2020年一時帰国の報告3
先にも言及しましたが、今回の一時帰国は、ぎっくり腰直後だったので、いつも以上に温泉を楽しみにしておりました。
姉の家から近い船橋法典、そして、弟の家から近い仙川などで、気軽に楽しめる日帰り温泉にも行ったのですが、久しぶりに、泊まりでも行ってきたんですよ~。
母が身罷って直後だった昨年は、なんだかちょっとバタバタしていたし、今回は、久しぶりにリラックスできる一時帰国だったし、ちょうどよいタイミングでの温泉旅行でした。考えると、一泊で、あれもこれも、という旅行スタイルって、すごく日本的で、これはこれですっごくいい気分転換になるなぁ、としみじみ思いました。

行き先は、銚子です。
箱根方面とか考えたのですが、天候不順で、運転が大変になる危険を避けて、房総半島にしたんです。
まずは、犬吠埼の漁師飯でランチです。
なんか、ドカンドカンで、すごかったです。

外川にある「いたこ丸」というお店です。その日に取れたお魚がメニューになっているので、人気のお皿はどんどん売り切れになっていく感じでした。11時半くらいに着いたと思うのですが、すでに最後の席でびっくりです。人気店です。
上の写真は、私が頼んだいたこ丸定食(並)、1300円。お刺身四種に、マグロ串フライ。この日のお刺身は、生マグロ、メカジキ、サワラ、マダコでした。わざわざ生、と書くということは、冷凍ものじゃない、ということなんでしょうね。房総でマグロ取れるの?と疑問でしたが、取ってるみたいです。
きょうだいは、いたこ丸定食(上)、1700円で、それぞれ、お刺身とイワシ煮、そして、お刺身とヒラメてんぷら。ヒラメてんぷらとのセットは、あっという間に売り切れになっていました。

量が半端なし。イワシが安いのはわかりますが、何もここまでたくさん盛らなくても、というボリュームです。

お刺身がおいしいのは勿論ですが、揚げ物が、てんぷらもフライも、なんだかびっくりするくらいサクサクで、おなかに優しい揚げ物でした。
お水やお茶はセルフサービスで、「孤独のグルメ」のロケ地になりそうなたたずまいです、笑。
お店の目の前が漁港です。

この辺りには船宿や漁師さんのお家が並んでいる様子でした。観光地感、ほとんどなしです。
でも、実は素敵なたたずまいの町なんですよ、この外川って。

港から、結構な急坂を登ってきて、海を振り返ったところ。ひなびた、昔ながらの家並みが、何ともしっとりとよい感じです。
極め付きは、こちら。

銚子電鉄の外川駅です。
昔ながらのたたずまいをそのままに、今でも単線で、電車が運行していますよ。古い住宅地を縫うように走る姿、とってもかわいいです。
こんなに観光地感がないのに、駅のトイレはウォシュレット付きの清潔なもので、びっくりしました。

しかしですね。外から撮影した写真に写っている大型の車。邪魔ですよねぇ。
なんか、「映え」のためなのか知りませんが、ひたすら連れの女性の写真を撮影する人がおりまして、それはそれはうっとうしかったですねぇ。大体、素晴らしい外観を壊す場所に、こんな無粋な車を置かなくても、もっと隅っこにおけるのに…。ひなびたホームでも、延々と場所を変え、角度を変え、何百枚レベルで、撮影していたと思います。プロの撮影会ならわかりますけどねぇ、ただの普通の人たち…。他人事ながら恥ずかしかった…。
何なんですかねぇ。おばさんには理解できない行動です。

柱の陰に映ってますけどね。他の人がいる時くらい、ちょっと恥じらえよ、と思ってしまいますなぁ、笑。
さて、ランチを食べたら、あとはホテルに行って、夕飯に備えるだけですが、あまり早く行ってもチェックインできないので、ちょっとぶらりとすることに。
で、小雨もぱらついてきましたが、めげずに、「地球の丸く見える丘展望館」のある公園に行ってみました。

展望館には入りませんでしたが、丸い水平線は、見ることができました。空が広いです。
写真にあるのは、日本とフィリピンの友好の碑、みたいなやつです。海の向こうに、フィリピンがあるんですね~。
観光地というか、歴史的な資産というか、この展望台からも目視できる屛風ヶ浦にも行ってみました。

タモリさんとかが大好きそうな場所で、一応、遊歩道の整備などはされているんですが、店も何もなくて、おいおい、千葉よ、少しは観光も考えようよ、と嘆きました。だって、すごくきれいな公園に整備していて、ちゃんと機能する清潔なトイレまでは作って、そして、大学があったりするのに、そして、サーファーとかが結構来るらしいのに、あるのは、広大な駐車場と自販機が2台くらい。カフェの一つもあってもいいんじゃないのか?
屛風ヶ浦の遊歩道をぶらぶらしていたら、俄かにすさまじい爆音がしました。
なんだなんだ?と海の方を見ると、グワーッとすごい勢いで、現れたのが…。

水上バイクとかいうんですかね?そりゃすごい迫力でした。
最初3台くらいだったのが、あっという間に10台以上となり、爆音もすごいし、同じ軌道を走り出したら、カーブの技術など、バイクと同じで、見ていて面白くて、屛風ヶ浦を背中に、かなりの時間、見学してしまいましたよ。私、モトGPというバイクのレースが大好きなもので、同じ匂いを感じました!
しかしこんなスポーツ知らなかった~。どうやら、そういうチームの練習時間だったようです。おそらく、彼らが全部の入り江を使える日や時間は決まっているんでしょうね。きちんとコースにブイが浮かべられていて、それで練習していたようです。
犬吠埼の灯台にも行きました。

すごく昔に来たような気がしていましたが、銚子までは来たけど、おそらくここは来てない。というのも、ここまではやはり車がないと難しそうなので。
この灯台脇には、お土産屋さんなどがしっかり並んでいて、きょうだいは結構買ってたかも。日本人、そういえばお土産好きだった、笑。
その後、夜に部屋飲みするためのお酒などを探してうろうろしていたら、結構いい時間になってしまったので、慌ててホテルへ。

地味な写真ですが、お部屋から海が広がる素晴らしいロケーションのホテルなんです。犬吠埼観光ホテルって、かなり古くて、今どきあまり流行らないスタイルのホテルかもしれないんですけれど、お部屋は広いし、海は目の前だし、そして、温泉も、この素晴らしい海を直に見ながら入れる露店があるんですよ。
1月後半の平日ですから、ガラガラで、お風呂も貸し切り状態で、本当にじっくりのんびりとつかれました。露店はいいですよねぇ。特に、私は眼鏡人間なんで、露天だと曇らないのも好きです、笑。
夜も波の音を聞きながら、という夢のようなお部屋で、古かろうが何だろうが、本当にお勧めのホテルだと思います。スタッフも、すっごく感じいいし。
本当は、食事もお勧めらしいのですが、割と食べ歩いたりしているきょうだいは、旅館飯よりは、勝手に食べる飯の方がいい、ということで、外で食べました。

「一山いけす」といういけす料理店(銚子市黒生町7387-5)。
店の真ん中に大きないけすがあって、この日は、大きなイカが悠々と泳いでいました。子供と一緒に、口を開けて見入ってしまいましたよ。水族館状態、笑。

食べる前も、食べた後も温泉に入って、地元の四合瓶をゆっくりと開けてから眠り、さて朝はまた、温泉に入って、幸せを感じました。
朝ごはんも、外食べです。
トップに乗せた写真が、まさに、朝、漁港に戻ってきた漁船の水揚げの図だったんですが、その光景を見ながら、港にあるお食事処「うおっせ」で、ブランチ的な朝ごはんです。
暖かいものがいただきたかったので、大好きなアジフライ。思わず、一口かんじゃってますが。

奥の方にあるのは、やはり魚の浜汁。
面白かったのは、背黒イワシの刺身を頼んだら、今朝はまだとどいてないんですよ~、ということで、一旦断られたのですが、その後、今、届きましたんで、お出ししますね、と。まさに、目の前の漁港で水揚げされたばっかり、ということなんだと思います。すごいですよねぇ。

ブランチの後、東京方向に戻りますが、港沿いの道を走るのは、水揚げされたばかりの魚を積んだトラックです。「垂れ流し走行禁止」という看板がありましたが、水は巻き散らかすわ、道端に点々と魚が落ちてるわ、完全に禁止、守られていませんでした、笑。
それにしても、銚子の観光地度の低さには、驚いた~!
だからいい、という人もいると思いますが、もったいないような気もしました。いずれにしても、再訪したい温泉です。
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- 2020/02/15(土) 02:18:18|
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