2016.08.オーヴェルニュの旅 その76
オートリー・イサールAutry-Issardsの三位一体(トリニテ)教会Eglise de la Trinite、続きです。ミカ坊ラファ坊に見下ろされながら、本堂に入ります。
シンプルですが、石の質感といい優しい色合いといい、とても好きなたたずまいです。
なんか側壁が、斜めっているように感じたのですが、どうでしょうか。たまにそういう建物、ありますが、安全上は問題ないから放置、ということなんだと思います。地震、ないですしね。
わかりにくいですが、私には、そっているように見えました。上の方が、外側に開いているようなそり方です。
外側の壁のような装飾方式で、面白いと思います。
全体にシンプル感が強いのですが、でもちゃんとお宝、あります。
角っこに置かれた頭部も、また、間に彫られたデザイン的な模様も、とっても現代アートっぽい柱頭。
そして、大変に謎な柱頭もあります。
全体のテーマも不明なら、モノや人のフィギュアの置き方の独特感も不思議です。
杖は、司教の杖に見えますが、この角の人は普通の人っぽいのに、杖に手をかけている感じ?または花に触っているのかな。この花のモチーフも謎。
こっちの角の人は、角のカーブを利用して、僧衣にしているのか、単にデザインなのか。
わたしの貧弱な想像力では、まったく不明です。でも、なんか楽しいです。
屋内だというのに、溶けている感の強い彫り物がいくつか。
この、花らしいモチーフ、さっきのと同じ。お気に入りの表現だったのですね。かなりヘタウマ系ですが。それにしても、なぜこんなに溶けているのか。
これも、溶けているのか、もともとシンプルさ優先の彫り物だったのか。
でも、ヒトなのか獣なのかすらわからないです、笑。不気味さは、前回の記事で紹介した魚またはイソギンチャク系の三人組にも共通する感じがあるかな。
こういう柱頭らしいものもちゃんとあって、そっちは、それなりに千年分の摩耗だよね、という程度で済んでいるので、なんか不思議です。
柱頭に関して、何か説明が見つからないかとネット検索しましたが、まったくなくて、一方で、私が全く興味のない時代の絵については、やたら説明を発見しました。
北方系の、時代も技術も、私には全く興味が持てない絵で、うへぇ、でしたが、実は、一通り見学を終えて、外に出て、外に説明版を読んで、お、一応見とくか、とわざわざ戻って、見たもの。
リンテル彫り物に加えて、この絵が、この教会最大の売りということなので、一応紹介しておく次第です。あ、解説はなしです、笑。
最近はまっている写真サイト。ロマネスク写真を徐々にアップしています。
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- 2019/02/04(月) 02:12:54|
- オーベルニュ 03-63-15-43
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