2018年8月、フランス中部(ブルゴーニュ、オーベルニュ+α)の旅その番外編1
ここらで、実用情報を記しておきたいと思います。ちょっと早い番外編ですが、今後の展開に関係してくるので…。
というのも、実は、宿泊初日に、えらい目にあってしまったんです。虫、です。
わたしは、皮膚が結構デリケートみたいで、これまで、結構あちこちで虫の被害にはあっているんですが、これほどひどいのは、初めてでした。
初日のホテルは、写真もありませんが、以下となります。
Premiere Classe Macon Sud
Zac Des Bouchardes, 114 Rue de Bresse, Chaintre
Single Euro 42.70 + Breakfast Euro 5 + Tax Euro 0.75
イタリアでもそうですが、車でのアクセスに便利な町の郊外にある、モーテルの一つです。フランスは、このパターンが、実に多いし、フランス発の格安モーテル・チェーンって、多いですね。

これは、向かいにあったCampanille。これも、どこの町にでもあります。私の宿泊したホテルは、そういうモーテルの中でも、かなり格安度の高いチェーンです。お値段を見たら、わかりますよね。でも初日は、遅い時間に空港インで、基本、翌日からの旅に備えて、寝るだけ、というのもあったし、同時に、この辺り、適当なホテルが少なくて、いずれにしてもこういうモーテルタイプしか見つからなかったのです。それならどこも一緒だろう、と思ったんですよね。
部屋は普通で、特に不潔感も感じなかったんです。朝食も、フランスとしてはかなり安い値段設定ですが、結構ちゃんとしていました。

Buffalo Grill
Zac des Bouchardes, Chaintre
近所に、これまたどこでもあるファミレスみたいなレストランがあり、リーズナブルな夕食をいただきました。イタリアだと、RoadHouseに当たるのかな。文字通り、ファミレスが、家族連れがわんさかいて、子供がうるさい、ってそういうタイプの店です。
ステーキがメインなんですけれど、お肉を選ぶと、サラダとか付け合わせがしっかり自動的についてくるのが、フランスっぽくて、お得感がありました。
で、まぁ、簡便な宿泊地として、よかったよかった、と思っていたんですが、翌日の昼頃から、なんだか全身のあちこちにかゆみが出てきまして…。
夕刻、シャルドネに着いた頃には、すでにあちこち水膨れ状態で、かゆみがひどいことになっていまして…。
あまりのひどさに、写真も見せられませんが、それはそれは悲惨なことになっておりました。
一体何が起こったのかわかりませんでしたが、どう考えても、ホテル以外にはありえないわけです。
よくよく考えると、ペット連れ込み可能なホテルでした。そして、部屋は閉めきり構造なので、空調が命というような状態で、夜も、クーラーをガンガンに効かせて寝るしかないからか、毛布があったんです。
どうやら、毛布にノミとかダニとか、その手のものが生息していたのではないか、と思います。パジャマで覆われていた身体の中心はセーフで、むき出しの脚とか腕とか、そのあたりが中心だったのも、原因特定の理由です。
とにかく、ひどかったです。手の甲とかまで水膨れで、ほとんど危ない病気の人みたいな状態…。それもいやですが、とにかく気が狂いそうにかゆい…。
幸いといえば、それ以上の症状がなかったことでしょうか。ということは、命にかかわるようなものではないということで、ほっとしました。ネット検索したところ、マダニとか、マジやばいらしいですよ。
ちなみに、後日、予約をしたBooking.comに書き込みをしましたが、すぐに返信があり、真面目な対応は、好感が持てました。予約をするときは、評価を確認するし(なるべく分母の大きいもので評価点8以上が基準です)、コメントなど結構目を通しますが、このホテルについては、評判は良かったので、たまたま私の身体が過剰反応したものと思いますが、ダニ系に弱い方は、避けた方がよいかもしれませんね。
シャルドネの宿は、一泊目を抑えた分、ちょっといいところにしており、救われました。

Le Chardon
Place du Millenaire, Chardonnay
Single Euro 75 + Tax 0.50 (朝食込み)、夕食Euro 20
レベッカとニックという英人夫妻が経営する宿で、このときほど、英語が通じる宿を選んだ自分に感謝しました。
それにしてもシャルドネという村には、びっくりです。シャルドネは、この村発祥なんでしょうから、ワイン・ツーリズムとか、そういう賑わいがあると思っていたのに、なんと、村における商業活動は、この宿と、そのレストランのみ!
一応、立派なシャトーらしきものもあったのですが、夏休みでクローズ。

ワインの販売所があるわけでもなく、そのやる気のなさには、茫然としました。
何もしなくても、名前で売れるからいいんでしょうかね。ワイン・ツーリズムは、アグリツーリズムも含めて、イタリアの方がずっと進んでいますし、楽しいですね。
こんな愛らしいものが、ホテルの前にありましたけれど、これはきっとホテルのご夫妻が勝手につけたんじゃないかと思います。

ニューヨーク6000キロとか、東京10000キロとか。なんかこの一角だけ、かわいい村でした。このご夫婦、いろいろな経緯があって、ここにホテルを作ったというお話を伺いましたが、これがなかったら、本当に色のない村でした。
ホテルは、テレビすらないシンプルなお部屋で、その割には割高感がなくもなかったですが、このときも私は、英語で色々アドバイスいただくこともできたので、ただありがたさだけが嬉しかったです。
それに、ここはレストラン併設なので、車で出る必要もなく夕食をいただけるのも、このときはいつも以上にありがたかったです。
メニューになっていて、お酒抜きで20ユーロは、まぁまぁリーズナブルです。旦那さんが作っています。

二日とも、こちらでいただきました。前菜とメイン。フランスらしい、きれいなお皿でした。

日中は暑くても、夜は涼しくなり、屋外のテーブルでいただくのがちょうどよい気候。涼しくなると、上着を羽織っていても変じゃないし、薄暗い屋外テーブルなら、水膨れも見えにくく、そういう意味でも、ありがたかった~。

勧められて、食後種までいただきましたが、おまけが一切ないのが、フランスらしいのか、イギリス式なのか、イタリアでは考えられないしっかりぶりでした。ちなみに、メニューにはデザートもついていましたが、デザートは限りなく英国式のドサドサ系というか、笑。おいしかったですけどね。
英国とフランスは近いとはいっても、それでも、土地に縁もゆかりもない人たちが、こうやって商売をしていたり、そこへ、イタリアに暮らす東洋人が来たりとか、そういうのって、何かドラマですよね。
このホテルの前身、こんなお店屋さんだったんですかね。

この時代には、外国人がこういう風に出会うなど、めったにないことだったでしょう。
こちらには二泊お世話になり、トゥールニュの薬局も教えてもらえました。旧市街の真ん中に、おじさんが片言の英語を話す薬局があります。これは助かりますよね。
そこで塗り薬と飲み薬をもらって、毎日ぬりぬりして過ごしました。
お天気が崩れて、涼しくなって、こんなに嬉しかったことはありません。だって、上着が着られますから。それほどあちこちの水膨れがひどかったんです。
結局、出発間際に、ふと入れた薄手の長そでのブラウスが大活躍で、毎日そればかり着ていました。毎晩宿に着くなり洗濯して、翌日、生乾きでもなんでも着る。ズボンも、半ズボンははけず、同じ薄手の長ズボンを毎日はいて…。
結果、持ち歩いていた洋服のほとんどに手を通すことなく、旅が終わりました。旅って、こんなにわずかな服でいいんだ、というのは、すごい発見でした。そして、Tシャツよりも、薄手のブラウスの方が、乾きが早くて便利だということも。
何が役に立つかわかりませんよ、笑。
では、ホテル情報は、今後の番外編2へと続きます。
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- 2019/06/24(月) 02:33:03|
- ブルゴーニュ・ロマネスク
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| コメント:4
Atsukoさん
猛暑のイタリア、どうだったでしょうか。まさにその猛暑のために、パソコンを開けることすら嫌で、こんなに時間がたってしまいました。
日本ほど湿度がないとはいえ、暑いものは暑い!
でも、せっかくお引越しまでしたのですから、何とか再開していきたいと思っていますので、どうぞ、また遊びに来てくださいね。
- 2019/07/07(日) 14:45:04 |
- URL |
- corsa #swS.pImU
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スイスに戻りました。
イタリアに比べると10度も低い温度です!
ローマの猛暑は、38度から40度、観光客で溢れかえっていて
5年前に比べると2,3倍に増えているみたいでした。
バスの駐車場がなかなか見つからなくて
かなりの距離を歩きました!
途中でタクシーでホテルに戻った人達が半数もいました!
- 2019/07/08(月) 17:31:00 |
- URL |
- Atsuko Rossé #-
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Atsukoさん
猛暑の中、ローマ、大変でしたね。とにかくイタリアの観光客の増加は、ほとんど社会問題化しておりまして、ニュースでも騒いでおりますよ。私も、もう二度と観光地へはいけないと思っています。
中世を訪ねる場合は、幸い、そのような心配は皆無ですけれど。
やっと、涼しい日が戻ってきました。暑いとパソコンの調子も悪いので、ほっとしています。今夜は熟睡できそうです。
- 2019/07/09(火) 21:33:57 |
- URL |
- corsa #swS.pImU
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