2018年8月、フランス中部(ブルゴーニュ、オーベルニュ+α)の旅その31
新しい一日の始まり。快晴ですが、真夏だというのに気温が低くて、毎度フランス中部の朝の寒さにはびっくりします。イタリアと違って、湿度が低い気候なので、寒暖差が激しいのですね。
オーヴェルニュ在の友人宅へ向かう日ですが、ブルゴーニュで見残している村を、できる限り回る予定で、朝一番で訪ねたのは、こちらです。
サンヴィーニュ・レ・ミーヌSanvignes-les-Minesのサン・シンフォリアン教会Eglise Saint Symphorien(681Rue de la Liberte')。
道沿いにあり、上の角度で、教会の美しさを堪能できる高台に、駐車場も完備。アクセスが大変楽なロケーションとなっています。
ファサード側に回ります。
とっても地味だし、後代の手が入っている様子で、つまらないたたずまい。その上、残念ながら、扉は閉ざされておりました。
もともとあまりカギを探してうろうろするタイプではなく、特にフランスだと言葉の問題もあるので、あきらめが早いです。特に、ここのように、外側だけでもうっとりとできる教会だと、さらにあっさりとカギを探すことへの執着は消え失せます。
事前にきちんと調べて、ここは絶対に中の柱頭をみるべし!などがあれば別ですが、特にそういうことがない場合は、基本あっさり…。自分が調べ切れていないだけだったりもするのですが、開いていないのも縁かなと思うこともあり。
でも、もし日本など遠方から訪ねていたら、そういうわけにもいかないでしょうから、皆さんきっと、事前にきちんと問い合わせなどされるんでしょうねぇ。心構えが違います…、反省。
扉周りは、ちゃんと往時の様子が残っているようです。と言って、特段好み、というわけでもないので、中が見たい、という欲求が強まるわけでもなく。
教会に入る人を監視するような位置、両脇に、それぞれおっさんがいるんですが、全然そそられない表情の人たち、笑。ちょっとローマ入ってます、みたいな?固いですよね。
それよりは、この、素朴な石積みの方がよほど魅力的で。
微妙に異なる色合いの石の組み合わせ、切り石のサイズ感も様々なのに、それがヘタウマな様子の積み方できっちり、というのは、結構ツボです。
軒持ち送りも、ただ石が並んでいるだけの素朴さ。
どっしりした塔のボリュームに比して、こじんまりとした一連窓が何ともチャーミングです。
ロマネスクラヴァ―の方々は、基本石が大好きだと思いますので、こういうたたずまいにうっとりしてしまうのは、私だけではないと確信しております、笑。
朝一番、眼福でした。
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2019/09/28(土) 23:28:06 |
ブルゴーニュ・ロマネスク
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