ロマネスク以外にも、ちょいと町を歩きましたんで、せっかくなので、写真などアップしとこうかな。めったに行きませんからね。
この、花の聖母寺、ドゥオモの側面の佇まいは、結構すきなのです。うるさいまでの色大理石の模様ですが、うるささもここまで来るとゲージツ的になるというのか。ロマネスクのピサ様式が、こういう形で最終的に落ち着いたのかな、というようなものもありますよね。
うるさいけど、これ、地は白なので、青空がバックにあったりすると、すばらしく美しかったりします。
こちらは、ドゥオモの前にある洗礼堂の南側の扉。時代的には最も古いのではないのでしょうか。でももうルネサンスに片足かかっていて、うまいです。ソツがないっていうか、無駄がないっていうか、洗練されちゃってます。最も有名な東側の黄金の扉に比べれば、ほんの少しだけ中世の名残があるんですけどもね。
こっちが、有名な黄金の何とか。うわ~、すごいですよね、田舎くさい金屏風。とかいっちゃって。でもこういう感覚、全く分かりません。
気を取り直して、美しいフィレンツェの姿。これは、ミケランジェロ広場からの一枚。アルノ川を手前に、フィレンツェのおなじみの姿。
こうしてみると、やはり美しい町並みです。ミラノなど北の町とは違う赤い瓦屋根には、やはり郷愁を覚えます。そして、この辺のご飯にも…。
久しぶりのウフィッツィ美術館もサン・マルコもよかったのです。そうだ、フィレンツェにも好きな場所はあったなぁ、なんて思い出したような(サン・マルコ、大好きなんです)。たまに来るのは悪くありませんね。また次回まで、さようなら、フィレンツェ。
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- 2009/10/30(金) 06:02:51|
- 旅歩き
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| コメント:3
グイード・ディ・ピエトロの絵があるサンマルコは、元々ロマネスクの修道院だった場所だから名残があるでしょ。ある意味当たり前、もちろん私も好きですよ。フィレンツェでイの一番に出かけたところだし。
あのドゥオモの縞模様は、確かになれの果てかもね。
- 2009/10/30(金) 03:58:00 |
- URL |
- クリス #79D/WHSg
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クリスさん
フラ・アンジェリコ、いいですよね。天使の絵がたまりません。サン・マルコの僧房は本当にかわいらしくて。フラ・アンジェリコの直筆(?)フレスコ画とともに暮らすってどういう感じだったんでしょうかねぇ。
- 2009/10/31(土) 23:16:00 |
- URL |
- corsa #79D/WHSg
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サンマルコの絵は、アンジェリコが発注されて手がけた絵画と違って、僧房のために自ら描いた作品ですから、顔料などは特に贅沢な色を使っているわけではありませんし、仲間の僧のために描いた絵は、まるで鳥獣戯画でも見ているような感覚を与えますよね。侘びさびに繋がる魅力があると思います。素晴らしいですよね。
- 2009/11/02(月) 01:06:00 |
- URL |
- クリス #79D/WHSg
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