2020年一時帰国の報告2
都心散歩、と言っても、昔で言う都心、とでもいいますか、欧州的に言うなら、旧市街とでも言いますか。
今回は、滞在の半分以上、墨田に住む姉の家に滞在したので、下町散歩を楽しみにしていました。最近、よく歩いているので、距離感がわかりやすくなりました。で、地図を調べると、姉の自宅からは、浅草までも、十分徒歩圏内なのがわかり、これは散歩だ!となったわけです。
まずはスカイツリー。

姉の家から見えるので、毎日飽かずに眺めてしまいました。600メートル以上もあるので、天候不良の時は、こんなに近いのに、まったく見えなかったり、半分しか見えなかったり。

まだ、建設途上の頃に、近くに行ったことあるけれど、完成してから近寄ったのは、初めて。よくこんな場所に、こんなものを建てたよな、それも東武…。いやはや。

眺め的には、こっちの方が絵になる。

あ、違った。これは相変わらず建材のう〇こビル、笑。ランドマークとしては見事なり。

浅草側から川を挟んだこの辺りが、フォトジェニックなポイントですね。外国からの観光客の方も、たくさん映え撮影にいそしんでいました。
墨田側は、なんとなく、田舎臭い住宅地が続く感じ。あ、こういうのも見た。

ちょっとレトロな感じもあって、かっこいい!墨田での唯一のオリンピックゲームは、ボクシングなんだそうです。国技館で、立つんだジョー!このポスター作った人、センスある~。
で、橋を渡ると、もうすぐ超観光地となります。浅草寺、すぐだしね。

すごい賑わいだったけど、平日の昼間なんで、待つこともなくお参りはできました。それでも、参道はぎっしり。長年暮らしている姉によれば、やはりこの数年の混雑ぶりはすごいそうです。いわゆるオーバーツーリズムは、もはや世界減少なんだね。
以前は、普通にふらりと立ち寄れた飲食店も、今や予約なしでは無理、と言ったことも増えたそうで、それは、暮らす側からは、嬉しくないことですよね。
商業都市だったミラノですら、今は通年観光客が増えて、夏にクローズするホテルもなくなって(ミラノは、ビジネス都市なので、ビジネスユースのホテルは、8月の一か月とか閉まっていたんです)、よい部分もあるけれど、なんだかな~、というのはあります。
地元っ子の姉に連れられて、近所のお店を見たりしながら、ホッピー通りへ。写真撮り忘れたけど、ここは、ホッピーを飲ませるオープンエアのお店が、ずらりと並んだ通り。
オープンエアと言っても、冬は、ちゃんとビニールハウス状態になっているから、寒くないですが、なんか壮観。そして、自分たちを棚に上げて言うのもなんだけど、平日の昼間にめちゃくちゃ盛り上がっている女子会とかあって、皆さんに、あなたは何をしている人なのか、尋ねたくなるような様子でした、笑。

どれもおいしかったし、昼のみすると、バカンス感が強く感じられて、じんわりと幸せになります。
その後、今回お初となる合羽橋へ。

プロ向きの店も、見てるだけで楽しいし、ここは実に面白いですね。馬毛の歯ブラシとか、珍しいので、つい買っちゃったぜ。お箸も、自分好みの細いタイプが結構あって、次回買うならここだ!と思いました。
あとは、合羽橋と言えば、やはりこれでしょう。

食品サンプル。
この特大チャーハン、でかさもすごいけど、「予約済」というのがすごい。
驚いたのはね、高いんですわ、これ。

蕎麦が5000円とか、なんかね、信じがたいお値段。ってことは、何種類も並べているレストランの、あのサンプル総額って、とんでもないお値段ってことなんじゃないか、とびっくりです。でもまぁ、一生もんだから、仕方ないんでしょうけれど、サンプル並べるだけで、数万円。飲食業も大変ですな。
とはいえ、やはりこれは便利ですよねぇ。言葉がわからない旅行者は本当に助かると思います。
浅草寺よりも、もっとずっと近い亀戸天神にも行きました。

カメは冬眠中でしたが、鯉が入れ食い状態で、怖いくらいでした。藤の季節に来てみたいものだなぁ。この棚、全部藤です。端っこの方には、梅もたくさんありました。天神だから、菅原道真ゆかりということで、そりゃ梅もありますわねぇ。

訪ねた日に、鷽替神事の幟が出ていて、結構人でも多かったんで、あら、鷽替えって聞いたことある!とお祭りを期待して嬉しくなったんですが、すっごく地味な神事でした、笑。

おそらく、古いウソを奉納して、新しいウソを求める、というだけで、なんか粛々とウソを買う人たちだけがいる神事でした。一応お神楽も出ていましたけれど。

立派な神楽堂で、細部の彫り物とか検分するのは、楽しかったですよ。そして、教会巡りにならって、隅々まで見ないと気のすまない私は、神楽堂の裏に入り込み、塩で覆われたお犬様を発見。

何でも、痛いところに塩をすり込むと、ご利益があるということでした。頭と腰、一杯いっぱいですね。
脚が痛いから、とお堂の中に潜り込んで脚に塩をすり込んでいたおばちゃんが、出る時に転びそうになったんで、ひやひやしました。転んでたら、ご利益どころか…。
裏の方には、こんな倉庫も。

こういうのは、さすが下町。実はお神輿蔵。
町を歩いていると、必ず、商店街とかに、神輿蔵があるんですよね~。ちょっと感心しちゃったな。町によって、神輿担ぎの流儀も違うんだそうですよ。趣味でプロ担ぎやっている人もいて、神輿直前に流儀を習うとか。なんか、いいねぇ。
歩いていると、すごく昭和な街並みとかあちこちにあって、下町散歩は、実に楽しいです。

お、いいねぇ、なんて惹かれて行ってみると、奥にお寺があったりとか、そういうところ。浅草寺や亀戸天神などの立派な寺社に加えて、町角のお稲荷さんとか、様々な寺社があって、どれも、頑張って経営していて、日本人の宗教観って、実に独特だと改めて思うのでした。

これは、亀戸の香取神社だったと思うけど、亀戸大根の碑。なんかすごいよね~。
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- 2020/02/09(日) 20:29:07|
- 日本徒然
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