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イタリア徒然

イタリアに暮らしながら、各地のロマネスクを訪ねた記録

オランダ旅行の極意、笑?(観光向けカード情報)

オランダMuseumツアー(2019.12.クリスマス休暇)1

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イースターの休暇を、おとなしくお家で過ごすなんて、一体いつ以来のことでしょう。少なくとも、この20年ほどは、必ずどこかに出かけていたのではないかと思います。というのも、今の職場では、金曜と月曜がお休みのため(国の祝日は月曜のみ)、必ず四連休となり、お休みの無駄は許せない、もったいない病患者が、動かないわけにはいかないのです。
今年も、ずいぶん前から、トスカーナの旅を企画しており、あとはホテルを決めればオウケイ、という状態で、明らかに無理が見えてきてので、早々に計画放棄しました。
今となっては、イースターどころか、夏休みすら、少なくともイタリアを出ることはできないのではないかという絶望的な状況となっています。

でも、全然めげてません。
メンタルが特に強い自覚はないですが、意外と強いのか?と思ったり。まぁ、イタリアのような国で、長年生きているという事実はありますので、それなりの打たれ強さはあるようにも思いますが、同時に、お家ライフを楽しむツールを、複数持っていることも、要因かもしれません。例えば、トップに置いた消しゴムハンコなどです、笑。

相当古い修行旅もほっぱらかしているので、次はどこをやろうか、と悩んだのですが、とりあえず、サクサクできそうなやつを、この休暇を活用してアップしてしまおう、ということに決めました。昨年クリスマスに遊んだオランダです。

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オランダは、過去に一度だけ、アムステルダムを週末旅行したことがあるだけ。それも、ゴッホ美術館が、拡張するずいぶん昔、おそらく30年近く前のこと。
このところ、どうしてもロマネスク中心、というより、それ以外の旅がしにくくなっているのですが、中世目的以外に行きたい場所、また行くべきだけど行けていない場所、というのがいくつかあります。あとどのくらいの期間ヨーロッパにいて、そしてどこにでも行ける体力を保てるのか、そのあたりの兼ね合いも最近考えるようになってきて、そういった場所を、一つずつつぶして行かないとな、という気持ちがあります。

昨年は、クリスマスの祝日の並びが非常に良く、黙っていても六連休だったのです。真冬、それもクリスマスでは、ロマネスクには全く不向きなため、まさに今行かずして!ということで、選んだのがオランダだったというわけです。

目的は、オランダが誇る美術館博物館めぐりで、アムステルダムに三泊四日というスケジュール。出発を、同行者の都合でクリスマス当日としたため、若干手こずりました。というのも、早朝のフライトだったのですが、クリスマスの日は、市内交通が間引き運転の上、朝が遅い!そのため、自宅から、空港バスが出発するミラノ中央駅まで、徒歩で向かうこととなりました。
まだ夜の明けていないミラノの街を、カバンをゴロゴロ引きずりながら、駅に向かったのが、今の状況だと、夢のようにも感じます、笑。

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四日間、正味三日半くらいで、回ったMuseumは、以下となります。

<アムステルダム>
国立美術館、アンネ・フランクの家、レンブラント・ハウス、ゴッホ美術館、ホロコースト博物館
<ユトレヒト>
ミッフィー美術館、セントラル美術館
<デン・ハーグ>
マウリッツハイス美術館、エッシャー美術館

オランダには、観光に便利そうなカードが各種あり、どれが最も便利で経済的なのか、事前に色々研究したのですが、最終的には、Museum Cardであろう、ということになりました。ただ、これは現地で買うしかない、ということで、事前の手配はしなかったのですが、これが、大変なことに…。
というのも、どうもある時期から、現地在住者しか買えなくなったとかそういうことになっていて、運用がよくわからないんですよ。ただ、日本人の方の情報などをまとめると、このカードは、一年間有効で、オランダ全国の多くのMuseumに無料入場できる、という代物。カードは60ユーロくらいだったと思います。

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(個人情報を色々隠すため、カードの裏側の模様に倣った色合いでぐるぐるしてみました、笑)

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わからない中で、最初に訪ねた美術館で、Museum Cardが欲しいというと、居住地を訪ねられ、イタリアならオウケイ、と売ってもらえたので大喜びしたんですが、そこで買えるのは仮のカードで、仮カードでの無料入場は、5つまで、というルールがあったんです。

6つ目に訪ねたホロコースト博物館で、もう5つ、利用していますよね、本来はこれ以上はダメですが…、と言われて、初めてそのルールに気付きました。窓口で、ここにちゃんと書いてありますよね、と指摘されて、確かにその通り…。カードが入っている封筒に、しっかりと記載されていました。
では、本物をゲットするにはどうしたらよいのか、尋ねると、ネットのサイトで、個人情報を入力登録すれば大丈夫、と言われました。翌日、もう一つ行く予定にしていたので、ホテルに戻り次第、ホテルのパソコンを借りて、必至で情報を入力。手数料を引き落とすための銀行情報まで必要で、結構アワアワで、大変でしたが、なんとか、無事完了して、確認メールまで来たので、やれ一安心、となりました。

しかし、翌日行ったゴッホ美術館の入り口でしっかりと止められ、あなた方、もう5つ以上見てますよね、と、通せんぼされてしまったのです。
いやいや、だから、昨日ちゃんと登録して、ほら、確認メールももらっています、と黄門様のご印籠のように、スマホの画面を掲げたのですが、いやいや、カードの本物がないと、本来ダメなんですよ…、でもまぁ、予約もなさっているし…、分かりました、どうぞ、と。

オランダ人、なんかね、ルールは厳格だったりするのに、時々アバウトで親切で、落差が不思議です。

ちなみに、お正月過ぎに、無事、カードが送付されてきました。今年12月まで有効、オランダ中の美術館博物館、入り放題!せっかく作ったからには、是非また行くぞ!と思っていましたが、現在の状況を鑑みるに、今年の再訪は、難しそうです、涙。

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知ってはいましたが、改めてびっくりしたのが、自転車比率です。

ホテルから旧市街へと続く道にあった遊園地は、クリスマス休暇ですごい人出だったのですが、多くの人が自転車で来るのですね。

イタリアなら、車移動中心ですから、この数倍のスペースの駐車場がいることになるわけで、自転車なら、コンパクトに収まりますね。経済的にも環境的にも優しいですね。それにしても、すごい数で、やはり驚きます。
とにかくあらゆるところに自転車があります。

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町を歩いていても、すごい数の自転車が走っていて、純粋に驚きます。

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見えにくいけれど、延々と自転車部隊が走っています。自転車専用路は、歩行者専用路よりも充実している感じで、車よりも歩行者よりも、自転車が王様となっていて、かなり怖いです。すごいスピードで走っているし、信号無視もありで、自転車事故、結構多そうな気がしました。
自転車屋さんのウィンドウでたまげました。

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野菜とか入れそうなプラスティックの箱、これ、自転車用に売っているんですね。まさに生活の足、というやつ。

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これは中央駅の前。いやはや。

風景全体が、イタリアとは激しく違うので、新鮮でした。

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  1. 2020/04/13(月) 01:05:35|
  2. 海外旅行
  3. | コメント:2
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コメント

お元気そうで(*≧∀≦*)なによりでございます❣️

お元気そうで何より❣️良かった❣️
日本はゆるーいゆるーい緊急事態宣言のおかげで相変わらず電車コミコミでーすっ‼️
あと、テレワークの影響で住宅街もコミコミ。
夜にスーパーに行くようにしました。

ハンコ、可愛い❤️💕
オランダ、あのいい加減さがたまらないですよね。でも大抵の日本人なら最初であきらめちゃうけどcorsaさん、強え‼️(*≧∀≦*)

海外にいると強気じゃないと負けちゃいますからね(*≧∀≦*)。
この、ちぎり絵みたいなの素敵。自転車すごいですよね。建物の建材みたいなやつ背負ってチャリ漕いでる女性見たことありますよ。楽しそうだな❣️
  1. 2020/04/13(月) 23:54:00 |
  2. URL |
  3. まーたん #-
  4. [ 編集 ]

Re: お元気そうで(*≧∀≦*)なによりでございます❣️

まーたんちゃん
訪問&コメント、ありがとうございます。
日本は、いろいろ大変そうで、今こそ海外在住でよかった、と思っています。日本で、さんざんやばいと言われているイタリアですが、私に限って言えば、もうずっと在宅勤務ですし、リスクはとても低いし、インドア生活大好きなんで、全然困ってないんです。ご心配ありがとうございます!

オランダね、いい加減だったんですね。すごく昔に週末旅行しかしたことないんで、知らんかった。緩さと厳しさが、不思議な感じで混ざっている国で、理解しにくいものがありました。たまにはそういうのも楽しいですけど。

ハンコ、いつかちゃんとアップしようと思いつつ、もう全然できなくて。よかったら、Yuria5874で検索してみてください~!
  1. 2020/04/14(火) 18:37:34 |
  2. URL |
  3. Notaromanica #-
  4. [ 編集 ]

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