2018年8月、フランス中部(ブルゴーニュ、オーベルニュ+α)の旅その49
そろそろお昼時なので、さて、どうしよう、と紙の地図を眺めて、この辺りでは比較的大きそうな町に向かうことにしました。これまでうろうろしてきた村の規模では、レストランどころかカフェすらありませんからね。
で、たどり着いたのが、エギュペルスAigueperseという町。

ノートルダム教会Eglise Notre-Dame。起源はそれなりに古そうで、ロマネスク的アイテムも散見されるのですが、全体はもうばりゴシックで、え~、これ~?みたいな気持ちでした。
それでも、せっかく来たんですから、一応、あちこち見ます。

軒持ち送り。アイテムとしては、そのまま残したんでしょうけれど、ロマネスクテイストは、かなり薄まっていました。

ゴシック的な気持ち悪さが先に立つ感じっていうか。こういうの、いまいち。
中に入ると、フレスコ画が結構よい状態のものも含めて、残っています。

でも、時代的には、14世紀以降くらいの様子です。

私の好みでは全然なくて。
でも、中世のフレスコ画を研究している人なら、来るべき教会なのかもね。

他には見るべきものもなく、見学はあっという間に終了。
で、お昼です。
この町、地図であたりを付けたとおり、それなりに町でした。結構大きな道に、建物がずらりと並んでいますが、お店屋さんは、非常に少ない。そして、食べ物屋さんらしい姿は、まったく見えません。
炎天下、寂しい気持ちになりながら、その道をずっと進んでみたのですが、行けども行けども何もなくて、仕方なく教会まで戻る羽目に。
しかし、これほどの規模の町で、何もないわけはなかろう!と思えてならないので、通りすがりの女性に、スミマセンが、この町、または近所に、レストランがないか、尋ねたんです。そうしたら、「今は夏休みで、二軒とも閉まっているはず。近所と言っても…」という厳しい現実でした。
しかし、私が相当空腹状態に見えたのか、憐れむように、「でもね、あそこにパン屋さんがあるから、食べるものあるわよ」と言われたんです。
わたしったら、パン屋~?なにそれ、バカにしてるのかよ、と思ってしまったんですよね、愚かなことに。
他の記事でも書いたかもしれませんが、フランスのパン屋さんは、結構お惣菜を売っていたり、おかずパンみたいのがあったりするみたいなんですが、このとき、知らないから、イタリアのパン屋のイメージしか思い浮かばなくて。ぼそぼそしたパンだけかじれっていうのか、みたいな感じ。
親切に助言してくれた女性にはお礼を言ったもの、フン!と思いながら、また車上の人になり、何か見つけることを期待しつつ、先に進んだ次第です。
親切を素直に受け止めない人、嫌よねぇ、笑。
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- 2019/11/20(水) 02:30:22|
- オーベルニュ 03-63-15-43
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