2018年5月、トレンティーノ・アルト・アディジェのグラッパ合宿 その2
充実したランチの後向かったのは、おなじみのサンタ・マッセンツァSanta Massenza。湖のほとりの猫額のような土地に、蒸留所がひしめいているという不思議な村です。

Giovanni Poli
Santa Massenza
訪ねた時、オーナーさんは、アイス中、笑。
出てきて対応してくれたのですが、こっちが常連であることを知ったこともあるのか、ちょっと、勝手にやってくれていいから、と放置されました。

これがワインだったら、結構ぐびぐびやっちゃうとこですが、グラッパはそういうお酒でもなし。自由にどうぞといわれたところで、たいして飲めるわけもなく。手酌でも、ちびちびとやる我々。
今回、この地域で発見したのが、Vino Santoです。

トスカーナで、固いビスケット、ヴィンサントと食後にいただく甘いお酒と同名のVino Santo(トスカーナでは、Vin Santoとなりますが)。この地域でも、有名で、あちこちで作っているんだそうです。何度も来ているのに、今回初めて発見したというのが、これまた不思議(アイスを終えて、出てきたオーナーさんが、写っています、笑)。
異なるメーカーさんが作ったヴィノサントの詰め合わせも売っていました。要は、多くのメーカーさんが作っているってことなんですよね。なんで気付かないんだろうねぇ。

上品な甘さの、上品は食後酒ですが、この手のお酒は、手がかかっているので、総じて高いのです。お値段忘れましたが、私は購入できませんでした。その分、現場でしっかりと味合わせていただきました!
甘いお酒の流れで、珍しくリキュールまで、試飲させていただいちゃいました。

最後に購入したのは、以下の2本です。

Muller Thurgau Euro 15.50
Teroldego Euro 15.50
この蒸留所は、コスパめちゃくちゃいいと思います。本当においしいんですよ。どちらも、この辺りに多いブドウ種で、特にミューラー・スルガウは、ワインとしても大好きな種類です。
Poliの後は、同行者はすでに訪問済みで、製品は、プレゼントしてもらったこともある蒸留所です。

Istituto Agrario di San Michele d'Adige – Fondazione Edmund Mach
Via E.Mach
1, San Michele d'Adige (TN)
ここ、なんと農業学校に併設の販売所なんですよ。蒸留コースというのがあるらしく、そこで作っている製品を販売しているんです。

全体にスカスカした様子なんですが、一応酒屋の様相で、そして、われわれが滞在した短い時間の間にも、結構次々とお客が来るので、びっくりしました。
通常のメーカーさんのような愛想はないんですが、そういう背景があるので、まぁ仕方ないですね。でも、頼めば、一応試飲はさせてくれます。一応、っていう感じですけれど、笑。

で、おいしいし、コスパはいいんです。
試飲もしたビアンカを購入しました(一番左側のボトル)。
Nosiola Euro 15.25のところ、0.25ユーロ負けてくれて、Euro15。
なんか、すべてのお値段が、こういう半端な数字なんです。負けるため?不思議ですよね。
ちなみに、ボトルの形が独特。薄っぺらいんですよ。

そして、しっかりした箱に入っているので、カバンに詰めるのもらくちんで、丈夫そうです。というわけで、以前プレゼントしていただいたボトルは、先日日本へのお土産にしました(身内への土産なので、自分もしっかり飲みましたが)。
デザインには、結構投資している感じですよね。そういうコースもあるのかしら、学校に。
この後、近所にある蒸留所に、もう一つ寄りました。

Distilleria Bertagnoli
Via del Teroldego, Mezzacorona (TN)
Teroldegoは、この辺りで作っているブドウ種の名前ですから、本当にこの辺りが産地ということなのかもしれません。ワインだと、やはり白なのだと思います。
ここは、かなりの大手メーカーです。わたしは知りませんでしたけど。
販売所は、こじんまりとしていて、一見かわいい風なんですが、失礼なことに、確か、すぐに開けてくれなかったし、いざ、店に入っても、ほとんど無視状態で、やる気なしの態度には、かなりあきれました。

大手だけに、お土産に手ごろ風な、小さなサイズのボトルとか、結構買いやすい品もあったのですが、とても買う気にならず、空手で店を出ました。同行者は、1本くらい買ったかもしれませんが、なんかこういう接客されると、情けなくなります。情熱とか何もなく、製造している感じがして。いや、お金に対する情熱とかはあるのかも。
だから、こんな数人の個人客なんて、多分興味がないんですよね。
同じレベルの大手でも、個人客も大切にするメーカーさんは多いので、こういうメーカーさんの態度は、疑問に思ってしまいます。

可愛いのにね、残念。
スポンサーサイト
- 2019/05/11(土) 06:15:30|
- グラッパ
-
-
| コメント:0