ヴェネチア・ビエンナーレ2019 4
こういう大型の作品は好きなんだけど、ガラスで仕切りがあるスペースに置かれているのが、ビエンナーレとしては、ちょっと寂しい。開放しないと。

下の作品は、なんだか金獅子賞らしいんです。

Arthur Jafa (USA)
Big Wheel I, II, III
全部、大型トラック用みたいな巨大タイヤをモチーフにした、作品名そのままの作品です。ある日本語サイトによれば、黒人差別や人権のあり方に取り組む作家、ということです。
なんか、そういうテーマとか取り組みとか、そういうもの先行の感じな受賞。作品にテーマがあるのはわかるんだけど、まず作品を見て、お、これは何か感じる、というものがあって、それで、ちょっとその作家を知りたいと思う流れがほしい。
この作品は、同行者と、つまらんつまらん、と言いながら歩いている中にあり、同行者が、確かこの作品が、賞を取った作品だよ、というので、足を止めたくらいで、彼女がそれを知らなかったら、私には全然興味が沸かない作品だったということです。
そういう現代的なテーマをもって作品を作っているのね、それはそれでよいけれど、ごめんよ、私はこのタイヤからは、でけえな、以外は感じられなかったよ。
そういう意味で、いつもはもうちょっと作家名などを撮影しておくのですが、今回はさらりと通過が多いです。

Anthea Hamilton (UK)
これは、あまりに皮肉な意味でのInterestingで、キャプションを撮影してしまったんです。スペースを覆うタータンも、マネキンも、置かれているすべてが作品らしいですが、だから何?の典型っていうか。やっぱりつまらない時代に生きてるんだ、俺たち?笑。

Ryoji Ikeda (Kyoto, Paris)
data-verse 1
暗い部屋でのビデオ作品。ちょっときれいだったけど、インパクト薄し。一応日本人の作家さんということで、乗っけておきます。

木とか自然素材でできたレコードとその再生機。

The Spin Library by Tarek Atoui, Wu Lou Guangzhou (China)
アラブ音楽を再生するために作られたとか、なんかそういうもの。こういうちまちましたものは、結構好きなんです。

こういうの、なんか雰囲気あるんだけど、場末の温泉地みたいなやつで。でも成功してない。
これも。

これで、アルセナーレ、半分くらい踏破です。
この辺りで、かなり飽きてきていたので、後半の見学は後回しにして、アルセナーレの先にある離れ島状態の展示を先に見ることを提案しました。というのも、ランチの後人出が増えると、島へ渡る船が混雑することが予想されたし、時間が遅くなると、島に行くのも面倒になる気がしたからです。
というわけで、太陽さんさんの戸外へ。

確か、この廃船も、作品だったと思いますが、通過。
かつてのドッグでも、何か展示があるみたいです。変な音がしています。

Tomas Saraceno (Argentina)
Acqua Alta : En Clave de Sol
何でも、アクアアルタ(高潮)を警告するサイレンが、ベネチアには16種類もあるそうです。またはあったのかな。そのサイレンをベースに、サウンドを仕立てたとかそんなやつ。

電子楽器で演奏してたということなのかな。特に近寄る気もせず。
でも今思えば、ドッグのこの部分は、普段はアクセスできなかったと思うので、先まで行くべきだったのかも。遅かりし、笑。
船着き場の方に回り込んだら、おお~!見たかったやつ!

あっちにあったんだ!気が流行ります。
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- 2019/09/30(月) 00:42:01|
- ヴェネチア・ビエンナーレ
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