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イタリア徒然

イタリアに暮らしながら、各地のロマネスクを訪ねた記録

目を皿のようにして(サン・ミコー)

2018年8月、フランス中部(ブルゴーニュ、オーベルニュ+α)の旅その40

どこでもここでも立ち寄るのはやめよう、と思ったばかりなのに、あまりにも通り道にせり出して、寄ってらっしゃい的なオーラを感じざるを得ずに、またまた停まってしまいました。トイレの必要もあったので、もしかして、という期待もあったのですけれど…。

2018 france centre 507

サン・ミコーSaint-Micaudのサン・ミシェル教会Eglise Saint-Michel(Aujourd'hui Saint-Pierreとありました)です。

ここも、きっちりと開いていたんですが、扉をくぐった途端、ほら!もうやめようよ、と気持ちを新たにしました、笑。

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それにしても、この辺り、小粒の連続なんですが、きちんと説明版が置かれているところは、さすがというか、それなりに訪問者がいたり、研究者がいたり、ということなのでしょうね。それはすごいと思いました。そもそもほとんどが開いていることが、すごいんですけれど。

一見、何もなさそうな様子なんですが、ちょっとしたお宝が、ひっそりと生息していて、意外と雰囲気があったんです。

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古い柱頭を、聖水盤にしているとかそういうものだったかな。あまり記憶にないですが、これで、あれ?なにかある?ということに気付きます。
ほらね、薄暗いところで、地味に生息しています。

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ちまちまと、お顔が並んでいます。

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角っこに大き目の顔、その間に小さい顔。チョイと珍しいモチーフかも。

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あとは、久々に、モダンなステンドグラス。

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やっぱり、訪問したからには入った方がいいし、その際はほんの小さいもんでも、中世の名残があれば、嬉しくなっちゃうんだな。でも、もうやめないと、本当にきりがないですね。

ここもやはり墓地教会で、薹がロンバルディア帯もあり、時代のものですね。

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ズームしたら、素敵な柱頭が見えました。レンガ積みの様子もロンバルディア風で、大変好みです。

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ぺんぺん草が見えるのも、夢の跡的で、風情があります。
無理やりよいところを探しているとこもありますが、訪問したからには、何か探さないと、という使命感みたいなものは、確かにあるんです。

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