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イタリア徒然

イタリアに暮らしながら、各地のロマネスクを訪ねた記録

教会とは思えない中にも(ムーラン・アンジルベール58)

2018年8月、フランス中部(ブルゴーニュ、オーベルニュ+α)の旅その61

農村が続きます。

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長閑、って言葉がぴったりくる風景ですよね。たとえフランスではあっても、田舎って懐かしいような気持ちになるから不思議です。
都会育ちで、懐かしいっていうのも変ですけど、10歳くらいまでは、田舎とまでは言えないまでも、ちょっと行けば畑があったりとかして、ワイルドな遊びもたくさんしていたから、そういうイメージが重なるんでしょうかね。でも、東京だって、住宅地の真ん中に牧場があったりした時代ですから、私の子供の頃は、東京23区内だって、決して都会とは言えなかったような気がします。

そんな田舎にあるのが、こちらの教会です。

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ムーラン・アンジルベールMoulins-Engilbertのサン・ローラン教会Eglise Saint-Laurentです(イースターから万聖節までは、月/金8時45分-16時半、週末および祝日10時-18時とありました。つまり、冬季はクローズというらしいですね)。
およそ、教会に見えない姿ですね。
こっちの方がそれらしいかな。

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生け垣越しに撮影しているので、後陣の方へはアクセスできなかったようです。スミマセン、この辺りは、忘却の彼方なんです、笑。

外も地味なら、中も結構…。

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船底天井と言いますかね?それがやけに目を引きますが、一身廊の小ささで、壁は例によって漆喰だし、期待できるのぉ?と疑心暗鬼にならずにはおれない様子です、笑。

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漆喰ぬりぬりは、いずれにしても残念なんですが、でもね、ここ、楽しい柱頭がたくさんあるんです。白さに隠されちゃって、目につきにくいんですけれど。

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アトラス的な様子の人と、角っこにちょこなん系。
髪の毛真ん中きっちりわけのちょこなん君が、複雑な表情をしているのが、印象的~!

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動物におしくらまんじゅうされているちょこなん君も、同じ複雑顔系。困ってる系ですかね?

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かと思えば、同じ角っこ君でも、なんだか自信満々にしか見えない鳥さんがいたり。

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グリーン動物に飾られたサン・ジョルジョ?またはミカエルらしき人もいますね。

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あ、ドラゴン系と思ったら、ガシガシやられているのは、人のようですね。

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吐き出し系フューチャーもありました。

いやはや、侮ってはいけませんよね、フランスの装飾は。こんなファサードでこれだけのものがあるんだからね~!

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  1. 2019/12/22(日) 01:56:57|
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