:16|
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