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イタリア徒然

イタリアに暮らしながら、各地のロマネスクを訪ねた記録

不思議な関係

2020年一時帰国の報告おしまい

ま、こんな一時帰国でありました。
母のことで、一昨年から昨年は、なんとなく落ち着かない滞在が続きましたので、久しぶりに、本当の休暇、という感じで、のんびりと過ごすことができてなによりでした。

そういうこともあるのか、今回は、時差ボケもほとんどなく、インフルエンザとぎっくり腰直後の割には、体調は良かったのです。こんなに連続で、それも結構な量のお酒を飲んだのは久しぶりだったと思います。

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というのも、滞在の半分は姉の家に寄せてもらったせい…。毎晩、ビールやサワー系から始まって、日本酒やワイン、最後はグラッパという激しいちゃんぽん…。

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でも、体調がいいし、お酒もいいし、ちゃんと食べるし、二日酔いはなし。よいお酒でした。

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一年ぶりに会う友人、もっと久しぶりにある友人との外ご飯も、充実しました。
本場のカレーだったり、タイ料理やベトナム料理など、東京では本当に様々な食があふれていて、そして、ランチだとお安くて、びっくりしてしまいます。

これは、下北沢のカレー。最近、下北沢には、カレー屋さんがすごくあるみたいです。
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こっちは錦糸町のベトナム料理だったかなぁ。チョイと重かった、これは。
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東京駅を見ながらの船盛。ぜいたく~!
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今回特筆すべきは、約30年ぶりという古い友人との再会。
友人、というのもはばかられると言うか、私がイタリア滞在を始めて間もなくの1992年ではなかったかと思うのですが、私の唯一のアメリカ訪問のとき、マンハッタンの道端で知り合った人なんです。

何を食べてもいまいちだなぁ、という滞在中、チャイナタウンのはずれの道端で、肉まんの屋台を見つけたんです。ホカホカの湯気に吸い寄せられるようにして、よだれをたらさんばかりにして、蒸し上がりを待っていたら、そこにいたのが、ニューヨーク在住の彼女でした。
何とはなしに話だして、どうやら住所の交換とかしたのでしょうねぇ。よくは覚えてないんですが、当時は、ネットもスマホもない時代なんですからねぇ。
で、私同様に、彼女も筆まめだったというわけで、細々と文通でつながっていたのです。

私もミラノ市内で、結構引っ越しをしたし、彼女はその後すぐ日本に帰国したりと変化があったのですが、それでも続いて、いつか会おうね、と言いながら、なんとなく機会ないまま、今日まで来たんです。で、とうとうお会いすることができました。

お互い顔もわからないだろうから、洋服で探してもらうことにしてもらって、ふふ、なんか昔の文通の時代の出会いみたいで、すごくドキドキしました。

でも、なんでしょうね。ここまで続いた縁は侮れないっていうんでしょうか。ほとんど他人、限りなく他人に近いような間柄なのに、会ってすぐ、意気投合というんですかね、違和感ゼロ。まるで長年付き合ってきた友達で、つい最近もあったばかり、というようなそういう空気感で、普通におしゃべりが始まって、すごくびっくりしました。
そういうことってあるんですね。っていうか、そういうのが縁なのかな、としみじみ思いました。
長く生きていれば、終わってしまう関係もあるけれど、同時に、新しい関係や、温故知新的な関係との再会もあって、やっぱり人生は面白い。
とはいえ、これは手紙という関係だったから、こうなったのではないか、とも思ったりします。今はつながるのが簡単な時代ですが、それだからこそ、続けるのが難しいところもあるような気もするのです。

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まだまだこれからも、人でも土地でも、思いがけない出会いがあるんだろうな、と気持ちも新たに、また一年。
お時間をくださった皆様、ありがとうございました。

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  1. 2020/02/16(日) 02:40:25|
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