2018年8月、フランス中部(ブルゴーニュ、オーベルニュ+α)の旅その32
久しぶりに、こちらもアップします。これじゃ、一生、終わりそうもないですね。どんどん遅れてて、記憶が薄れて…。気持ちは焦っているんですが、一度落ちてしまったペースを戻すのは、至難の業。
ブログすらこんな調子なのに、ホームページの再建ももくろんでいるんですよ。いや、もくろむことは誰でもできるわけなんですが、何も手を付けていないんで。でも、やっぱり、いつかちゃんとまとめてみたい、というのは、野望というか夢というか、実際に訪ねることが難しい人にとっても、ロマネスクをお届けしたいという希望ですかね。いや、押しつけ?笑。
さて、次に紹介するのは、このときのブルゴーニュの旅のハイライトの一つと言ってもよい教会です。わたし的には、ですけれど。

グルドンGourdonのノートルダム・ド・アソンプション教会Eglise Notre-Dame-de Assomption。
まずは、記憶のよすがになるものとして、アクセス時に目にした写真を貼ります。
この村の立地は、上の写真で言うと右側の方から坂を登ってきて、この教会のところでカーブして、左奥が村となります。
このように、教会が見える場所に路肩に車を停めましたが、この辺り全体が坂道です。きゅっとハンドブレーキを入れた記憶がありますから、ブレーキが気になる程度の、結構な坂道だったんでしょうね。
ちょっと十字架などが垣間見えていますが、後陣側は墓地となっていますので、それで、このようにしっかりと囲いがあるのですね。

地味なファサード。だけど、全体の雰囲気がとても良いので、絶対に期待できるはず、という思いで、すでにワクワク感が高まっています。
開いている様子に、嬉しくなります。いざ、入場!

本堂に入った時は、急に暗いところに入り込む状態が多いので、最初は様子がよくわからないのですが、それでも、自分好みの場合は、すぐにわかるのが不思議。ディテールなんか見えないのに、あ、いい!と感じられるんですね。
ここは、まさにそういう教会でした。
入るなり、一気に興奮のるつぼ!病全開です!
例によってアワアワしながらも、まずは後陣に突撃。

描かれた時は、どういう色だったのかわかりませんが、おそらく、もっとしっかりとした多色が使われていたのではないかと推察しますが、時を経て、逆に、いま好みの雰囲気になっているかも、というフレスコ画です。
これは、有名な日本人の修復家である高橋さんという方の修復の賜物ということです。

ちょっとフレスコ画の下絵であるシノピアに近いような淡い状態です。
キリストが、仮面でもはめているような眼をしているのが、え?という感じ。

ね、ちょっとアニメっぽい、笑。
この、超素朴装飾がほどこされたアーモンドが好ましいです。この楕円や四角は、宝石を表しているのかしらん。

他の人々も、みんな目張り状態。目力ギンギンです。

生まれたばかりのキリストも、マリアも、ジュゼッペも、ギンギン。
これ、オリジナルがそのまま残っていたら、素晴らしいインパクトのあるフレスコ画だったでしょうねぇ。この目力の人々が正面も右も左もですから。
動物だって、ですよ。

この時代の象って、こういう感じですね。伝聞で、こういう形になったんでしょうか。これ、前身の一部しかないので残念です。全身、どういう姿になっていたのか、興味ありますね。しかし、全体の雰囲気は、他で見た象と共通しますが、この目はね、やはりここならではのインパクトですよね。
色が比較的残っているやつ。

やはり目張りは入っているのですが、他とはちょっと違うような。でも、色付きだとこういう感じなのかなぁ。または、後付けの手が入っている可能性もなくはないですよね。なんかちょっと現代風にされちゃってる感じもするんですけど。
あ、でもやっぱりこうなのかな。

怖いですね。うん、怖い絵です。
実は、柱頭がすっごく愛らしいので、落差激しいです。
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- 2019/10/14(月) 01:32:49|
- ブルゴーニュ・ロマネスク
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